エステサロンのオーナーになると、年収はどれくらいなのでしょうか。スタッフとして働きながら、いつか自分も経営したい、自分の店を持ちたいと夢見ている人も少なくないことでしょう。
そこで、エステサロンオーナーの年収の目安をお伝えするとともに、収入を考える上で重要な経費の比率の指標や、「儲かる経営者」になるためのポイントなども解説します。
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目次
エステサロンオーナーの年収は400~1,000万円以上と幅広い
一口に「エステサロンのオーナー」といっても、個人サロンなのか大規模なサロンなのか、また何店舗経営しているのかなどによって収入はまちまちです。
目安としては400万円くらい~とされており、多店舗展開している場合など年収1,000万円を超えるオーナーも存在しています。
なお、一般的なエステティシャンの年収は320.6万円(令和5年の「賃金構造基本統計調査」をもとにしたデータ)なので、雇われスタッフではなく経営者側の立場になることにより、年収も上がる可能性が高いです。
引用元
エステティシャン – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
月収はどれくらい?
年収が400万円であれば、単純計算で月収は約33万円。年収が1,000万円であれば、月収は約83万円です。ただし、収入に経費を合わせたものが売上なので、売上が少ないと当然収入もそのレベルに達しません。
売上からの収入シミュレーション
では、売上から収入を逆算してみましょう。
客単価9,000円、1日の客数10人、月の営業日数25日とした場合、月の売上は9,000×10×25=2,250,000円です。
経営には家賃・材料費・水道光熱費などの経費がかかるため、オーナーの収入は売上の約15%程度とされており、月収は2,250,000×15%=337,500円になります。つまり、年収400万円クラスの経営者の場合、売上や月収はこの程度と考えればよいでしょう。
エステサロンの経営にかかる経費と売上に対する比率
エステサロンは開業の時点でも費用がかかりますが、経営を続けていく間にも固定費などのコストが毎月発生します。そこで、どんなものにどの程度の費用がかかるのかという目安を押さえましょう。
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家賃:約10~15%
賃貸物件を借りて経営する場合、毎月家賃がかかります。集客に有利な立地のいい場所を選べる反面、好立地になればなるほど家賃が高くなりやすい点に注意しましょう。家賃が占める比率としては、売上の10~15%以内くらいが理想です。
また、自宅開業の場合は店舗用の物件を借りるよりコストを抑えられるでしょう。持ち家であれば家賃は0です。賃貸の場合も、サロンとして利用している部分の家賃は経費として落とせます。
水道光熱費:約3%
エステサロンでは営業中に照明・空調・美容機器などを使用するため、水道・電気・ガスの費用も必要です。店の規模や季節などによって変動しますが、おおむね売上の3%以内に収まるとよいでしょう。
節水や節電を心がけると削減できることもあるので、多すぎると感じたら節約を意識してみてください。
材料費・消耗品費:約10~15%
エステサロンでは、化粧品・タオル・ティッシュ・トイレットペーパーなど、多くの消耗品を使用します。お客様に使用するものはあまりにチープだと満足度を下げてしまう恐れがありますが、消費の激しいものにコストをかけすぎるのも問題です。
売上の10~15%程度以内に収まる範囲で選び、購入費用を調節しましょう。
通信費・広告宣伝費:約5~10%
通信費としては、電話のほか、世の中でインターネット予約が主流になりつつあるため、ネット費用も必要です。お客様も使えるようにWi-Fiを導入すると、顧客満足度アップにもつなげられるでしょう。
また、集客のためにホームページ・SNS・チラシなどでの広告宣伝も行わなければなりません。通信費と広告宣伝費を合わせて、売上の5~10%ほどを目安にしてみてください。
人件費:約20~35%
スタッフを雇用する場合は、上記のような費用にプラスして、大きな割合を占める人件費がかかります。正社員かパートか、何人雇うかなどによっても変わりますが、売上の20~35%程度が理想です。
エステサロン経営者が年収を上げるには?儲かるためのポイント
つづいて、エステサロンオーナーが年収を上げたい場合にどうすればいいのか、儲かるためのコツを解説します。
1. 店舗の規模を拡大する
1つは、事業を拡大することです。1つのサロンで従業員を雇ってベッド数を増やし、一度に複数人が施術できるようにすると、自分だけで施術する場合に比べて当然売上がアップします。
