美容室の会計に、昔ながらのレジを使用している店舗もあるかもしれません。しかし、時代の変化や技術の進歩によって、従来のレジに代わり「POSレジ」を採用する美容室も増えてきました。
そこで、POSレジとはどのようなレジなのか解説し、美容室でPOSレジを使う際にほしい機能や、美容室がPOSレジを利用するメリット、導入すべき理由などをお伝えします。
美容室向けの具体的なPOSレジサービスも紹介するので、POSレジに興味がある・導入を検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
美容室向けのPOSレジとは?
POSレジとは、「POS(Point Of Sale/販売時点情報管理)」ができるレジのこと。単に金額計算だけができる従来のレジとは異なり、商品名や販売数などのデータを集計管理します。
美容室向けのPOSレジでは、顧客管理や売上管理、在庫管理など、とくに美容室運営に必要な機能が搭載されていることが特徴です。具体的な機能性について以下で詳しく見ていきましょう。
扱いやすいレジ、会計
1つ目は、ずばり「操作性」。実際にレジに触ったことがある方ならわかると思いますが、レジ打ちはキー配列を覚えるのが大変な上、金額の打ち間違えや個数の入力ミスが起こりやすいです。
また、クレジットカード決済や電子マネー、バーコード決済など、支払い方法が多ければ多いほど従業員が覚えなくてはいけない作業が増え、研修にコストがかかります。
タブレットPOSやターミナルPOSはタッチパネルで直感的に操作がしやすい上、会計をお客様自身に行ってもらうことも可能です。既に商品金額がレジ内に入力されているので、入力ミスの減少にもつながります。
売上管理と分析
2つ目は、「売上管理と分析の自動化」です。POSレジ最大の魅力といってよいでしょう。
「いつ」「何が」「どのくらい」注文されているのかを自動で分析し、システムによっては図やグラフに起こすなどの「見える化」をしてくれます。
とくに複数店舗を経営する店において、各店舗の売上がどうなっているか一括で把握できるこの機能は欠かせません。業務終了後の貴重な時間を、POSレジの売上分析自動化機能によって有効活用できるようになります。
無駄のない在庫管理
3つ目は、「在庫管理機能」です。POSレジの売上分析機能と組み合わせると、強い効果を発揮します。
なぜなら、在庫の数をいちいち数えなくても入荷データと売上データから現時点の在庫数が割り出せるからです。
POSレジには毎日の売上や在庫状況データが蓄積されています。「毎週日曜日は来客が多いから〇〇を多く入荷しよう」、「毎年6月は来客が少ないから〇〇の入荷を抑えよう」などの対策を講じられます。
売上分析機能と在庫管理機能を組み合わせることにより、無駄のない在庫管理を実現してくれるでしょう。
新規客を逃さない予約管理
4つ目は、「予約管理機能」です。
かつては店頭に並ぶか電話予約で美容室に行くことがほとんどでしたが、今はカレンダー式の予約サイトから美容室の予約をする方法が浸透してきました。むしろこの時代にWEB予約ができない店は、集客面でも不利になりがちです。
その点、POSレジには予約管理機能があり、顧客と従業員の双方が、空き時間や指名したいスタッフのシフト状況などを一目見ただけで把握できます。
大手予約サイトと連携することで、知名度・来客数の向上も計れますので、ぜひ「一元管理のできる予約管理機能」を導入しましょう。
顧客情報の一元管理
5つ目は、「顧客情報の一元管理」。「いつ」「誰が」「どこで」「どんなメニューを」「誰に頼んだのか」といった情報を蓄積しておく機能です。
この機能があれば、引っ越し等でお客様が同じ店の他店舗を利用した際に施術しやすくなるほか、話題作りに役立つ、髪型の提案による満足度が向上するなど、顧客のリピートにつながる可能性もあります。
新規客に対しても、同年代の人のデータから人気の髪型やカラーを提案しやすくなるので、美容室のPOSレジに顧客情報の一元管理機能を有していても損はありません。
美容室POSでカバーしたい6大機能
美容室の会計を効率化し、経営をサポートするPOSレジには、売上管理、顧客管理、在庫管理など、美容室運営に欠かせない機能が必要です。
美容室POSでカバーしたい6大機能
- 売上/会計: 日次・月次集計・スタッフ別・メニュー別分析
- 顧客管理: 基本情報・電子カルテ(施術履歴・写真)
