まつエクサロンの開業者必見!将来性・費用・必要なもの・流れ・成功のコツを紹介

まつエクサロンの開業者必見!将来性・費用・必要なもの・流れ・成功のコツを紹介
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まつげのエクステが美容法として定着して10年以上。アイティスト(アイデザイナー)不足が叫ばれています。すでにアイティストとして活躍している方、これからアイティストを目指す方にとって、独立開業はひとつの目標といっていいでしょう。

そこで今回は、まつエクサロンの開業・経営に必要な資金と内訳、行うべき届出、開業の流れなどを解説します。開業の準備を始める前に読み、役立てていただければ幸いです。

※まつエク施術者として「アイリスト」という言葉が普及していますが、「アイリスト」は商標登録されており本来は使えないので、本記事では「アイティスト」という用語を使用します。

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独立開業を目指すなら知っておきたいまつエクサロン業界の将来性

独立開業を目指すなら知っておきたいまつエクサロン業界の将来性
独立開業を考えるときには、その業界の展望が気になります。尻すぼみの業界では、長く店舗を運営していくのは難しいからです。

まつエク業界はというと、まつげエクステの技術が日本に入ってきてから20年、認知度も上がり気軽にまつエクを楽しむ人が増えています。ノーメイクでも華やかさを保てることから、出産前や旅行前などに施術をする人も。

ホットペッパービューティーアカデミーの調査によると、まつエクだけのデータではなくまつげカールなども含まれますが、アイビューティーサロンは20代では女性30.1%、男性10.9%、30代では女性23.8%、男性8.1%が「利用経験あり」と回答しています。

目元の美容を意識するのは今や女性だけでなく、男性の需要が高まっていることも特徴です。

引用元
美容センサス2023年上期 資料編(詳細版) <アイビューティーサロン編>|ホットペッパービューティーアカデミー

まつエクの市場動向

まつエクサロンが続々とオープンしていた2010年代中盤は、まつエクサロンの利用率や利用経験率も右肩上がりになっていましたが、2017年後半になるとその傾向も少し落ち着いてきました。

しかし、利用者一人あたりの利用金額は増加しているとされ、上記と同じホットペッパービューティーアカデミーのデータによると、女性の利用金額は平均4,985円。前年比で138円増加していました。一方、男性は平均4,289円で、前年と比べて182円の減少でした。

また、年間利用回数の平均は、女性4.76回(3.3%増)、男性2.76回(16.0%増)と、男女ともに前年を上回っています

まつエクサロンは儲かる?利益率を解説

まつエクサロンは儲かる?利益率を解説
商売や事業をする以上、いかに利益を上げられるかは非常に重要なポイントです。実は、まつエクに必要な商材は非常に原価が安いため、儲けやすいでしょう。

施術1回あたりの料金はサロンによって異なりますが、1回の施術にかかるコストは、消耗品だけで考えると100~300円程度です。

人件費が必要にはなるものの、原価の低さのおかげで利益率が高く、十分な利益を上げることが見込めます。アイティストの技術向上によって施術料金をさらに高められることも、利益を上げやすいポイントです。

まつエクサロンを開業する3つの方法と費用の目安

まつエクサロンを開業する3つの方法と費用の目安
ここからは、まつエクサロンを開業する3つの方法とそれぞれのメリット、開業資金の目安を紹介します。

1. 自宅開業

1つ目は、自分の家を改装してサロンを開業する方法です。持ち家だけでなく、賃貸物件でも開業が可能な場合があります。

メリットは、持ち家の場合店舗のための家賃がいらないこと。また、賃貸物件であっても、テナントを借りるより費用を抑えられることが大きなメリットといえるでしょう。

ただし、マンションの場合、店舗利用ができないなどの規約が設けられていることもあるため、事前に確認が必要です。

なお、まつエクサロンの開業では、自宅であっても広さや設備など保健所の定めるさまざまな条件をクリアする必要があります(※詳細は後述)。

また、保健所職員による実地検査もあるようです。管轄の保健所によって内容が異なるため、お住まいの地域で保健所に問い合わせましょう。

自宅でまつエクサロンを開業する場合の費用は、150~250万円を目安として考えておくとよいでしょう。

2. 店舗を借りる

2つ目は、店舗を借りて開業する方法です。繁華街や駅の近くなど、集客が見込めそうな立地を探して開業できるのがメリットです。居抜き物件を見つけられれば、開業費用はかなり抑えることができます。

