美容サロンを経営する方のなかには、予約システムの導入を検討している方もいらっしゃるでしょう。検索エンジンで予約システムと入力すると、さまざまなものが表示されますが、どれがよいのか迷ってしまいますよね。
今回は、美容業界の予約を一元管理でき、業務効率化を図れる「かんざし」について解説します。特徴や費用についてまとめているので、ぜひ参考にしてください。
目次
予約システム「かんざし」とは|特徴・機能
「かんざし」とは、SNSや外部サイトからの予約も一元管理できる予約システムのことです。
ホットペッパービューティーはもちろん、楽天ビューティー、minimoといった予約集客サービスのほか、InstagramやGoogleなどとの連携もできます。
それぞれを端末からこまめにチェックする必要がなくなるので、業務効率化に貢献してくれ、施術に集中できます。
そんな「かんざし」ですが、そのなかでも美容サロンにとっておすすめな機能が4つあります。ここからは、4つの機能と特徴を解説します。
自社予約『かんざし結』
『かんざし結』とは、「かんざし」が提供するWEB予約システムのことで、24時間365日どんなときでも予約を受けられることはもちろん、予約情報の一元管理、自社集客力向上に役立つ便利機能が利用できるといった特徴もあります。
「かんざし」の便利機能のひとつには外部連携機能があり、以下5つのSNS・外部サイトと連携できます。
- Googleで予約
- LINE
- 「かんざし」オリジナル自社予約システム
- 予約ポータルサイト
もちろん、これまで受けていた電話・店舗での予約も「かんざし」で管理可能。『かんざし結』と連携していれば、SNSや外部サイトからの予約も24時間いつでも受けられるので、定休日や営業時間外も安心です。
Instagram予約連携
「Instagram予約連携」とは、Instagramの検索機能を使って美容サロンを探す人が増加したことを受けて、「かんざし」と連携し、集客・売上向上につなげる機能のことです。
「かんざし」と連携しておくと、Instagramのプロフィールに直接「予約する」ボタンを設置できます。これにより、Instagramで検索し、「今すぐ予約したい!」と思ったユーザーの予約までの導線を簡略化し、自然な流れで指名予約へとつなげます。
さらに、スタイリスト専用の予約ページを作ることも可能。Instagramの検索機能を使って理想的なヘアスタイルを探すユーザーは増加傾向にあるので、「かんざし」の導入によって高い集客が見込めます。
Googleで予約
「かんざし」は「Googleで予約」にも対応しています。そもそも「Googleで予約」とは、Google検索やGoogleマップ経由で表示されるビジネスプロフィールから、そのまま予約できるサービスのこと。
ビジネスプロフィールとは検索結果に表示されるサロン情報のことで、電話・経路案内・ウェブサイトなどの項目をはじめ、営業時間・口コミ・サロンの画像も確認できます。
このビジネスプロフィールから直接予約ができれば予約の導線が短くなり、検索結果からの流入、つまり集客が見込めるということです。
なお、総務省の「日本における検索エンジンのシェア(利用端末別)」によると、パソコンの場合、2021年9月時点で75.7%、スマートフォンの場合2022年3月時点で75.2%。
2位のYahoo!と比べると、パソコンで約6倍、スマートフォンで約3倍を超える利用率の高さであることから、Googleで予約との連携も大きな集客に期待できます。
引用元
総務省:令和4年版 情報通信白書|データ集(第3章第6節)
LINEの予約連携
LINEと連携できるのも「かんざし」の大きな特徴です。2023年6月時点の国内月間アクティブユーザー数は9,500万人と言われており、2022年8月1日時点の日本の総人口で割ると、約7割が利用していると言われています。
そんな数多くのユーザーが利用するLINEとの連携によって、LINEからの予約受付はもちろん、クーポンを発行できるといった魅力があります。
サロンがLINEを利用する場合、ビジネス用に特化したLINE公式アカウントの活用がおすすめです。LINE公式アカウントの作成方法や使い方、メリットについては下記ページで解説しているので、この機会にぜひご覧ください。
「かんざし」を使うメリット
24時間365日対応の予約受付をはじめ、各種SNS・外部サイトとの連携により、それぞれの予約を一元管理できる「かんざし」。では、どのようなシーンでメリットを感じられるのでしょうか。
予約管理業務の削減につながる
「かんざし」のような予約システムは、ユーザーからの予約を受けた時点で顧客情報・予約したメニュー・担当スタッフなどの詳細が登録されます。新規・リピーターに限らず、どんな顧客情報も予約を受けた時点で登録・蓄積されるので、予約にまつわる業務を減らすことができます。
これまで電話やメールなどで受けていた予約も、「かんざし」の導入によって徐々にWeb予約へ切り替えられます。今までかかっていた業務対応の時間は、お客様への丁寧な施術・接客に回すことができるので、顧客満足度の向上も期待できます。
ダブルブッキングを予防できる
予約システムの多くは、ダブルブッキングを招かないよう自動的に調整しながら予約を受けます。そのため、すでに受けた予約スケジュールと、電話・メール・各種SNS・外部サイトからの予約時間とを確認しながら対応する必要はありません。
予約システムと連携した外部サイト等はすべてシステム内で管理できるので、ヒューマンエラーの防止にも役立ちます。
POSとの連携で業務効率の向上につながる
「かんざし」は、POSとの連携もできることから、日々の予約情報管理のほか、どんなメニューが人気なのかなど、サロンにまつわる情報を細かくチェックできます。
