エステサロンで起こるトラブルと保険の種類を解説|エステサロンにおすすめの保険を紹介

エステサロンで起こるトラブルと保険の種類
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お客様の身体に触れて施術をおこなうエステサロンやリラクゼーションサロンでは、思いがけないトラブルや賠償責任が生じてしまうことがあるようです。そこで今回は、エステサロン向けの保険についてご紹介します。

※リザービアでは、保険サービスに関しては取り扱いがありません。サロン保険を検討中の場合は、各保険会社から確認をお願いします。

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エステサロンや癒し系美容サロン(リラグゼーションサロン)の保険とは?

エステサロンや癒し系美容サロン(リラグゼーションサロン)の保険とは?

エステサロンやリラグゼーションサロンなどの美容サロンの保険には、お客様を守る保険(賠償責任保険)、従業員や経営者を守る保険(社会保険)、サロンを守る保険(火災保険など)があります。

これら3つの保険は独立しているようで、お客様、従業員&経営者、美容サロンに重複して関連する保険でもあります。

なかでも美容サロン向け賠償責任保険は、お客様の損害を補償し、従業員と経営者を守り、ひいてはサロン全体を守る保険でもあるというわけです。

エステサロンや癒し系美容サロンで起こりうるトラブルとは?

エステサロンや癒し系美容サロンで起こりうるトラブルとは?

エステサロンや癒し系美容サロン(リラグゼーションサロン)で起こりうるトラブルには、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、サロンで起こりうるトラブルの例をご紹介します。

施術中や施術によって起こりうるトラブル

エステサロンで癒し系サロン(リラクゼーションサロン)の施術によるトラブルには、熱などによるものと、骨格や筋肉に圧をかけたことによるものがあります。

脱毛の施術による火傷などのトラブル

エステサロンでは、脱毛や痩身、リラクゼーションなどといった多くの施術で、熱やレザーなどを使うので、火傷などのトラブルが起こることがあります。

とくに多いのは、電気針を使用して毛根にダメージを与えるニードル脱毛による火傷、古いタイプのフラッシュを当てて毛根にダメージを与えるIPL脱毛器による皮膚の炎症トラブルです。

骨や筋にアプローチする施術による捻挫や骨折などのトラブル

リラクゼーションや小顔矯正、痩身目的では、ツボやリンパの流れにアプローチする施術をしますが、美容整体などを取り入れているサロンでは、骨格や筋肉にアプローチする施術をおこなっている場合があります。

骨格や筋肉へアプローチする施術によって、軽い捻挫を起こしたり、骨にひびが入ってしまったりするトラブルが生じることがあるようです。

盗難などサロン内のトラブル

美容サロンやスポーツジムなど、施設内で着替えをする店舗で起こりやすいのが盗難です。貴重品をフロントに預けずロッカーに入れて盗難にあったり、預かった貴重品やバックが盗難にあったりするケースもあります。

また、フロントで預かったコートやバックを紛失したりする場合も。繁華街にあるサロンは、空き巣による盗難にも注意が必要です。

化粧品や健康食品など店販商品によるトラブル

エステサロンでの施術だけでなく、販売した化粧品やサプリメント、レンタルまたは販売した美容機器はエステティシャンの目の届かない自宅で利用されるため、トラブルが深刻化してしまうことが少なくありません。

コスメなど化粧品によるトラブル

施術と同時に、コスメなどの物販もおこなっているエステサロンでは、購入したコスメなどの化粧品が肌に合わず肌荒れを起こしてしまったり、かぶれてしまったりするトラブルが起こることがあります。

また、施術を受けた雰囲気で購入した場合など、「必要ないのに買わされた」とお客様が感じてしまうこともあり、返品・返金を求められることもあるようです。

サプリメントや飲料によるトラブル

痩身の施術をおこなうと同時にダイエットサプリや健康飲料を併用してもらう場合には、アレルギーや体調不良などのトラブルが起きることがあります。

また、ダイエットサプリの中には、吸収を抑えるだけでなく、下剤に近い成分が含まれているものもあるのが特徴。その結果、下痢が続くと必要な栄養素も吸収できなくなるので、体調を崩してしまったり、脱水症状をおこして肌が荒れてしまったりするトラブルになることがあります。

OEM機器や脱毛器によるトラブル

自社で開発したOEM美容機器を使っているエステサロンでは、美容師法や医師法などに触れてしまうような施術を知らず知らずに行ってしまっている場合があります。トラブルが生じてから気づくことにならないようにチェックすることが大切です。

