ホットペッパービューティーは、美容サロンを運営する人やスタッフだけではなく、サロンを利用するお客様側にも名の知れた美容クーポンサイトです。
本記事では、ホットペッパービューティーの特徴や付随する予約システム「サロンボード」の機能、そしてホットペッパービューティーと連携可能なおすすめの予約システムを紹介します。
※弊社はホットペッパービューティーの代理店ではありませんので、あらかじめご了承ください。
目次
ホットペッパービューティーとは
ホットペッパービューティーとは、日本全国にある美容室・まつげサロン・エステサロンなどの情報が掲載されている大手美容クーポンサイトです。15万4,000店以上のサロンで導入されており、年間の予約数はヘアサロンだけでも1.1億件を超えています。
エリアやメニューのほか、サロンの特徴などさまざまな条件から行きたいサロンを絞り、空き状況を確認した上での予約が可能。予約はホームページまたはアプリ上で完結するため、サロンの営業時間を気にすることなく、24時間いつでも行えます。
なりたいスタイルがイメージしやすいヘアカタログや、ネイルカタログも充実しているのも特徴のひとつ。気に入ったスタイルをみつけたら、そこからサロンの予約や、カタログ写真の施術を行ったスタッフを指名して予約することも可能です。
ほかにも、さまざまな種類のクーポンが取り揃えられているなど、美容やリラクゼーションサロンの予約サイトとして定評のある媒体です。
ホットペッパービューティーを利用するメリット
ホットペッパービューティーにサロン情報を掲載するメリットを紹介します。
お客様に知ってもらう機会が増える
ホットペッパービューティーは、ヘアサロンの予約だけで年間1.1億件以上、リラクゼーションサロンやエステの予約でも年間7,300件以上もの予約数のある美容クーポンサイトです。
また、検索エンジンで「ヘアサロン 地名」で検索すると、ホットペッパービューティーのページが上位に表示されていることが多いです。
実際に利用されている件数が多く、検索でも上位になりやすいホットペッパービューティーにサロン情報を掲載することで、お客様にサロンの存在を知ってもらう機会が増えると言えるでしょう。
また、お得なクーポンなどを掲載することで、新規顧客の獲得につながる可能性も高いです。
予約・顧客管理システム「SALON BOARD(サロンボード)」が使える
ホットペッパービューティーに掲載することで、予約・顧客管理システム「サロンボード」を無料で利用できます。
サロンボードではスタッフのシフトを反映させた予約管理ができるほか、タイミングや条件を設定してメッセージを自動配信する機能も搭載。
ホットペッパービューティーに掲載しているサロンの情報やクーポンの内容もサロンボードから編集できるため、サロンボードにログインするだけでさまざまなサロン業務を実行できます。
サロンボードについての詳細や使い方について詳しく知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。
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サロンボードにはPOSレジ機能も搭載
サロンボードには、会計処理や売上管理が可能なレジ機能も含まれています。会計処理や日報・月報などの売上明細が出力できるだけではなく、メニュー別・スタッフ別の売上をリアルタイムで集計し、確認することも可能です。
ホットペッパービューティーを利用する際の注意点
ホットペッパービューティーでは現在、予約に関するAPIの公開を停止しているようです。
API連携とは
APIを利用してアプリケーション間やシステム間でデータや機能を連携し、利用できる機能を拡張すること(中略)また、自社のAPIを連携してもらうために提供することを「API公開」と言います。
APIの公開停止が予約システムの何に影響するかというと、予約状況の反映です。APIの公開が停止され予約システムと連携が行えないということは、他のポータルサイトと予約状況を反映させられないことを意味します。
その結果、ホットペッパービューティー以外のサイトでも予約を受け付けた場合、ダブルブッキングを起こしてしまう可能性があります。
この問題に対処するため、一部の予約サイトでは「スクレイピング」と呼ばれる技術を用いて、ホットペッパービューティーとの予約データの紐づけを行っているようです。
スクレイピングはデータの抽出手法の一種です。(中略)スクレイピングは、Webやデータベース上のデータから不要な部分を削ったり、必要な部分を抽出したりして、データを汎用的な形式に整形することを表します。