POSとは「Points of Sales」の略で、日本語に訳すと「販売時点情報管理」といった意味を持ちます。一般的なレジ同様に会計計算できるほか、売上・施術メニュー・対応時間など、施術メニューにまつわる情報を自動で記録・管理可能なシステムです。
これらの機能を搭載しているのがPOSレジで、一般的なレジにはない経営に特化した機能が充実しています。これらの機能をうまく活用できれば、日々の情報から経営戦略やリピーター獲得のための対策にも役立ちます。
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「かんざし」の導入費用は税込5,500円から
サロン経営にとって頼もしい機能が充実した「かんざし」ですが、気になるのが費用ではないでしょうか。
「かんざし」は月額5,500円(税込)と、予約システム業界のなかでも低価格で利用できます。
お得な料金でさまざまな機能を使用できるので、「バリエーションに富んだ機能を使ってみたい」といった方や、「費用を抑えながら予約システムを使いたい」など、費用対効果を踏まえて試してみたいといった方におすすめです。
ただし、この月額料金にPOS連携は含まれておらず、POS連携も含めた料金体系を知りたい方は、「かんざし」公式サイトより問い合わせる必要があります。POS連携も同時に利用したいときは、料金が変わる点に注意しましょう。
「かんざし」の使い方|導入から使用までの流れ
ここからは、「かんざし」の導入・使い方を紹介します。「導入してみたものの、使い勝手がわからず費用を無駄にしてしまった」といったことにならないよう、一連の流れを把握しておきましょう。
1.申込~ID・パスワード発行
「かんざし」はWebから申込を行います。申込時は個人情報や支払方法の設定を行い、これらが終わると、「かんざし」内で使用するIDとパスワードが発行される仕組みです。なお、ID等の発行時期については、申込状況にもよりますが、5営業日ほどかかるようです。
「かんざし」導入後は、担当者から連絡が来ることがあります。これは、「かんざし」の導入に際し、注意点や操作等の説明が行われるためです。Web申込に記載する電話番号は、「かんざし」担当者から連絡が来てもいいよう、いつでも出られる番号を記載しましょう。
2.各予約サイトと連携
次は設定画面を開き、各SNS・外部サイトの管理IDとパスワードを入力しましょう。この操作によってそれぞれとの連携が可能になります。
万が一、連携予約通知が届かない場合、「かんざし」との連携がうまくできていないことになります。数日経過しても通知が届かないときは、再度設定し直しましょう。
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リピート率をアップしたいならリザービアがおすすめ
予約管理業務を削減したいなら、美容サロンに特化した予約システム「リザービア」もおすすめです。ここからは、リザービアの特徴を解説します。「かんざし」やその他予約システムと迷っている方は、リザービアもあわせてご検討ください。
特徴1.予約の一元管理で業務を効率化できます
「リザービア」には、「BMS(ビューティーマネジメントシステム)」と呼ばれる機能が内蔵されています。BMSは「かんざし」同様、各SNS・外部サイトと連携し、それぞれの予約を一元管理できるシステムです。
24時間365日いつでも予約を受けることもでき、定休日や営業時間外であっても予約が受けられ、機会損失を予防するといった特徴もあります。
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特徴2.簡単にデータ確認・顧客管理ができる
「リザービア」も、データ確認・顧客管理に対応しています。ユーザーが入力した顧客情報は、リザービア内の予約一元管理システムに自動で登録・蓄積されるので、予約にまつわる細かな業務を減らすことができます。
リザービアにアクセスするだけでユーザーの登録情報が確認できるので、導入にあたってのスタッフ研修などの必要もありません。登録されたデータは、スタッフ間で共有可能。スケジュールを確認しながらシフト調整もできるなど、サロン全体の業務に貢献します。
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特徴3.充実した外部連携機能
「リザービア」には、上述した以外にもさまざまな機能が搭載されています。
- 予約台帳
- リザPOS
- LINE連携予約
- Googleビジネスプロフィール
- メニュー設定
- クーポン
- サロンカード
- 口コミ
- 予約集計
- 多言語対応 など
「かんざし」同様、「LINE連携予約」や「Googleで予約」にも対応しているので、機会損失の予防はもちろん、顧客データを収集して、集客向上のための分析・戦略にも役立ちます。
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Googleビジネスプロフィールと連携が可能な予約システム
予約システムを選ぶなら|目的を明確に洗い出してから決めるのがおすすめ
今回は「かんざし」の特徴や費用について解説しました。予約システムにはさまざまな種類があり、それぞれで機能性や費用が違います。
予約システムを導入する際は、どんな機能を使いたいのか、どれくらいの費用を目安にしているのかなど、明確に決めておくと店舗に合った使用目的や費用対効果を含めて検討することが大切です。
「リザービア」には、クーポンやサロンカードを発行できる機能もあり、休眠客の掘り起こしや新規客獲得に役立つ機能が充実しています。
より高い集客をお求めの方は、リザービアの特徴も参考にしながら検討してみてください。
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