【美容業界にもキャリアプランの波】美容師のためにヘアサロンオーナーができること

【美容業界にもキャリアプランの波】美容師のためにヘアサロンオーナーができること
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働き方が多様化してきて「キャリア」はどの業種にも欠かせないものとなりました。

個人でキャリアプランを描き、それを実現するための転職をサポートする求人サービスも増えてきました。
美容業界は他に比べると業界離れが多く、その原因として「いくら成果をあげても先のキャリアがイメージできなかった」という人も少なくありません。最近では学生の頃からキャリアを考え行動する人も多く、サロンの経営者はそんな人材を応援してあげる体制を整えることが人材の確保に繋がります。

今回は経営者が従業員のためにできるキャリア育成についてお伝えします。

キャリアプランとは

キャリアプランとは、これからどういった仕事をしていきたいのか、仕事を通してどのようなことを実現したいのかの目標を達成するために立てる計画のことです。
現在美容業界では、キャリアプランをしっかり経て人材育成に力を注いでいる企業が多い傾向があります。
なぜならば、最近の学生は自分がどういった成果をあげることができる人材になることができるのかという部分に重きを置いていることが多いです。

さらに労働環境があまりよくないと話題になったりする美容師を志した人のほとんどが人に喜んでもらえるやりがいや美容師という職業へのあこがれであることが多いため、よりキャリアプランをしっかり立てることが重要になってきます。

仕事に対するやりがいやあこがれの職業につけた充足感にプラスして、長く仕事を続けるモチベーションとしてキャリアップしていく未来を作りましょう!

スタッフのキャリアアップ=組織の活性化

先ほど少し書かせて頂きましたが、スタッフがキャリアアップできる環境を整えることで美容室だけでなく企業全体が活性化していくのでキャリアアップの応援は、必要不可欠となります。
キャリアを積むことで特定の役職などの地位を与えることで、働くスタッフのモチベ―ションは格段に上がり、成果を上げようとします。

例えば、オリンピックでもそうですが、頑張った先にメダルを手に入れることができるという地位があるから選手はメダルを目指して頑張ります。
もし、今の企業にいてはどれだけ努力して成果を上げたところでメダルは絶対に手に入ることはできないとすれば、選手は間違いなく他の企業に移りますよね。

美容業界全体として、トップスタイリストエリアマネージャーなどの肩書を多く見かけますが、そういった肩書というのは美容師にとってのメダルであり、サロンにとっては組織を活性化するための恰好のツールになり得ます。
今の学生や転職を目論む人材の心をうつのは、そういったキャリアアップの部分がウエイトを占めています。

では美容室ではどういったキャリアプランを設定すればいいのでしょうか?

キャリアアップ TO DOリスト

美容室で設定するキャリアアップすることリストを制作する上で特に重要なのが、新人をスタイリストまで教育するためのカリキュラムをしっかり組めているかどうかになります。
中途採用のスタイリストのみを求人するサロンでは必要ないですが、ほとんどのサロンが新人から採用して育てると思います。

その際に重要なのが、例えばスタイリストまでに何年で育て上げるのかを明確にするなどです。
少し前までは徒弟制度の色が濃かった美容業界では、自分で先輩の技術を見て努力して仕事を勝手に覚えてもらうような環境でしたが、それでは学生や新人の人材が集まることはないでしょう。

『3年でスタイリストまでしっかりと育てます。』

といったサロン側が前のめりになって、スタッフのキャリアアップを応援する姿勢というのがとても重要です。
スタイリストになった後のキャリアは、店長、副店長などはもちろんですが、流行を先取りする部門や新しい技術をサロンに浸透させる部門など様々な部門を作りスタッフ1人1人が活躍できる部門を作るとモチベーションが途切れにくいです。

また、美容師では独立を最終目標として設定している方も多いので、独立支援をしてフランチャイズに近い形で在籍していたサロンと関わることができる仕組みを作るのも有効的です。

 

経営者にできることは?

サロンを通して新しい人材に成果を上げてもらえるように応援できることはすべきだと思います。
経営者の方針をいち早く察知する目を持っている人は、自分たちを応援してくれていないと察知するとすぐに転職してしまいます。
具体的に経営者にできることは、先述した通りスタッフのキャリアアップの応援や分かりやすいキャリアプランをしっかりと提示することです。
良い部分だけを見せて求人をし、採用をしたとしても長い付き合いをしていくのは難しいです。採用して現場の第一線で活躍できる人材に育て、その後どういった役職を手にすることかの情報を伝えていく。

キャリアアップを達成することで給料面や独立などの自由などをどれぐらい手に入れることができるのかの情報を伝えていく。
スタッフにとって明るい目標の情報それを達成することができる環境を用意することが経営者としての役目だと感じています。

学生などの人材を採用する上でキャリアプランはとても重要となっています。
キャリアプランは、スタッフ全員のモチベーションの活性化に役に立つので、キャリアアップしていけるビジョンをわかりやすくスタッフに示すと効果的です。
経営者としては、働いてくれているスタッフはもちろん、これから新しく入社してくれるスタッフに対してもしっかりとした地位を用意してあげることが大切です。

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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