また、セルフエステとしてOEM美容機器や脱毛器などを販売・レンタルしている場合は、セルフエステの仕方をじゅうぶんに説明しないと、火傷や炎症などのトラブルを引き起こしてしまうことになりかねません。

水漏れや火災などサロン設備のトラブル

エステサロンでは水と熱を使うので、配管の詰まりや水漏れ、火災、電気系統のトラブルなどが起きることがあります。

排水管の詰まりによる水漏れ

温めると液体になるオイルやトリートメント剤を施術に使用して、洗い流したあとにオイルやトリートメント剤の成分が配管の中で冷え、固まって詰まりの原因になってしまうことがあります。

また、配管の素材やオイルやトリートメント剤の性質によっては、水回りにダメージを与えて水漏れのトラブルになることもあるようです。

電気系統のトラブル

美容機器によっては、かなりの電圧が必要なものもあり、同時に複数の機器を使うとブレーカーが落ちてしまうことがあります。

また、蒸気などが立ち込めたり、蒸れた状態を放置したりすると、ショートして火災の原因にもなりかねないので注意が必要です。

違法行為や無許可の施術によるトラブル

エステサロンのトラブルで、とくに気をつけなければならないのが、必要な許可を取らずに施術をしたり、資格が必要な施術を無資格でおこなってしまったりすることです。

エステサロンでは美容師免許を持っていることで可能な施術の幅が広がりますが、医師免許など医療系の資格がないとできない施術もありますので注意がしてください。

美容師の免許がないのにまつ毛のエクステ

美容師法・理容師法により、首から上を美しくするための施術は理容師・美容師の施術範囲とされているのが特徴です。

とくにデリケートな目の周辺を扱う「まつ毛エクステ」は、厚生労働省が「美容師免許が必要」との見解を出しています。

医療資格がないのに医療用の機器を使った脱毛

医療用の脱毛器を扱って脱毛の施術をおこなうためには、医師などの医療系の国家資格が必要です。

「永久脱毛」という表現で集客をしているサロンに、医療用の脱毛器を扱える資格があるスタッフがいない時点で違法行為となることを覚えておきましょう。また、無資格でおこなった施術でトラブルが起きた際は、保険支払いの対象外となってしまいます。

エステサロンや美容サロンに必要な保険の種類

エステサロンや美容サロンに必要な保険の種類

エステサロンやリラグゼーションサロンなど美容サロンに必要な保険としては、社会保険や火災保険、美容サロン向け損害賠償責任保険があります。サロン施設や美容機器を守る一般的な火災保険はサ、ロン向け賠償責任保険に組み込まれていることが多いです。

また、今回のテーマは美容サロン向け賠償責任保険なので、社会保険については種類のみご紹介します。

社会保険

社会保険の種類は労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金保険の4種類です。このうち、1人でも従業員を雇用していれば、労災保険と雇用保険は強制加入となります。

優秀な人材の確保と経営者と従業員間にトラブルが発生しないように、健康保険、厚生年金保険にも加入して福利厚生の充実をはかりましょう。

美容サロン向け損害賠償責任保険

美容サロンのあらゆるトラブルを想定して、サロン向けに開発された損害保険が美容サロン向け損害賠償責任任保です。保証内容は以下のように分類されています。

施設所有(管理)者賠償責任保険

サロンの施術行為により、お客様の身体や物品に損害が出た場合の施術事故に対する賠償責任損害を補償。

  • 美顔施術をおこなったところお客様の肌が腫れてしまい、通院が必要になった
  • アロマオイルやトリートメント剤をこぼしてしまい、お客様の服やかばんを汚してしまったときなど
  • 脱毛施術やボディトリートメント中にマシンの操作ミスによる火傷や骨折など

サロン内で発生した事故で、お客様の身体や物品に損害が出た場合の店舗管理事故に対する賠償責任損害を補償。

  • お客様がサロン内の器具につまずいたり、滑って転んでしまったりして、ケガをしてしまったとき
  • サロン内の設備が倒れてお客様の持ち物に当たり、壊してしまったときなど

生産物賠償責任保険(PL補償)

「PL法」は、製品の欠陥により消費者が被った損害に対する賠償責任が、製造業者や販売業者にあるとする法律です。サロンで販売した物品によって、お客様の身体や物品などに損害が出てしまった場合の賠償責任損害を補償します。

  • サロンで販売したトリートメント剤や化粧品を、家庭で使用した際に生じた肌荒れやかぶれなど
  • 販売した美顔器や脱毛器を、家庭で使用した際に負った火傷や炎症など

