ホームページは、エステサロンの信頼を高め、正しく情報を伝えるために欠かせません。これからホームページを制作しようと考えている方の中には、どうやって作ればいいのか、どんな内容を掲載するべきなのかわからないという方もいるでしょう。
また、他店との差別化をはかるホームページデザインについても考えなければなりません。そこで本記事では、エステサロンのホームページに載せるべき内容や作る際のポイントなどを解説します。さらに実際のホームページ事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
エステサロンのホームページを作るポイントとは?
ホームページ制作の本題に入る前に、制作時に押さえておきたいポイントを紹介します。
サロンコンセプトを明確にする
何を置いてもコンセプトの明確化は欠かせません。サービスの方向性やターゲット層の絞り込みはもちろん、サイトデザインの種類やテーマカラーなどを決める際にも重要になってきます。
ホームページはサロンの顔として、受けられるサービスや非日常を味わえる雰囲気などをアピールし、集客につなげるための役割を担うもの。コンセプトとデザインや配色にズレがあると違和感につながり、離脱してしまう可能性が高まります。
サロンの雰囲気や提供したいサービスと統一感をもたせるためにも、最初にコンセプトをしっかりと設定しておきましょう。
お客様が知りたい情報を網羅する
ホームページを訪れる方は、これから予約をしてくれる可能性が高い見込み客です。お客様が予約という行動に至るまでにはいくつかのプロセスがあり、興味を引いたところでしっかりと知りたい情報を伝える必要があります。
たとえば場所や料金形態、予約可能な日時やサービスの質など。住所やメニュー、料金などの基本情報だけでなく、お客様の背中を押す口コミの掲載や予約方法をわかりやすく明示することも重要です。
掲載する写真のクオリティにこだわる
写真のクオリティは、洗練された雰囲気や技術の質、丁寧な接客などのイメージにも影響します。画素数の低い粗い画像では、細かいところへの気配りができなさそうな雑な印象を与えてしまうかもしれません。
どれだけおしゃれなサイトデザインで作成しても、画質が悪ければ洗練された印象を与えることはできないでしょう。ラグジュアリーな高級感や細やかな気遣い、施術や接客に一切の妥協を許さない真摯な姿勢など、エステサロンの魅力を伝えるためにも掲載する写真のクオリティにこだわることが大切です。
エステサロンのホームページに載せるべきコンテンツとは?
作成のポイントを押さえたところで、実際にエステサロンのホームページに載せるべき情報やコンテンツを見ていきましょう。
1.メニュー・料金
まず、これがなくてははじまらないと言えるほど重要なのが、提供するサービスのメニューと料金です。エステサロンには施術する部位を限定していたり、特定のサービスに特化していたりするところも多々あります。
お客様にとって、自分が受けたいメニューの取り扱いがあるか、料金は納得のいくものであるかがわからなければ、予約を入れるかどうかの判断をする材料がありません。
そのため、サイトを訪れたお客様が探さなくてもいいように、トップページのすぐ目に入る位置に掲載するか、グローバルナビゲーションやサイドバーからすぐにアクセスできるよう設定しておくといいでしょう。
2.予約フォーム
知りたい情報がある程度取得でき、予約の意思が固まったお客様をスムーズに予約へと誘導する導線が必要です。仮に予約方法を見つけられなかった場合、ホームページから離脱して違うエステサロンを探し始めてしまうかもしれません。
予約方法は、探さなくてもいいように常に目に入るように設定しておくのが理想的です。また予約完了までの手順もできるだけシンプルにしておくと、予約途中の離脱を防ぐことができます。
3.アクセス
どれだけ理想的なエステサロンであっても、生活圏から遠くアクセスが悪いけど行ってみようと考えるお客様は少ないでしょう。つまり住所やアクセス情報は、予約を決定づけるために必要なプロセスの一つなので、これもわかりやすく掲載しておかなければなりません。
場所がわかりづらくて離脱する可能性もあるため、住所だけでなく簡易的なマップを一緒に掲載したり、マップサービスで確認できるようにしたりしておくのがおすすめです。
4.店内の紹介
写真はサロンの雰囲気を伝えるのにもってこいのツールです。いくら言葉を尽くしても、一枚の写真のインパクトにはかないません。
写真の構図やクオリティにこだわることで、サロンの雰囲気を伝えたり、受けられるサービス内容を理解していただいたりすることができ、「行ってみたい」「施術を受けてみたい」と思わせることができるでしょう。
実際の施術写真は、初めてのお客様の不安を払拭し、予約へのハードルを下げる効果もあります。
5.スタッフ紹介
初めて訪れるサロンに対しては、誰しも不安をもつものです。それは施術に対するものだけでなく、誠実な対応をしてもらえるかというスタッフに対する部分もあります。
少しでもお客様の不安を軽減するには、写真やイラストを添えたスタッフ紹介が効果的。どんな人が施術を担当してくれるのかがあらかじめわかっていると、安心して来店することができるでしょう。
6.ブログ
エステサロンの情報を伝えるだけでなく、スタッフの人となりを理解してもらったり、プロ目線の知識を伝えて信頼を得たりするのに役立つのがブログです。
ブログとは日記や記事を公開し、時系列で表示させる更新型のコンテンツ発信ツール。スタッフの他愛ない日常をアップしたり、肌のメンテナンスの知識をまとめたりして親しみや信頼を集め、集客に活用できます。