ただし、このスクレイピングという方法は、情報元のWebサイトの構造が変わると、正確なデータを引き出すためにプログラム修正が必要になるという弱点があります。
今後、ホットペッパービューティー側でサイトの改修などがあった場合、影響を受ける可能性がゼロではない、ということを覚えておきましょう。
ホットペッパービューティーと予約システムを連携させるメリット
予約システムとは、インターネット上で予約を自動で受付管理できるシステムです。その予約システムと、大手美容クーポンサイトであるホットペッパービューティーを、連携するメリットについて解説します。
1. 集客力が強固になる
予約システムを連携することで、ホットペッパービューティーと自社サイトなどの両方から集客・予約が可能になります。予約システムにLINEなど外部アプリとの連携機能があれば、なおよいでしょう。
予約経路が増えることで顧客の利便性が上がり、使いやすい媒体からスムーズに予約してもらえます。
集客力の向上に期待できるLINE連携については、下記の記事も参考にしてください。
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2. 営業時間外でも両方から予約を受けられる
ホットペッパービューティーも予約システムも、オンラインで24時間稼働しています。そのため、どちらから予約が入る場合でも、開店前・終業後・店休日などを気にせずいつでも予約を受け付けられることもメリット。
お客様側からは「営業時間内に連絡できなかった」、サロン側からは「施術中、手が離せなくて電話に出られなかった」といったような理由での、双方の予約の取りこぼしを防げるでしょう。
また、オンラインでの予約を受け付けることで、電話対応にかかっていた業務負担や時間を削減することも可能です。
3. 連携によって一元管理が可能
複数の予約窓口があると、それぞれを管理するのは非常に手間です。そこで、多くの予約システムでは一元管理機能を搭載することで、各予約経路の予約をひとつの管理画面で管理できるようになっています。
手動でチェックする手間やミスが減り、ダブルブッキングの防止にも役立つでしょう。
4. リピーターの増加に期待できる
ホットペッパービューティーは比較的新規集客向けで、リピート率は低めの傾向です。そこで、顧客の初回来店時に、予約システムとつながっている「自社に直接予約できる方法」を案内し、次回からそちらを使ってもらうことで囲い込みやリピーターの増加につなげられます。
ホットペッパービューティー集客でリピーターの伸び悩みを感じているサロンは、ぜひ予約システムとの連携を検討してみてください。
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ホットペッパービューティーと連携できる予約システムの選び方のポイント
ホットペッパービューティーとの連携が可能な予約システムにも、いろいろなものがあります。選ぶときにチェックしたいポイントを押さえましょう。
機能性
予約システムには、デフォルトの予約の受付管理以外にも、スタッフ設定(指名予約につなげられる)・顧客データの管理(電子カルテ)・メッセージの自動送信・会計や決済といったように豊富な機能が搭載されていることが多いです。
システムごとに使える機能や内容が異なるため、導入の前に欲しい機能が使えるか確認することが大切です。
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利用料金
予約システムはコストがかかるものが多いです。使える機能や上限数などが違ういくつかのプランが用意されていることもあるので、いくらまでなら費用をかけられるかも考えつつ、自社にはどれが合っているのかを比較検討してみましょう。
単体で集客に活かせるか
利用したい予約システムで集客が可能かもチェックしてください。
集客がホットペッパービューティー頼みでは、クーポン目的の単価の低い新規顧客ばかりが集まることもあります。そこで、予約システム自体に集客に役立つ機能があると、仮にホットペッパービューティーの利用をやめても集客に困りにくいでしょう。
ホットペッパービューティーと連携できるおすすめ予約システム
ホットペッパービューティーとの連携が可能な予約システムのなかから、おすすめのシステムを紹介します。
coming-soon(カミングスーン)