ただし、店舗を借りるための保証金や仲介手数料などに加え、サロンとして開業するための改装が必要な場合はさらに費用がかかるため、多くの元手が必要なことに注意しなければなりません。

店舗を借りる場合の開業資金の目安は、家賃や店の規模などにもよりますが、300万円前後を見ておきましょう。

ちなみに、自分で物件を契約するのではなくレンタルサロンを利用する場合、物件費用が不要な上、必要な設備が揃っているため改装費用もかかりません。そのため、開業資金は50万円前後に抑えられる可能性があります。

3. フランチャイズ

3つ目は、フランチャイズ契約をして開業する方法です。もともと知名度が確立されたブランドの恩恵を受けられる・経営のノウハウを学べるなどのメリットがあり、経験が浅く開業に自信がない方におすすめの方法といえます。

ただし、毎月のロイヤリティや加盟金などの負担がある・本部の方針に従わなければならず自分のイメージする店舗運営ができない可能性があるといった注意点も。

加盟金や保証金だけでも数百万円かかるケースが多いため、フランチャイズを利用する場合の開業資金の目安は、500万~1,000万円前後を覚悟しておきましょう。

まつエクサロンのフランチャイズについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

開業時に必要な資金の内訳と相場

開業時に必要な資金の内訳と相場
前章に関連して、つづいては開業する際に必要な資金の内訳と相場を見ていきましょう。

店舗取得費

自宅開業では必要のない項目です。テナントを借りる場合や賃貸物件で開業を考えている場合、物件を探して契約をしなければなりません。

どの場所に開店するかによって費用は大きく変わりますが、東京の繁華街などでは仲介手数料や保証金だけで250万円~、地方都市の駅に近い物件など集客が見込めそうな場所で50万円~の費用が必要です。

フランチャイズで開業する場合、契約の内容によってフランチャイズの本部が物件を準備してくれる場合と、オーナーが準備しなければならない場合があります。

どちらの契約なのかによって開業資金が数百万円以上変動するため、とても重要なポイントです。さらに、フランチャイズ契約の加盟金や保証金なども用意しなければなりません。

物件の取得にかかる費用相場は、50~250万円。立地にもよりますが、集客との兼ね合いも考える必要があるでしょう。

内装・什器費

店舗開業・自宅開業どちらでも、内装費用はある程度かかることを想定しておきましょう。店舗の場合、居抜き物件を見つけられればかなり抑えることができます。

内装にかかる費用はこだわれば当然高くなるため、どの程度でよしとするのかがポイントです。

  • 壁紙張り替え
  • 空調設備設置
  • 壁・建具設置
  • 電気工事
  • 給排水工事

などが主な工事ですが、床の張り替えやその他の設備工事が必要なこともあります。まつエクサロンにはそこまで大がかりな設備は必要ないため、内装工事は20万円~と、美容室などの開業と比べると低コストで済むでしょう

なお、まつエクサロンとして開業できる条件を満たす必要があるため、内装工事の前に必要な改装の内容を保健所に確認し、追加工事などの無駄が発生しないようにしましょう。

さらに、椅子・施術用のベッド・リクライニングチェア・ワゴンなど、揃えなければならない家具や道具もあります。どのランクのものを選ぶかにもよりますが、什器費は10万円~20万円ほどで一通り準備できるでしょう。

備品費

開店前に揃えておくべき備品類には、施術に使用する道具類のほかに以下のようなものがあります。

  • タオル
  • 消毒用エタノール
  • 紫外線消毒器
  • 加湿器
  • シザー
  • スクリューブラシ
  • 施術用ライト

まつエクサロンの照明は、施術の際にとても重要なもの。天井の照明だけでは、施術者の頭や手で施術箇所が影になってしまうため、手元や施術箇所を照らすために準備します。

一通り揃えても数万円~の費用で済むことも多く、費用相場は10万円以下と考えていいでしょう。

広告宣伝費

広告宣伝は、開店後にも集客のため定期的に使うべき費用ですが、まずはオープン前にしっかりと自店を周知するために予算を準備しましょう。

自店の存在を多くの人に知ってもらう必要があります。宣伝の方法はいろいろありますが、地域を絞ってチラシを配る・地域雑誌に掲載してもらうなどが有効です。さらに、InstagramやXなどのSNSを使った宣伝も同時にしていくのがおすすめです。

