サロンを運営している方のなかには、売上が上がらずに悩んでいる方もいるかもしれません。また、サロンを開業しようと考えている方で、個人サロンの売上目安を知っておきたいという方もいるでしょう。
そこで、個人サロンの売上平均や、サロンの売上がなかなか上がらない理由、売上アップするための方法などを紹介します。
まずは資料をご覧ください
目次
個人サロンの平均売上はどれくらい?
個人経営のサロンでは、一体どれくらいの売上を出すことができるのでしょうか。ここでは、個人サロン・自宅サロン・フリーランスそれぞれの平均売上について紹介していきます。
売上はどうやって求めるの?
まずは売上の計算方法を確認しておきましょう。基本的な計算方法は、以下です。
客単価×1日の施術人数×1カ月の営業日数
サロンと一口にいっても、エステサロン・まつエクサロン・ネイルサロンなど、種類によって客単価は違うため、平均売上も業種によって違いがでてきます。
個人サロン(プライベートサロン)の平均売上はどれくらい?
個人で営むプライベートサロンの平均売上は、40~150万円程度です。大きな幅がある理由は、ネイルサロンやまつエクサロンの場合、エステサロンや美容室に比べて単価が上げにくく、一方でエステサロンや美容室は施術内容によっては高額な設定が可能なことが挙げられます。
自宅サロンの平均売上はどれくらい?
自宅サロンも個人サロンと同じ程度と考えていいでしょう。売上を決めるポイントは客単価と施術人数。一日にどれくらいの施術が可能か、どれくらい顧客を呼び込めるかで大きく変わると考えられます。
仮に週休2日、単価6,000円で、一日に3人の施術を一ヶ月コンスタントにした場合、売上は36万円です。ここから、水道光熱費や消耗品などの経費を差し引いた金額が利益となります。
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フリーランスの平均売上はどれくらい?
フリーランスにはさまざまな働き方があり、固定客の有無や稼働時間など人によって大きな差があります。業務委託や面貸しの場合は歩合制であることが多く、売上のすべてが自分の取り分というわけにはいきません。
毎日それなりの時間稼働し、週休1日で計算すると月平均60~80万円の売上が見込めますが、自分が手にするのは20~30万円程度になることもあります。
個人サロンの売上が低い理由とは?
個人サロンは、自分が頑張れば頑張った分収入を上げることができますが、思うように売上が上がらないという悩みを抱えるサロンオーナーも多いようです。
個人サロンで売上が上がらない理由には、下記に紹介する要因が考えられます。
1. コンセプト・ターゲットがブレている
思うように集客できないサロンには、コンセプトやターゲット設定がクリアにできていないという共通点があります。コンセプトやターゲットは、提供するメニューやサービス、集客方法やサロンの売りを決めるための基本となる要素です。
コンセプトやターゲット設定がブレていると、「どういうお客様に来ていただきたいのか」「どんな強みを打ち出すのか」「他店とどう差別化するのか」が曖昧になってしまい、思うように集客できないことにつながります。
2. 価格設定が適切ではない
価格設定は、コストや売上目標金額などを考慮して決めますが、どの客層をターゲットにするのかや競合店舗の価格とのバランスも大切です。
近隣店舗より高額に設定した場合、よほど金額に見合ったサービスでなければお客様に選んでいただけないでしょう。しかし安すぎても売上が上がらず、頑張ったわりに儲からないという原因になってしまいます。
3. 集客が不十分|広告宣伝費を掛けていない
集客には、サロンの認知度をあげるためのコストが必要不可欠です。しかしコストパフォーマンスを意識するあまり、適切な宣伝をしていないケースがあります。広告宣伝費は売上目標の10%程度を目安に、しっかりと予算を確保しましょう。
特にオープンから間もないサロンは認知度も低いため、まずはサロンの存在を広く知ってもらうための工夫が必要です。
4. リピート率が低い
リピート率はお店の継続的な運営に大きな影響があります。個人サロンでは、永続的に多くの広告宣伝費をかけることができません。その代わり売上の安定に大きく寄与してくれるのが、リピータ―の存在です。
つまりリピータ―が定着しないサロンは売上が上がらず、サロンを長く続けることが難しくなってしまいます。リピータ―獲得には、施術が終わったあとに次回の提案をしたり、継続して通うことでよくなることなどを説明して納得していただくなどの工夫をすることが大切です。
個人サロンが売上をUPさせる4つのポイントとは?