coming-soon(カミングスーン)は、美容サロン業界で唯一、特許を取得した「予約台帳」や「売上アップ」機能を有する予約システムです。
自社専用アプリや電子カルテなどの機能も持っているほか、ホットペッパービューティーを含むさまざまな外部サービスと連携できます。
また、サロンの売上損失の原因のひとつとも言えるすきま時間を発生させない予約システム「すきま時間ブロック」も提供しています。このシステムによって、売上の損失だけではなく、今まで予約調整にかかっていたスタッフの業務負担も減らせる可能性があるでしょう。
機能満足度・サポート満足度・業務効率アップが期待できるという3部門で1位を獲得した実績を持つ、期待度の高いシステムです。
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RE:RE(リリ)
RE:REは、LINEでの予約受付に特化したシステム。顧客が使い慣れているLINEというアプリから、予約・キャンセルや変更・事前決済をすることが可能で、管理もシステム内で自動で行われるため手間がかかりません。
また、店舗で取り扱っている商品を、LINE上で公開もできます。それを見たお客様が来店した際に購入する場合もあるため、接客中に商品の宣伝が難しい場合でも、売上アップにつなげられる可能性があります。
RE:REはLINE連携がメインですが、オプションでホットペッパービューティーとの連携も可能です。
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BeautyMerit(ビューティーメリット)
BeautyMerit(ビューティーメリット)は、予約の一元化やサロン各店で専用オリジナルアプリを作れるなどの特色を持つ、美容サロン向けの予約システムです。専用アプリから予約してもらえるため、ブランディングに効果的で、顧客の囲い込みにつなげられます。
また、回数チケットや月額チケットの発行や管理が行える「サブスク(サブスクリプション)機能」も特徴のひとつ。チケット分として先に施術代を受け取ることで、お客様の来店頻度やリピート率を増やし、さらに無断キャンセルを減らせる効果も期待できます。
ホットペッパービューティーのような予約サイトのほか、LINEやInstagramなどとも連携可能で便利です。
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LiME(ライム)
美容師・理容師の現場の声を反映させて作られたシステム、LiME。予約管理・ネット予約・顧客カルテ・GoogleやInstagramとの連携など、豊富な機能が備わっています。
無料で使える機能もありますが、ホットペッパービューティーとの連携などは有料。売上金額によって利用料が変化します。
施術写真などカルテの情報をお客様と共有することもでき、顧客満足度・信頼度の向上に役立てられるでしょう。
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ワンモアハンド
ワンモアハンドは、エステ・リラクゼーション・施術院の予約に特化したサービスです。約3,800店という導入実績があり、細かく決められる設定や行き届いた管理体制により、店舗の業務負担を軽減してくれます。
サポート面の充実も、ワンモアハンドの特徴のひとつ。申し込み時にヒアリングシートを記入するだけで初期設定も無料で代行してくれたり、担当パートナーによる施策サポートがあったりといったサービスが受けられます。
ホットペッパービューティーをはじめ、LINEやホームページなどからの予約も一元管理が可能です。
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Salon Connect(サロンコネクト)
各種ポータルサイトの予約を連携させ、まとめて管理できる予約管理システム、Salon Connect(サロンコネクト)。24時間自動で管理されるため、予約の機会損失を減らし、ダブルブッキングも防げます。
料金は変わりますが、ホットペッパービューティーは2アカウントまで連携が可能です。
複数店舗あるサロンの場合、店舗ごとの売上比較にも活用できます。また、顧客情報も店舗間で共有できるため、別々に登録する手間もかかりません。
SalonsSolution(サロンズソリューション)
サロンズソリューションの「ホットペッパービューティー 予約管理」は、スタッフの空き状況だけではなく、施術室や使用する機器のブッキング状況も連携して管理ができます。
