美容室で集客できずお客さんが来ないと悩んでいる人は少なくありません。実はお客さんが来ないのには理由があります。そこで本記事では、美容室にお客さんがこない3つの理由と対策について詳しく解説します。
- サロンのリピート率を増やしたい
- クーポンサイトを脱却したい
- LINEでの予約管理が大変
- 予約はリザービアで一元管理
目次
美容室で集客できない3つの原因
美容室で集客できない原因には、大きく分けて3つがあります。ここではこの3つの原因について詳しく解説します。
1.ターゲット(ペルソナ)が明確になっていない
美容室で集客できない原因の1つ目としては、ターゲット(ペルソナ)が明確になっていないことがあげられます。ペルソナを作り美容室に来てくれるお客さんの人物像を明確にしておくことによって、お客さんがどういった経緯で美容室にきてくれるかが分かります。
お客さんの人物像が分かって、美容室にまつわる情報に触れる媒体(チャネル)がわかれば、ターゲットとなる人に対して魅力的な情報を発信することが集客効果を高めます。
このようにターゲット(ペルソナ)が明確になっていないと、どんな人に対してどんな情報をどこで発信して美容室に来てもらうかが曖昧になってしまうため、美容室にお客さんが来てくれない原因につながりやすくなってしまいます。
2.新規顧客への呼び込み施策が足りていない
美容室で集客できない原因の2つ目として、新規顧客への呼び込み施策が足りていないこともあげられます。美容室では多くの検索ポータルサイトがあるので、自店の美容室を登録して掲載している店舗も多いのではないでしょうか。
しかし検索ポータルサイトにただ載せているだけだったり、SNSを単に使用しているだけでは数多くある他の美容室と差別化ができず、お客さんが行ってみたいと思える美容室として認知されていないことも。
新規顧客獲得を目的とした呼び込み施策についてあまり考えずに、オンライン・オフライン問わず集客につなげられていないとお客さんが来ないという原因にもなってしまいます。
3.既存顧客のリピートにつながっていない
美容室で集客に苦しんでしまう原因の3つ目として、既存顧客のリピートにつながっていないことがあります。
すでに一度来てくれたお客さんが美容室に来なくなってしまう原因はさまざまですが、お客さんが継続して店舗に通ってくれないということは美容室の利益につながりにくくもなってしまいます。
また、既存顧客がリピートしてくれることでSNSや知人・友人などへの紹介によって、別のお客さんを連れてきてくれる可能性もありますが、お客さんがリピートしていないとその可能性もなくなってしまいます。
このように美容室の集客につながっていない原因として、既存顧客のリピートにつながっていないことも原因の1つでしょう。
美容室で集客につなげる3つのポイント
美容室にお客さんがこないときに、集客につなげるためにはどのようにしたらよいか悩んでいる人も多いでしょう。ここでは、美容室の集客における3つのポイントについて詳しく解説します。
1.美容室に来るターゲット(ペルソナ)を明確にする
美容室で集客につなげるために大切なこととして、ターゲット(ペルソナ)を明確にすることがあります。ペルソナとは美容室として獲得したいお客さんの層を具体的にして想定するマーケティングの手法の1つです。
具体的なお客さんの人物像を描くことによってお客さんの目に止まりやすい色や文章の使い方、文字のフォントの選び方などにもつながります。
また、美容室で用意したほうがよいサービスなどの検討材料にもなるため、ペルソナを明確にして美容室として狙うターゲットはどんな人か具体的にしておくとよいでしょう。
ターゲティングを行いペルソナを作る際には、年齢・性別・職業・年収・ファッション系統・美容室に通う頻度やどういった経緯で美容室に行くのかなどを考える必要があります。
2.自社のブランディングを行う
美容室で集客を効果的におこなうためには、美容室のブランディングを行うことも大切です。集客効果を高めるために、値段を安くするといった方法もあります。
しかし価格の安さに魅力を感じたお客さんは、他の安い美容室を見つけると他の美容室に行ってしまう可能性が高いです。
美容室としてブランディングを行うことで、美容室の良さは何か知ってもらいやすく信頼される美容室として認知されやすくもなります。