- 予約連携: Web/アプリ予約自動取込・リマインド通知
- 在庫管理: 店販・薬剤の入出庫自動減算・在庫アラート
- キャッシュレス決済: カード・QR・電子マネー一括対応
- 分析・マーケティング: レポート出力・クーポン/DM配信
POSシステムの導入費用には、初期投資として端末や周辺機器費用・ソフトの初期費用、月額費用として利用料や決済手数料が発生します。
美容室特化のPOSレジを選ぶ際は、キャッシュレス決済の種類、外部システム連携、特化機能の有無、導入コストなどを比較検討しましょう。
POSレジ導入の際は、補助金・助成金も活用できる可能性があります。集客に強い予約システムとの連携もおすすめです。機能と費用を比較検討し、自店に最適なPOSレジを選びましょう。
POSシステムの導入費用は?導入コストの相場と内訳
ターミナル型を選ぶのか、タブレット型を選ぶのかによって、導入コストは大きく変わります。まずターミナル型の場合、導入コストだけで50〜100万円はかかります。搭載される機能などによっては100万円を超える場合もあるでしょう。
一方、タブレット型の場合は、基本的にかかる費用としては端末代金、インターネット代、導入するシステムの初期費用と月額利用料などです。
あとは、バーコードリーダーや決済端末関連の周辺機器などを用意するとなると、プラス数千円〜数万円かかるでしょう。イチからタブレットなどの端末を用意すると仮定すると、5万円〜15万円ほどで導入できるケースがほとんどです。
ただし、導入するシステムによっては初期費用と月額利用料が無料のものもあります。その場合は機能が制限されていることが多いですが、必要になればプランをアップグレードすればいいでしょう。
どのPOSレジ(POSシステム)を導入するにしても、まずは、店舗の規模や使いたい機能は何か、というところを決めた上で選択することが大切です。
初期投資の目安(1店舗・iPad運用想定)
月額0円のサービスであれば、端末+周辺機器だけで10〜20万円前後が平均的な導入コストです。
一方、美容サロン向けの業種特化POSは、ソフト初期費用が5〜15万円かかるケースもあるため、周辺機器を含めると25〜40万円が目安と考えておくとよいでしょう。
既存のiPadやスマホをPOSレジ端末として運用する場合は、端末にかかる費用がその分不要になるケースもあります。
月額ランニングコストの目安
月額の利用料だけがランニングコストとは限りません。利用自体は無料のPOSレジシステムでも、月の売上×決済手数料が毎月のランニングコストになります。
月額無料プランであっても、キャッシュレス比率が高いサロンは、決済手数料のインパクトを試算しておきましょう。
手数料は3~5%程度が相場ですが、決済の種類やベンダーによって手数料率が異なるので、自店舗の決済方法の特徴を把握してより良いシステムを選ぶ必要があります。
美容室特化のPOSレジを選ぶポイント
ここからは、美容室に特化した機能を搭載しているPOSレジを選ぶときのポイントを紹介します。
キャッシュレス決済の対応可能な種類
一言で「キャッシュレス決済」といっても、クレジットカードや電子マネーなどがあり、さらにその中にいろいろなブランドやサービスがあります。そこで、さまざまなお客様のニーズに対応するために、使えるキャッシュレス決済の種類が豊富なものがおすすめです。
外部システムやツールと連携できる
美容室のPOSレジは、予約管理システムと連携できるものが便利です。予約管理システムの中には、ポータルサイト・LINE・Googleなどと連携できるものがあります。いろいろなサービスと連携できる予約システムなら、集客にも有利になるでしょう。
美容室に特化した機能がある
POSレジはさまざまなメーカーから多数リリースされており、飲食店に特化したものや病院に特化したものなどもあります。
美容室で使うなら、美容室向けの機能が充実したものを選ぶのがポイント。美容室が使いやすいように設計されており、自店に適したカスタマイズなども行えます。
低コストで導入できる
前述したようにPOSレジには複数の種類があるため、少ない費用で導入できるものを選ぶことも重要。置き型のものよりもインストール型のほうが低コストという傾向があります。
美容室・理容室・サロン向けのPOSレジサービス8選|汎用型
つづいて、具体的なPOSレジサービスの例として、汎用型でどんな業種にも対応しているものを8つ紹介します。
スマレジ

