サロンやお店の予約方法には、ポータルサイトやクーポンサイト・GoogleやSNSなどの他に、LINEを活用する方法があります。
本記事では、LINE公式アカウントを利用した予約の特徴や機能・導入するメリットについての解説と、LINEと連携可能な予約システムを紹介します。
予約管理や集客にLINEを活用したいと考える方はぜひ最後までご覧ください。
なお、公式LINEの活用方法については、下記記事をご覧ください。
この記事でわかること
- 美容室集客の鍵はLINE公式アカウントの自動予約連携にあります
- 国内1億人が利用するインフラ活用で予約管理時間を最大95%削減できます
- 2026年最新の料金プランとリピート率を高める配信のコツを網羅しています
目次
LINE公式アカウントだけで予約は受けられるのか
先に結論をお伝えすると、LINE公式アカウントの標準機能に、予約を受け付ける機能はありません。友だち登録した人にメッセージを送ったり、チャットでやり取りしたりする機能が中心で、予約の日時を押さえて管理する仕組みは含まれていません。
ただし「LINEで予約を受けられない」わけではありません。標準機能の範囲でできることが2つ、それを自動化する方法が1つあります。
できること1:チャットで個別に受ける
お客様からトーク画面で希望日時を送ってもらい、スタッフが手作業で予約台帳に書き写す方法です。追加の費用はかからず、今日から始められます。
一方で、受け付けられるのは営業時間内にスタッフが対応できるときだけです。施術中に届いたメッセージへの返信が遅れると、その間にお客様が他店を予約してしまうこともあります。日時の調整を何往復もするうちに、二重予約が起きるリスクもあります。
できること2:予約ページのURLを案内する
リッチメニューや挨拶メッセージに予約ページのリンクを置き、お客様にそこから予約してもらう方法です。予約の受付自体は外部のページで行われるため、24時間の受付が可能になり、スタッフが対応する必要もありません。
この方法をとる場合、リンク先となる予約ページを別に用意する必要があります。ホットペッパービューティーなどの掲載ページを使うこともできますが、そこ経由の予約には手数料がかかります。
自動化するには予約システムとの連携が要る
「LINEのトーク画面の中で予約が完結し、予約内容が自動で台帳に入る」という状態にするには、LINE公式アカウントと予約システムを連携させる必要があります。
連携すると、お客様はLINEを離れずに空き枠を選んで予約でき、店舗側は予約が自動で台帳に反映されます。前日のリマインド送信まで自動化できるため、手作業の転記と確認の電話が不要になります。この記事では、その連携で何ができるようになるのかを順に説明します。
LINE公式アカウントを活用した予約受付とは?
LINE公式アカウントと連携して、予約管理を自動化できるシステムがあります。
電話やWebフォームより手軽に予約できるため、お客さまとサロン双方の負担を大きく減らせます。シンプルな操作性で予約率アップにもつながります。
LINE公式アカウントを活用した予約受付の3つのポイント
LINE公式アカウントに予約ボタンやチャット機能を設置すると、お客さまは友だち追加後すぐに予約手続きへ進めます。
サロン側はリアルタイムで空き状況を把握できるため、時間外や施術中も自動応対が可能です。
さらに電話対応にありがちなタイムラグやスタッフの負担を減らし、顧客満足度を高められます。
サロン運営におけるLINE予約の重要性
LINEは日本国内で1億人以上(2025年12月末・LINEヤフー公式)以上が利用する主要アプリで、日常的に使うツールから直接予約できる利便性が強みです。
キャンペーン告知やクーポン配信も手軽に行えるため、リピート率向上や再来店の促進につながります。
集客チャネルとして非常に優秀で、多くのサロンが導入を検討しています。
美容サロンがLINE公式アカウントで予約を受け付けるメリット
LINE予約システムを導入すると、24時間自動受付やリマインド機能を活用でき、予約対応が大幅に効率化します。
スタッフの負担を軽減しながら、顧客管理データを経営改善に生かせるメリットを見ていきましょう。
1.顧客・店舗双方の利便性を向上