どの方法を使って宣伝するかにもよりますが、SNSであれば無料でも利用可能、チラシを配る場合は一枚約5円~、デザイン費用や使用する素材によってはさらにかかることもあります。

どのような宣伝を行うかによって費用に幅があるため、サロンに合わせて費用対効果の高いものを選ぶとよいでしょう。

まつエクサロンの広告宣伝については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

開業後に必要な資金の内訳と相場

開業後に必要な資金の内訳と相場
まつエクサロンを開業したのちにもさまざまな費用がかかります。ここからは、開業後に必要な資金の内訳と相場をチェックしましょう。

家賃

テナントや賃貸物件を借りた場合、当然ですが毎月家賃が発生します。集客しやすい立地だと家賃は高くなりますが、家賃が安いところはアクセスが悪く集客に不利な場合があるでしょう。集客のしやすさと現実的な金額のバランスをしっかりと見極めることが重要です。

マンションの一室などを借りて開業する場合、賃貸料は5万円~と安く済むケースが多く、テナントを借りる場合は東京では坪2~3万円からなので、10坪で20~30万円かかります。

また、フランチャイズでは、ロイヤリティの支払いが毎月発生します。契約によって定額の場合と売上に対するパーセンテージで算出する場合がありますが、どちらにしても毎月支払わなければならない固定費です。

人件費

スタッフを雇った場合は、毎月人件費も発生します。一人のスタッフで月20万円ほどが相場です。

当然、自分自身の儲けもしっかり計算する必要があります。売上から借入などの返済・家賃・人件費などの費用を引いたらほとんど残らないようでは、サロンの経営はやっていけません。

経費を把握し、いくらくらい売上が必要なのか、そのためには一日あたりどのくらい集客しなければならないかなどを考えてみましょう。

水道光熱費

施術のための照明や機器などの電気代・水道料金などの費用も、店舗運営で欠かせない経費です。まつエクサロンの場合、店舗の規模や売上によって変わってきますが、2万円~と家庭の光熱費程度の金額で済むことが多いようです。

消耗品費

消耗品費とは、前述した備品とは別に必要な消耗品にかかる費用。具体的には、トイレットペーパー・ティッシュペーパー・コットン・メイク落とし・化粧水などです。

消耗されるため発生し続ける費用であり、何をどれくらい準備するかによっても変わってきます。メイク道具一式や、待合中にお出しするお茶・お菓子などの代金も含まれます。

また、領収書や筆記用具、コピー用紙のような、店舗運営に欠かせない事務用品の購入代金も消耗品費です。

使用頻度やどの程度用意するのか、どのランクのものを使用するかなどによって変動しますが、毎月の費用相場として、1~3万円ほどを見ておきましょう。

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まつエクサロン開業に利用できる融資・補助金・助成金

まつエクサロン開業に利用できる融資・補助金・助成金
自己資金で足りない分は、融資を申し込んだり補助金や助成金を活用したりするのがおすすめです。そこで、まつエクサロンの開業に利用できる可能性が高いものの一部を紹介します。

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は、民間の金融機関の役割を補完する政策金融機関です。セーフティネットとしての役割や地域プロジェクトへの参画などとともに、新たな事業の創設や再生、海外展開などへの企業の取り組みを支援するという目的があります。

なかでも中小企業や小規模事業者を対象とした融資は、無担保・無保証の融資が可能で、創業前や創業初期の融資も受けやすいのが特徴です。さらに、民間の金融機関より金利が低い・返済期間が長いなど、さまざまなメリットがあります。

引用元
”日本公庫”ってナニ?|日本政策金融公庫

補助金・助成金

融資の申し込みのほか、国や地域が提供する補助金・助成金も活用できます。まつエクサロンの開業に利用できる補助金や助成金の例は、以下の3つです。また、地域独自の支援が行われている場合もあるため、自分でも調べてみるといいでしょう。