出所:スマレジ公式Webサイト
スマレジは、iPhone・iPad・iPod touchから利用できるクラウド型のPOSレジです。無料で始められ、45,000店舗以上に利用されています。
店員が操作する通常のレジ機能はもちろん、セルフレジや券売機機能にも対応。お客様のお支払いは現金のみでなく、クレジットカードやコード決済などのキャッシュレスでもOKです。
さらに、「スマレジ・タイムカード」との連携により、スタッフのシフト調整や勤怠管理も行えます。
引用元
スマレジ
ユビレジ

出所:ユビレジ公式Webサイト
ユビレジは、かんたんさを追求したPOSレジシステム。レジ機能・キャッシュレス決済・顧客管理・外部サービス連携など多機能です。豊富な種類の会計ソフトや予約システム、経営管理システムなどと連携させられるので、より便利にサロンを運営できるでしょう。
専用機器を購入し、iPadアプリをダウンロードして設定を済ませれば使えます。機種やバージョンによりますが、既存のiPadも利用可能です。
引用元
ユビレジ
ユビレジの連携サービス | ユビレジ
iPad、iPod touch、iPhoneのサポートはどうなっていますか|ユビレジ ヘルプ
Airレジ

出所:Airレジ公式Webサイト
Airレジは、リクルート社が提供しているPOSレジアプリです。iPhoneやiPadがあれば基本機能は無料で使えるため、気軽に始められるとあり、736,000アカウントという豊富な導入実績を誇ります。
売上の集計管理はもちろん、会計ソフトと連携させて帳簿入力業務を効率化させることも可能です。
また、同「Air」シリーズのAirペイと連携させるとキャッシュレス決済を利用でき、Airリザーブと連携させれば予約管理から会計までの流れもスムーズです。
引用元
Airレジ
Square

出所:Square公式Webサイト
Squareは、シンプルで使いやすいPOSレジサービス。世界的に利用されており、導入数はなんと200万件以上です。レジアプリ自体は無料で使えますが、キャッシュレス決済を利用する場合、決済端末費用と決済ごとの手数料がかかります。
iPhone・iPad・Android端末での利用が可能です。顧客管理や複数店舗での管理もできます。美容室では、予約システム「Square予約」とあわせて利用するのもよいでしょう。
引用元
POSレジ・POSシステム | Square(スクエア)
よくあるご質問 | Square 予約
Square 予約の料金プラン | Square(スクエア)
ORANGE POS

出所:ORANGE POS公式Webサイト
ORANGE POSは、1,000店舗・4,000台を超える大規模チェーンにも対応できる強固なインフラを整えたPOSレジサービスです。
タブレットで使えるアプリ型システムで、販売管理や会計管理など多くの外部サービスとも連携できます。連携実績が多数あり、すでに利用しているサービスとも連携できる可能性が高いでしょう。
自動釣銭機や決済端末などとの連携、ソフトウェアのカスタマイズなど、柔軟な利用方法があり、店舗の運営状況に合わせて使えます。
引用元
ORANGE POS
ORANGE POSの強み|ORANGE POS
CASHIER

