予約管理に時間と手間がかかり、スタッフが本来の業務に集中できないという悩みを抱えている美容系サロンは少なくないでしょう。その悩みを解消する方法として、予約管理を自動化できるシステムの導入が注目されていますが、気になるのが費用面です。
この記事では、予約システムの費用相場をシステムの導入方法ごとに解説し、導入のメリットやシステム選定のポイントも紹介します。
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目次
予約システムのタイプ別導入費用の比較一覧表
予約システムはその導入方法によってかかる費用が大幅に異なります。また、開発を外注したり自社で開発を行う場合は、システムに複雑さや規模によっても費用が変わってきます。
その点をふまえ、導入方法別の費用目安を一覧にしたものがこちらです。
予約システムのタイプ別料金相場と特徴
予約システムの導入パターン別の料金相場と、それぞれの特徴について解説します。
1. 既存のツールを利用する場合|クラウド型・オンプレミス型
クラウド型はその名前の通りクラウドにあるデータにアクセスし、予約管理を行います。インターネットを通じてサービスを利用するため、どこからでもアクセスできるという利便性があります。
導入費用が無料のものもあり、月額で決まった使用料にオプションを追加する場合や、予約数に応じて従量課金になる場合など、システムによっても料金パターンが異なります。ただし、データの機密性については、システムの提供元のセキュリティ対策に左右されます。
オンプレミス型の場合はデータは自社システム内にあるため、自社スタッフのみがアクセスでき、予約管理を行えます。
セキュリティが高く、外部の通信状況の影響を受けないなどのメリットがある反面、社内で保守やメンテナンス、アップデートを行う必要があり、その分、コストと手間がかかります。
2.自社向けに一から開発(スクラッチ開発)する場合|自社開発・外注
自社開発もしくは外注で予約システムを開発するメリットは、何と言ってもそのカスタマイズ性の高さでしょう。その一方で、開発には時間と費用がかかります。
自社開発の場合、開発しようとしているシステムの規模だけでなく、会社の設備や技術力によっても必要となる費用が変わってきます。また、導入後はメンテナンスのための費用や人員が必要となります。
外注の場合、機能がシンプルなものであれば数十万円でも制作が可能なようです。一方で、複雑なものになると、数千万円にも及ぶ可能性も。導入後の保守もあわせて依頼することも可能ですが、その分費用がかさんでしまいます。
3.オープンソースを利用する場合
オープンソース予約システムとは、公開されているソースコードを利用して、自社で予約システムを構築する方法です。
欲しい機能に合わせてシステムを自由にカスタマイズできるため、機能の追加や変更が柔軟に行えます。ソフトウェアのライセンス費用が抑えられ、導入コストが低いことも魅力の一つです。
しかし、オープンソース予約システムを導入する際は、ある程度の専門的な知識が必要となります。構築方法を解説しているホームページなどもありますが、記載されていないイレギュラーな状況が発生した場合は、自分で調べ、解決する必要があることを覚えておきましょう。
予約システムを利用するメリット
予約システムとは、サービスを利用したい人が空席を確認したり予約を入れたりすることができるシステムのこと。「予約管理システム」とも呼び、予約状況がシステム内で自動管理されます。
では、予約システムを使うメリットとはどんな点でしょうか。
いつでも受付可能|機会損失防止にも
従来の電話予約は、基本的に営業時間内しか受け付けられません。しかし、予約システムを利用すれば、顧客の好きなタイミングで24時間いつでも予約してもらえます。従来対応できなかった時間にも受け付けられるため、予約の取りこぼしを防げるでしょう。
また、予約システムを導入することで、施術中に電話対応のために手を止めなくてはいけない、お客様をお待たせしてしまう、といった状況も減らせます。
サロン側のミスが減る
顧客が空き状況を見ながら自分の希望日時を選んで入力するので、スタッフの記入間違いや書き漏らしなどのミスが減少します。サロン側の手違いによって顧客に迷惑をかけるということがほとんどありません。
リアルタイムで自動更新される
顧客から予約が入ったり、キャンセル・変更が起きたりしたときも、システム内でデータが自動的に更新されます。つまり、常に最新の情報をチェックできることも大きなメリット。
リアルタイムで空き状況がわかるので、スタッフそれぞれが情報を確認しやすく、ダブルブッキングも起こりにくいでしょう。
ただし、予約窓口が複数ある場合は、それぞれの予約データが一カ所にまとめられるかどうか、確認しておくことも大切です。
顧客情報が保存される|マーケティングにも
予約システムでは、予約の際に顧客に入力してもらった情報や実際の来店履歴が記録として残ります。それぞれの顧客の属性や好みの傾向などを把握できるので、キャンペーン情報のお知らせやクーポンの発行など、再来店へのアプローチも行いやすいです。
うまくマーケティングを実施して、リピーター獲得に繋げましょう。
予約システム導入時のチェックポイント
ここでは、既存の予約システムを導入する際、確認しておきたいポイントを6つ紹介します。
使い勝手・実用性
まず、操作がかんたんで使いやすいものであるかをチェックしましょう。作りがシンプル・画面が見やすい・サロン側も顧客側も予約に関する手間が少ない、などの点が重要です。
使いにくいとストレスを感じたり途中で面倒になったりして、結局使われなくなるという事態になりかねません。
機能性
予約管理機能は備わっているとしても、使える範囲もチェックしなければなりません。予約枠やメニューなどの詳細な設定、リマインド通知などが利用できるかを確認することが大事です。
