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サロン経営では「お客さまが満足し、何度も通ってくれるエステサロン」を目標にしている方も多いかと思います。
顧客満足度を高めるためには、適切な顧客管理や情報の分析、最適なサービスをスマートに行うことが重要です。
しかし実際は
「紙カルテを使っているため、接客に入るのに時間がかかっている」
「予約管理に時間がとられ、施術準備がばたばたしてしまっている」
など、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、POSシステムの導入です。
この記事では、理想のエステサロンに近づくために役立つ、POSシステムの特徴やメリットを解説します。
また、おすすめのサービス「リザPOS」をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
POSシステムとは
POSシステムとは、店舗の商品管理から売上情報、消費者の購買行動などのデータを集計するためのハードウェアやソフトウェアを指す言葉です。
簡単に表現すると、「いつ、どこで、なにが、いくつ、誰に、いくらで売れたか」といったデータを得るためのシステムを意味します。
POSシステムがあれば、会計・商品管理・売上管理・顧客管理・経営分析などがスムーズにできるようになります。
- お客さまとのお金のやり取りの記録
- 在庫に関する記録
- 購買行動に関する記録
などを収集でき、経営やサービスの改善に役立ちます。
POSシステムの導入により、上記のデータ取得や管理が簡単になれば、業務の効率化を狙えます。
業務が効率化されると、その分時間に余裕が生まれるでしょう。
そうなれば、より多くの時間を接客や施術、施術の準備やスキルアップのため使えるようになります。
顧客管理にPOSシステムを使うエステサロンが多い3つの理由
顧客管理のため、POSシステムを導入するエステサロンは数多くあります。
導入には各サロンでさまざまな理由がありますが、ここでは主な理由を3つご紹介します。
お会計(レジ)・電子カルテを使った接客に役立つ
POSシステムは、インストールするとパソコンやタブレット、スマートフォンなどのさまざまなデバイスで活用できます。例えばタブレットがあれば、以下のようにお客さまの満足度を上げられます。
カウンセリング時にタブレットを見ながら、商品やサービスの説明を受けられるため、施術内容をイメージしやすい
会計がスムーズになるため、お客さまの移動やお待たせする時間を減らせる
スタッフにとっては、わざわざ紙カルテを探す手間や、整理整頓する時間を省けるメリットがあります。お客さまも、無駄な待ち時間や移動が少なくサービスが受けられるため、より高い満足感が得られるでしょう。
POSシステムで効率化することにより、より施術に集中できる環境がつくれます。
お客さまにとってより高い満足感が得られるサロンを目指しましょう。
顧客層の把握・分析に役立つ
顧客層を把握・分析することで、よりリピート率の高いサロンへ成長できます。
「お客さまの来店日」「来店間隔」「選ばれるメニューと選ばれないメニュー」「使用金額」「リピート率の高い施術者」といったデータを集計し分析すれば、サービス改善のための手がかりが見つかるでしょう。
特に、お客様の年齢層や好まれるメニューが分析できれば、今後力を入れるべきポイントがわかります。
例えば、以下のように顧客データの分析ができれば、サロンごとに売り出すべきメニューが違うことがわかるでしょう。
- 20~30代のお客様が多く、リフトアップやリラクゼーション系メニューが人気のサロン
- 10代のお客様が多く、痩身エステが人気のサロン
- 年齢層が幅広く、フェイシャル・ボディともに人気のサロン
- 専売化粧品が30代女性に好評のサロン
分析した情報から、メインの顧客層のニーズに応えるメニューやサービスが開発できます。
このように顧客分析に力を入れると、単価アップやリピート率の向上を狙えるでしょう。
顧客管理ができ来店促進に役立つ
POSシステムにより電子カルテに対応できれば、顧客情報をすぐに引き出せるようになります。
例えば「今月お誕生日を迎えるお客さま」を抽出できれば、お祝いメッセージやクーポンを送ることで、再来店のきっかけを作ることも簡単です。
また、「予約日から来店日まで日数が空いているお客さま」を把握できれば、リマインダーとしてメッセージを送り、予約忘れ防止になるでしょう。
顧客情報の管理を行うことは、機会損失の防止やリピーターの獲得に役立ちます。
個人サロンでもPOSレジを導入すべき?

