ホットペッパービューティーを集客に活用しているサロンは多いです。そこで、ホットペッパービューティーからの予約をGoogleカレンダーで管理したいと考える方もいるはず。では、ホットペッパービューティーとGoogleカレンダーは連携できるのでしょうか。
今回は、連携を考えている方が知っておきたい予約の管理方法についてくわしく解説します。
目次
ホットペッパービューティーとGoogleカレンダーは連携できる?
Googleカレンダーは、基本機能を無料で利用できるカレンダーアプリです。美容サロンの予約情報も管理でき、有料の「予約スケジュール」機能を使えば予約システムとしても活用できます。
ホットペッパービューティーに掲載しているサロンでは、このGoogleカレンダーとの連携を考える人も多いでしょう。
実は、ホットペッパービューティーでは、2017年まではGoogleカレンダーなどの外部サービスと連携できるAPIを公開していました。しかし、現在は停止されているため連携できません。
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ホットペッパービューティー経由の予約を管理する方法
Googleカレンダーとは連携できないとなると、ホットペッパービューティーから入った予約はどのように管理すればいいのでしょうか。
1. SALON BOARD(サロンボード)
サロンボードは、ホットペッパービューティーを導入していれば無料で使える予約管理システムです。
ホットペッパービューティーからの予約や自社ホームページからの予約、電話・店頭での予約を一元管理できます。顧客情報の管理・DM・レジ・分析などの機能もあり、サロンワークの効率化が可能です。
ただし、ホットペッパービューティー以外のサービス(他社クーポンサイトなど)からの予約は管理できません。
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2. エンジニアなどの業者に依頼する
専門業者に依頼して、オリジナルのシステムを構築してもらう方法です。Googleカレンダーとの連携以外にも希望を伝えられ、自社独自のシステムを構築できます。必要な機能のみを入れられ、使いやすい仕様にできることは大きなメリットでしょう。
ただし、コストがかかることや、セキュリティ面での不安があることには注意が必要です。
3. 一元管理ができる他社の予約システムを利用する
サロンボードの場合、ネット予約はホットペッパービューティーや自社サイトの内容しか管理できません。
そこで、GoogleやLINE、ホットペッパービューティー以外のクーポンサイトなどからのネット予約も受け付けたいサロンは、さまざまな経路からの予約を一元管理できる予約システムを使うとよいでしょう。
次章で予約の一元管理のメリットをくわしく解説します。
予約を一元管理するメリット
前章で登場した「予約の一元管理」とは、複数の予約経路の予約をひとつにまとめて管理できる機能です。では、一元管理にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
複数の予約経路を持てる
まずは、ホットペッパービューティー以外にもさまざまな予約経路を持てること。他のクーポンサイトやLINEなどからの予約も受け付けたいサロンは、各経路の予約を別々に管理する手間が省けます。
また、お客様側も予約方法の選択肢が増え、使いやすい媒体から予約できて便利です。
自動管理で業務の効率化に
ネット予約は24時間いつでも受け付けられる上、入った予約は自動で予約台帳に反映されます。個別で管理する場合に比べてスタッフの手間を削減できるため、業務の効率化が可能です。予約状況の確認も、台帳にアクセスするだけでかんたんに行えます。
機会損失を防げる
個別管理の場合、店側が各経路で予約枠の調整をすることもあるかもしれません。
しかし、一元管理すればリアルタイムで全体の空き状況が表示されるため、お客様がスムーズに予約を入れられます。そのため、調整が間に合わずにお客様を逃してしまうという事態を避けられるでしょう。
ダブルブッキングを防止できる
手動管理や予約サイトごとの個別管理では、ダブルブッキングなどのミスが起きる可能性があります。しかし、一元管理をすれば、システムが即座に自動で情報を更新してくれるため、ダブルブッキングや予約の転記ミスを防げることも大きなメリットです。
予約の一元管理の注意点
メリットとあわせて、美容サロンが予約の一元管理を導入する際の注意点も押さえましょう。
費用がかかる
予約システムは有料のものが多く、初期費用や月額料金がかかる可能性が高いです。さらに、一元管理機能が有料オプションであるケースもあるため、予算を考慮して決めましょう。
操作を覚える必要がある
一元管理機能を含め、予約システムをスムーズに使いこなすために、操作を覚えなければならないことにも注意しましょう。慣れるまでスタッフ教育が必要な場合もあるので、操作性の高いシステムを選ぶことが大切です。
予約の一元管理ができる予約システム
予約の一元管理機能を使える予約システムを紹介します。
LiME(ライム)
LiMEは、美容師や理容師のリアルな声をもとに開発されたシステムです。カルテ・予約管理・決済・POSレジなど、現場での使いやすさを重視した機能が豊富にそろっています。カルテ管理やカルテ連動での予約管理などは無料で使えるのも魅力です。
ネット予約の受付管理は有料ですが、ホットペッパービューティー・minimo・楽天ビューティといったクーポンサイトや、LINE・Google・Instagramからの予約をすべて一元管理できます。予約窓口を増やし、多方面から集客しつつ業務を効率化しましょう。
引用元
LiME(ライム)
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Bionly(ビオンリー)
Bionlyは、POSレジでありながら電子カルテや予約の一元管理、メールの自動配信などを行えるオールインワンシステムです。5,000件以上の導入実績を持ち、継続率も99%と、多くの美容サロンに支持されています。
大手ポータルサイトなどの外部サービスと連携し、予約を一元管理できることに加え、予約・顧客・売上などのデータを表やグラフでチェックでき、経営の分析が可能です。集客や売上アップに活用しましょう。
引用元
Bionly(ビオンリー)
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KANZASHI(かんざし)
かんざしは、ヘアサロン・ネイルサロン・まつエクサロンなど美容業界向けに開発されたシステムです。LiMEと同じく、各クーポンサイトやGoogleなどからの予約を取りまとめて一元管理できます。店頭や電話で受けた予約は手動入力ですが、入力すればすぐにデータが反映されます。
オプションで各種POSとの連携も可能なので、運営状況に合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
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「リザービア」でも予約の一元管理が可能
美容サロン向け予約システム「リザービア」にも、予約を一元管理するオプション機能「BMS」があります。自社サイトやホットペッパービューティーからの予約も、Google・GoogleマップやLINEからの予約も、ひとつの予約台帳上でまとめて管理できます。
予約枠の調整の手間を省ける上、ダブルブッキングも防止できて便利です。
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ホットペッパービューティー以外のクーポンサイトとも連携できる
リザービアはホットペッパービューティーのほか、minimo・楽天ビューティ・オズモールとも連携できます。お客様の予約の利便性を向上させつつ、一元管理によってスタッフの負担も減らせるため、複数のクーポンサイトを利用したいサロンにおすすめです。
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GoogleやLINEからの予約受付も可能
前で触れましたが、Googleビジネスプロフィールから予約受付ができる「Googleで予約」、LINEから予約受付ができる「LINE連携予約」(※オプション)もあります。
Google検索で自店のビジネスプロフィールを見たお客様や、自店のLINE公式アカウントを友だち登録してくれたお客様がスムーズに予約でき、集客から予約までの自然な導線を作れます。
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予約を一元管理して業務を効率化しよう
現在ホットペッパービューティーとGoogleカレンダーの連携は難しいので、サロンボードで管理する方法や独自システムを開発する方法があります。しかし、さまざまな予約方法に対応するためにも、予約を一元管理できる予約システムを使うのがおすすめです。
一元管理によってスタッフの業務負担を軽減でき、ダブルブッキングなどのミスも減らせます。ぜひ導入を検討してください。