営業時間外でも予約手続きを受け付けられるので、お客さまは都合の良いときにサッと予約できます。
チャット形式のため、友だち追加だけで予約が完了し、住所や連絡先の入力も最小限です。
店舗側は自動応対により施術中や閉店後でも予約を取りこぼさず、スタッフの作業負担を減らせます。
2.リピーター育成とキャンセル対策
予約日前にはリマインドメッセージを送ることで、予約忘れや無断キャンセルを抑制しやすくなります。
定期的なクーポン配布や再来店促進の案内も簡単に行えるため、顧客の来店頻度や客単価の向上が期待できます。
空き状況もリアルタイムで更新できるので、急なキャンセルにも柔軟に対応可能です。
3.予約・顧客管理機能の自動化
予約日時やメニュー・スタッフ指名などを一元管理できるシステムなら、やり取りや確認作業の手間が大幅に削減されます。
顧客データを蓄積してリピート率や平均客単価を把握しやすくなり、マーケティング施策を打ち出す根拠にもなります。
予約確定やリマインド送信が自動化されることで、人的ミスも防ぎやすいのも特徴です。
4.集客支援や売上アップにつながる機能
LINE公式アカウントと連携することで、友だち登録した顧客へクーポンやキャンペーン情報を定期的に届けられます。
また、事前決済やキャンセル料の設定が可能なシステムを使えば、直前キャンセルのリスクを抑えながら売上を安定化しやすくなります。
レビュー投稿や来店後のメッセージ送信で満足度を高める工夫も可能です。
LINE公式アカウント連携の予約受付で利用できる主な機能
LINE予約システムには、予約台帳や顧客管理・スタッフ別のスケジュール管理など、サロン運営に役立つ機能が豊富にそろっています。クーポン配信や事前決済、レポート機能なども対応可能なツールもあります。
具体的にどのような機能があるのか見てみましょう。
1.個別・一斉メッセージ機能
個別メッセージを使えば、お客さまごとに最適な案内やヒアリングを行えます。
一斉メッセージではキャンペーンや新メニューの情報を一度に届けられるため、告知の手間を減らしながら多くの方に周知できる点が特徴です。
新しいメニューの追加やヘアケアグッズのセール・季節のご挨拶など、折々にメッセージを送ることで顧客に存在を訴求し、「そろそろ行こうかな」という意識を喚起できます。
2.予約台帳機能
オンラインの予約台帳は、リアルタイムに空き状況を反映し、予約管理の二重チェックを減らします。
手書きやExcelでの管理と比べても更新が早く、スタッフ同士の情報共有もスムーズになります。
外出先や施術中でもスマホから確認できるため、急なキャンセルや変更に柔軟に対応しやすくなるでしょう。
3.スタッフ管理
スタッフごとのシフトや休暇・担当可能メニューなどを一元管理すると、予約時に適切な担当者をスムーズに割り当てられます。
施術履歴や指名状況を把握できるため、スタッフ間の連携ミスが減り、お客さまの満足度向上にもつながります。
4.外部システムとの連携機能
会計ソフトやPOSレジと連携すれば、予約時のデータと売上情報をスムーズにリンクできます。
自社サイトやGoogle ビジネスプロフィールからの予約も一本化されるため、運営管理が効率化し、集客効果の拡大も期待できます。
実際にGoogleで検索すると、以下のような画面遷移で予約まで進みます。

予約を受けたあとに必要になること
予約を受け付けられるようになると、次に問題になるのが「受けたあと」です。予約が入る経路が増えるほど、管理の手間も増えていきます。
予約確認とリマインドの自動送信
予約が入った直後の確認メッセージと、来店前日のリマインドは自動で送れる状態にしておくと負担が大きく変わります。手作業だと送り忘れが起き、そのぶん無断キャンセルが増えます。
LINEはメールと違って開封されやすいため、リマインドの効果が出やすい経路です。予約システムと連携していれば、予約時刻を起点に自動送信できます。
予約台帳への反映とダブルブッキングの防止
LINE・電話・ポータルサイトと窓口が分かれていると、それぞれの予約を1つの台帳にまとめる作業が発生します。この転記が遅れたときに起きるのがダブルブッキングです。
複数の窓口からの予約を1つの台帳で受ける仕組みにしておけば、空き枠がリアルタイムで更新されるため、そもそも二重に予約が入りません。
