サロンやお店の予約方法には、ポータルサイトやクーポンサイト・GoogleやSNSなどの他に、LINEを活用する方法があります。
本記事では、LINE公式アカウントを利用した予約の特徴や機能・導入するメリットについての解説と、LINEと連携可能な予約システムを紹介します。
予約管理や集客にLINEを活用したいと考える方はぜひ最後までご覧ください。
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目次
美容サロン向けLINE予約システムとは?
LINE公式アカウントと連携して、予約管理を自動化できるシステムがあります。
電話やWebフォームより手軽に予約できるため、お客さまとサロン双方の負担を大きく減らせます。シンプルな操作性で予約率アップにもつながります。
LINE公式アカウントを活用した予約受付の3つのポイント
LINE公式アカウントに予約ボタンやチャット機能を設置すると、お客さまは友だち追加後すぐに予約手続きへ進めます。
サロン側はリアルタイムで空き状況を把握できるため、時間外や施術中も自動応対が可能です。
さらに電話対応にありがちなタイムラグやスタッフの負担を減らし、顧客満足度を高められます。
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サロン運営におけるLINE予約の重要性
LINEは日本国内で9,700万人以上が利用する主要アプリで、日常的に使うツールから直接予約できる利便性が強みです。
キャンペーン告知やクーポン配信も手軽に行えるため、リピート率向上や再来店の促進につながります。
集客チャネルとして非常に優秀で、多くのサロンが導入を検討しています。
美容サロンがLINE予約システムを導入するメリット
LINE予約システムを導入すると、24時間自動受付やリマインド機能を活用でき、予約対応が大幅に効率化します。
スタッフの負担を軽減しながら、顧客管理データを経営改善に生かせるメリットを見ていきましょう。
1.顧客・店舗双方の利便性を向上
営業時間外でも予約手続きを受け付けられるので、お客さまは都合の良いときにサッと予約できます。
チャット形式のため、友だち追加だけで予約が完了し、住所や連絡先の入力も最小限です。
店舗側は自動応対により施術中や閉店後でも予約を取りこぼさず、スタッフの作業負担を減らせます。
2.リピーター育成とキャンセル対策
予約日前にはリマインドメッセージを送ることで、予約忘れや無断キャンセルを抑制しやすくなります。
定期的なクーポン配布や再来店促進の案内も簡単に行えるため、顧客の来店頻度や客単価の向上が期待できます。
空き状況もリアルタイムで更新できるので、急なキャンセルにも柔軟に対応可能です。
3.予約・顧客管理機能の自動化
予約日時やメニュー・スタッフ指名などを一元管理できるシステムなら、やり取りや確認作業の手間が大幅に削減されます。
顧客データを蓄積してリピート率や平均客単価を把握しやすくなり、マーケティング施策を打ち出す根拠にもなります。
予約確定やリマインド送信が自動化されることで、人的ミスも防ぎやすいのも特徴です。
4.集客支援や売上アップにつながる機能
LINE公式アカウントと連携することで、友だち登録した顧客へクーポンやキャンペーン情報を定期的に届けられます。
また、事前決済やキャンセル料の設定が可能なシステムを使えば、直前キャンセルのリスクを抑えながら売上を安定化しやすくなります。
レビュー投稿や来店後のメッセージ送信で満足度を高める工夫も可能です。
美容サロン向けLINE予約システムで利用できる主な機能
LINE予約システムには、予約台帳や顧客管理・スタッフ別のスケジュール管理など、サロン運営に役立つ機能が豊富にそろっています。クーポン配信や事前決済、レポート機能なども対応可能なツールもあります。
具体的にどのような機能があるのか見てみましょう。
1.個別・一斉メッセージ機能
個別メッセージを使えば、お客さまごとに最適な案内やヒアリングを行えます。
一斉メッセージではキャンペーンや新メニューの情報を一度に届けられるため、告知の手間を減らしながら多くの方に周知できる点が特徴です。