受託者賠償責任保険

サロンで一時的にお預かりしたお客様の物品に対して、紛失や盗難などの損害が出た場合の賠償責任損害を補償。

  • お客様からお預かりしたコートや上着を汚してしまったときなど
  • お客様からお預かりしたバッグやコートを盗まれてしまったときなど

借家人賠償責任・修理費用特約

保険の対象となっているサロン施設そのもの、商品や設備が火事や盗難にあったときに、サロン建物のビルオーナーに対する修理費用などの賠償責任損害を補償します。

  • テナントとして借りているサロン施設で火災や水漏れが発生して、補修工事費用とテナントを借りている大家さんに対する賠償責任が発生したとき
  • サロンに空き巣が入って店舗の窓ガラスが割られ、レジのお金が盗まれたとき

事業活動総合保険・休業損害補償条項

サロンで火災や水漏れなどの予測できない事故などで、やむを得ず休業しなければならなくなると、その期間の事業活動はできず、損害が生じてしまいます。このような損害を補償するのが休業損害補償です。

  • 火災や水漏れなどにより、サロンを一時休業しなければならなくなった
  • 貸店舗で事故があり、復旧するまでの間、サロンを一時休業しなければならなくなった

おすすめエステサロン&美容サロンの損害賠償責任保険

おすすめエステサロン&美容サロンの損害賠償責任保険

エステサロンやリラグゼーションサロンなど美容サロン向けの損害賠償責任保険には、以下の3つがあります。

  • 専門団体や組合で、団体割引で加入できる専門団体系サロン賠償責任保険
  • エステシャンやセラピストが個人会員になると保険が自動付帯される協会系責任賠償保険
  • 大手損害保険会社が美容サロン向けに提案する損害賠償責任保険

それぞれ、おすすめの美容サロン賠償責任保険は下記のとおりです。

専門団体系サロン賠償責任保険

エステサロンの専門団体の加入特典や保証として、団体割引で加入できる保険や共済です。少ない保険料で加入できます。

美容所賠償責任補償制度

美容業務に関わる過失や施設の欠陥による事故でお客様などにけがをさせたり、お客様の所有物を破損したりして損害賠償請求を受けた際に補償されます。

取扱代理店 全日本美容業生活衛生同業組合連合会
おすすめポイント 公的美容室組合の団体加入保険
補償内容 施術・店舗・一時預かりに関して補償
対人事故:最高5,000万円/1名、1億円/1事故
対物事故:最高300万円/1事故
保険料 1店舗あたり1,600円

エステティックサロン総合賠償保険

エステティックサロンで起こる各種トラブルに対して、エステティックサロン経営者をサポートする保険です。

取扱代理店 株式会社エヌシーアイ
おすすめポイント エステ業界最大組織の団体加入保険
補償内容 施術・店舗・一時預かり・物販に関して補償
対人・対物共通:1事故/1億円限度 免責なし
保険料 加入している協会や団体によって、団体割引料金が異なる
※エステ専門の協会や業界団体に加入している必要あり

エステティシャン&セラピスト個人向け協会系責任賠償保険

個人で活動しているエステティシャンやセラピストの活動をサポートするための協会がいくつかあり、協会の会員となることで自動付帯する保険です。

手技セラピスト協会の施術賠償保険

手技セラピストをサポートする協会に加入すると、自動付帯する保険です。手技施術に使用するアロマオイルなどによるトラブルにも対応しています。

取扱代理店 一般社団法人 手技セラピスト協会
おすすめポイント 手技セラピスト協会に個人会員加入すると、自動付帯する保険
補償内容 施術・店舗・一時預かりに関して補償
対人賠償:最高5,000万円/1人、5,000万円/1事故、3万円までは免責
対物賠償:最高1,000万円/1事故、3万円までは免責
※美容マシンのみの施術や脱毛施術は保証対象
保険料 年間会費1万4,000円(保険自動付帯)

エステティシャン賠償責任保険

エステティシャン専門の賠償責任保険のため、脱毛施術も保証対象です。店舗に関する補償は、別途、店舗単位で契約する「エステサロン賠償責任保険」があります。

取扱代理店 一般社団法人 日本治療協会
おすすめポイント エステティシャン個人会員加入で、自動付帯する保険
補償内容 施術に関して補償
対人賠償:最高1億円/1事故、3万円までは免責
保険料 年間保険料1万8,000円
※資格や業務経験などの条件有

大手保険会社系美容サロン損害賠償責任保険

美容系ポータルサイトや美容商材総合商社が、大手保険会社と提携して美容サロンに進めている幅広い補償のある保険です。

美容サロン様向け賠償責任保険

HOT PEPPER Beautyに掲載しているサロン向けの1年間の保険です。年途中での加入の場合の保険料は、翌年1月1日までの残り日数で計算されます。年途中で掲載をやめた場合でも、その年内は補償されるのが特徴です。