スタッフ間での共有
誰がどの予約を担当するのか、指名の有無、前回の施術内容といった情報は、スタッフ全員が同じ画面で見られる状態が理想です。
個人のスマホでLINEのやり取りを抱えていると、担当者が休みの日に対応できません。予約システム側に情報を集約しておけば、担当者が不在でも他のスタッフが引き継げます。
LINE公式アカウントと連携するツールの選び方・3つのポイント
サロンに必要な機能やサポート体制を見極めた上で、料金や操作性を比較し、自店舗に最適なLINE予約システムを選ぶことが大切です。コストと導入効果のバランスも確認しましょう。
1.サロンに必要な機能を洗い出す
スタッフ指名予約や在庫連動など、サロンの業態やサービス内容によって必要な機能は異なります。
スタッフ別にスケジュール管理を行いたいか、顧客カルテで詳細な施術履歴を把握したいかなど、導入前に優先度を明確にしましょう。
キャンセル対策やクーポン配信といったリピート施策の有無も重要な検討材料です。
2.料金プランとサポート体制を比較する
無料プランや初期費用ゼロのサービスが増えていますが、機能制限がある場合もあるため、事前確認が必須です。
電話やチャット、訪問サポートなどトラブル時の対応が充実しているかどうかは、運用の安心感を左右します。
月額定額や従量課金など料金体系はさまざまなので、売上規模や予約数に応じて比較しましょう。
3.操作性と拡張性を考える
予約画面や管理画面が使いにくいと、スタッフの負担が増えたり、顧客が予約を途中でやめてしまう可能性があります。
会計ソフトやPOSレジとの連携や多店舗展開を見据えた拡張性も重要です。
無料トライアルやデモを試して実際の操作感を確認し、導入後のイメージを具体的に掴むようにしましょう。
各社のLINE予約システムを幅広く比較したい方は、LINE予約システム比較7選|サロン向け料金・選び方を解説を参考にしてください。
LINE公式アカウントと連携できる予約システム
LINEと連携できるツールは、大きく2つの型に分かれます。予約機能に特化した型と、メッセージ配信や顧客管理を含む型です。予約を受けるだけでよいのか、配信まで一体で運用したいのかで選ぶ対象が変わります。
予約機能に特化した型
予約の受付と台帳の管理が中心のツールです。無料または低価格から始められるものが多く、まずLINEからの予約導線を作りたい段階に向いています。STORES 予約、freee予約(旧tol)、Repitte などがこの型にあたります。
選ぶときは、スタッフ指名やメニューごとの所要時間に対応できるかを確認してください。サロンは施術メニューによって枠の長さが変わるため、単純な時間枠の予約しかできないツールだと運用に乗りません。
メッセージ配信・顧客管理を含む型
予約に加えて、友だちの属性ごとの配信やステップ配信ができるツールです。Liny、LiME、L Message(エルメ)などがこの型です。リピート施策まで一体で回したい場合に向いています。
機能が多いぶん設定の手間があり、使いこなせないと費用に見合いません。まず何を自動化したいのかを決めてから比較してください。
LINE連携で予約数アップ!美容サロン向け予約システム『リザービア』の特徴

リザービアはLINE公式アカウントとの連携がスムーズで、予約受付や自動リマインド、クーポン配信などサロン運営に役立つ機能が充実しています。
専任スタッフによる丁寧なサポート体制も魅力です。
1.Googleや自社のホームページなど、複数窓口からの予約を一元管理

リザービアはGoogle ビジネスプロフィールや自社サイト・SNSなど複数の予約導線を一つの管理画面に集約できます。
どのチャネル経由の予約もリアルタイムで確認しやすく、オーバーブッキングや対応漏れを抑制します。複数店舗の運営にも役立ち、業務効率の大幅な改善が期待できます。
2.スマホアプリに対応した予約台帳機能
予約台帳機能はスマホアプリにも対応しているため、外出先や施術中にもスケジュールの確認や変更が容易です。
営業時間外でも予約状況を把握しやすく、急なキャンセルが発生した際もスピーディーに対応できます。
紙の台帳では難しかったリアルタイムの情報共有が実現し、スタッフ間のコミュニケーションも円滑になります。
3.ヘアサロンやエステサロン、ネイルサロンなど美容系サロンに強い