新しいメニューの追加やヘアケアグッズのセール・季節のご挨拶など、折々にメッセージを送ることで顧客に存在を訴求し、「そろそろ行こうかな」という意識を喚起できます。
2.予約台帳機能
オンラインの予約台帳は、リアルタイムに空き状況を反映し、予約管理の二重チェックを減らします。
手書きやExcelでの管理と比べても更新が早く、スタッフ同士の情報共有もスムーズになります。
外出先や施術中でもスマホから確認できるため、急なキャンセルや変更に柔軟に対応しやすくなるでしょう。
3.スタッフ管理
スタッフごとのシフトや休暇・担当可能メニューなどを一元管理すると、予約時に適切な担当者をスムーズに割り当てられます。
施術履歴や指名状況を把握できるため、スタッフ間の連携ミスが減り、お客さまの満足度向上にもつながります。
4.外部システムとの連携機能
会計ソフトやPOSレジと連携すれば、予約時のデータと売上情報をスムーズにリンクできます。
自社サイトやGoogle ビジネスプロフィールからの予約も一本化されるため、運営管理が効率化し、集客効果の拡大も期待できます。
実際にGoogleで検索すると、以下のような画面遷移で予約まで進みます。
美容サロン向けLINE予約システムの選び方・3つのポイント
サロンに必要な機能やサポート体制を見極めた上で、料金や操作性を比較し、自店舗に最適なLINE予約システムを選ぶことが大切です。コストと導入効果のバランスも確認しましょう。
1.サロンに必要な機能を洗い出す
スタッフ指名予約や在庫連動など、サロンの業態やサービス内容によって必要な機能は異なります。
スタッフ別にスケジュール管理を行いたいか、顧客カルテで詳細な施術履歴を把握したいかなど、導入前に優先度を明確にしましょう。
キャンセル対策やクーポン配信といったリピート施策の有無も重要な検討材料です。
2.料金プランとサポート体制を比較する
無料プランや初期費用ゼロのサービスが増えていますが、機能制限がある場合もあるため、事前確認が必須です。
電話やチャット、訪問サポートなどトラブル時の対応が充実しているかどうかは、運用の安心感を左右します。
月額定額や従量課金など料金体系はさまざまなので、売上規模や予約数に応じて比較しましょう。
3.操作性と拡張性を考える
予約画面や管理画面が使いにくいと、スタッフの負担が増えたり、顧客が予約を途中でやめてしまう可能性があります。
会計ソフトやPOSレジとの連携や多店舗展開を見据えた拡張性も重要です。
無料トライアルやデモを試して実際の操作感を確認し、導入後のイメージを具体的に掴むようにしましょう。
無料・安価で利用できるLINE予約システム
ここからは、無料・安価で利用できるLINE予約システムを紹介します。特徴をはじめメリット・デメリットもまとめているので、今後の参考にしてください。
STORES 予約

出所:STORES 予約公式Webサイト
STORES 予約は、予約カレンダーを自社ホームページやSNS等に埋め込むだけで予約が受けられる予約システムです。
無料で利用できる機能には、現地払いおよびクレジットカード事前決済の予約受付や顧客管理、予約受付・キャンセル・変更期限の設定などがあります。
メリット:
スマートフォンやタブレットでも操作可能です。また「Googleで予約」にも対応しているので予約の窓口を広げたいときにおすすめです。
デメリット:
LINE連携する場合、スモールプラン以上との契約が不可欠です。またフリープランだと月間予約件数は50件と少なく、契約当初からスモールプラン以上を検討する必要があります。無料で充実した機能を十分に使いたいといった方にはやや不向きと言えるでしょう。
引用元
STORES 予約
freee予約

出所:freee予約公式Webサイト
freee予約は、エステ・ネイルといった美容系サロンや、スクール、ライブ等の予約ページを作成できる予約システムです。無料のStarterプランでは、ネット予約や予約管理、ネット決済機能といった基本機能が充実しています。
メリット:
予約受付件数や使用できる機能に制限がありません。LINEを通じて多くのユーザーから問い合わせや予約が入っても、安心して対応できます。また業種を問わない設計なので「ひとまず使ってみたい」といったときに試しやすいのもメリットです。
デメリット:
