LINE公式アカウントには、顧客とコミュニケーションをとる機能のほかに、新規顧客やリピーター顧客を獲得する機能が備わっています。
今回の記事では、LINE公式アカウントを活用した集客方法について、活用例やメリット・運用のコツを紹介します。
美容室の集客のためにLINE公式アカウントの活用を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
引用元
LINE公式アカウント
まずは資料をご覧ください
目次
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、コミュニケーションアプリ「LINE」の、ビジネス用のアカウントのことです。企業や店舗がアカウントを作り、ユーザーへ直接情報を送信することができます。
個人で使用しているLINEアカウントと「友だち」になることで、新商品やイベントの情報以外にも、クーポンなどのサービスや特典を送信できます。
また、トークでスタンプを送信したりアンケート機能を利用したりと、LINEに備わっている機能を個人アカウントと同じような感覚で利用できます。
美容室の集客にLINE公式アカウントを使う6つのメリット
美容室がLINE公式アカウントで集客することで、どのようなメリットを得ることができるのでしょうか。LINE公式アカウントを活用して集客するメリットを3つ紹介します。
1.顧客情報を蓄積
友だち登録や予約を通じて、顧客データが蓄積されます。
来店履歴や施術の好みなどを分析することで、配信内容やクーポン設定を個別に最適化しやすくなり、経営改善にも活用できます。
顧客一人ひとりから、全体の来店傾向まで、顧客のさまざまなニーズを可視化できる点が魅力です。
2.LINE VOOMでのキャンペーン告知
LINE VOOMはテキストや画像だけでなく動画も投稿できるため、サロンの施術風景やスタッフの技術を視覚的にアピールできます。
普段のメッセージ配信以上に多くのユーザーにリーチできる可能性があり、新規客の獲得にもつながります。
3.来店・販促の向上
LINE公式アカウントを使えば、期間限定クーポンや季節に合わせたキャンペーン情報を素早く届けられます。
美容室では定期的な来店を促す工夫が大切になるので、無料で行えるLINE公式アカウントからの訴求は有効な手段といえるでしょう。
LINE公式アカウントのメッセージは開封率が高いこともあり、手軽な販促手段として役立ちます。
4.予約のハードルを下げる
電話予約が苦手な顧客や、営業時間外でないと電話ができない顧客も、LINEならチャット感覚で希望日時を伝えられます。
サロンが営業時間外でもメッセージを受け取れるため、24時間体制で予約の申込みを受け付けやすくなります。予約システムと連動させれば管理も効率化できます。
5.顧客満足度の向上
来店後の感想やヘアケアの質問など、ちょっとしたやり取りをLINEで済ませられます。
施術後もサロンとのつながりを感じてもらいやすくなり、細かい要望にも応えられるため顧客の満足度が上がりやすいのも特徴です。
6.ドタキャン防止
予約前日に自動リマインドを送れば、来店予約を忘れてしまうケースを減らせます。キャンセル連絡が必要な場合もLINEで素早くやり取りできるため、当日のすれ違いやトラブルも起きにくくなります。
LINE予約システムとLINE公式アカウントの違い
LINE予約システムはLINE公式アカウントと連携して動かす予約管理ツールで、単なるLINE公式アカウントの機能よりも充実した予約機能を備えています。
予約の受付と管理以外にも、事前の決済機能やPOSレジ、顧客管理システムが一体化しているものもあり、来店履歴やスタッフのシフト、売上などをまとめて管理できます。
公式の予約機能以上に多彩な操作や分析が可能で、サロンの予約や受付業務をスムーズに行える点が特徴です。
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LINE公式アカウントの主な5つの機能
LINE公式アカウントにはメッセージ配信や1:1チャット、リッチメニューなど豊富な機能があります。
顧客にとってメリットを感じやすいクーポンやショップカードなどの要素を取り入れれば、来店モチベーションを高めながら顧客とのつながりを継続できます。
美容室の経営に効果的な5つの機能を見ていきましょう。
1.メッセージ配信
メールよりも高い開封率が期待できるため、キャンペーンや施術メニューの告知にうってつけです。
受け取った人がすぐに確認してくれる可能性が高く、販促効果を高めやすい点が魅力です。
2.1:1チャット
個別の問い合わせに対応したり、要望を細かくヒアリングしたりできます。
電話のようにタイミングを合わせる必要がないため、顧客とのやり取りがスムーズになり、来店前後のケアもしやすくなります。
3.リッチメニュー
トーク画面の下部にボタン状のメニューを配置できる機能です。
予約ページやメニュー一覧、アクセス方法などをアイコンでまとめられるため、必要な情報に迷わずアクセスしてもらえます。
4.クーポン
期間限定や来店回数に応じた特典など、柔軟に設定することで新規客の獲得やリピーターの定着を促せます。
紙のクーポンより管理が簡単で、利用状況もデータとして残せるため分析にも役立ちます。
5.ショップカード
ポイントカードをデジタル化できる機能です。
紙のカードを忘れたり紛失したりする心配がなく、リピートを重ねるほど特典を受け取りやすくなります。来店ごとにポイントを貯めてもらう施策として効果的です。
集客・予約が増える!LINE予約連携システムとは?
