美容室を経営していて「新規のお客様は来るのに、2回目の来店につながらない」「技術に自信はあるのに、お客様が増えない」といった悩みを抱える人は少なくないでしょう。
思うような成果が出ていない場合、集客方法や施術メニュー、美容室の特徴のアピール方法などが、ターゲットに合っていない可能性があります。
そこで本記事では、美容室の集客効果を高めるためのポイントと、オンライン・オフラインでの具体的な集客方法を紹介します。
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目次
美容室の集客効果を上げるためのポイント
具体的な集客方法を決める前に、まずは集客の土台となる部分を固めておくことが大切です。
ここでは、集客の前に整理しておくべき4つの重要なポイントを解説します。
強みとコンセプトを明確にする
「どんなお客様でも歓迎」では、お客様に自店の魅力は伝わりません。
数多くの競合がいる美容室業界のなかから自店を選んでもらうためには、「その店でなければならない理由」が必要です。
「ショートカットが得意」や「髪質改善専門」など、自店の強みやコンセプトを明確にし、他店との違いをアピールしましょう。
ターゲットの解像度を上げる
集客を成功させるためには、「誰に来てほしいか」というターゲットを明確にすることが不可欠です。年齢・性別だけではなく、職業・年収・ファッション系統・美容室に通う頻度やどういった経緯で美容室に行くのかなどを細かく掘り下げてみましょう。
このようにターゲットの解像度を上げることで、はじめてターゲットに届く集客方法や伝え方が明確になり、集客活動の反応も良くなるでしょう。
平日の集客力を上げる
美容室の売上を安定させるためには、土日だけでなく平日の集客をいかに増やせるかが重要なポイントです。特に平日は予約が空きがちになるため、特定のターゲットに向けた戦略や、来店を後押しする仕掛けを取り入れることで稼働率の向上につながるでしょう。
そのためには、学生や平日休みの会社員など平日に来店可能な層を明確にし、そのターゲットに向けた施策を行うことが必要です。
平日限定メニューの提供や平日来店ポイントの付与など、平日に行くことのメリットを用意し、平日の集客力アップと土日の混雑緩和につなげましょう。
リピーター獲得の仕組みを整える
美容室の経営を安定させるためには、リピーターの獲得が欠かせません。
新規のお客様の獲得には、既存のお客様の再来店を促す5倍のコストがかかると言われています。そのため、比較的少ないコストで集客できるリピーターを増やすことは、美容室の利益率アップにつながります。
施術や接客の質を高めるのはもちろんのこと、ポイントカードやリピーター限定の特典を用意するなど、再来店にメリットを感じてもらえる施策を検討しましょう。
美容室にとってのリピーターの重要性や獲得方法については、下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
予約導線を整える
集客活動から美容室に興味を持ってもらえても、予約しようとしたとき「電話がつながらない」「営業時間外で連絡できない」といった状況では、予約の取りこぼしにつながります。
また、ネット予約を導入していても、「会員登録が面倒」「入力項目が多くて途中で諦めた」というケースは意外と多いです。
重要なのは、お客様が「行きたい」と思った瞬間に予約完了できる環境です。そのためには、以下のような改善策が考えられます。
- 24時間受付可能なネット予約の導入
- SNSプロフィールに予約ボタンを設置
- 予約時の入力項目を最小限にする
このように予約時の「お客様の手間」を徹底して減らす工夫が、予約の取りこぼし減少につながるでしょう。
【オンライン】美容室におすすめの集客方法
美容室の検索・予約は、オンラインの利用が主流となってきています。
ここでは、インターネットを介したオンラインでの集客方法のなかから、美容室の集客におすすめの方法を紹介します。
ポータルサイトへの登録・内容の最適化
美容系ポータルサイトは利用者も多く、美容室を新たなお客様に知ってもらうための手段として特に有効です。
ただし、掲載するだけでは集客はできないため、掲載内容の更新はこまめに行いましょう。
また、ポータルサイトだけに集客手段を依存すると、掲載費の負担が大きくなる可能性があります。そのため、ほかの集客と組み合わせて運用することをおすすめします。
Googleビジネスプロフィールの活用
Googleビジネスプロフィールに登録しておくことで、GoogleマップやGoogle検索で「地域名 美容室」と調べたときに、自店の情報を表示できます。
登録に料金はかからず、住所や営業時間などの基本情報を載せることができます。さらに、美容室を利用したお客様からの口コミの収集も可能です。
Googleビジネスプロフィールの活用について詳しい内容は、下記の記事を参考にしてみてください。
「Googleで予約」機能で予約ボタンの設置も可能
「Googleで予約」は、Googleマップなどの検索結果画面に、予約ボタンを表示できる機能です。 予約導線をわかりやすく表示できる上、お客様は別のサイトに移動する手間なく、スムーズに予約を完了できます。
ただし、「Googleで予約」を利用するためには、リザービアのように「Googleで予約」のパートナーとなっている予約システムの導入が必要です。
