エステサロンのフランチャイズ経営で押さえるべき基礎知識

エステサロンのフランチャイズ経営で押さえるべき基礎知識
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エステサロンの開業方法には、大きく個人で開業する方法と、フランチャイズとして開業する方法の2つがあります。
個人の開業とフランチャイズとしての開業、どちらにもメリット・デメリットはありますが、今回はエステサロンのフランチャイズ経営にスポットを当て、その人気の理由やありがちな失敗と対策などについて詳しくご紹介します。
エステサロンのフランチャイズ経営に興味をお持ちの方は、是非参考にしてみてください。

エステサロンにおけるフランチャイズ経営の仕組み

エステサロンにおけるフランチャイズ経営の仕組み

最初に、まずエステサロンにおけるフランチャイズ経営とはどういったものなのかについてご説明しておきます。

フランチャイズというとコンビニエンスストアや飲食店などをイメージされる方も多いと思いますが、エステサロンの場合も、基本的にその仕組みは同じです。

まず親元となる運営本部(フランチャイザー)があり、そこに加盟店(フランチャイジー)が契約を結ぶことで双方がビジネスパートナーとして運営を行います。
加盟店は、運営本部が持っている店舗名や商標などいわゆる「看板」を借りることができ、さらに扱う商品や経営に関するノウハウ、研修や各種サポートを受けることができます。

しかし、当然ながらタダでそれらの利用権が手に入るわけではなく、加盟店はそれらの使用料、いわゆるロイヤリティーを運営本部に支払うことになります。

エステサロンのフランチャイズ経営が人気な3つの理由

エステサロンのフランチャイズ経営が人気な3つの理由

「自分のお店をオープンさせたい」と考えた時に、個人で開業する方法を選ぶ方が自然な形のようにも見えますが、あえて個人の開業ではなくフランチャイズとしての開業を選ぶのにはどのような理由があるのでしょうか。

まず最初に、エステサロンのフランチャイズ経営が人気である理由、つまりはそのメリットについて探ってみましょう。

1. スムーズに開業ができる

個人でエステサロンを開業するとなると、経営するうえで必要な機材や商品を全て自分で仕入れなければなりません。
それらを全て使いこなしたり、販売することができれば良いですが、上手く行かず在庫を抱えてしまったり、結果として無駄な出費になってしまうこともあるでしょう。

一方、フランチャイズとして開業する場合は、そういった必要な機材や商品は運営本部から用意されたものを使用することになります。
また、開業資金についても一部を運営本部が負担してくれることがあったり、運営本部がある程度名の知れた企業であれば、社会的信用もあることから補助金などの申請もおりやすいというメリットがあります。

2. 集客がしやすい

エステサロンを開業する場合は、何よりもまずは新規の集客が必要です。
しかし、チラシやホームページの作成、SNSを使った情報発信など、時間や費用がかかります。

フランチャイズとしてエステサロンを開業する場合は、既にブランド名が世に知られていることが多いため、個人で開業する場合ほど苦労することなく集客が可能です。
中には「これまでは遠くの店舗まで通っていたけど、近くで同じサービスが受けられるなら新しくできたお店を選ぼう」といったように、ブランド名だけで新しい顧客を獲得することが可能です。

3. 経営に関するサポートが受けられる

エステサロンの経営をしたいと考えている方でも、エステティシャンとしての技術はあっても、経営に関することはよくわからない…といった方も多いのではないでしょうか。

フランチャイズとしてエステサロンを開業する場合は、このような経営のノウハウも既に確立されているため、どのような仕組みで経営をしていけば利益を生みだせるのかといったノウハウについてもきちんと教えてもらうことができます。

また、メニューなどをイチから考える必要もなく、定期的に経営状況を見てアドバイスなどのサポートを受けることができるため、個人でエステサロンを経営する場合と比較すると廃業する確率も低い傾向にあるのです。

エステサロンのフランチャイズ経営でよくある失敗3選

エステサロンのフランチャイズ経営でよくある失敗3選

ここまではエステサロンのフランチャイズ経営におけるメリットについてお伝えしてきましたが、フランチャイズ経営をする場合にはデメリットがあることも確かです。
そこで、ここからはエステサロンをフランチャイズ経営する場合にありがちな失敗例についても見ていきましょう。

1. オリジナリティが出しにくい

エステサロンをフランチャイズとして経緯する場合、機材や商品、メニューなど、経営上必要な物事を自分で用意したり考えたりする必要がないというメリットはあります。
しかし、それは裏を返せば、自分の思い通りにできないということを意味します。