LINE予約連携システムは、LINE公式アカウントに予約フォームを組み合わせて、効率的に予約を獲得し、顧客管理を一元化する仕組みです。
電話がつながりにくい時間帯でも予約を受け付けられるため、見込み客の取りこぼしを減らせます。また、顧客情報も同時に蓄積・分析できるため、今後の販促施策に活用しやすくなります。
LINE公式アカウントと連携できる予約システムには、さまざまな価格帯のサービスがあるため、選ぶときには予算や機能など、検討するべき要素がたくさんある点に注意が必要です。
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LINE公式アカウント連携の予約システムとは?利用料金・メリット・導入手順を徹底解説
LINE公式アカウントで集客を強化するための6つのテクニック
LINE公式アカウントを有効活用するには、ゴールを明確に設定して運用する必要があります。
配信頻度やクーポン内容などを工夫しながら、ブロックされにくい情報提供を続けることで、集客効果が高まります。
1.運用する目的と目標を明確にする
新規顧客の増加やリピーター率アップなど、まず目指すゴールを設定します。
明確な目的があれば施策がぶれにくくなり、配信内容を振り返る際の指標にもなるため、運用効果を正しく検証できます。
2.告知をして友だち追加を増やす
店頭やSNS、公式サイトで「LINEでお得情報を配信中」といった案内を行い、登録を誘導します。施術中に目に付きやすい場所にQRコードを掲示するのも効果的です。
初回登録特典などを用意するとハードルが下がり、新規のお客様も試しやすくなります。
3.スパム扱いされないようにメッセージの配信時間と頻度を把握する
配信が多すぎるとブロックされるリスクがあります。
早朝や深夜は避け、週1~2回程度のペースで有益な情報を送れば、顧客にとって邪魔になりにくく、開封されやすくなります。
4.親近感を持てるあいさつメッセージの内容を工夫する
友だち登録直後のあいさつは、好印象を与える大切なタイミングです。
サロンの雰囲気や担当スタッフのメッセージを添えると親しみやすく、次回以降のメッセージを読んでみようという気持ちになりやすくなります。
5.アイキャッチとして文字だけでなく画像も使い訴求する
シャンプーやトリートメントのビフォーアフター写真などを活用すると、施術効果をひと目で伝えられます。文字情報だけよりもインパクトが増し、興味を引きやすい点がメリットです。
6.ブロックを防ぐためにLINE限定クーポンなどのメリットを提示する
定期的にクーポンや特典を発行し、登録していることで得られるメリットを示すとブロックされにくくなります。
割引だけでなく、ポイントアップや特別メニューの案内など多彩な切り口で提供すると効果的です。
LINE連携におすすめの予約システム「リザービア」
LINEの集客効果の高さゆえに、さまざまなサービスがLINE連携を開始しています。サロン向けの予約システムサービスのなかでも、はじめてLINE連携の対応をしたのが「reservia(リザービア)」です。
ここからは予約システム「リザービア」について紹介します。
美容業界に特化した予約システム
美容室やネイルサロンなどの特性に合わせて作られており、メニュー登録やスタッフ管理も簡単です。専門的な相談にも対応するサポート体制が整っているため、初めてシステムを導入する店舗でも安心です。
すべての予約を一元管理。ダブルブッキングを防止
LINEからの予約だけでなく、Webサイトからの予約や電話予約など、さまざまな予約を一元管理することができます。
LINEと連携してLINE公式アカウントから予約も可能
リザービアのLINE予約連携システムには、予約完了時や予約日前のリマインドメッセージを自動で送信する機能があり、お客様が予約を入れたことを確認しやすくなっています。
美容室からの情報配信やお客様とのコミュニケーションも、すべてLINEで完結。業界トップの利用シェアを誇るリザービアだからこそ、LINEとの連携により高い集客効果が期待できるでしょう。
「お客様を定着させたい」「新規の方に来店してほしい」と考えるオーナーの方は、リザービアを活用してみるのもおすすめです。
LINEと連携可能な「リザービア」の活用事例
ここからは、実際にリザービアを導入し、LINE公式アカウントと併用したお客様を紹介します。導入に迷っている方やどのような効果が表れたのか気になる方は参考資料のひとつとしてご覧ください。
株式会社ロイヤル様
