サロンやお店の予約方法には、ポータルサイトやクーポンサイト、GoogleやSNSなどの他に、LINEを活用する方法があります。
本記事では、LINE公式アカウントを利用した予約の特徴や機能、導入するメリットについての解説と、LINEと連携可能な予約システムを紹介します。
予約管理や集客にLINEを活用したいと考える方はぜひ最後までご覧ください。
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目次
LINE予約システムとは|使うべき理由
LINE予約システムとは、LINE公式アカウントと連携し、店舗の予約受付などに対応したシステムのことです。無料・有料で使用できるシステムはもちろん、お試し期間が設けられているものも多く、実際に使って機能性や利便性を把握した上で選ぶことができます。
そんなLINE予約システムを使うべき理由は、LINEからの予約の自動化により業務効率化を図れる点です。
LINE公式アカウントだけでも予約受付や管理はできます。しかしユーザーから時間変更やキャンセルの連絡が届くと、メッセージを介して個別でやりとりしなければなりません。
オプション機能「LINEで予約」の利用によって自動化できるものの、2024年9月現在は飲食店に限定されています。
LINE予約システムであれば、業種に囚われることがありません。予約業務の自動化によって、接客の質を維持できるといったメリットにも期待できます。
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無料・安価で利用できるLINE予約システム
ここからは、無料・安価で利用できるLINE予約システムを紹介します。特徴をはじめメリット・デメリットもまとめているので、今後の参考にしてください。
STORES 予約
STORES 予約は、予約カレンダーを自社ホームページやSNS等に埋め込むだけで予約が受けられる予約システムです。
無料で利用できる機能には、現地払いおよびクレジットカード事前決済の予約受付や顧客管理、予約受付・キャンセル・変更期限の設定などがあります。
メリット:
スマートフォンやタブレットでも操作可能です。また「Googleで予約」にも対応しているので予約の窓口を広げたいときにおすすめです。
デメリット:
LINE連携する場合、スモールプラン以上との契約が不可欠です。またフリープランだと月間予約件数は50件と少なく、契約当初からスモールプラン以上を検討する必要があります。無料で充実した機能を十分に使いたいといった方にはやや不向きと言えるでしょう。
引用元
STORES 予約
tol
tolは、エステ・ネイルといった美容系サロンや、スクール、ライブ等の予約ページを作成できる予約システムです。無料のStarterプランでは、ネット予約や予約管理、ネット決済機能といった基本機能が充実しています。
メリット:
予約受付件数や使用できる機能に制限がありません。LINEを通じて多くのユーザーから問い合わせや予約が入っても、安心して対応できます。また業種を問わない設計なので「ひとまず使ってみたい」といったときに試しやすいのもメリットです。
デメリット:
予約システムアプリのため、店舗側はスマートフォンやタブレットでの利用に限られます。お客様からの予約はパソコンからでも可能です。また、事前決済機能を使用する場合、6%の決済手数料が発生します。
引用元
tol(トル)
Repitte
Repitteは、LINEとの連携によってリピーターの囲い込みを促す予約システムです。最大1ヶ月の無料期間では実際に機能を操作することが可能。予約システムを使った上で導入を検討することができます。
メリット:
月間予約件数および登録顧客件数は無制限なので、上限を気にすることなく利用できます。導入サポートの利用によって、LINE公式アカウントの作成やシステムとの連携を代行することも可能です。
デメリット:
10,780円の初期費用に加えて、個人利用だと2,200円、店舗利用だと8,800円の利用料が掛かります。さらにチャット機能、WEB予約機能、リッチメニューチェンジャーといった便利機能も、個人・店舗それぞれで異なる料金が発生します。
(価格は全て税込)
引用元
リピッテ
集客に有効なLINE予約システム
ここからは集客に有効なLINE予約システムを紹介します。予約業務の効率化にあわせて便利機能を使ってより集客したい方は参考にしてください。
Liny
Linyは、予約・顧客管理に加えて、マーケティングやユーザー分析など、LINE公式アカウントを使ったビジネスにおいて、あると嬉しい便利機能が豊富なサポートシステムです。
初期導入費用、月額利用料、さらにLINE公式アカウント使用にあたっての月額利用料などはすべて要問い合わせとなっています。