また、顧客管理機能や決済機能などもあると便利でしょう。ただし、高機能になればなるほど料金が高くなる場合もあることには注意が必要です。
これまでの導入実績
過去にどんなところでそのシステムが導入されているかもチェックしましょう。自店と同様の業種・規模での導入実績があると安心です。
また、予約システムには特定の業界に特化したものもあります。特化したシステムには、その業界ならではの使いやすさなど工夫されていることもあるため、その点もチェックすることをおすすめします。
導入・利用料金
料金相場は前述しましたが、システムやプランによって幅があるので、使いたいシステムの料金をしっかりチェックしましょう。項目としては、初期費用・月額費用・オプション料金などがあります。
毎月定額ではなく、予約数に応じた従量課金を採用しているシステムもあります。
また、無料で導入できる予約システムの場合は、無料で使用できる機能の範囲をチェックしましょう。
利用期間もチェック
最低利用期間が決められていたり、年間払いで安くなったりするシステムもあります。途中で解約したくなったときに、対応してもらえない・返金されないなど困ることもあるので、契約の前にきちんと確認しておいてください。
開発を依頼する場合は相見積もりを
既存のシステムを利用するのではなく、業者に頼んで開発してもらう場合、複数社から見積もりを取るのがおすすめです。大ざっぱな金額ではあとから追加料金などを取られることも考えられるので、詳しい内訳と金額を出してもらいましょう。
有料システムと無料システムそれぞれの特徴
無料の予約システムは手軽に導入できるため、気軽に試すことができます。ただし、利用の際には下記の内容を確認しておくことをおすすめします。
- 無料で利用できる機能の範囲はどこまでか
- SNS連携やPOSシステムとの連携などの外部サービスとの連携が可能か
- スマートフォンのみ、タブレットのみなど、利用端末が限定されていないか
- 予約人数に応じて追加料金が発生しないか
- サポート体制は充実しているか
無料版の予約システムは、予約システムの導入を検討し始めた店舗には良いかもしれません。しかし、機能や予約数などに制限が設けられていることが多いため、ビジネスの成長に合わせて有料版への移行を検討してみても良いでしょう。
無料で利用できる予約システムについてさらに詳しく知りたい場合は、下記の記事も参考にしてください。
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美容サロンにWeb予約システムを導入しよう!無料から利用できる予約システムも紹介
サロンの予約システムには「リザービア」もおすすめ
美容関連サロンに予約システムの導入する場合は、業界に特化したシステムの導入がおすすめです。
予約システム「リザービア」は、理美容室・まつエクサロン・エステサロン・トータルビューティーサロンなど、5,000店以上の導入実績があり、多くのサロンからご好評をいただいています。
リザービアは、美容関連サロンの采井に役立つ機能やプランを多数搭載しています。そのなかから3つの特徴を紹介します。
スタッフ数に応じて料金プランから選べる
リザービアの料金プランは、登録するスタッフ数によって変わります。クーポンサイトとの連携などのオプションも追加できますが、毎月決まった金額の利用料金となるため、予算を組みやすくなるでしょう。
月間の予約数や登録するメニュー、クーポンの種類などに制限はありません。
また、登録スタッフ数が無制限のプランもあるため、規模の大きな店舗での活用にも対応可能です。
スタッフを個別に登録しておくことで、対応可能なメニューや指名URLなどを個別に設定できるため、指名売上の強化や各自の売上データ集計などに役立ちます。
さまざまな予約窓口が設置できる
リザービアでは、LINEやGoogleの検索画面、専用アプリなど、さまざまな窓口からの予約を受け付けることが可能です。
「LINE連携予約」ではLINEのトーク画面で予約ができ、スタッフ指名やクーポンの利用も可能です。予約完了やリマインダー通知もLINEで行えます。
「Googleで予約(Reserve with Google)」では、Google検索やGoogleマップから直接予約ができます。
リザービアの提供する予約アプリ「サロンカード」からの予約も可能。同じメニューをリピートする場合には「前回と同じ内容で1ステップ予約!」というボタンもあるため、お客様の予約の手間も減らせます。
また、LINE提携予約や「サロンカード」では、ペーパーレスのスタンプカード機能が使えるうえ、リピーター限定クーポンの発行もでき、リピート率の向上に役立てることができます。
LINE連携予約
Googleで予約(Reserve with Google)
予約アプリ「サロンカード」
予約を一元管理できるからダブルブッキングが防げる
予約窓口を複数持つことでお客様の目に触れる機会が増やせる一方、店舗での管理の手間も増えがちです。
店舗のホームページやSNS、ポータルサイトや店頭での直接予約など、すべての予約情報を一カ所にまとめて管理できる機能が「予約の一元管理」です。
オンラインで受けた予約の情報が自動的に反映されるため、転記ミスや管理の手間を減らせます。
まずは資料をご覧ください
自店に合った予約システムを利用しよう
予約システムは料金のほか、機能・使いやすさ・セキュリティなどもチェックする必要があります。自店の経営状態もかんがみつつ、適切なものを選びましょう。
美容系サロンでの使い勝手を重視した、リザービアの導入も検討してみてはいかがでしょうか。スマートな料金設定で、業務の効率化やサロンの集客に便利な機能も豊富に備わっています。事前相談や導入後のサポート体制も整っているので、まずはお気軽にお問い合わせください。