予約システムアプリのため、店舗側はスマートフォンやタブレットでの利用に限られます。お客様からの予約はパソコンからでも可能です。また、事前決済機能を使用する場合、6%の決済手数料が発生します。
引用元
freee予約
Repitte

出所:Repitte公式Webサイト
Repitteは、LINEとの連携によってリピーターの囲い込みを促す予約システムです。最大1カ月の無料期間では、実際に機能を操作することが可能。予約システムを使った上で導入を検討することができます。
メリット:
月間予約件数および登録顧客件数は無制限なので、上限を気にすることなく利用できます。導入サポートの利用によって、LINE公式アカウントの作成やシステムとの連携を代行することも可能です。
デメリット:
10,780円の初期費用に加えて、個人利用だと2,200円、店舗利用だと8,800円の利用料が掛かります。さらにチャット機能、WEB予約機能、リッチメニューチェンジャーといった便利機能も、個人・店舗それぞれで異なる料金が発生します。
(価格はすべて税込)
引用元
Repitte
集客に有効なLINE予約システム
強力なマーケティング機能やセグメント配信が備わったLINE予約システムは、集客力をさらに高めたいサロンに向いています。細やかなデータ活用により、新規獲得とリピーター育成を同時に実現できます。
Liny

出所:Liny公式Webサイト
Linyは、予約・顧客管理に加えて、マーケティングやユーザー分析など、LINE公式アカウントを使ったビジネスにおいて、あると嬉しい便利機能が豊富なサポートシステムです。
初期導入費用、月額利用料、さらにLINE公式アカウント使用にあたっての月額利用料などはすべて要問い合わせとなっています。
メリット:
ユーザーとのやりとりによって、好みの属性を自動で収集・管理できます。アプローチ方法の幅が広がるので、リピーター獲得の向上に期待が持てるでしょう。また操作しやすいデザインなので、パソコンなどの操作感に不安がある方でも安心して使うことができます。
デメリット:
料金については要問い合わせのため、継続におけるコストの目安が把握しにくいです。また、年払いは銀行振込のみとなっており、クレジットカードによる支払いは月払いのみに限定されています。また年払いで一度支払った利用料は、どのような理由であっても返還しないと利用規約にも記載されているので、契約は慎重に考えてから決めることをおすすめします。
LiME

出所:LiME公式Webサイト
LiMEは、美容師のカルテ管理をスマートフォンで行える予約システムです。カルテ管理をはじめ、予約管理や売上レポート、カード決済やネット・LINE予約など、さまざまな機能が利用できます。
無料プランでは無制限の予約・顧客管理、カルテ管理、ユーザーとのカルテ共有などが利用可能です。ヘアスタイル写真やヘアケアメモを共有できる独自機能により、サロンを通じてユーザー自身も自分の変化を把握できるといった魅力があります。
メリット:
無料でも基本的な管理機能が使えるのでコストをかけたくない方におすすめです。レポート機能も無料の場合、当月限り閲覧可能。売上データやメニュー比率などをチェックできるので、新しいメニューを考えたり、集客方法を考えたいときに活用できます。
デメリット:
ネット予約やLINE公式アカウント連携、レジ会計やカード決済といった便利機能は有料プランのみです。これらの機能を使う場合は、最初から有料プランを選択する必要があるでしょう。また予約を受けたあとの確認メールは手動で行う必要もあるので、業務効率化を図りたい方には不便さを感じることもあるようです。
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LiMEとは?サロンのカルテ管理に便利な機能やプラン、メリットや注意点も紹介
引用元
LiME(ライム)
L Message(エルメ)

出所:L Message(エルメ)公式Webサイト
L Messageは、予約管理機能のほか、マーケティングに効果的な友だち増加機能、アンケート機能などを搭載したLINE公式アカウント拡張ツールです。LINE公式アカウントの機能をさらに広げることでリピーター獲得や業務効率化を図ることができます。