美容サロンならではのメニュー構成やスタッフ指名の仕組みに対応しており、ヘア・エステ・ネイルなど幅広い業態で導入が進んでいます。
施術メニューごとに所要時間を細かく設定できるため、予約可能枠を最適化しやすい点も特徴です。集客からリピーター育成まで、美容サロンの運営をトータルにサポートします。
4.予約台帳機能で予約受付・売上を一括管理できる
予約内容と売上データを一元管理できるため、日々の経営状況をすばやく把握できます。
スタッフ単位やメニュー単位の売上も把握しやすく、施術プランの見直しやキャンペーン企画など、経営判断に生かせる情報を得やすいでしょう。
複数店舗を運営している場合でも、データをまとめて確認できるメリットがあります。
5.導入レクチャーからアフターフォローまで充実したサポート体制

リザービアは初期設定や操作方法のレクチャーが丁寧で、システム導入がはじめてのサロンでも安心して利用を始められます。
導入後も問い合わせに迅速に対応してくれるため、トラブルが起きてもサポートを受けながら解決を進められます。
定期的なアップデート情報の共有も行われ、継続的な使いやすさが保たれます。
6.外部サービスとの連携機能で予約の利便性を向上
Google カレンダーやSNSなど外部サービスとの連携機能が豊富で、予約管理だけでなく販促活動も効率化できます。
事前決済機能を利用すれば、予約時に支払いを完了できるため、当日の受付業務をスムーズに進められます。
多方面のツールを一本化することで、サロン全体のオペレーションが格段に向上します。
サロンの特徴、目的に合わせたLINE公式アカウント活用で集客力が大きく伸びる!
LINEと連携して予約受付が行えるツールには、予約システムをはじめ、拡張ツールなども多く存在しています。
自店に効果的なツールを選ぶには、LINE連携予約機能にあわせて、使いやすさや万が一のサポートの有無、継続しやすい料金かなどを総合的に確認し、選ぶことが大切です。
集客などに効果的な機能が付くほど利用料が高くなる場合もあるので、まずはLINEと連携できることに加え、どのような機能を使いたいかを洗い出すことをおすすめします。
よくある質問
個人のLINEアカウントと「LINE公式アカウント」の決定的な違いは何ですか?
ビジネスに特化した「リッチメニュー(画面下部のボタン設定)」や「自動応答・クーポン配信」が利用できる点です。個人アカウントは1対1のチャットが中心ですが、公式アカウントは数千人への一斉告知や、APIを用いた外部システムとの連携が可能になり、集客の自動化を実現できます。
2026年現在、無料で送信できるメッセージ数にはどのような制限がありますか?
コミュニケーションプラン(無料)の場合、月間200通まで配信可能です。これには一斉配信やステップ配信が含まれますが、ユーザーとの「1対1のチャット(トーク)」の返信分はカウントされません。小規模サロンであれば、チャット予約を中心に運用することで無料で使い続けることも可能です。詳細は LINEヤフーの料金プラン一覧 をご確認ください。
LINE公式アカウントだけで「ネット予約」を受け付けることは可能ですか?
はい、可能です。「リッチメニュー」に予約サイト(ホットペッパービューティーや自社予約システム)のURLをリンクさせる方法が一般的です。さらに高度な運用として、LINEの中で予約が完結する「LINEミニアプリ」を導入すれば、ユーザーの離脱を最小限に抑えることができます。
登録してくれたお客様への一斉配信で、「ブロック」を最小限に抑えるコツはありますか?
「セグメント配信(絞り込み配信)」の活用が最も効果的です。全員に同じ内容を送るのではなく、「来店から30日以上経った方」や「女性限定」など、ターゲットを絞って配信することで、情報のミスマッチを防ぎ、ブロック率を10%以下に抑えることが可能です。
LINEで顧客情報を管理する際、個人情報保護法の上で注意すべき点はありますか?
個人情報保護法に基づき、「利用目的の特定と通知」が義務付けられています。友だち登録時に「予約管理やアフターフォローのために利用する」旨を記載したプライバシーポリシーへの同意を得るフローを構築してください。詳細は 個人情報保護委員会のガイドライン を参照してください。