大阪に美容室・理容室・ネイル&アイラッシュサロンなど、幅広い業種を展開する「株式会社ロイヤル様」は、LINEとリザービアとの併用によってお客様のLINE利用率が急上昇。このときをきっかけに、今では毎月100人単位でLINE登録者が増加しているそうです。
LINEの配信で工夫していることは、お客様を具体的にイメージしたペルソナ像の設定・相手に合わせた配信を継続することを心がけているようです。
LINE登録の販促にもさまざまな工夫を駆使し、LINE登録後に表示されるメッセージカードタイプのメッセージを活用してブランドメニューをPDF化して配信したり、クーポン抽選券を3つ用意したり。
さらには店舗の入り口・レジ周辺、鏡などお客様の移動する同線にLINE登録用のQRコードを置いているようです。その結果、LINEからの予約も増加し、リザービアの一元管理機能が大いに役立っているそうです。
導入事例については下記記事でくわしくまとめています。
美肌よもぎ蒸し もう蒸されずにはいられない。様
神奈川県川崎市中原区のよもぎ蒸し専門店「美肌よもぎ蒸し もう蒸されずにはいられない。」様では、開業当初から予約システム「リザービア」を導入されました。中でも大きなメリットとなっているのが、LINE連携機能です。
同店では、初回来店時にLINE公式アカウントへの友だち登録を積極的にご案内し、登録者には500円オフクーポンを配布。クーポンサイトのように高い手数料を支払うことなく、新規顧客の獲得につなげています。
さらに、LINE登録を通じてお客様との接点が増えることで、定期的にクーポン配信やイベント告知などの情報を届けられるようになり、リピート率の向上に貢献しています。
また、予約や問い合わせのやりとりも簡便化され、お客様にとっては「いつでも・どこでも」「手軽に」予約が取れる点が好評。同店はこの仕組みを活かしながら、クーポンサイトに依存しない自社集客とブランド認知を着実に高め、高いリピート率を維持しているそうです。
今後はさらなる店舗展開や施設へのパッケージ導入も検討しており、LINE予約を中心とした運営体制は、多店舗展開時のマーケティング戦略としても大きな武器になっています。
港北マッサージ 楽鎮接骨院様
神奈川県横浜市港北区にある「港北マッサージ 楽鎮接骨院様」は、リザービアを活用される治療院です。
リザービアを導入する前は1時間に20回ほど電話が鳴ることが多く、受付スタッフを設置していないために施術者が手分けして対応していたそう。
施術中に手を止めてしまうことに懸念を抱いていたこともあり、LINE連携予約オプションが導入されたことを機にリザービアを導入しました。その結果、忙しい時間帯でも4分の1ほどの電話対応に減少したそうです。
さらに、LINE公式アカウントはもちろん、リザービアでも独自クーポンを発行できるので、以前から利用していたクーポンサイトの手数料削減にもつながったそうです。
今ではLINE公式アカウントを活用して、定期イベントなどの配信を中心に行っており、お客様とのコミュニケーションがより取りやすくなったのもメリットと感じているようです。
まずは資料をご覧ください
美容室の集客を増やすめにLINE公式アカウントを活用しよう
今回は美容室向けのLINE公式アカウント活用方法とあわせて、集客方法やメリット、予約システム「リザービア」の導入事例を紹介しました。
LINE公式アカウントは、9,600万人以上が利用するLINEで利用できる機能のひとつです。さまざまなユーザーが登録していることから、まだ来店したことのないユーザーや前からサロンが気になっているユーザーなど、さまざまな属性に幅広くサロンを知ってもらえるツールでもあります。
LINE公式アカウントの利用によってひとりの顧客ごとや反対に全友だちアカウントなど、相手を属性ごとに分けてメッセージが配信でき、クーポンの配信やキャンペーンなどの告知で来店を促すことができますが、LINE公式アカウントに予約管理機能は搭載されていません。
メッセージを通じて予約を受け付けることはできますが、予約管理は人の手で行わなければならず、ユーザーも確認の手間などがかかってしまうため、来店のチャンスを逃してしまうかもしれません。
LINEと連携できる予約連携システムを導入することで、LINE上で美容室の予約を完結することができるため、ユーザーの負担が少なくなります。
これからLINE公式アカウントを活用される方は、本記事で紹介した導入事例なども参考にしながら、予約連携システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。