出所:CASHIER公式Webサイト
CASHIERは、シンプルで使いやすいクラウド型POSレジシステムです。店舗の規模や業種を問わず導入が可能で、販売管理や顧客管理・在庫管理など、幅広い機能を備えています。
特に、キャッシュレス決済や会計ソフトとの連携がスムーズで、業務効率化に役立つでしょう。また、導入後のサポート体制も充実しており、初心者でも安心です。
なお、POSアプリのみの提供はしておらず、ハードウェアとシステムをセットで導入する必要があります。
引用元
CASHIER POS
stera pack POS

出所:stera pack POS公式Webサイト
stera pack POSは、三井住友カードが提供する多機能POSレジシステムで、30種類以上のキャッシュレス決済に対応しています。売上や在庫をリアルタイムで集計できる管理機能が充実しており、インボイス制度にも対応済みです。
商品登録数が無制限であるため、多品目を扱う店舗に最適です。さらに、端末の修理・交換が無料(故意・過失がない場合)で行えるなど、安心して長期利用できる仕組みが整っています。月額費用は3,300円(税込)とリーズナブルでありながら、高い機能性を誇ります。
引用元
キャッシュレス決済サービス「stera pack(ステラパック)」|あなたのお店にゆとりを。
POS+(ポスタス)

出所:POS+(ポスタス)公式Webサイト
POS+(ポスタス)は、売上管理から顧客管理・予約管理まで、幅広い機能を搭載したクラウド型POSレジシステムです。特に、美容室やサロン向けに特化した機能として、電子カルテやDM配信機能を備えており、顧客満足度向上を支援します。
また、スタッフごとの目標設定や進捗管理も可能なため、人材育成にも役立つでしょう。導入時には専任担当者による設置サポートが受けられるため、初めてPOSレジを導入する店舗でも安心です。月額費用は1万4,000円~で、多機能ながらコストパフォーマンスに優れています。
引用元
ポスタス
美容室・理容室・サロン向けのPOSレジサービス12選|業界特化型
次に、美容業界に特化したPOSレジサービスを12種紹介します。
A’staff Cloud Smart

出所:A’staff Cloud Smart公式Webサイト
POSレジ・電子カルテ・集計機能を持つ「A’staff Cloud」と予約システム「リザービア」が提携して誕生した「A’staff Cloud Smart」。美容室・ネイルサロン・リラクゼーションサロンなど、さまざまな美容サロンに利用されています。
リザービアとA’staff Cloud Smartの連携により、予約から会計まで一体化され、会計時にメニューや金額を打つ必要はありません。売上の管理や分析もかんたんです。
引用元
リザービアとの連携で誕生したサロンシステム|A’staff Cloud Smart A’staff Cloud
USEN レジ BEAUTY

出所:USEN レジ BEAUTY公式Webサイト
USEN レジ BEAUTYは、美容室のために設計されたPOSレジです。会計・集計・分析といった基本的なPOS機能があるのはもちろん、予約管理やカルテ作成などもできるサロンワークに合った機能性で、運営を強力にサポートしてくれます。
オフラインで利用できる「トレーニングモード」は、操作に慣れていない新人スタッフなどのためのモード。本番さながらに、注文・会計・レシート印刷などができます。
引用元
USENレジ BEAUTY
機能 | USENレジ BEAUTY
SALON POS LinQ2

出所:SALON POS LinQ2公式Webサイト
SALON POS LinQ2は、先進のクラウドを利用した美容サロン向けPOSシステムです。集客・接客・経営というサロンワークを1台で効率的に行えます。
施術前に金額などを確認してもらうことで、会計時はお待たせすることなくスムーズに精算して速やかに退店してもらえます。キャッシュレス決済も可能です。スタッフ別の売上集計や複数店舗での管理も容易に行えます。
引用元
SALON POS LinQ2 | タカラベルモント
理想のサロンを叶えるPOS SALONPOS LinQ2 | タカラベルモント
Aiony(旧Bionly)