メリット:
ユーザーとのやりとりによって、好みの属性を自動で収集・管理できます。アプローチ方法の幅が広がるので、リピーター獲得の向上に期待が持てるでしょう。また操作しやすいデザインなので、パソコンなどの操作感に不安がある方でも安心して使うことができます。
デメリット:
料金については要問い合わせのため、継続におけるコストの目安が把握しにくいです。また、年払いは銀行振込のみとなっており、クレジットカードによる支払いは月払いのみに限定されています。また年払いで一度支払った利用料は、どのような理由であっても返還しないと利用規約にも記載されているので、契約は慎重に考えてから決めることをおすすめします。
LiME
LiMEは、美容師のカルテ管理をスマートフォンで行える予約システムです。カルテ管理をはじめ、予約管理や売上レポート、カード決済やネット・LINE予約など、さまざまな機能が利用できます。
無料プランでは無制限の予約・顧客管理、カルテ管理、ユーザーとのカルテ共有などが利用可能です。ヘアスタイル写真やヘアケアメモを共有できる独自機能により、サロンを通じてユーザー自身も自分の変化を把握できるといった魅力があります。
メリット:
無料でも基本的な管理機能が使えるのでコストをかけたくない方におすすめです。レポート機能も無料の場合、当月限り閲覧可能。売上データやメニュー比率などをチェックできるので、新しいメニューを考えたり、集客方法を考えたいときに活用できます。
デメリット:
ネット予約やLINE公式アカウント連携、レジ会計やカード決済といった便利機能は有料プランのみです。これらの機能を使う場合は、最初から有料プランを選択する必要があるでしょう。また予約を受けたあとの確認メールは手動で行う必要もあるので、業務効率化を図りたい方には不便さを感じることもあるようです。
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引用元
LiME(ライム)
L Message(エルメ)
L Messageは、予約管理機能のほか、マーケティングに効果的な友だち増加機能、アンケート機能などを搭載したLINE公式アカウント拡張ツールです。LINE公式アカウントの機能をさらに広げることでリピーター獲得や業務効率化を図ることができます。
メリット:
無料プランでも主要機能はすべて利用可能です。拡張ツールでもあることから、予約システムの導入に比べて低コストで済みます。シンプルなデザインなので直感的な操作が可能なほか、万が一のサポートも対応が早いといったメリットがあります。
デメリット:
1:1チャットがLINE公式アカウント側で課金対象となります。これまでお客様のサポート対応でLINE公式アカウントの1:1チャットを使用していた場合は注意する必要があるでしょう。また、アップデートによって操作画面の仕様が変わり、使いにくさを感じるときも。マニュアルが整備されているほか対応の早いサポートの利用もできるので、そこまで不安に感じることはないでしょう。
引用元
エルメ
予約システム「リザービア」とは
LINEと連携できる予約システムを利用したいときは、リザービアもぜひご検討ください。リザービアはヘアサロンやエステサロンといった美容系サロンのほか、接骨院や整骨院などにも対応した、幅広い業種に対応した予約システムです。
LINE公式アカウントとの連携をはじめ、Googleや自社ホームページなど複数の窓口からの予約も一元管理できるので、ツール・媒体を一つずつチェックせずに済み、業務効率化につなげられます。
また、スマートフォンアプリに対応した予約台帳機能もあるので、いつでもどこからでも予約状況の確認が行えます。これまで紙媒体で顧客管理をしていたお店も、コスト・ミスの削減につながるので、ぜひこの機会にあわせて検討してみてください。
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機能一覧
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お店の特徴、目的に合わせたLINE予約システムを選ぼう
LINEと連携して予約受付が行えるツールには、予約システムをはじめ、拡張ツールなども多く存在しています。自店に効果的なツールを選ぶには、LINE連携予約機能にあわせて、使いやすさや万が一のサポートの有無、継続しやすい料金かなどを総合的に確認し、選ぶことが大切です。
集客などに効果的な機能が付くほど利用料が高くなる場合もあるので、まずはLINEと連携できることに加え、どのような機能を使いたいかを洗い出すことをおすすめします。
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