小規模事業者持続化補助金

商工会議所の補助金は、地域の商工会議所の管轄内で事業を営んでいる小規模事業者を対象としたもの。販路拡大や生産性の向上などへの支援を申し込むことができます。

販路開拓や従業員への賃金引上げ、事業拡大などの取り組み枠に対して、50~200万円の補助を受けることが可能。補助の対象となるのは、サロンで使用する機械装置や広告費、ウェブサイトの構築や運用費、販路開拓のための旅費や資料購入費などです。

ぜひ管轄の商工会議所へ問い合わせてみましょう。

引用元
商工会議所地区 小規模事業者持続化補助金

キャリアアップ助成金

アルバイトや派遣社員、有期雇用労働者など、いわゆる「非正規雇用労働者」のキャリアアップ増進に対する助成制度です。そのため、利用できるのは、すでにパートやアルバイト、派遣社員などを雇っているサロンに限られます。

非正規雇用の従業員の賃金アップや正社員としての再雇用、ボーナスや退職金制度の導入に利用することが可能です。

引用元
キャリアアップ助成金|厚生労働省
キャリアアップ助成金のご案内(令和5年度版)|厚生労働

IT導入補助金

中小企業や小規模事業者向けに、労働生産性向上を目的としたITツールの導入を支援する制度です。業務の自動化や効率化、労働時間短縮などに活用できます。

レジやパソコンなどのほか、予約システムの導入にも利用できるため、サロン開業の際はぜひ活用したい補助金です。導入の条件や内容によって、5~450万円までの補助を受けられます。

まつエクサロン開業に必要なもの

まつエクサロン開業に必要なもの
ここからは、まつエクサロンを開業するのに必要な資格や届出について解説します。

開業に必要な資格

まつエクの施術をするには国家資格である美容師免許が必要で、資格のない人がまつエクの施術をすることは法律違反です。

2008年以前は無資格でも施術することが可能でした。ところが、接着剤が目に入るなどのトラブルが相次いだことから、まつエクの施術は美容師の資格を有するものと定められました

美容師免許を持ったスタッフを雇い、そのスタッフの名前で申請すれば開業はできますが、もしその人が辞めた場合は営業ができなくなってしまう恐れがあります。長く営業を続けるには不安定な環境になってしまうため、自分で美容師資格を持っておくほうがいいでしょう。

また、美容師免許を持つスタッフが自分を含めて2人以上いる場合、衛生管理のために「管理美容師」の資格も必要です。対象者は3年以上の美容師経験がある人で、所定の講習を受けると修了証書が交付されます。

引用元
管理理容師・管理美容師の概要|理容師美容師試験研修センター
受講資格・応募方法|理容師美容師試験研修センター

開業に必要な届出・申請

まつエクサロンを開業するにあたって必要な申請や届出は、以下の2つです。特に美容所開設届は、開業前に申請し許可をもらう必要があるため、内容をしっかり把握しておきましょう。

以下の記事ではまつエクサロン開業に必要な届出や手順を紹介していますので、あわせて参考にしてください。

美容所開設届

前述したように、まつエクサロン開業の許可を得るためには保健所の実地検査があり、まつエクサロン開業の条件を満たしているかをチェックされます。条件は管轄の保健所によって少しずつ変わるようですが、おおむね以下の通りです。

  • 施術スペースの床面積が13平方メートル以上
  • 壁・床の材質は水がしみ込まないもの
  • 作業場の照明は100ルクス以上
  • 換気設備があるか
  • 待合所の確保
  • 清潔であるか
  • 作業用の水道設備があるか
  • 施術道具等の収納スペースがあるか
  • 消毒の設備

内装工事前に担当の保健所にしっかりと確認する必要があります。

引用元
美容所の開設に関する基準等について|東京都保健医療局

開業届

新たに事業を開始した際に届け出ないといけないもので、提出先は管轄の税務署です。開業届の正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」といい、事業の開始から1ヶ月以内に提出しなければなりません。

店舗のオープンから1ヶ月ではないため注意が必要です。事業開始から1ヶ月を過ぎての提出でも罰則は特にありませんが、開業届があれば屋号の銀行口座を開くことができるなどのメリットがあるため早めに提出しましょう。