個人サロンがなかなか上がらない売上に苦戦する理由がわかったところで、課題に対してどう対処するべきかを紹介していきます。
1. コンセプト・ターゲットを明確にする
コンセプトやターゲットを明確に設定できていない、ブレがあると感じたサロンは、まずはこの2つを設定し直しましょう。コンセプトとターゲットの輪郭がハッキリすれば、サロンの売りやターゲットが求めるサービス内容も自然と浮き彫りになってくるはずです。
2. 価格設定を見直す|客単価を上げる
コンセプト・ターゲットが明確になったら、それに合わせて価格設定を見直します。サービスに対しての価格は適正か、ターゲット層に合わせた価格帯になっているかなどを振り返ってみることも大切です。
価格を上げることができれば売上アップに直結するため、ターゲットに喜んでいただけそうなオプションメニューの考案やセットメニューを用意するなどの工夫をして、客単価を上げることも意識するといいでしょう。
3. 集客方法を見直す
これまでの集客方法を見直し、効果を検証することが重要です。集客方法に問題点はなかったか、ターゲット層に対して効果的な方法か、きちんと予約へとつながっているかなど集客の仕組みそのものを考えてみましょう。
個人サロンにおすすめな集客方法には、主に4つの方法があります。
ホームページ・SNSアカウントの作成
ホームページを開設することで、お店の信頼度はグッと上がります。サロンのコンセプトや雰囲気、メニューなどを詳細に伝えることができ、お店が気になったお客様が指名検索したときにそのまま予約へとつながる可能性が高まるでしょう。
またInstagramやX(Twitter)などのSNSで、サロンの様子をこまめに更新し、露出を増やすことも効果的です。
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ポータルサイトに登録する
サロンの予約にポータルサイトを経由するお客様は多いです。ホットペッパービューティーアカデミーの調査によると、美容室の予約方法として「ネット予約」と答えた人は半数以上、そのうちポータルサイトやアプリを経由した人は40%以上となっています。
特に開店まもなくは新規集客に注力するべき時期なので、ポータルサイトからもお客様を呼び込めるように登録しておきましょう。
引用元:
ホットペッパービューティーアカデミー|美容センサス2023上期(美容室編)
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MEO対策を行う
MEOとはMap Engine Optimizationの略で、Googleマップの検索エンジン最適化のことです。Googleマップの検索結果で少しでも上位表示させることで、来店の可能性が高まります。
Googleビジネスプロフィールに登録することでその可能性をより高めることが可能です。店舗写真の投稿や、クチコミへの返信などが上位表示に効果的とされています。
予約システムの導入
サロン予約の利便性を高めるために、予約システムを導入することもおすすめです。予約システムは24時間365日の予約受付が可能で、SNSやポータルサイトと連携して一元管理できる機能があったり、リマインダー通知やサンキューメールなどを自動送信できるメッセージ配信機能があったりと便利です。
カルテ機能がついている予約システムであれば、サロンの業務効率を大幅に向上させることができます。
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サロンの集客におすすめの予約システムとは?機能性やメリット、注意点について解説
4. リピート率を上げる仕組みを作る
お店の安定的な売上に必要なリピータ―の存在。リピート率を上げるための仕組みを作り、既存客の回転数を上げる取り組みが大切です。
リピータ―を獲得するためにおすすめな施策を紹介しましょう。
DM・リマインドメールの送信
どれだけ施術に満足しても、こちらからアクションを起こさなければ必ずしもリピートにつながらないのが現実です。サロンに来ていただいたお客様に、サンキューメールやフォローメールを送ることで、サロンへのイメージアップと親近感をもたせることにつながります。
また、来店後しばらく時間を置いてから再来店を促すメッセージを送ることで、サロンを思い出していただけたり、気にかけてもらっていると感じていただけたりすれば、再びお店へと足を運ぶ確率が高くなるでしょう。
特別感を大切にする|お客様一人一人に寄り添う
サロンを利用するお客様のなかには、日常から離れて少しばかり贅沢な気分を味わいたいと感じている方もいます。サロンのコンセプトにもよりますが、内装やインテリアにこだわって特別な演出をしたり、心からのもてなしをサービスとして行うことは効果的です。
また、お客様ひとりひとりの目標に合わせたアドバイスシートを作成し、目標達成までしっかり寄り添っていることを実感してもらうことや、悩み解消に向かってスケジュールを組むなど、自分のためだけに精一杯やってくれていると感じさせることもリピートにつながります。
予約システム「リザービア」が個人サロンにおすすめな理由とは?
