「エステサロン」と一言でいっても、いろいろな種類のサロンがあります。エステサロンの経営に興味を持っている方や、将来開業したいと考えている方は、まずはどんな種類があるかを知っておくことが大切です。
そこで、エステサロンの種類を紹介し、開業時に種類を選ぶときのポイントも解説します。興味のある方はぜひ最後までお読みください。
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目次
エステサロンの種類と特徴を紹介
まず、エステサロンにはどのような種類があり、それぞれどんな特徴があるのかを見ていきましょう。
1. ボディエステサロン
ボディエステサロンとは、全身を対象に行われるエステサロンのことです。ボディエステでは、ハンドやパワーツリーと呼ばれる木製の器具を使ったケアのほか、機械を使用した施術が行われることもあります。
2. フェイシャルエステサロン
フェイシャルエステサロンは、顔からデコルテまでの部位に対して施術を行うサロンです。ハンドケアでトリートメントを行ったり、光を当てるものなど様々なマシンでケアをしたりするほか、パックを用いたケアや超音波洗浄なども行われます。
3. 脱毛サロン
脱毛サロンは、ムダ毛処理を行うエステサロンです。光脱毛機が使われることが多く、エステサロンで行われる「美容脱毛」のほかに、医療機関で行われる「医療脱毛」というものもあります。
また、専用のワックスを使用した「ワックス脱毛」を行うサロンもあるので、自分に合った方法を選びましょう。
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4. リラクゼーションサロン
リラクゼーションサロンとは、心身のリラックスを目的としたサービスを提供するエステサロンのこと。アロマテラピー・アーユルヴェーダ・ホットストーンセラピーなどさまざまな種類があります。
また、妊婦を対象に無理のない範囲で施術を行う「マタニティエステ」もあり、妊娠期間を快適に過ごしたい女性に人気です。
5. ブライダルエステサロン
ブライダルエステサロンとは、結婚する人が結婚式に向けて受けるエステを提供するサロンです。
とくに女性は、一生に一度の晴れの日を最高にきれいな状態で迎えたいと考える人が多いもの。そこで、花嫁の希望に応じて、フェイシャルやボディ、シェービングなどのエステサービスが提供されています。
また、新郎新婦が一緒にエステを受けられるサロンも。男性に対しては、女性にはないヒゲのケアメニューもあります。
6. デトックスエステサロン
デトックスエステサロンとは、体の中のものを「排出」するためのケアを行うエステサロンです。岩盤浴・リンパドレナージュ・よもぎ蒸しなど、さまざまな種類があります。
7. メンズエステサロン
メンズエステサロンとは、男性をターゲットにしたエステを行うサロン。美容意識の高い男性が増えてきており、需要の高まりとともにメンズエステサロンの店舗数も増加しています。
美容に関心を持っている男性に対して好感を持つ女性も多くなってきているので、今後さらにニーズが高まっていくと考えられ、これからメンズエステサロンを開くのもおすすめです。
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8. 訪問・出張エステ
訪問エステ/出張エステとは、ここまでの種類のような固定店舗を持たず、自らがお客様のもとに出向いて行うエステのこと。
お客様の自宅などに行って施術をするため、体が不自由でエステサロンに通えない・近くにエステサロンがないといったお客様にもサービスを提供できます。必要な道具と最低限のスペースさえあれば、どこでも施術可能です。
施術にはどんな種類がある?