引用元
個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

まつエクサロンの開業の流れ

まつエクサロンの開業の流れ
まつエクサロンの開業資金や必要な申請などがわかったところで、ここからは開業の流れについて解説します。

1. コンセプトや事業計画の立案

まず、サロンでお客様にどんな価値を提供するのか、どんな運営方針にしたいのかといったコンセプトを決めます。売上や利益の具体的な数値など、事業計画もなるべく細かく立てましょう。

さらに、目標を達成するために必要な客数やリピート率を上げるための施策を考えることも大切です。しっかりとした事業計画書を作っておくと、融資や補助金などを申請する際にも役立ちます

2. 物件を選ぶ

まつエクサロンは、立地が集客を大きく左右することもあります。店舗用の物件を借りる場合は、立地を考慮して慎重に決めなければなりません。周辺の競合の存在やサロンへのアクセスのしやすさなども考え、複数の物件を比較して検討しましょう。

また、経営していくにあたっては、立地だけでなく賃料も重要なポイントです。物件を決める際は予算も考えながら決める必要があります。

3. 資金を調達する

最初に立てた事業計画をもとに、開業資金を準備します。自己資金では不足することもあるでしょう。その場合、前述した融資や補助金・助成金を活用することをおすすめします。

融資の場合は返済が必要なため、無理なく返済できるように借入金額を考慮することも大切です。

4. 内装や外装の工事を行う

物件が決まったら、専門業者に店舗の内装と外装の工事をしてもらいます。

まつエクサロンは美容所としての登録が必要な店のため、環境や設備は保健所の基準を満たさなければなりません。前でもお伝えしたように、工事をする際は必ず自治体の保健所に確認してから実施してください。

また、工事とあわせて、電気・ガス・水道の使用契約も必要です。

5. 開業に必要なものを揃える

まつエクサロンを開業するために必要な道具や備品、予約システム、決済システムなども準備しましょう。特にクレジットカード決済を導入する場合は、使えるようになるまでに時間がかかるため、早めに申請しておくことがおすすめです。

また、サロンでスタッフを雇用する場合は、オープンの1ヶ月前までに決められるとよいでしょう。

6. 必要な届出を行う

前で解説したように、まつエクサロンの開業では所定の手続きが必要です。美容所開設届はオープンの1~2週間前、開業届は前述の通り開業後1ヶ月以内を目安に提出してください。

7. 集客をする

オープンする前に、開店の告知と集客も必要です。地域情報誌への掲載やチラシの配布、SNSでの宣伝、予約システムの活用など、サロンのターゲット層に合わせた集客を行わなければなりません。

新規集客に力を注ぐだけでなく、キャンペーンを開催するなどリピート率を上げるための施策も重要です。

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まつエクサロンの開業を成功させるコツ

まつエクサロンの開業を成功させるコツ
まつエクサロンの開業までこぎつけるのも一苦労ですが、そこから店の経営を軌道に乗せて事業を継続することには、また違った苦労があります。

そこで、まつエクサロンを継続して運営していくためのコツを押さえましょう。

1. 競合との差別化を図る

競合との差別化は、利益を上げる上で必要不可欠な要素です。他店には真似できないような高い技術、店全体の雰囲気のよさ、かゆいところに手が届くようなメニュー構成など、いろいろな面で差別化を図れます。

他店とは異なるポイントが強みとしてあると、その点は必ず口コミなどで広がっていくので、お客様がまつエクサロンを選ぶ際の判断材料として役立つでしょう。

ナンバーワンでもオンリーワンでもよいので、他店と明確に違うところを何かひとつ以上掲げることが重要です。

2. 技術力だけでなく接客力や経営力も磨く

息の長いサロンに成長するためには、まつエクの技術がすぐれているのはもちろん、コミュニケーション能力や経営者としての手腕も問われます。

自ら、または雇ったスタッフの施術の腕がいいというだけでなく、心のこもった接客ができるか、マネジメント力を発揮できるかどうかも、まつエクサロンの経営を続けていく上で非常に重要です。

3. 集客・リピーター獲得に力を入れる

開業の流れのなかで集客について触れましたが、新規顧客・リピーターともに増やすために、SNSを活用することを強くおすすめします。サロン探しにSNSを利用する顧客は多く、まつエクサロンのターゲットに効率よくアプローチできるでしょう。

