セラピストは保険に入っておくべき?保険の選び方と、セラピスト向け保険を紹介

セラピストになったら保険に入っておくべき?保険の選び方とセラピスト向けのおすすめ保険も紹介
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セラピストという職業は、お客様と向き合う仕事です。そのため、何らかのトラブルが発生するリスクは少なからずあります。内容によっては容易に解決できず、高額の賠償が必要な場合もあるでしょう。

そこで、ぜひそなえておきたいのが保険。適切な保険に入っていれば、代わりに補償してもらえます。今回は、セラピストに保険をすすめる理由を解説し、業務上で想定されるトラブル例や保険の選び方、おすすめの保険について紹介します。

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セラピストが保険に入っておくべき理由とは

セラピストが保険に入っておくべき理由とは

セラピストの仕事では、直接お客様の身体に触れます。そのため、万が一施術でお客様に怪我をさせてしまった場合には、損害賠償を求められることもあるでしょう。後遺症が残るような症状であれば、数千万円という高額な賠償金を請求される可能性もあります。

また、施術の際、衛生面で炎症や感染症を引き起こすリスクがないとも言い切れません。予期せぬトラブルに備えるためにも、セラピストは保険に入っておいたほうがよいと言えるでしょう。

セラピストに強制加入の保険はない

セラピストには強制で加入しなければならない保険はなく、任意で加入する保険しかありません。任意保険でも、個人では加入できないことが多いです。そのため、セラピストが保険に入りたい場合は、損害保険会社と提携している団体に所属することが必要です。

団体にはどんなものがあるのかを後半でお伝えするので、あわせてチェックしてみてください。

エステやリラクゼーションサロンで考えられるトラブルとは?

エステやリラクゼーションサロンで考えられるトラブルとは?

つづいて、セラピストとお客様の間で起こりがちなトラブルの内容を解説します。

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1.施術による怪我や火傷などのトラブル

もみほぐしなどのサロンでは、お客様の筋肉や骨格などに圧を加えて施術する場合もあるため、捻挫や骨折のような怪我を負わせてしまうリスクがあります。

また、痩身や脱毛などを行うサロンでは、熱の発生する美容機器を使用することが多いため、火傷を引き起こしてしまうリスクがあります。とくに肌の弱いお客様への施術には、十分な注意が必要です。

2.盗難や紛失などのトラブル

とくに施術前後に着替えが必要なサロンでは、ロッカールームで盗難が発生することがあります。また、お客様から預かったバッグ・上着・貴重品などの紛失や汚損のトラブルも考えられるでしょう。

繁華街などでは、空き巣による被害が発生する可能性もあります。

3.店頭で販売する商品によるトラブル

店頭で商品を販売しているサロンの場合は、商品によるトラブルも起こりえるでしょう。

コスメがお客様の肌に合わずに肌荒れやかぶれが起きてしまう、サプリメントや食品が体質に合わず体調を崩したりアレルギーが発生したりしてしまう、家庭で使える美容機器により炎症や火傷が起きてしまうなどです。

販売の際には、使用方法やリスクについて十分に説明を行いましょう。

4.設備や機器のトラブル

火災や水漏れ、配管の詰まり、電気系統など、サロン内の設備や機器によるトラブルのリスクも理解しておかなければなりません。施術に水や熱を使う機会が多いため、気をつけていても避けられない場合もあります。

5.無許可や無資格で施術するなど法律的なトラブル

セラピストが提供するサービスのなかには、所定の資格などが必要なものも多いです。たとえば、美容師免許を持っていないのにまつげパーマ・まつエクの施術をする、きゅう師の資格がないのにお灸の施術をするなどはNG。

このように、必要な資格や許可を持たずに施術してしまうトラブルは違法行為になってしまうので、事前にしっかりと確認しなければなりません。また、無許可・無資格でのトラブルは保険の対象外のため、あわせて注意しましょう。

セラピストが保険を選ぶ際のポイントは?

セラピストが保険を選ぶ際のポイントは?

ここでは、セラピストが実際に保険を選ぶ際にチェックしたい2つのポイントをお伝えします。

1.補償対象になる事案・物

まず、どんな物や事案が補償の対象になっているのかをよく確認することが重要です。いくら内容が手厚くても、仮に自分の提供するサービスが補償の対象外だった場合、加入する意味がありません。

また、保険によっては特定の資格を所持していないと補償を受けられないものもあるので、加入の前にきちんと内容を確認しておきましょう。

2.保険料や補償額

自分が施術を行う上で考えられるトラブルに対して、十分な金額の補償を受けられるかどうかという点も重要です。

また、補償の対象範囲が広い・補償額が高額であるなど、内容が充実するにつれ、支払う保険料も高くなる傾向にあります。経営に影響が出ず無理なく支払えるかどうか、コストも確認しましょう。