また、ブログを読んでいただくことでホームページの滞在時間を伸ばすことができれば、SEO(検索エンジン最適化)にも効果的です。
スタッフブログのメリットや集客に活用するコツは、以下の記事で詳しく紹介しています。
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7.LINE公式アカウント・SNSアカウント
上述したブログのように人となりを伝えたり、サロンの日常をこまめに更新したりするのに向いているのがSNSです。ブログほど多くの情報を伝えられないものの、リアルタイムで情報発信することができます。
またホームページを見てその場で予約を入れなかったお客様が、いずれ行くつもりでLINE公式アカウントに登録したり、SNSをフォローしたりすることも。SNSやLINEは、キャンペーン情報やクーポンの配布などを通じて接触の機会を増やし、来店の確率を上げられるため、ホームページにリンクを設定して、誘導しましょう。
8.お客様の声(口コミ)
口コミは、購買の意思決定に大きく影響することがわかっており、マーケティングに広く活用されています。第三者の意見に信憑性を感じたり、みんなが行っているから安心という心理効果があったりするだけでなく、実際に体験した人の感想を事前に確認しておきたいというお客様にも有効です。
口コミを確認して予約を入れるというお客様の心理にはさまざまな理由がありますが、口コミサイトが多く利用されるのは、こういったお客様のニーズがあるからでしょう。
口コミがあれば予約率を上げられるため、ホームページに掲載できる口コミを日頃から集めておくのがおすすめです。
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9.プライバシーポリシー
最後に、プライバシーポリシーの記載も忘れずにしておきましょう。プライバシーポリシーとは、個人情報の取り扱い方やプライバシーへの配慮などのサイトの方針を示すもの。
個人情報保護法によって個人情報を取得する場合に義務付けられており、予約時に個人情報を取得するエステサロンのホームページには欠かせません。またしっかりプライバシーポリシーを掲げていることで、お客様に安心感を与えることもできるでしょう。
プライバシーポリシーには、個人情報の取得の理由や取り扱い方法、利用目的や第三者への提供の有無、個人情報の開示や訂正についての取り決め、お問合せ窓口などを記載しましょう。
エステサロンのホームページデザイン4つの事例を紹介
エステサロンのホームページでは、載せるべき情報や集客につながるポイントなどを押さえることが重要です。
それでは、エステサロンの実際のホームページを、参考事例として見ていきましょう。
1.レスキューサロン ページボーイ
オーガニックハーブを使ったグリーンピールの施術がウリの『レスキューサロン ページボーイ』のホームページでは、これ以上ないほどシンプルなトップページが特徴です。
住所や駐車場など、来店に必要な最低限の情報とGoogleマップの貼付、中央に配置された電話番号とお問合せボタンで、お客様が迷わず予約できる導線が確保されています。
サイト上部のグローバルナビゲーションには、グリーンピールの説明ページとメニューに飛べるテキストリンクが設置されており、シンプルながらお客様が欲しい情報をしっかりと提示。お問合せボタンから遷移したページでは、LINE公式アカウントのQRコードがポップアップ形式で表示され、登録を促します。
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2.Butterfly Maiden【バタフライメイデン】
水素水を用いたフェイシャルエステが好評のエステサロン『Butterfly Maiden【バタフライメイデン】』のホームページは、左側にサイドバーが配置された2カラムのデザインです。
メニューや店舗情報、口コミ、お問合せや予約ボタン、LINEのお友達追加などのリンクが常にサイドバーに表示されているため、どのページに遷移しても迷うことがありません。
トップページに配置された画像は数秒ごとに切り替わり、サロンの雰囲気だけでなく施術の様子も知ることができます。
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3.美肌よもぎ蒸し もう蒸されずにはいられない。
一度聞いたら忘れられないネーミングのよもぎ蒸しサロン『美肌よもぎ蒸し もう蒸されずにはいられない。』のホームページは、薄いあずき色とほのかな桃色で統一された柔らかな印象を与えるデザインです。
サロンコンセプトやご利用の流れ、メニュー・料金、よくあるご質問やブログ記事などへのテキストリンクをグローバルナビゲーションにまとめ、ページをスクロールしても知りたい情報にすぐアクセスできるよう配慮された設計です。
サイトを開くと目に飛び込んでくる画面いっぱいの画像は数秒ごとに切り替わり、施術の雰囲気や店内の様子を伝え、ブランディングの役割も果たしています。
スクロールすることで、施術の特徴やおすすめのコースメニューなどがわかるようになっており、ページ下部にはGoogleマップも貼付。ネット予約と口コミが確認できるボタンが常に画面右側に表示されているため、サイト閲覧中に予約を決めたお客様をスムーズに予約に誘導します。
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4.Pur・Blanc【ピュール・ブラン】