フルアシストMEOは、Googleビジネスプロフィールの最適化と、インスタ投稿のホットペッパー・ミニモ・Googleへの自動投稿により、集客と業務効率化を支援するMEO対策サービスです。
SNSの活用
美容室でSNSを活用することは、集客において効果的です。
なかでもInstagramは写真や動画などの視覚的な情報発信ができるので、美容室がSNSを活用するのにおすすめです。
ヘアスタイルの写真やスタッフの紹介、店舗の内装や役立つ情報の発信など、さまざまな情報を発信しやすいでしょう。施術のビフォーアフターを写真や短い動画で紹介する投稿も人気です。
美容室のSNS活用法については、下記の記事もぜひ参考にしてください。
ホームページ・ブログの更新
ポータルサイトやSNSでは伝えきれない、美容室のこだわりやスタッフの想いを伝えるには、自店のホームページやブログが最適です。「どんな想いでやっているお店なのか」をていねいに伝えることは、お客様からの信頼獲得につながるでしょう。
ホームページを作る際も、美容室としてどんなお客様(ターゲット)に対して、どんな価値(サービス)をどのように提供(価格など)するのかを明確にしたページ作りが重要です。
美容室の狙っているターゲットに魅力的に映るようなホームページを作ることで、集客を効果的に行えるでしょう。
メールや公式LINEの配信
来店経験のあるお客様にまた来てもらうためには、LINE公式アカウントやメールでのメッセージ配信がおすすめです。
来店後のお礼のほか、誕生日クーポンやキャンペーン情報などをダイレクトに届けることで、自店の存在を思い出してもらい、再来店のきっかけづくりとして役立つでしょう。
【オフライン】美容室におすすめの集客方法
オンラインでの集客が主流になってきていますが、デジタルツールが苦手な層や美容室の近隣住民へのアプローチ方法として、オフラインでの集客もいまだに有効です。
ここからは、オフラインの集客方法を紹介します。
お友達紹介キャンペーン
既存のお客様からの紹介は、美容室に対する安心感を持ってもらいやすく、新規顧客の初回来店に対する心理的ハードルを下げることができるため非常に有効です。
また、紹介制度を導入することでクーポンサイトへの依存からの脱却も図れるでしょう。例えば、「紹介者・紹介された方の両方に特典を付与する」といった仕組みを作ることで、紹介のモチベーションを高めつつ、リピート率の向上にもつなげられます。
チラシのポスティング
インターネットをあまり使わない方や、お店の近くに住んでいる方に知ってもらうには、チラシをポストに入れる方法が有効です。
チラシを活用する際には、キャッチコピーやチラシのデザインがターゲットに魅力的になるように作成します。チラシの反応率は、0.1%が普通といわれているので、1,000枚配って1人のお客様がきてくれるという想定で枚数を決めるとよいでしょう。
地域情報誌への掲載
特定のエリアに配布されるフリーペーパーや情報誌は、その地域に住む人の目に留まりやすい媒体です。 オンラインでの情報収集をあまりしない層へのアプローチとして役立つでしょう。
クーポンなどをあわせて掲載し、その回収率を見ることで、施策への反応を分析することもできます。
看板の設置
看板の設置は、通りすがりの人に、美容室の存在と店舗の雰囲気を伝える重要なツールです。
美容室の名前のほか、メニュー表や料金、営業時間などを掲示し、はじめての人でも入りやすい雰囲気を作りましょう。チラシを看板に設置して、自由に持ち帰れるようにするのもおすすめです。
美容室の集客に関するよくある質問
ここからは、美容室の集客についてのよくある質問とその回答を紹介します。
オンラインとオフライン、どちらの集客方法を優先するべきですか?
ターゲット層にもよりますが、理想は「同時並行」です。 ただし、予算や作業できる時間などが限られている場合は「オンライン」の基盤作りを優先しましょう。
なぜなら、オフラインでチラシや看板を見た人も、最終的にはスマホで検索して詳細を確認し、Web予約をするケースが多いと考えられるためです。
受け皿となるオンライン上の情報や予約導線が整っていないと、せっかくのオフライン集客も無駄になってしまう可能性があります。
どうすればリピーターが増えますか?
会計時に次回予約の提案を行うことや定期的なメッセージの配信など、リピーター獲得にはさまざまな方法があります。
しかし、お客様との接点を保つことは重要ですが、メッセージの配信などをすべて手作業で行うのは、忙しい営業中には負担となるでしょう。
リザービアのような予約システムには、「来店から〇日後に自動でメッセージを送る」といった機能を搭載しているものもあります。このような機能を活用して適切なタイミングで接点を持ち続け、リピーターの獲得・定着につなげましょう。
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集客方法と予約導線を整えて集客力アップにつなげよう
美容室の集客は、ターゲットに合った方法を選ぶことがとても大切です。そのため、集客方法を決める前に、「誰にどんなサービスを提供するのか」を明確にしましょう。
その上で、自店のターゲットに合った集客方法を選ぶのと同じくらい重要なのが、スムーズな予約導線の確保です。興味を持ってくれたお客様が予約しやすい環境を整え、機会損失の少ない美容室運営を目指しましょう。