取扱代理店 株式会社 リクルートライフスタイル
おすすめポイント 大手損害保険会社が提案する美容サロン向け保険
補償内容 施術・店舗・一時預かりに関して補償
店舗の管理:最高1億円まで
施術メニュー:最高500万円
一時預かり:最高10万円(スタンダードのみ) 3,000円までは免責
人格権侵害:最高100万円/1名、1,000万円/1事故
被害者治療費:最高50万円/1名、1,000万円/1事故
保険料 エコノミー 年間保険料:1万1,800円
スタンダード年間保険料:1万4,400円
※HOT PEPPER Beautyに掲載し、サロンボードを利用中であることが条件

店舗にかける保険 サロン店舗賠償責任保険

エステサロンと直接取引を原則にしているビューティーガレージが、会員に向けて提供している保険です。必要な補償をオプションでつけられます。

取扱代理店 株式会社 ビューティーガレージ
おすすめポイント 美容商材総合商社が提案するサロン向け保険
補償内容 施術・店舗・一時預かり・物販に関して補償
対人賠償:1億円/1事故(自己負担1万円)
対物賠償:最高1,000万円/1事故
※オプションとして災害・休業・クレーム対応、機械脱毛特約などもあり
保険料 年間保険料1万円~ 補償内容によって異なる
※ビューティーガレージの会員であることが条件

サロンの保険選びで気をつけたいポイント3つ

サロンの保険選びで気をつけたいポイント3つ

サロン向けの保険は、その種類によって保険料にも幅があり、補償内容も異なるのが特徴です。ここでは、エステサロンやリラクゼーションサロンが保険を選ぶ際に気をつけたいポイントをご紹介します。

1. 保証の対象となることや物を確認する

保険を選ぶ際には、自分のサロンで必要な内容が保証対象となっているかを確認することが大切です。とくに賠償責任保険では、脱毛の施術が対象外になっていたり、エステティシャンの資格によって補償がされなかったりすることがあるので注意しなければなりません。

対象となるものだけに注目していると、見落としてしまうこともありますので、「なにが対象とならないのか」という視点でチェックすると、漏れなく必要な保障がついていることを確認できます。

2. 保証内容や料金などを比較・精査する

保証の内容や金額が、自分のサロンで起こる可能性のあるトラブルをじゅうぶんにカバーできるかを考えて、必要な補償の種類と金額を精査することも大切です。

しかし、ひとつの保険を見ただけで決めようとすると、どの補償も必要な気がして、保険料が膨らんでしまうことは少なくありません。

美容サロン向けの似たような保険をいくつか比べてみることで、気がつかなかった補償の必要性に気づいたり、自分のサロンには必要ない補償が見えてきたりすることもあります。比較することで、より自分のサロンに合ったコスパのよい保険を選びやすくなるでしょう。

3. 自店舗の規模を考慮して必要か不要かを判断する

いくら補償内容が完璧でも、保険料が高額になって経営に悪影響が出てしまっては意味がありません。保険料と補償のバランスを考えて、自分のサロンに本当に必要な保障の種類や補償額なのかを考慮して選ぶこともが大切です。

オプションで保証を加えていくタイプや賠償責任保険と火災保険などにそれぞれ加入するタイプよりも、必要な保障がセットになった店舗総合保険のほうがお得な場合もあるので、トータルで考えるようにしましょう。

エステサロンの集客にも使える予約システム「リザービア」とは?

美容サロンの保険はありませんが、エステサロンの集客と予約に役立つシステムとして予約システムのリザービアがあります。

月間予約数やメニュー登録数、クーポン登録数に制限はなく、「Googleで予約」や「Googleビジネスプロフィール」との連携ができて、サロンカードを作る、スタッフ指名などの機能を活用することも可能です。

また、「LINE連携予約」や「インスタグラム連携予約」をオプションとしてつけられます。さらにダブルブッキング防止機能(BMS)のオプションをつけると、予約管理が楽になるでしょう。

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サロン運営には備えが大事!お客様とサロンを守るために保険加入はしておこう

サロン運営には備えが大事!お客様とサロンを守るために保険加入はしておこう

エステサロンやリラクゼーションサロンを運営する際には、万が一トラブルが生じてしまった場合に慌てないためにも、サロン向けの保険に入って備えておくことをおすすめします。これらの準備をしておくことは、お客様や従業員、サロンを守るために大事なことです。

※なお、リザービアでは、保険サービスに関しては取り扱いがありません。サロン保険を検討中の場合は、各保険会社から確認をお願いします。

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