信頼できるお店だという口コミ評判が広がれば、自ずとお客さんが来てくれるようなお店にも。下記ではブランディングに役立つフレームワークについて詳しく紹介します。
3.ブランディングに役立つ3つのフレームワーク
ブランディングに役立つフレームワークには数多くの種類があります。ここでは下記の3つのフレームワークについて紹介します。
- 3C分析
- STP分析
- 4P分析
3C分析とは、競合となる美容室と比較して美容室成功の要因を明らかにすることです。市場・顧客・競合について分析することによってKSF(Key Success Factor)を明らかにして美容室の集客に役立てることができます。
STP分析は、市場を細かく分けて美容室としてねらうお客さんはどんな人かを決め、運営する美容室は他の美容室と比べるとどんな美容室かを明確にできます。STP分析を行う際には美容室の目線ではなくお客さんの目線で客観的に分析することが集客につなげるためには大切です。
3つ目のフレームワークとして4P分析があります。4P分析とは、3C分析やSTP分析などと一緒に行うことで効果的で、実際の集客戦略を作成する上で重要な分析方法です。
美容室で4P分析をする際には、下記の4つの観点から集客戦略を考えられると良いでしょう。
- Product(製品):サービス・内装
- Price(価格):メニュー価格
- Place(場所):美容室の場所
- Promotion(販売促進):集客方法
ブランディングについて詳しい情報は下記の記事も参考にしてみてください。
参考記事:
カスタマージャーニーを作成する
ターゲティングやブランディングができたら、カスタマージャーニーを作成してお客さん視点で行動を分析するのも、集客に役立てる戦略の1つです。
カスタマージャーニーとは、お客さんが商品を購入する一連の流れの中でどんな行動をとっているのかを時系列でまとめたものです。お客さんが美容室に来てくれてリピートしてくれるようになるまでの流れを店舗として設計できると、どのように集客をしたら効果的かが明確になります。
美容室でカスタマージャーニーを作成する際には、下記の4つの流れでお客さんのニーズと行動を分析するとよいでしょう。
- お客さんはどのように美容室を知り興味関心を持つか
- お客さんが美容室に行きたいと思った後はどんな情報収集をするのか
- お客さんが美容室に行くときにはどのようなことを判断基準にしているのか
- お客さんがリピートするときの判断基準はなにか
美容室で新規顧客を獲得するための4つの方法
美容室で集客につなげるポイントがおさえられたら、実際に新規顧客を獲得するための施策を実践しましょう。ここでは美容室が集客する際に役立つ4つの方法について詳しく解説します。
Googleマイビジネスの活用
美容室で集客をして新規顧客を獲得するためには、Googleマイビジネスの活用は効果的です。
Googleマイビジネスとは、MEO(Map Engine Optimazation)対策ともいわれていて、Googleマップに自分の美容室を表示させることができます。
Googleマイビジネスを活用することで、美容系のポータルサイトよりも上位表示されるというメリットもありコストもほぼ無料で活用できるので集客に効果的です。
Googleマイビジネスを活用する際には、地域名+業種のキーワードが必要で地域名+美容室名のほか、売りとしているサービス(カットやパーマなど)もキーワードに選びましょう。
他にも、美容室の店舗情報や写真、詳しいメニューなどを詳しく載せたり、キャンペーンを宣伝したりすることで効果的にGoogleマイビジネスを活用できます。
Googleマイビジネスの活用について詳しい内容は下記の記事を参考にしてみてください。
参考記事:
SNS(Instagram/Facebook/Twitter)の活用
美容室でSNSを活用することは、集客において効果的です。インターネットが普及し誰もがSNSなどを普段から使うことが多いので、美容室としてSNSを活用することで認知拡大が図れるからです。
SNSの中でもInstagramは写真や動画などの視覚的な情報発信ができるので、美容室がSNSを活用するのにおすすめです。ヘアスタイルの写真やスタッフの紹介、店舗の内装や役立つ情報の発信など、さまざまな情報を発信しやすいでしょう。
美容室でSNSを活用して集客につなげるためには、下記の記事も参考になります。
参考記事:
HP(ホームページ)の活用