いくつかの保険を比較して、保険料と補償内容のバランスをチェックしながら精査するのがおすすめです。

セラピストが個人で所属できる保険団体を紹介

セラピストが個人で所属できる保険団体を紹介

次に、セラピスト個人が所属できる、損害保険会社と提携している団体を紹介します。(※各金額は2023年8月時点のもの)

手技セラピスト協会

手技セラピスト協会は、個人や法人でセラピストとして活動する人々を業務におけるさまざまなリスクから守るために設立された団体。エステ・小顔矯正・ボディケア・リフレクソロジーなどの美容手技が対象です。

年会費は1万4,000円と比較的安く、施術・施設設備・販売商品・お客様からの預かり品などを補償してもらえます。補償を受ける場合の免責金額(自己負担額)は3万円で、補償金額は対物1,000万円、対人5,000万円です。

手技セラピスト協会

日本治療協会

日本治療協会は、施術内容や所属するサロンなどにとらわれず、すべての施術者が安心して施術を提供できる環境づくりを目指している団体。

セラピストやエステティシャンなどサロンで活躍する人々はもちろん、鍼師や灸師、柔道整復師のような国家資格保持者など、個人を対象にした補償を提供しています。

エステティシャンに対しては、フォトエステ・セルライト・脱毛・ボディ美容サービス・フェイシャル美容サービスにおける賠償責任保険があり、年会費は18,000円です。

日本治療協会

手技治療家協会

手技治療家協会は、セラピストのような国家資格を持たない施術者を対象に、補償を提供しています。加入希望者の所持している資格は問いません。年会費は18,000円で、免責金額や補償金額は手技セラピスト協会と同じです。

手技治療家協会

国際コ・メディカルアンドヘルスケア協会

国際コ・メディカルアンドヘルスケア協会は、高齢化社会においてコ・メディカルの知識や技術の向上、補償制度でのサポートなどにより、国民の健康維持や生活の質の向上に寄与する団体です。

会員の福利厚生として設けられた「施術者賠償補償」では、年会費12,000円~15,000円、免責金額8,000円~10,000円(それぞれ所持資格によって異なる)で、最大1億円を補償してもらえます。

国際コ・メディカルアンドヘルスケア協会(ICHA)

サロンを開業するなら店舗賠責保険も加入しよう

サロンを開業するなら店舗賠責保険も加入しよう

セラピストとして開業を考えているなら、個人で加入する保険に加えてサロンを対象とした保険にも加入することをおすすめします。そこで、サロン向けの保険を2つ紹介しましょう。

サロン店舗賠償責任保険|ビューティガレージ

ビューティガレージの「サロン店舗賠償責任保険」は、エステ・リラクゼーション・もみほぐしなどの施術を提供するサロンに向けた保険です。

施術によるお客様の身体への損傷や所持品の損壊、施設の管理上のトラブル、借用物件でオーナーに対して賠償責任が生じた場合などに補償が行われます。地震補償やクレーム対応費用補償などの特約もあります。

サロン店舗賠償責任保険 | ビューティガレージ サロン保険ネット

ビューティサロン対応保険|ビューティ保険ドットコム

ビューティ保険ドットコムの「ビューティサロン対応保険」には、施設所有(管理)者賠償責任保険・受託者賠償責任保険・事業活動総合保険・業務災害補償保険があります。

業務中や物損トラブルのほか、労働者の勤務中や通勤中の事故に対する補償もあり、適切な内容を選択することが可能です。

ビューティサロン対応保険|ビューティ保険ドットコム

サロンの開業には予約システム「リザービア」がおすすめ

サロンを開業するにあたって、保険が必要になってしまうようなリスクを低くするには、施術以外に行うサロンワークの業務負担を軽くすることも大切です。そこで、業務の効率化を図れるシステムを導入してみてはいかがでしょうか。

予約システム「リザービア」は、ネット予約を自動で受付・管理できるシステムです。メニューの設定やクーポンの発行・管理、指名予約に役立つスタッフ設定など、便利な予約機能が豊富。サロン運営をスムーズに進めることができるため、導入をおすすめします。

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サロンや自分自身を守るために、万が一にそなえて保険に加入しよう

サロンや自分自身を守るために、万が一にそなえて保険に加入しよう

セラピストとして働くなら、万が一のトラブルへの賠償リスク軽減のために、保険の存在は欠かせません。補償対象になる内容や補償金額、自分が支払う保険料もよく吟味して選び、自分自身やサロンを守るためにぜひ加入しましょう。

また、サロンでの業務改善には「リザービア」を取り入れるのもおすすめです。気になった人は、まずはお気軽にご相談ください。

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