つづいて、エステサロンで提供する施術の手法にはどんな種類があるのかを解説していきます。
ハンドエステ
ハンドエステとは、施術者自身の手を使って施術を行う方法です。オールハンドとも呼ばれ、高い技術力が求められます。そのため、施術者は日々実践を行ったり研修を受けたりしながら、腕を磨いていかなければなりません。
ハンドエステのメリット
ハンドエステのメリットは、施術者の手の温かみを直接伝えられることから、お客様にリラックスしてもらいやすいことが挙げられます。ぬくもりによる癒やしで、施術時間を心地よく過ごしてもらいましょう。
ハンドエステの注意点
ハンドエステの注意点は、施術者の技術によってお客様の感じ方が変わることです。同じエステサロンでも、全員が同じ技量を持っているとは限りません。また、体温や力の強さなどにも個人差があります。
そのため、前回好感を持ってくれたお客様の信用や期待を裏切らないためには、同じ施術者を指名していただくことをサロン側からご提案しましょう。
マシンエステ
マシンエステとは、マシン(機械)を使用して行われるエステのこと。提供するエステサービスの内容によって、キャビテーションやラジオ波、光脱毛機などさまざまなタイプのマシンが利用されます。
マシンエステのメリット
マシンエステでは機械を利用するため、ハンドエステでは限界があるアプローチを効率的に行うことが可能です。また、機械の操作方法がわかっていればいいので、施術者の技術力も影響しません。
マシンエステの注意点
エステで利用する機械は一般的に高額になりやすいです。
そこで、安いものを選んで機能に満足できない・逆に高価すぎて費用を回収できないなどの事態にならないよう、コストパフォーマンスに注意が必要。また、保証やメンテナンスがしっかりしているかも確認してから導入しましょう。
どの種類を選べばいい? 成功に導くポイントとは
ここからは、新規でエステサロンを開業したい方に向け、どの種類のサロンにすればいいのか、開業を成功させるための選び方のポイントについて紹介します。
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1. 開業にかかる費用をチェック
まず、開業を検討している種類のエステサロンを開くにはどれくらいの費用がかかるのかを算出し、予算と比較することが重要です。
オールハンドのみで施術を行う場合と、マシンを購入する場合でも大きく変わってくるので、高額機器や設備などの導入の有無も含めて考えましょう。
たとえばボディエステサロンでは、開業費用の目安は、ハンドのみなら150~200万円、機械を導入すると300~400万円程度とされています。機械の種類などによって価格が異なるので、しっかり確認して導入することが大切です。
2. 市場調査を行う|近隣サロンをチェック
次に、サロンを開業したいエリアの市場調査を行いましょう。近隣にはどんなサロンがあるのかをチェックし、競合が少ない種類のエステサロンを選ぶことがポイントです。
土地柄に合う種類を選ぶ
一人暮らしの人が多いエリアなら脱毛サロン、ファミリー層が多く住む地域や高級住宅街の場合は訪問サロンなど、出店エリアの特徴に合わせて選ぶのもよいでしょう。
脱毛サロンは継続的に通ってもらうケースが多く、1人あたりの契約金額が高め。そのため、自分で自由に使えるお金がある一人暮らし世帯は、脱毛サロンのターゲットにぴったりです。
また、訪問サロンの場合、家事や育児に追われて忙しくサロンに通う余裕がない主婦や、反対に自宅でゆったりと生活している高級住宅のマダムからのニーズに応えることができます。
3. 差別化を図る|コンセプトを決める
競合サロンとの差別化を図ることも大切です。他店と比較された際にお客様から選ばれるサロンにするため、競合とは異なるコンセプトを決め、自店でしか体験できないサービスを提供しましょう。
開業前に集客方法も決めておこう!
前章で市場調査を行うことや他店との差別化に触れましたが、周囲にどんなエステサロンがあるのかをリサーチし、差別化するにあたって、有効な集客方法を練ることも大事です。
そこで、エステサロンの開業時にはどんな集客手段を利用すればいいのかをお伝えします。
ターゲットに最適な集客方法とは?
高年齢層をターゲットにするなら新聞の折り込みチラシ、若い方をターゲットにするならSNSを利用するなど、ターゲットに適した集客方法を選びましょう。
また、ターゲット層が多いエリア内で、ターゲットが住んでいる世帯を絞ってチラシのポスティングを行う方法もおすすめです。無計画に配布するよりも、高い反応率に期待できます。
予約システム導入もおすすめ!
オンライン予約管理システムを利用する方法もあります。予約システムとは、インターネットでお客様からの予約を自動で受け付け、自動で予約台帳を管理できるシステムのこと。予約管理だけでなく、顧客データの管理やクーポンの設定なども行えて便利に活用できます。
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予約システムはさまざまな企業からリリースされていますが、なかでも「リザービア」は、全国4,500店以上の店舗で導入されている、美容系サロンに特化したシステムです。多くのエステサロンでも活用されているので、下記の事例もあわせてご覧ください。
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ポイントを押さえて開業を成功させよう!
エステサロンの種類は、ボディ・フェイシャル・脱毛など多数あります。それぞれの種類に特徴があり、経営を成功させるにはどの種類を選ぶかも重要。費用と予算との兼ね合いの検討や市場調査もしっかり行って開業し、人気店に成長させましょう。
また、エステサロンの予約管理や集客対策には、リザービアのようなシステムの導入もおすすめです。まずは一度お気軽にお問い合わせください。