出所:Aiony公式Webサイト
Aiony(旧Bionly)は、美容室の運営に必要な機能を幅広く備えたオールインワンのPOSレジシステム。レジ・会計機能のほかに、予約管理・電子カルテ・メール配信・顧客向けアプリといった機能があります。
iPadのタッチ操作でかんたんに使えて、会計やレジ締め作業もらくらく。売上データの分析や目標設定などもできるため、課題をもとに適切な施策を実施できるでしょう。
引用元
Aiony(旧Bionly)
機能紹介 | Aiony(旧Bionly)
StoreTouch

出所:StoreTouch公式Webサイト
StoreTouch(ストアタッチ)は、美容室・ヘアサロン向けのPOSレジサービスです。iPadにアプリをダウンロードし、アカウントを作成して使用します。シンプルな操作画面でスムーズに使えて、カルテの作成や顧客情報の管理・検索・分析機能も利用可能です。
1つの店舗で複数台のiPadからアクセスできるので、スタッフの人数が多いサロンも安心でしょう。データの同期やバックアップが自動で行われるため、データを損失する心配もありません。
引用元
StoreTouch
ストアタッチって? | StoreTouch
Sacla PREMIUM

出所:Sacla PREMIUM公式Webサイト
Sacla PREMIUM(サクラプレミアム)は、美容業界専用としてマルチな機能を備えたPOSレジです。
1台で一般的な一連のサロンワークを行えるようになっており、メインの「受付/レジ」画面のほか、予約表・カルテ・次回予約・売上参照・日計の締めも容易に操作や閲覧ができます。
日報月報などの各種帳票の出力や、顧客分析・スタッフ分析といった分析機能も搭載。本部システム管理機能により、多店舗の管理もしやすいです。
引用元
Sacla PREMIUM
毎日のお仕事|Sacla PREMIUM
POS+ beauty

出所:POS+ beauty公式Webサイト
POS+ beautyは、グッドデザイン賞を受賞した、シンプルで見やすい画面が特徴のPOSレジシステムです。レジ・会計・売上管理といった標準的な機能に加え、電子カルテやスタッフ管理、サロンでの販売商品の在庫管理なども行えます。
オールインワン決済端末「stera terminal」との連携により、さまざまな種類のキャッシュレス決済にも対応可能です。
また、予約システム「KANZASHI(かんざし)」との連携により、複数の予約窓口からの予約を一元管理できる機能も。自店のホームページやクーポンサイトからのネット予約も、電話や店頭での予約も、まとめて管理できます。
引用元
美容室・サロンでPOSレジを使う | POS+(ポスタス) beauty
SalonAnswer

出所:SalonAnswer公式Webサイト
SalonAnswerは、美容室向けに設計されたクラウド型POSシステムで、シリーズ累計9,000店舗以上の導入実績があります。予約管理・顧客管理・売上管理などの基本機能に加え、デシル分析や戻り客分析といった経営支援機能を搭載。
複数店舗間での情報共有がリアルタイムで可能なため、多店舗経営にも対応しています。また、クラウドサービスを利用しているため、ソフトウェアのインストールが不要で導入コストを抑えられます。直感的な操作性と豊富な分析機能により、効率的な業務運営と売上アップを支援します。
引用元
サロンアンサー
美歴

出所:美歴公式Webサイト
美歴は、美容室のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできる電子カルテ・顧客管理システムで、POSレジ機能も搭載しています。スマートフォンで操作可能なため、使い慣れた端末で簡単に業務を進められます。同意書やカルテの電子化、レジ・売上管理・勤怠管理など、幅広い業務に対応可能です。
さらに、業務内容に特化したテンプレートを活用することで効率化を促進。専任サポート体制も充実しており、困った際には担当者が迅速に対応します。美容室運営の課題解決と業務効率化に役立つシステムです。
引用元
美歴
SalonMagic+