また、ある程度顧客が集まるようになり、施術もこなせるようになってきたら、多店舗展開するという方法も。店舗が増えることで知名度も上がり、多くの来店客が利用することによって、売上アップと年収アップにつながるでしょう。
2. 経営の勉強をする|セミナー・コンサルティングなど
エステサロンのオーナーは、エステ技術だけが高ければいいというわけではありません。経営について知識をつけ、実践することも重要です。具体的には、経営ノウハウのセミナーやコンサルティングに参加する方法があります。
宣伝・集客の方法や利益を増やせる運営方法などを学び、ニーズやトレンドを考慮しつつメニューや施術内容も進化させていくなど、お客様によりよいサービスを提供しつつ、しっかりと利益も出せるように上手に経営しなければなりません。
目先の売上を追いすぎて将来的な視線を持てないと、経営が長く続かない可能性があります。勉強する時間をきちんと確保し、経営について長期的な目線で考えていくことが大切といえるでしょう。
3. 経費を削減する
前章で経費と比率について解説しましたが、オーナーの年収アップにおいては経費削減も大きなポイントです。
たとえば、スタッフの人件費は、固定給にすると売上の多い少ないに限らず毎月決まった額を支払わなければなりません。そこで、一部を歩合給にすることで、売上に応じた還元を行うことが可能になり、売上が少ない月はサロン側も出費を減らせます。
このように、運営にかかるコストを見直し、減らす努力をしましょう。
4. 競合との明確な差別化を行う
コンセプト・提供するメニュー・導入する美容マシン・サービスの質などに自店ならではのこだわりを持ち、競合他店との差別化を図ることも大切です。自店を選んでくれるお客様が増えれば、当然売上にも反映されます。
差別化できていないと感じたら、店のシステムやメニューなどを見直してみましょう。
5. 集客に力を入れる
エステサロンの集客では、特にリピーターの存在がカギ。開店したばかりの頃は新規集客に力を入れるべきですが、多くの顧客に自店を気に入ってもらい、リピーターとして定着してもらえれば、宣伝費もあまりかからず売上も高い水準での安定を望めます。
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エステサロンの経営にはリザービアがおすすめ
エステサロンの開業や経営にあたり、ネット予約の受付管理や顧客情報の管理、集客などを行えるシステムを導入すると、業務の効率化につながります。また、顧客の利便性も高まるのでぜひ利用しましょう。
エステサロンなどの美容サロンに特化した予約システム「リザービア」には、以下で取り上げるような機能があり、経営を強力にサポートするため、検討してみてはいかがでしょうか。
ネット予約の自動管理
ホームページ・SNS・クーポンサイトなど、インターネットからの予約を24時間自動で受け付けられます。シンプルで見やすい画面も特徴で、機械操作が苦手なお客様でも予約しやすいと好評です。
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顧客情報の管理
電子カルテのように使える顧客管理機能も便利。氏名・電話番号・施術履歴・施術写真などを記録できます。データを検索し、対象者にクーポン付きメッセージを送ることも可能です。リピート施策に活用してみてください。
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Googleからの予約がスムーズ
Googleビジネスプロフィールに予約ボタンを設置でき、そこから予約してもらえる「Googleで予約」も使えます。予約までの流れがスムーズなため、GoogleやGoogleマップで検索するユーザーにアプローチしやすいことが特徴です。
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LINEでの予約受付も可能
オプションサービス「LINE連携予約」を使えば、自店のLINE公式アカウントからも予約を受け付けられます。LINEを使っている顧客が予約しやすくなるため、リピーターの囲い込みにも役立つでしょう。
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エステサロンオーナーとしてしっかり年収を上げていこう
エステサロンのオーナーは、社員として働くより高年収を得られる可能性が高いです。
しかし、顧客を増やしてきちんと売上を上げないと逆に収入が少なくなる可能性もあることは事実。そのため、経営のことも学びながらうまく顧客を呼び込み、リピーターを増やしていくことが重要です。今回解説した、儲かるためのポイントも参考にしてみてください。
あわせて、データ管理や集客に役立つ「リザービア」を導入し、業務効率を高めながら年収アップを目指しましょう。