運営本部(フランチャイザー)の考え方にもよりますが、基本的にフランチャイズである以上、決められたメニューやサービスなどを提供する必要があり、自分の意見を反映することは容易ではありません。
サービスや扱う商品などにこだわりのある人にとっては、フランチャイズ経営はあまり向いていないといえるでしょう。

関連記事:売上を上げる為のエステサロンコンセプト策定方法

2. 他店舗で不祥事などがあった場合に悪影響を受けやすい

最近ではある店舗で不祥事などが起こると、SNSなどを通して一気に悪い評判が拡散されるということが少なくありません。
ブランド力で得をすることもありますが、こういった不祥事などのトラブルがあると、同じ名前の看板を背負っているだけで、自分の店舗まで悪い評判がつくこともあるのです。

また、反対に自分の店舗で同じような不祥事などのトラブルがあった場合は、他の店舗にまで迷惑がかかってしまう可能性もあります。

3. 初期費用の回収に時間がかかる場合がある

エステサロンをフランチャイズ経営する場合は、当然ながら加盟金が発生しますし、光熱費や家賃といった毎月決まった金額の出費もあります。
準備から出店までは個人経営と比較すると楽にできるものの、その際かかった初期費用回収するまでには時間がかかる場合があるのです。

一見経営が順調そうに見えても、初期費用を回収するのに時間がかかり、事実上の利益はかなり少ない…といったことも起こり得ます。
また、何らかの事情により閉店を余儀なくされた場合、契約期間内であれば違約金をしはらわなければいけないケースも少なくありません。

エステサロンのフランチャイズ経営で失敗しないための4つの対策

エステサロンのフランチャイズ経営で失敗しないための4つの対策

ここまででエステサロンをフランチャイズ経営することのメリットとデメリットについてはおおよそおわかりいただけたかと思います。
では、それらを踏まえたうえで、ここからはエステサロンのフランチャイズ経営で失敗をしないための対策についてご紹介していきましょう。

1. 慎重にフランチャイザー選びを行う

非常に単純なことではありますが、エステサロンのフランチャイズ経営で失敗しないための最も重要なポイントともいえるのが、フランチャイザー選びです。
フランチャイザーは単にブランド力や経営ノウハウを教えてくれる立場なだけではなく、考え方としてはビジネスパートナーとしての側面を強く持っています。

そのため、まずは自分が「なぜエステサロンを経営したいのか」「なぜこのフランチャイザーを選ぶ必要があるのか」といった点を明確にし、同じビジョン、考え方を持ったフランチャイザーを選ばなければ、経営を続けるうちにズレが生じてしまうのです。
せっかく顧客が増え始めたところで、フランチャイザーとの間で考え方に差異が生じ、契約を破棄するような自体になれば、顧客も手放すことになりねません。

多少時間はかかっても、信頼できるフランチャイザーを見つけ、時間をかけて良好な関係を維持していくことこそが、エステサロンでフランチャイズ経営を成功させるためのカギとなります。

2. 立地選びを慎重に行う

これはフランチャイザー選びともリンクする部分がありますが、フランチャイズでエステサロンを経営するとなると、基本的にお客様に来店していいただく必要があります。
いくら自分が提供するサービスに自信があっても、通いにくい場所にあればその分経営は不利になります。

ましてや自分の店舗がオープンした後に、好立地に同じフランチャイザーを持つ店舗ができた場合はかなりの打撃を受けることになります。
出店前にフランチャイザーからアドバイスをもらえる場合は、その道のプロであるフランチャイザーの意見をしっかりと聞いた上で立地を選ぶことをおすすめします。

また、客層や土地柄によっても選ぶべき立地は違ってきますので、どれくらいの年齢層の人が多く利用するエリアなのか、このエリアに住んでいる人はどれくらいの所得層なのかといった事前のリサーチも非常に重要です。

関連記事:【美容室・美容サロン開業・独立を目指している方へ】居抜き物件とは?

3. 開業資金にはゆとりを持たせておく

一般的にエステサロンをフランチャイズ経営する場合に必要な開業資金は、300~500万円程度であると言われています。
もちろん工夫次第でそれ以下に抑えることもできるでしょうし、内装にこだわった店づくりをする場合などではそれ以上になることもあるでしょう。

フランチャイズ契約をした場合は、基本的には毎月売上に応じて、あるいは決まった額のロイヤリティーをフランチャイザーに支払う必要があります。
さらに、開業にあたって欠かすことのできない機器の購入や、店舗の内装にかかる費用なども発生してきます。

フランチャイザーによってはどのような内装にするかも細かく決められている場合もあるため、事前にどれくらいの資金を用意しなければならないかは必ず確認をしておきましょう。