メリット:
無料プランでも主要機能はすべて利用可能です。拡張ツールでもあることから、予約システムの導入に比べて低コストで済みます。シンプルなデザインなので直感的な操作が可能なほか、万が一のサポートも対応が早いといったメリットがあります。
デメリット:
1:1チャットがLINE公式アカウント側で課金対象となります。これまでお客様のサポート対応でLINE公式アカウントの1:1チャットを使用していた場合は注意する必要があるでしょう。また、アップデートによって操作画面の仕様が変わり、使いにくさを感じるときも。マニュアルが整備されているほか対応の早いサポートの利用もできるので、そこまで不安に感じることはないでしょう。
引用元
エルメ
LINE連携で予約数アップ!美容サロン向け予約システム『リザービア』の特徴
リザービアはLINE公式アカウントとの連携がスムーズで、予約受付や自動リマインド、クーポン配信などサロン運営に役立つ機能が充実しています。
専任スタッフによる丁寧なサポート体制も魅力です。
1.Googleや自社のホームページなど、複数窓口からの予約を一元管理
リザービアはGoogle ビジネスプロフィールや自社サイト・SNSなど複数の予約導線を一つの管理画面に集約できます。
どのチャネル経由の予約もリアルタイムで確認しやすく、オーバーブッキングや対応漏れを抑制します。複数店舗の運営にも役立ち、業務効率の大幅な改善が期待できます。
2.スマホアプリに対応した予約台帳機能
予約台帳機能はスマホアプリにも対応しているため、外出先や施術中にもスケジュールの確認や変更が容易です。
営業時間外でも予約状況を把握しやすく、急なキャンセルが発生した際もスピーディーに対応できます。
紙の台帳では難しかったリアルタイムの情報共有が実現し、スタッフ間のコミュニケーションも円滑になります。
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3.ヘアサロンやエステサロン、ネイルサロンなど美容系サロンに強い
美容サロンならではのメニュー構成やスタッフ指名の仕組みに対応しており、ヘア・エステ・ネイルなど幅広い業態で導入が進んでいます。
施術メニューごとに所要時間を細かく設定できるため、予約可能枠を最適化しやすい点も特徴です。集客からリピーター育成まで、美容サロンの運営をトータルにサポートします。
4.予約台帳機能で予約受付・売上を一括管理できる
予約内容と売上データを一元管理できるため、日々の経営状況をすばやく把握できます。
スタッフ単位やメニュー単位の売上も把握しやすく、施術プランの見直しやキャンペーン企画など、経営判断に生かせる情報を得やすいでしょう。
複数店舗を運営している場合でも、データをまとめて確認できるメリットがあります。
5.導入レクチャーからアフターフォローまで充実したサポート体制
リザービアは初期設定や操作方法のレクチャーが丁寧で、システム導入がはじめてのサロンでも安心して利用を始められます。
導入後も問い合わせに迅速に対応してくれるため、トラブルが起きてもサポートを受けながら解決を進められます。
定期的なアップデート情報の共有も行われ、継続的な使いやすさが保たれます。
6.外部サービスとの連携機能で予約の利便性を向上
Google カレンダーやSNSなど外部サービスとの連携機能が豊富で、予約管理だけでなく販促活動も効率化できます。
事前決済機能を利用すれば、予約時に支払いを完了できるため、当日の受付業務をスムーズに進められます。
多方面のツールを一本化することで、サロン全体のオペレーションが格段に向上します。
まずは資料をご覧ください
サロンの特徴、目的に合わせたLINE予約システムを選ぶことで集客力が大きく伸びる!
LINEと連携して予約受付が行えるツールには、予約システムをはじめ、拡張ツールなども多く存在しています。
自店に効果的なツールを選ぶには、LINE連携予約機能にあわせて、使いやすさや万が一のサポートの有無、継続しやすい料金かなどを総合的に確認し、選ぶことが大切です。
集客などに効果的な機能が付くほど利用料が高くなる場合もあるので、まずはLINEと連携できることに加え、どのような機能を使いたいかを洗い出すことをおすすめします。