美容サロンや治療院などが集客の幅を広げる手段のひとつとして、クーポンサイトの活用があります。クーポンサイトにはさまざまな種類があり、複数のサイトに情報を掲載しているサロンも少なくありません。
一方で、クーポンサイトを複数利用する際の課題のひとつが、予約情報の効率的な管理です。
そこで本記事では、サロン予約の窓口を増やすメリットや注意点に加え、クーポンサイトからの予約情報を一元管理する利点や予約システム選びのポイントについて詳しく紹介します。
目次
サロン予約の窓口を複数設置するメリットと注意点
美容室やエステサロンなどの美容サロンでは、予約窓口を複数設置しているケースが少なくありません。
ここでは、美容サロンが複数の予約窓口を設置するメリットと、注意すべき点について紹介します。
メリット1.より多くのお客様の目に触れるチャンスがある
予約窓口を複数設置することで、より多くのお客様にアプローチできる可能性がひろがります。
各クーポンサイトはそれぞれ異なる特徴やサービス内容を持っており、「ポイントを貯めたい」「クーポンを使用したい」など、利用するお客様の動機もさまざまです。
複数のクーポンサイトに掲載することで、それぞれのサイトを利用するお客様の目に触れる機会が増え、これまで自サロンを知らなかったお客様へのアプローチにもつながるでしょう。
メリット2.お客様の利便性を高めることができる
複数の予約窓口を設置することで、お客様自身が一番使いやすい予約方法を選べるようになります。
このように、お客様の利便性を高めることは、お客様満足度やリピート率の向上や競合他社との差別化にもつながることが期待できるでしょう。
メリット3.特定の予約サイトへの依存リスクを軽減できる
ひとつのクーポンサイトのみで集客を行った場合、そのサイトのサービス終了や料金変更などにより、集客力に大きな影響を受ける可能性があります。
複数の予約窓口を設置しておくことで、ひとつのサイトで問題が生じた場合でも他の窓口で集客を継続できるため、リスクの分散につながるでしょう。
注意点は予約管理業務の複雑化
複数の予約窓口を設置することで生じる最大の課題が、予約管理業務の複雑化です。
各クーポンサイトから個別に予約情報を確認し、手作業でスケジュール帳や管理システムに転記する作業は、時間がかかるだけでなく、ミスも発生しやすくなります。ダブルブッキングや予約の見落としなどのトラブルが発生するリスクも高まるでしょう。
また、キャンセルや変更の連絡があった際に、すべての予約窓口の情報を更新する作業も、スタッフにとって大きな負担となります。
これらの課題を解決するために、予約を一元管理できる予約管理システムの導入を検討してみても良いでしょう。
クーポンサイトからの予約を一元管理するメリット
ここからは、クーポンサイトからの予約を一元管理することで得られる具体的なメリットについて解説します。
予約管理の精度を上げられる
予約を一元管理することで、一カ所にすべての予約情報が集まり、リアルタイムで予約状況が更新されます。そのため、ダブルブッキングのリスクを大幅に削減できます。
また、手作業による転記作業が不要になることで、転記ミスによる予約トラブル防止に役立つなど、予約管理の精度向上につながるでしょう。
業務を効率化できる
予約を一元管理することで、複数のクーポンサイトを個別にチェックする手間や、各サイトへの予約状況の反映などの手間が省けます。また、空き状況の把握もかんたんに行えるため、お客様からの問い合わせ対応もスムーズに行えるでしょう。
これまで予約管理に費やされていた手間や時間が削減できることで、その分のコスト削減にもつながります。
売上の向上が期待できる
予約を一元管理することで、サロンの売上アップが期待できます。
お客様が日常的に利用しているクーポンサイトから予約できることで予約への心理的ハードルが下がり、予約完了率の向上につながるでしょう。
また、一元管理によって、これまで手作業での管理で見落としていた空き時間や、ダブルブッキングを避けるための空き枠を有効活用できるようになります。
さらに、リアルタイムで空き状況が把握できるようになるため、同じ時間に複数の予約が重複するオーバーブッキングで断る可能性を減らせます。その結果、お客様の予約希望を確実に売上に結びつけられるでしょう。
クーポンサイト予約を一元管理できる予約システム選びのポイント
予約の一元管理が可能な予約システムはさまざまなものがあるため、自サロンに適したシステムを選ぶことが重要です。
ここでは、クーポンサイトからの予約を一元管理できる予約システム選びで重要となるポイントを解説します。
対応しているクーポンサイトの範囲
クーポンサイト予約を一元管理できる予約システムを選ぶ際に最も重要なのが、連携可能なクーポンサイトの範囲です。
予約システムによって一元管理の対象となっているクーポンサイトは異なるため、利用したいクーポンサイトが連携可能な対象に含まれているかは必ず確認しましょう。
また、現在利用しているクーポンサイトだけではなく、今後利用を検討しているサイトもあわせて確認しておくことをおすすめします。
費用対効果