写真や動画も使いながら積極的に情報発信を行い、多くの顧客を取り込みましょう。

まつエクサロンの開業にあわせて予約システムも導入を!必要性やメリットとは

まつエクサロンの開業にあわせて予約システムも導入を!必要性やメリットとは
まつエクサロンの運営では、顧客とサロンの両者の利便性を高めるために、予約システムを導入することがおすすめです。予約システムが便利である理由を紹介するので、参考にしながら導入を検討してみてください。

いつでも予約を受け付けられる

予約システムを導入すると、24時間365日、営業時間外や店休日でも予約を受け付けられます。スタッフは電話応対の手間が減って施術に集中でき、お客様にとっても時間を気にせず予約できることは便利です。

営業時間内に予約の電話ができないなどの理由による、予約の取りこぼしも防げるでしょう。

予約管理の手間やミスが減る

予約システムは、予約が入るたびに自動で予約情報を反映してくれます。複数の予約窓口を持っている場合は、ひとつの予約台帳でまとめて一元管理できるシステムもあるので活用してみましょう。

予約を転記する手間が軽減されるほか、ダブルブッキングや予約の記載し忘れ・間違いといった、人の手によるミスも減らせます。

顧客情報を集めて集客に活用できる

予約システムには、予約時に入力してもらうお客様の名前や連絡先のほか、予約履歴などを自動で記録できるものもあります。手書きのカルテを作成しなくても、システム内で効率よく顧客情報の管理ができて便利でしょう。

さらに、システム経由でお客様にメッセージやクーポンを送ったり、集めた顧客情報を分析したりして集客に活用することも可能です。リピーター施策に役立て、優良顧客の育成を図りましょう。

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まつエクサロンの予約システムには集客にも強い「リザービア」がぴったり

世の中に予約システムが多数存在するなかで、まつエクサロンにおすすめのシステムが「リザービア」です。美容サロンを中心に、全国で5,000件以上の導入実績があります。

ここでは、まつエクサロンの運営に役立つリザービアの機能の例を見ていきましょう。

予約情報を一元管理して業務を効率化

予約情報を一元管理して業務を効率化
リザービアの予約台帳は、見やすいシンプルなデザインで、直感的にかんたんに操作できることが特徴です。空席状況なども一目でパッとわかります。

また、BMSオプションを利用することで、ホームページ・SNS・クーポンサイトなど、複数の窓口からの予約を一元管理できるのも便利です。個別に管理する手間が省け、ダブルブッキング対策としても役立ちます。

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BMS

Google検索からスムーズに予約へ誘導

Google検索からスムーズに予約へ誘導
リザービアには、Googleと連携して予約受付につなげられる「Googleで予約」という機能もあります。自店のGoogleビジネスプロフィールに、リザービアとリンクさせた予約ボタンを設置できる機能です。

Googleのキーワード検索やGoogleマップ検索で自店に興味を持ってくれたお客様を、スムーズに予約画面へ誘導できます。

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LINEを活用してリピート率をアップ

LINEを活用してリピート率をアップ
リピーター育成には、「LINE連携予約」オプションが便利です。自店のLINE公式アカウントを友だちとして登録してくれたお客様から、LINEを通じて予約を受け付けられます。

新たにアプリをインストールする必要がないことに加え、リマインド通知によって予約忘れを防げたり、限定クーポンの配信などでリピート率向上につなげられたりする点がメリットです。

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多くの顧客に愛されるまつエクサロンを開業しよう

多くの顧客に愛されるまつエクサロンを開業しよう
施術に美容師資格が必須になり、アイティストが不足しているまつエク業界。しかし、少ないコストで儲けが大きいため、まつエクサロンの開業は集客さえしっかりできれば安定した経営が期待できます。

開業資金の目安や内訳も解説したので、自分にとって無理のない方法で開業を目指しましょう。また、せっかく開業するので、長く経営を続けるためのコツもぜひ参考にしてください。

また、まつエクサロンの業務効率化に役立つ予約システムの導入に使える補助金もあるので、リザービアの導入も検討してみてはいかがでしょうか。サロンにとって重要なデータの管理が楽に行えるほか、集客ツールとしても活用できます。

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