美容院のHP(ホームページ)を活用することは集客において効果的です。なぜなら、ホームページは予約サイトやGoogleマイビジネスなどで伝えきれない情報なども詳しくお客さんに伝えられるからです。
美容室の雰囲気・スタッフの情報・お店の想いといった他の媒体では知りえない情報でも、カスタマイズ性の高いホームページであれば自由に表現できます。
ホームページを活用するためにも、美容院としてどんなお客さん(ターゲット)に対して、どんな価値(サービス)をどのように提供(価格など)するのかを明確にしてページを作りましょう。
このように美容室の狙っているターゲットに魅力的に映るようなホームページが作れると、集客を効果的に行えます。
チラシ・DMの活用
チラシやDMの活用は、手にとって読んでもらえる可能性が高くなるので美容室の集客において効果的な方法の一つです。
チラシは不特定多数の人に対して見てもらうツールで、DMは既存顧客に向けた手紙のようなツール。新規のお客さんを獲得したいのであれば認知度を高めるチラシは効果的ですし、リピート顧客を増やしたいのであればDMが効果的。
チラシを活用する際には、キャッチコピーやチラシのデザインがターゲットに魅力的になるように作成しつつ、チラシ枚数を多く配ることが大切です。チラシの反応率は、0.1%が普通といわれているので、1000枚配って1人のお客さんがきてくれるという想定をしておくとよいでしょう。
DMについての詳しい内容については下記の記事を見てみてください。
参考記事:
美容室としてリピート顧客を獲得する2つの方法
美容室としてお客さんに再度来店してもらうためにはどのようにしたらよいか悩んでいる人も多いでしょう。ここでは、リピート顧客を獲得する2つの方法について紹介します。
リピート顧客への情報発信
リピート顧客へ情報発信することは、お客さんに美容室に再度来店してもらうためにとても大切です。なぜなら、1:5の法則といわれているように新規顧客にきてもらう5分の1のコストで既存顧客には来てもらえる可能性が高いからです。
リピート顧客を増やすためには、すでに美容室に来てくれたお客さんに対して情報を発信することが効果的です。下記では既存顧客へ情報を発信する効果的なツールについて紹介します。
美容室としてリピート顧客を増やしたいと思っている人は下記の記事も参考にしてみてください。
参考記事:
リピート顧客への情報発信にはリザービア導入がおすすめ
リピート顧客へ情報発信をする上でリザービアの導入はとてもおすすめです。リザービアには、CRM(顧客管理)機能がついているのでお客さんの管理のみならず、予約も一元管理することができます。
そのため、顧客リストの中から特定の条件を絞り込んでクーポンを発行することもできます。他にも、表参道にあるGLAD.ではリザービアを活用して「お客様紹介カード」の機能を使って紹介制度を活用し集客につなげています。
参考記事:
リザービアは、お客さんの管理とクーポン発行機能、LINEなどとの連携による簡単な予約システムがあるので既存顧客への情報発信もしやすく、美容室への予約につながりやすいツールになるでしょう。
リザービアについての詳しい内容は下記をご覧ください。
集客できるお店づくりを支えるリザービア
サービスの質向上
リピート顧客を獲得する上でサービスの質を高めることは大切なポイントです。カットやパーマ、カラーなどの施術は美容室に通うお客さんに提供する中心のサービスです。一方で、施術以外の面もリピート顧客を獲得する上では大切な要因の1つ。
シャンプーの気持ちよさやお店の雰囲気づくり、接客サービスのホスピタリティなどのサービスの質を高めることもリピート顧客を増やすためには効果的です。
このように美容室のサービスを高めることは、お客さんの満足度につながるのでリピート顧客を増やすうえでは欠かせません。
- サロンのリピート率を増やしたい
- クーポンサイトを脱却したい
- LINEでの予約管理が大変
- 予約はリザービアで一元管理
ターゲットを明確にして新規・リピート顧客を獲得しよう
美容室で集客できない原因はさまざまです。お客さんに来てもらえる美容室を目指すためにも、ターゲットを明確にして集客戦略を考えることが大切です。集客の戦略が考えられたら、ターゲットに合わせた集客の施策を実施することで、新規・リピート顧客の獲得につながります。
ぜひ本記事を参考にしながら、お客さんが来たくなる美容室づくりを目指してください。