出所:SalonMagic+公式Webサイト
SalonMagic+は、美容室専用POSシステムとして予約管理から顧客管理・売上分析まで、幅広い機能が搭載されています。特に、予約グラフやデジタルカルテを活用することで、顧客情報の可視化とペーパーレス化を実現。
さらに、多店舗経営にも対応しており、本部管理機能を使うことで全店の情報を一元化できます。また、DMやメール配信機能で顧客への効果的なアプローチが可能です。クラウド型システムのため、リアルタイムでデータ共有ができるほか、多彩な分析機能で経営戦略の立案を支援します。
引用元
【8,000店舗導入】美容院専用POS・顧客管理システム|サロンマジックプラス
VIDシステム

出所:VIDシステム
出所:VIDシステム
VIDシステムは、美容室向けに特化したPOSレジシステムで、予約管理や顧客管理など基本的な機能を備えています。
特に、高度な分析機能と連携オプションの豊富さが特徴。顧客情報や売上履歴を活用したマーケティング支援が可能となり、リピート率向上や売上アップにつながるでしょう。
また、多店舗展開しているサロンでも効率的に運用できる設計となっており、大規模チェーン店にも対応可能です。柔軟性と拡張性が高く、美容室経営者にとって頼れるシステムです。
引用元
VIDシステム
coming-soon POS

