サロンボード(SALON BOARD)とは、美容系のサロンに便利な機能をたくさん持ったシステムです。どのような使い方ができてどう便利なのか、サロンボードの詳しい特徴を知りましょう。
また、サロンボードを利用するときに気をつけたい点もあるので、導入前に確認しておくことが大切です。サロンボードに興味がある方は、今回の記事を参考に検討してみてください。
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- 電子カルテを導入したい
- iPadで管理したい
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目次
ホットペッパービューティーのサロンボードとは?
サロンボードとは、美容系サロンの大手予約サイト「ホットペッパービューティー」が提供している、予約や顧客を管理するシステムです。どのような特徴があるのか、以下で詳しく見ていきましょう。
ホットペッパービューティーとは?|
ホットペッパービューティーというのは、株式会社リクルートが運営している美容系予約サイトです。ヘアサロン・ネイルサロン・エステサロンなど、全国で約10万軒以上もの店舗情報が掲載されており、会員数は3,500万人以上と、業界では国内最大規模を誇ります。
サロンボードとは?
サロンボードは、前述したホットペッパービューティーが手掛ける予約・顧客管理システムです。
PCやタブレット端末とインターネット環境があれば利用できる手軽さで、ホットペッパービューティーでサロンを検索したお客様が予約を入れると、即座にシステム内に反映されます。
後ほど「サロンボードの機能とメリットを解説」の章でサロンボードの便利な機能について詳しくお伝えするので、あわせてご確認ください。
エアレジとサロンボードの違い
エアレジ(AirREGI/Airレジ)とは、サロンボードと同じくリクルートから提供されている無料POSアプリです。レジ業務をタブレットやスマートフォンでおこなえるもので、予約管理システムであるサロンボードとは異なります。
サロンボードとPOSレジの連携で売上管理も可能に
エアレジとサロンボードは別物ですが、実は、エアレジの技術協力により、サロンボードに会計や売上管理機能がプラスされました。
予約情報が会計に反映され、一貫したサロンワークを実現できるようになったことから、よりサロン運営がスムーズかつ便利になったのです。
サロンボードの機能とメリットを解説
ここからは、サロンボードでどのような機能が利用でき、機能によるメリットはどんな点なのかについて解説します。
24時間いつでもネット予約|予約の取りこぼしを防ぐ
電話だけで予約を受け付ける場合、店休日や閉店後はお客様にとって予約が取りづらく、機会損失につながってしまいます。
そこで、インターネット予約を取り入れることにより、24時間365日お客様が好きなタイミングでアクセスできるため、予約の取りこぼしを防ぐことができるのです。
予約の一元管理とスケジュール管理|ダブルブッキングを防ぐ
ホットペッパービューティーからの予約だけでなく、電話予約・自社サイトからの予約などもサロンボード内で一括管理することができます。スタッフごとのスケジュール入力もできるため、ダブルブッキング防止につなげられるでしょう。
顧客管理|詳細な顧客情報でスムーズな施術
顧客管理の面では、お客様の基本情報だけでなく、予約や過去の施術履歴などすべての記録をデータとして残し、管理することができます。そのため、過去のデータをもとにスムーズな接客をおこなうことが可能です。
メッセージ・クーポン|自動配信や個別配信でリピート率アップ
サロンボードでは、クーポン付きメッセージや誕生日メッセージなども送信できます。設定によって自動配信することもでき、リマインダー通知で予約忘れを防いだり再来店促進につなげたりすることが可能です。
レジ機能|スムーズな会計業務で接客に注力できる
予約情報と会計情報を連携でき、サロンボードのスケジュール画面から2ステップで会計を済ませられます。会計処理だけでなくレジ締めもかんたんです。
さらに、ポイントも自動で処理されるため、会計時に引き忘れるなどのトラブルを避けられます。会計業務の時間が短縮され、接客などのサロンワークに集中できて便利です。
集計・分析機能|サロンの強みや課題を知り店舗運営に活かせる
サロンボードでは、期間別・メニュー別・スタッフ別などのデータを集計・確認することが可能です。前年との対比やリピート状況・優良顧客の分析などもでき、キャンペーンやDM配信などに役立てられます。
ホットペッパービューティーの管理|集客ページの編集もスムーズ
ホットペッパービューティーの掲載情報の管理もサロンボード内でおこなえます。ブログ投稿や口コミへの返信、サロン情報・メニュー・クーポンの編集などができます。別々にログインする必要がなく、スムーズに情報を連携させられる点もメリットです。
参考記事:ホットペッパービューティーの口コミに返信すべき?5つの書き方のポイントと例文を紹介
求人情報のページ作成|スタッフ採用の課題も解決
サロンボードでは、サロンで働く人材を募集することも可能です。そこで、求人ページをかんたんに作成できる機能も付帯しています。アピールポイント・募集要項・応募先などの情報を、テンプレートを埋める形で作成できて楽です。
ホットペッパービューティーへの掲載料金はかかりますが、募集ページを自社のホームページなどで作成して運用する手間や負担を軽減できます。
サロンボードのプランは変更できる?サロンボードを使う際の注意点
つづいて、サロンボードを使う際に知っておきたい注意点を2つ紹介します。
ホットペッパービューティー掲載に費用がかかる
サロンボード自体は無料で使えるシステムですが、ホットペッパービューティーに掲載していることが利用の条件です。そして、ホットペッパービューティーへの掲載には費用がかかります。
サロンボードはホットペッパービューティーのどの掲載プランでも使用でき、サロンボード自体にプランはありません。
ホットペッパービューティーでプラン変更をしたい場合、契約途中でのプランダウンはできず、プランをアップグレードすることのみ可能ですので、注意が必要です。
掲載料金については、下記のページで解説しているのでご覧ください。
ホットペッパービューティーの掲載料は?プランごとの特徴や利用すべき3つのメリットを紹介!