予約システムの導入には、多くの場合、初期費用や月額料金がかかります。また、クーポンサイトとの連携はオプションとなっているケースも少なくありません。
システム導入によって削減できる人件費、ミスによる損失の防止効果、売上向上効果などを総合的に評価し、コストと得られる効果のバランスを慎重に検討する必要があるでしょう。
安価に導入できるシステムでも、必要機能が不足していては導入の意味がありません。自サロンの規模や予約件数に見合ったプランを選択することが重要です。
搭載している機能と使いやすさ
多くの予約システムは、予約管理機能に加えて、顧客管理・売上分析・スタッフ管理・在庫管理などの機能も搭載しています。しかし、機能が豊富であっても、自サロンには必要のない機能が多かったり、操作が複雑で使いこなせなかったりしては意味がありません。
可能であれば、導入前にデモンストレーションや無料トライアルなどを利用して、実際の使用感を確認することをおすすめします。
SNSなどとの連携可否
予約窓口はクーポンサイトだけに限定する必要はありません。とくにLINEをはじめとしたSNSを経由した予約や「Googleで予約」などを活用している人も多いため、これらとの連携可否も、システム選びの重要な判断材料となるでしょう。
サロンや治療院の予約を一元管理するなら「リザービア」
美容サロンや治療院向けの予約システムとして多くの店舗で導入されているのが「リザービア」です。
リザービアは、複数の予約窓口からの予約を効率的に一元管理できる機能を備えており、サロン業務の負担軽減と売上向上を強力にサポートします。
ここでは、リザービアと連携できる主要な予約窓口について紹介します。
自社予約システム・予約アプリ
リザービアにはWeb予約の他、予約アプリによる予約導線が用意されています。そのため、店舗独自の予約アプリをかんたんに準備することができます。
これらの予約はリザービアの予約台帳に反映されます。予約台帳はパソコンだけでなくスマホからも見ることができ、いつでもどこからでも予約の状況が確認できるのがメリットです。
Googleで予約
Googleで予約とは、Googleの検索画面やGoogleマップから直接予約をしてもらうことができる機能です。
Googleビジネスプロフィールを利用していれば、リザービアに必要な店舗情報と営業時間やスタッフのシフトなどの予約枠の設定をするだけでかんたんに使うことができます。
Googleで予約を利用することで、Googleを利用してサロンを探しているお客様からの予約を受け付けることができるようになり、他店との差別化が可能です。
各種クーポンサイト
リザービアはさまざまなクーポンサイトの予約情報を連携することができます。
クーポンサイトは集客にも幅広く利用されており、すでに活用しているサロンも多いでしょう。
リザービアと各種クーポンサイトを連携することで、これらの予約情報を、ダブルブッキングを気にすることなく便利に管理することができるようになります。
複数のクーポンサイトを併用しやすくなることで、幅広く集客できるようになるのもメリットです。
対応しているサイトは以下の通りです。
- ホットペッパービューティー(サロンボード)／ヘア・キレイ
- 楽天ビューティー
- minimo（サロンツール）
- 頭美人
- OZmall（ヘアーのみ）
LINE予約
LINE予約はLINEの「LINEミニアプリ」か「LINE公式アプリ」を使った予約システムです。LINE連携オプションを利用することで使うことができるようになります。
LINE予約を活用することで、お客様がLINEを利用していれば専用のアプリをダウンロードすることなく、LINE上でかんたんに予約をすることができます。
さらに、予約が入った時やキャンセル時などの店舗へのプッシュ通知機能だけでなく、予約前日にお客様へリマインドのメッセージを自動で送ることもでき、ドタキャンの防止にもなります。
導入事例｜リザービアでの予約一元管理で予約管理業務の負担軽減に成功
リザービアを導入したことで予約を一元管理することに成功した事例として、整体院『mama salon aoyama』青山 遥 様のインタビューを紹介します。
青山様はリザービアの導入について、次のように話されています。
「リザービアを利用して良かった点として一番大きいのは、予約を一元管理できるようになったことです。新規顧客の方はクーポンサイトや当院のホームページなど、複数の経路で予約をしてくださっていたので、予約管理が大変でした。
リザービアを導入することで、手元ですべての予約を一元管理できるようになったので、予約管理業務が非常に楽になりました。」
引用元
クーポンサイトの予約を一元管理して業務を効率化しよう
クーポンサイト経由の予約を一元管理することで、予約管理の精度向上、業務効率化、売上向上など多くのメリットを得ることができます。各窓口からの予約情報を連携させることで、手作業による予約情報の転記などの業務負担も減らせるでしょう。
美容サロンや治療院などの場合は、予約管理以外にも、お客様情報の管理や集客のためのメッセージ配信など、施術以外の業務も多いです。
予約管理だけでなく、顧客管理や集客機能も充実しているリザービアの導入で、サロン業務の効率化を図りましょう。