予約内容を一元化することにより、複数の予約窓口を設置することで起きがちな、スタッフの業務負担の増加やダブルブッキングの可能性を減らすことも可能です。
広告媒体ごとの集客数や売上の集計もできるため、今後の施策を立てる際に役立てられるでしょう。
また、サロンズソリューションと運営元が同じシステムに、電子カルテや電子契約書を管理するシステムもあり、まとめて契約することでお得になるパックも用意されています。
引用元Treasure Box(トレジャーボックス)
Treasure Boxは、ホットペッパービューティーとの予約情報連携により、ダブルブッキングを防ぎます。予約情報にはカルテや支払いの状況も連動するため、お客様の情報が確認しやすくなっているのも、特徴のひとつ。
また、ホットペッパービューティーを経由して予約したお客様へLINEメッセージやメールを送ることにより、自店のお客様としてリピートを促すための施策が行えます。
予約情報を一覧にして表示することもでき、予約の多い時間帯や施術内容の確認ができるため、集客方法や運営方針を考える際にも役立てられるでしょう。
引用元リピッテ
リピッテはLINE公式アカウントを活用した予約管理システムで、サロンやスクール、オンラインレッスンなど、さまざまな業種に対応しています。
LINEからの予約をメインとしているシステムですが、サロンのホームページなどから予約を受け付ける「WEB予約機能」もオプションで追加できるため、LINEを使わない人からの予約も受け付け可能です。
カルテ機能など追加できるオプションの機能も豊富で、ホットペッパービューティーとの連携もオプションとなっています。
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集客機能が豊富な「リザービア」もおすすめ
サロン業務の効率化に役立つさまざまな機能を搭載した予約システム「リザービア」も、ホットペッパービューティーと連携できます。
「リザービア」ではホットペッパービューティーとの連携以外にも、独自の機能や他の外部サービスとの連携により、集客力をより高めることが可能です。
数ある予約管理や顧客管理に関する機能もあるなかから、ここでは、リザービアと連携可能な予約窓口とPOSレジ機能について紹介します。
Googleで予約
サロンを探すときに、ホットペッパービューティーのようなクーポンサイトではなく、GoogleやGoogleマップで直接検索するお客様も少なくありません。
リザービアでは、Googleビジネスプロフィールと予約システムを連携させられるため、Google検索やGoogleマップの検索結果から、そのまま予約に誘導できます。
LINE連携予約
リザービアは、オプションでLINE公式アカウントとの連携もできます。顧客がすでに使用しているアプリからかんたんに予約できるため、予約に対するお客様の心理的ハードルを下げる効果も期待できるでしょう。
予約が完了した内容や、来店前のリマインドもLINEのトークとして送ることができるため、予約忘れや直前になってのキャンセルを減らすことにも役立ちます。
LINE予約限定のクーポンやメニューの設定もできるため、お客様のリピート率向上にも役立てられるでしょう。
POSレジ連携
A’staff Cloudとの連携により、予約・会計・顧客の情報をまとめて管理することが可能となります。
リザービアの予約内容からスムーズに会計に進めるため、円滑なサロン業務を実現できるでしょう。
また、売上や集客に関連するデータの集計もかんたんにできるため、サロンの改善点が見つかりやすく、運営方針や施策を検討する際にも役立ちます。
ホットペッパービューティーと予約システムを連携させて集客力の強化を目指そう
ホットペッパービューティーと連携できる予約システムにはさまざまな種類があるため、機能や料金などを比較しつつ自店に合うものを選びましょう。
集客に力を入れたい美容サロンには、特にリザービアがおすすめです。ホットペッパービューティーとの連携のほか、Google・LINEと連携できたり、オリジナルの予約アプリを使えたりと、リピーターの確保を強力にサポートします。
また、リザービアにはネット上に掲載しているメニューをカスタマイズできる「オプション」機能や、今後の施策を考える際に活かせる予約集計機能などもあります。サロン運営全体を「リザービア」でまとめて管理して、円滑なサロン運営を目指しましょう。
※弊社はホットペッパービューティーの代理店ではありませんので、あらかじめご了承ください。