掲載料プラス手数料がかかる
上記で紹介した掲載料のほか、ホットペッパービューティー経由で予約が入るたびに手数料がかかることにも注意しましょう。手数料は、お客様が支払う金額のうちの2%です。
ホットペッパービューティーに掲載する流れを紹介
ここで、ホットペッパービューティーに掲載されるまでの流れを確認しましょう。
申し込み→担当者と打ち合わせ→原稿最終チェック→掲載という形です。メールでも申し込めますし、電話申し込みの場合は、店舗の住所・店名・業種・連絡先・担当者名などを伝えるとスムーズに進みます。
サロンボードの予約管理に便利な機能を紹介|サロンボードの使い方
次に、サロンボードの画面で確認できる、予約管理に便利な機能を見ていきましょう。
1.スケジュールはホットペッパービューティーに自動で反映
サロンボードのスケジュールはホットペッパービューティーの予約画面に自動で反映され、ホットペッパービューティーからの予約は自動でサロンボード上で振り分けられます。
そのため、電話や店頭で受けた予約やキャンセルなどは、サロンボードの画面に入力するだけでOKです。
2.電話予約を入力
電話での予約が入ったら、予約登録画面から入力することができます。既存顧客の場合、検索して情報を呼び出すことも可能です。予約枠を重ねて登録することもでき、複数のお客様の対応をしたいときに便利です。
4.アラートで未対応の予約などをお知らせ
トップページにはアラート情報が表示され、未対応の予約などをお知らせしてくれるので、ミス防止に役立ちます。
5.ドラッグ&ドロップで予約枠を移動
予約の時間帯や担当者を変更したいときには、PCとiPadでは、画面に表示された予約枠をドラッグアンドドロップすることでデータを移動させることが可能です。
6.スタッフの休みに予約をブロック
スタッフの体調不良や急な休みの際は、「予定を登録する」画面で該当スタッフを選び、日時を入力することで「予定あり」と表示され、予約が入らないようブロックすることが可能です。
7.1人のお客さまに複数スタッフで担当する場合も登録可能
ハンドネイルとフットネイルを同時におこなうなど、1人のお客様に複数のスタッフで対応したい場合も適切に登録できます。
複数のビューティーポータルサイトに登録するならリザービアとの連携がおすすめ
ホットペッパービューティーだけでなく、ミニモやSNSなど複数のメディアを活用して集客している場合、BMS機能が使えるリザービアの利用がおすすめです。
BMSとは予約を自動で一元管理できる機能で、連携したメディアの予約を1つにまとめられるため、利便性が高いうえダブルブッキングの防止にも役立ちます。
詳しくは、以下のページもご確認ください。
ホットペッパービューティー・ミニモ・インスタと予約連携ができるリザービア
- サロンのリピート率を増やしたい
- クーポンサイトを脱却したい
- LINEでの予約管理が大変
- 予約はリザービアで一元管理
ホットペッパービューティー掲載店舗なら無料で使えるサロンボードは使える機能も豊富
ホットペッパービューティーに掲載しているサロンにとって、サロンボードは無料で利用できるうえ、サロンのスムーズな運営や業務負担軽減に役立つ機能が満載なため、使わない手はありません。
今回紹介した内容も参考にしながら、ぜひ導入を検討してみてください。
また、他のポータルサイトやSNSからも集客しているサロンには、リザービアの活用もおすすめです。便利なサービスをサロンの経営にうまく取り入れましょう。