また、毎月ロイヤリティーを支払わなければならないため、開業したからといってすぐに利益が出るとは限りませんので、開業資金にはある程度ゆとりを持たせておくことが大切です。
逆に言えば、開業資金にゆとりを持った状態でのフランチャイズ契約が難しい場合は、フランチャイザーや契約自体を見直す必要があるでしょう。

4. 一人のエステティシャンや特定の顧客に頼り過ぎない

これは個人でエステサロンを経営する場合にも言えることですが、個人経営よりも安定した経営が見込まれるフランチャイズ経営のエステサロンであっても、能力の高い一人のエステティシャンや、毎回多くのサービスを利用してくれる顧客にばかり頼りすぎることは危険です。

そういったエステティシャンや顧客を持つことは経営上は非常に有難いことですし、長期間にわたって良好な関係を築けるのであればそれは何よりです。
ただ、顧客の事情がいつ変わってしまうかはわかりませんし、能力の高いエステティシャンほど、独立志向やより良い条件のある店舗へ転職する可能性があります。

特定の人を頼りにするのではなく、より多くの顧客を大切にするようにコミュニケーションを心がけ、複数のエステティシャンがいる場合は、優秀なエステティシャンと同じレベルにまでスキルを引き上げられるような教育体制を考えることも袋大切です。

エステサロンのフランチャイズ募集で見るべき3つのポイント

エステサロンのフランチャイズ募集で見るべき3つのポイント

ここまでで、フランチャイズ経営を成功させるうえでは、フランチャイザー選びが非常に重要であることはおわかりになったかと思います。

では、実際にフランチャイザーを選ぶ場合はどういった点に注意すべきなのでしょうか。
ここでは必ずチェックしておきたい3つのポイントをご紹介します。

1. 契約内容をきちんと確認する

ブランドイメージや募集広告のキャッチコピーなどだけで「良さそうだな」と思い込んで契約をしてしまい、いざ経営を始めてから「思っていた感じと違った…」といったことがないように、契約内容は隅々まできちんと確認しましょう。

いざ経営を始めてしまってから何らかのトラブルが起こってしまうと、フランチャイザーとフランチャイジー間だけではなく、スタッフや顧客など多くの人を巻き込むことになります。
少しでも気になる点があれば、本部に連絡をするなどして、不明点をきちんと解消しましょう。

2. 店舗数や経営年数などの実績を確認する

フランチャイズ経営をする大きな目的が、できるだけ安定した経営をしたいからということであれば、店舗数や経営年数などの実績は非常に大きな指標となります。ブランド力があるからといって必ずしも自分の理想とする経営を行っているとは限りませんが、実績のあるフランチャイザーからまずは調べてみるというのもひとつの手です。

3. 初期費用が予算内であるかを確認する

自分の考えやビジョンに合ったフランチャイザーを見つけることは非常に大切なことではありますが、だからといって無理のある資金計画の末、最終的に経営難に陥ってしまっては意味がありません。
そのため、フランチャイザーを選ぶ際は無理のない予算内で経営を始められるかを確認することも大切です。

もし予算的に苦しい場合は、すぐに諦めるのではなく、まずはフランチャイザー側に相談をしてみましょう。

エステサロンのフランチャイズ経営で予約システムを選ぶ基準

エステサロンのフランチャイズ経営をよりスムーズなものにするためには、予約システムの選び方も大切です。
フランチャイザーによってあらかじめ予約システムが指定されている場合もありますが、指定されていない場合は、できるだけ効率良く運用ができる予約システムを選びたいところです。

たとえばおさえておきたい機能の一例としては次のようなものが挙げられます。

このようなスマートフォンをベースとした多機能な予約システムを利用することで、クーポンサイトに頼ることのない集客や、広告費用の削減、電話予約の削減による業務効率の改善などが見込めます。

たとえば「リザービア」もそんな予約システムの一つです。

サロンの予約といえば大手クーポンサイト経由や、ホームページ、電話によるものが多いのが現状ですが、最近では大手美容室や急成長をしているサロンなど、幅広い業種・業界こうした予約システムを導入するケースが増えてきています。

まとめ

エステサロンのフランチャイズ経営は将来を見据えた選択を

ここまでエステサロンのフランチャイズ経営についてご紹介してきました。
どういったサロンにしたいのか、将来的なビジョンはどういったものかによって、フランチャイズ経営が適しているかどうかを判断する必要があります。
エステサロンをフランチャイズ経営する場合は、資金面や契約内容を踏まえた上で慎重にフランチャイザーを選びましょう。

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