出所:coming-soon POS公式Webサイト
coming-soon POSは、美容室やサロン向けに設計されたPOSレジシステムです。予約管理や顧客管理など基本機能はもちろんのこと、高度なデータ分析ツールを搭載しており、経営戦略の立案をサポートします。
また、キャッシュレス決済やWeb予約との連携も容易で、多様化する顧客ニーズに対応可能です。
さらにクラウド型システムのため、場所を選ばずリアルタイムでデータ確認ができます。導入コストも抑えられており、小規模店舗から大規模チェーンまで幅広く利用されています。
引用元
coming-soon POS機能概要|カミングスーン
美容室でPOSレジを導入する注意点はある?
前章のように、美容室がPOSレジを導入するメリットは多くありますが、注意点がないわけではありません。メリットと注意点を照らし合わせた上で、「メリットが上回る」と判断できる場合に導入を検討するようにしましょう。
焦って導入を進めてしまうと、スタッフから反発があったり、オペレーションがうまく回らなかったりする可能性があります。
導入費用がかかる
POSレジ・POSシステムのなかには、本体価格だけでも10万円以上、導入費用を含めると100万円を超えるものもあります。多機能で便利なものはそのぶん費用がかさむ傾向にあるので、本当に必要な機能だけを搭載したものを選ぶことが大切です。
導入の前に、まず店舗で発生する業務を書き出してみましょう。その後、業務を「集客」「顧客管理」「施術」といったカテゴリに分けていきます。
そこで、店舗を運営していく上で必須の業務と、POSレジの機能で時短または置き換えが可能な業務を照らし合わせて、必要な機能を見つけ出す方法がおすすめです。
自店にとって本当に必要な機能を絞り込むことで、POSレジの機能が多すぎると思われればグレードを下げて検討し直すことができます。「きちんと書き出してみたら、意外と必要な機能は少なかった」といったケースも少なくありません。
オペレーションを浸透させる必要がある
新たにPOSレジ・POSシステムを導入した際には、従業員がしっかりと使いこなせるようにオペレーションを指導しなければなりません。オペレーションが充分に浸透していないと、ミスが連発したりお客様をお待たせしたりすることになってしまい、店舗に混乱を招く可能性があります。
そのため、できるだけシンプルな機能のPOSレジを選ぶ、または表示がすっきりと見やすいPOSレジを選ぶことが重要。顧客管理や予約管理、在庫管理など多機能であっても、表示が洗練されていて使いやすければ誰でもすぐに操作を覚えられるでしょう。
美容室向けPOSレジの選定と導入チェックリスト
美容室に最適なPOSレジを選ぶことは、日々の業務効率化と顧客満足度向上に不可欠です。導入後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、以下のチェックリストを参考に慎重に検討しましょう。
必須機能の確認:
電子カルテ、スタッフ指名、メニュー登録など、自店の運営に必要な機能が標準搭載されているか確認しましょう。オプション追加が必要な場合は、その費用も考慮します。
無料プランの活用:
可能であれば無料プランで試験導入し、実際の業務フローに合うか試してみましょう。将来的な機能拡張の柔軟性も確認しておくと安心です。
総コストの把握:
月額利用料だけでなく、決済手数料や周辺機器(プリンターなど)の費用を含めた総コストを試算します。隠れたコストがないか確認しましょう。
既存ツールとの連携:
現在利用している予約サイトやLINEなどのツールとスムーズに連携できるか確認します。連携が不十分だと、かえって業務が煩雑になる可能性があります。
サポート体制とアップデート:
トラブル発生時のサポート体制(電話、チャットなど)や、システムのアップデート頻度を確認します。安心して使い続けるためには、手厚いサポートと継続的な改善が重要です。
特に、予約システムとの連携は集客力にも影響するため、重視しましょう。POSレジ単体では対応できない高度な予約機能やLINE連携などを活用したい場合は、予約システムとの連携が必須となります。
主要クラウドPOSシステム機能&費用一覧
主要なクラウドPOSシステムの機能と費用を比較してみましょう。
POSレジの導入には補助金・助成金が利用できる
POSレジの導入には、補助金や助成金が利用できます。実施されている制度の内容や金額、応募条件や要項は、自治体によっても異なるため、必ず事前に詳細を確認しておきましょう。
また、必要な書類や応募期限にも注意しましょう。
美容室のPOSレジは集客もできる予約システム リザービアと連携できるものがおすすめ
上記でさまざまなPOSレジサービスを紹介しました。なかでも美容室には、予約システム「リザービア」と連携できる「A’staff Cloud Smart」がとくにおすすめです。理由を以下で解説するので、検討するときの参考にしてください。
LINE・Googleなどとの連携で集客に有利
リザービアは、ただ予約が便利になるだけのシステムではなく、集客にも有利なシステムです。LINE・Google・自社サイト・クーポンサイトなどとの予約連携を行えて、集客や囲い込みのための仕組みが整っています。
※LINEとの連携は有料オプションです。
「A’staff Cloud Smart」との連携により、リザービアで入った予約情報から顧客管理や会計管理を行うことができたり、データの集計・分析が自動で行えたりと、さらに便利に活用できます。
いつでもどこでもネット予約が可能でユーザビリティも高い
リザービアは、ネット予約が大半になってきている美容室の予約事情に対応。ネット予約なら、24時間365日受付可能です。思い立ったら日時や場所を問わず予約を入れられるので、顧客の利便性も高まります。
入った予約は自動でA’staff Cloud Smartにも反映され、手で作業する必要はありません。
美容室ならではの高度な予約制御が可能
リザービアは美容サロンに特化したシステムです。メニューごとの同時予約の制限・対象を限定してのクーポン発行など、美容室ならではの使い方に対応した便利な機能を搭載しています。
A’staff Cloud Smartでデータを分析することにより、リザービアの専用予約アプリで再来店を促進するための施策を行えるほか、口コミ機能を活用すれば、新規・リピーターいずれの獲得にも役立てられるでしょう。
機能×費用を見極めて最適な「美容室POS」を選ぼう
今回は、美容室のPOSレジについて、機能やメリット、選び方などを詳しくお伝えしてきました。美容室でPOSレジを導入するのであれば、美容室向けの機能が充実したものがおすすめです。選び方の内容も参考にしつつ、自店に合ったPOSレジを選んで活用してください。
決済手数料を含めた3年総コストで比較し、自店の規模と売上構成に合ったPOSを導入しましょう。電子カルテ、高度な予約管理や顧客の囲い込み機能が必要なら、予約システムとの連携でカバーするのがおすすめです。
また、リザービアと連携できるA’staff Cloud Smartなら、予約管理や集客もできて一石二鳥。集客もできる予約システム「リザービア」とあわせて導入し、スムーズな美容室運営に役立てていただければ幸いです。