個人サロンの売上を上げるためには、集客方法の工夫やお客様とのコミュニケーション手段の確保などが効果的であることはお伝えしたとおりです。実際に上述した施策を実行した場合、予約システムのリザービアを活用することでその効果をさらに高めることができるでしょう。
Googleで予約|Googleビジネスプロフィール
Googleのマップ検索で有利なGoogleビジネスプロフィールですが、リザービアと連携することで店舗情報に「オンラインで予約」アイコンを表示させることができます。サロンを探しているお客様がこのアイコンをクリック(タップ)するだけで、予約画面へと遷移。検索から予約へとスムーズに誘導することが可能です。
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LINE予約連携
リザービアはお客様が普段からお使いのLINEとも連携して、スムーズな予約へとつなげることができます。
LINE公式アカウントと連携させて、LINEアプリからサロンの予約ができるほか、リマインドの送信やデジタルポイントカードなど便利な機能があり、リピート率アップに効果的です。
LINE連携予約の詳細は、以下の関連記事でチェックしてください。
BMS|予約の一元化
ホームページやSNSはもちろん、ポータルサイト経由の予約もリザービアで一元管理できます。サロンの新規集客のために複数のポータルサイトに登録した場合、それぞれのサイトの予約がダブルブッキングする恐れも。
リザービアならすべての予約を自動で制御し、使用する設備と連携させて予約管理することができます。また、予約システムを使えば自動で予約受付ができるため、施術の手を止めて予約の電話を受ける必要もありません。
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メッセージ自動配信
リピート率の向上に効果的なDMですが、来店されたお客様ごとにスケジュールを把握してお送りするのは大変です。またミスも発生しやすくなり、送信をし忘れればかえって印象を悪くすることにもなりかねません。
リザービアにはメッセージ自動配信機能が備わっており、施術日から最大60日後まで設定することが可能です。メッセージ配信の回数制限もないので、来店直後のサンキューメール、キャンペーンのお知らせ、ご機嫌伺いのフォローメールや販促メールなどでリピータ―獲得に役立ちます。
まずは資料をご覧ください
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個人サロンの平均売上は、サロンの種類や客単価によっても大きな幅があります。売上をアップさせるには、コンセプトやターゲットの明確化、それに合わせた集客の施策や価格設定が重要なポイントです。
個人サロンの集客方法は、ホームページやSNS、ポータルサイトなどを活用するのがおすすめですが、それらの予約を手動で管理するとミスも起きやすく業務の負担も大きくなってしまいます。
予約管理にはサロンで5,000店舗以上の導入実績があるリザービアがおすすめです。ここで紹介した機能以外にも、サロンの運営を強力にサポートするさまざまな機能が搭載されています。興味のある方は無料資料請求を是非ご利用ください。