完全個室・完全予約制の脱毛サロン『Pur・Blanc(ピュール・ブラン)』のホームページは、施術画像のスライドショーを背景にサロン名とメニューや予約・お問合せ、ブログや施術名などのテキストリンクが設置されています。
トップページだけでほぼすべての情報が網羅されており、スクロールすればサロンオーナー兼エステティシャンの顔写真と、サロンの強みや施術の特徴を丁寧に説明。さらにスクロールすると、施術や部位別のおすすめメニューが表示されるため、初めて利用するお客様にも親切な設計です。
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ホームページの制作はどうする?自作or制作会社
ホームページを作る際に活用できる便利なツールやサービスもたくさんありますが、ある程度の知識は必要です。
ここではエステサロンのホームページを作る2つの方法を紹介しますので、自分に合った方法を選びましょう。
WordPressやホームページ作成ソフトで自作する
ホームページを自作する場合、おすすめなのがWordPressやペライチなどの作成ソフトを利用する方法です。
無料で利用できるものも多く、プログラミング言語の知識がなくてもある程度形にすることができます。
特にWordPressは、世界中のWebサイトの3分の1が利用していると言われるほどのシェアを誇り、使い勝手のいいプラグインやテーマなどの選択肢も豊富です。
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プロにおまかせ!制作会社に依頼する
サロン運営や開業準備の合間にホームページ制作をする時間がないという方も多いでしょう。またいくら便利なツールがあっても、Webサイトの構築に苦手意識があり、できれば誰かに頼みたいという方もいるかもしれません。
そういった方の場合は、制作会社に依頼してプロに作ってもらうのがおすすめ。ホームページ制作を請け負う会社であれば、エステサロンにぴったりのおしゃれなデザインのホームページをイメージ通りに仕上げてくれるでしょう。
ただし制作会社に依頼する場合、少なくとも数万円からのコストがかかることや、継続的にメンテナンス費用が必要なことに注意が必要です。
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ホームページ経由の予約管理にはリサービアがおすすめ
ホームページを作成したら、ホームページからWeb予約を受け付ける方法を考えなければなりません。他にSNSやクーポンサイトなどからの集客をするとなると、予約枠調整の問題が出てきます。
エステサロンで施術に集中するには、予約管理などのバックオフィス業務を効率化することが重要です。
そこでおすすめしたいのが、予約の一元管理や外部連携機能がある予約システムのリザービア。集客に活用できる機能が豊富で、全国5,000店以上のサロンで導入されています。
LINEやGoogleとも連携
LINE公式アカウントをお客様とのコミュニケーションや、集客ツールとして活用するサロンも増えています。LINE公式アカウントから予約を受け付ける場合、トークでのやり取りやダブルブッキングを避けるため予約枠の調整など、いくつかの手間がかかるのがデメリット。
リザービアの一元管理機能を使えば、自動でダブルブッキングを防止し予約枠を調整、管理することが可能です。
さらにGoogleと連携してGoogle検索やマップ検索から、直接予約へと誘導することができます。Googleを使ってサロンを探している見込み客にアピールできるため、新規集客に便利です。
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LINE連携予約
Googleで予約
予約をまとめて一元管理
LINEや専用予約アプリなどで口コミ収集ができる
口コミは予約へのハードルを下げるため、予約率アップにぜひ活用したい手段です。しかし口コミを独自に集めるのは、なかなか容易ではありません。
そこで活用したいのが、LINEや専用アプリに口コミを書きこんでいただくようお願いする方法です。
リザービアでは、専用予約アプリ「サロンカード」を利用できます。専用アプリがあれば、プッシュ通知でDMやリマインダー通知をしたり、クーポンの送受信をしたりしてリピーターの囲い込みに有利です。
口コミ機能もあるので、口コミを書き込んでいただいた方にクーポンを贈呈するなどして口コミを集めましょう。LINE公式アカウントでも同様に、口コミを集めることができます。
集めた口コミは、ホームページなどに転載して活用することも可能です。
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まずは資料をご覧ください
魅力的なホームページを制作して集客に活用しよう
エステサロンのホームページでは、情報の網羅に気をつけて、予約したいと思わせるコンセプトが伝わるデザインとすぐに予約できる導線の確保が重要です。
ホームページから予約を受け付ける場合、予約システムと連携させることで一元管理が可能になります。リザービアは、複数のクーポンサイトやLINE、Googleなどと連携してダブルブッキングを防止する一元管理機能があるため、業務効率化に便利です。
リザービアと連携して、ホームページからワンクリックで予約に誘導したり、Googleから新規集客をしたり、LINEやサロンカードでリピーターの囲い込みをしたりすることが可能に。ぜひリザービアを活用して、サロンの集客力を高めましょう。