「POSシステムは魅力的だけど、うちはお客さまを把握できているし必要ないかな…」
そのように感じる個人サロンのオーナーさまもいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしPOSシステムやPOSレジは、実は個人サロンでも導入するメリットがあります。
タブレットにインストールすれば、お客さまのもとでサービスを提案でき、お会計もスムーズに済ませられます。
スタッフも施術に集中できる環境を整えられるため、より質の高いサービスを提供できるようになるでしょう。
またPOSシステムにより各業務が効率化されれば、少人数のスタッフでも余裕をもって業務をこなせるようになります。
少人数で経営する個人サロンは、時間に追われ事務作業やスキルアップへ割ける時間が限られがちです。
しかし業務の効率化を徹底すれば、施術準備やスキルアップに多くの時間を割けるようになるでしょう。
このようにサロンの質を向上させることは、リピーターの獲得が期待できます。
POSシステム・POSレジは、個人サロンにもおすすめです。
エステサロンにおける顧客管理(電子カルテ)の種類と選び方
エステの運営に便利なPOSシステムですが、インストールされているデバイスによって違いがあります。
ここでは「レジスター」「POSレジ」「タブレットPOS」の3種類について、それらの特徴をご紹介します。
置き型レジ「レジスター」
導入費用を抑えたい方には「レジスター」をおすすめします。
レジスターのメリットは以下のとおりです。
- 売り上げ分析ができる
- アプリやクラウドサービスと連携させることで、複数店舗の売上管理ができる
- 予約台帳・顧客台帳・仕入れ台帳などの機能を搭載している
レジスターの注意点としては、置き型で目立つ点にあるといえます。
サロンの雰囲気を壊してしまう可能性があるため、選ぶ際はデザイン性も考慮することをおすすめします。
また、レジスターは基本的に顧客管理や情報分析ができず、機能は一店舗における売上情報の収集に留まるものが多いため、搭載されている機能をしっかりチェックし、役立つレジスターを選びましょう。
分析もできる置き型レジ「POSレジ」
スーパーで使われているような、置き型のレジを「POSレジ」といいます。
バーコードスキャンによる売上登録や金額計算、お金の収納などの機能を備えており、スムーズな会計業務が可能です。
なかには登録した部門別の簡単な分析や、簡単な顧客情報を登録できるものもあるので、顧客管理に役立ちます。
簡単な予算や売上管理、
日別・時間帯別売上データの集計
詳細なカルテは紙のものを引き続き使いたい
このような場合は、POSレジの導入がおすすめです。
ただしデメリットとして、置き型のため持ち運びができず、比較的導入費用が高い傾向があります。
またシステム利用料の支払いや、定期的な入れ替えが必要になるため気を付けましょう。
POSレジを導入する際は、特に費用面をしっかり確認することをおすすめします。
持ち歩きも分析も可能「タブレットPOS」
iPadやスマートフォンにインストールして使うタイプのものを「タブレットPOS」といいます。
上記のレジスターやPOSレジのように置き型ではないため、サロンの景観や雰囲気を損ねません。
またPOS機能を備えており、顧客管理や在庫管理、スタッフの勤怠管理なども可能です。
- 情報分析により、経営改善ができる
- 持ち運べるため、お客様に無駄な移動をさせずに済む
- 会計も席でスムーズにできる
タブレットPOSは、サロンにとってこのようなメリットがあります。サロンで使用するなら、タブレットPOSがおすすめです。
美容室・エステサロンの顧客管理なら「リザPOS」がおすすめ
それでは実際に、どのようなPOSシステムがあるのでしょうか。
おすすめのPOSシステム「リザPOS」をご紹介します。
「リザPOS」の幅広い機能
「リザPOS」には、
- 会計
- 顧客管理
- 売上レポート(日報・月報・日別)
- メッセージ配信
- CSV出力
といった、さまざまな機能が搭載されています。分析画面は見やすく、CSV出力も可能です。また、写真書き込み機能も搭載しているため、電子カルテをよりわかりやすく管理できます。
「リザービア」と同期すれば予約管理もばっちり
予約の一元管理ができるサービス「リザービア」と連携させれば、Googleやホームページ、LINEなど、さまざまな予約を一括管理でき、予約のダブルブッキングや機会損失を防げます。
「リザービア」について興味がある方は、詳しくはこちらをご覧ください。
「美容室・ネイル/エステ サロンに特化した予約管理システム−リザービア」
「リザPOS」の利用にかかる費用
「リザPOS」は、初期費用0円+月々6,380円(税込)でご利用いただけます。
一年間の利用の場合、総額で76,560円(税込)となります。
より詳しいサービス内容が知りたい方は、ぜひお気軽に「資料請求」よりお問い合わせください。
まとめ
POSシステムは「いつ、どこで、なにが、いくつ、誰に、いくらで売れたか」といったデータを収集できるものです。
集められたデータを分析すれば、人気メニューや顧客層の把握が可能になり、サロン運営に役立つでしょう。
POSシステムを導入する場合は「レジスター」「POSレジ」「タブレットPOS」といった選択肢がありますが、エステサロンであれば「タブレットPOS」がおすすめです。
持ち運びができるためスムーズな接客が可能になり、顧客満足度の向上を狙えます。
POSシステムを活用し、スタッフにとってもお客さまにとっても理想の、より素敵なサロンを目指しましょう。