サロンスタッフの育成はサロン自体の成長に直結する!|スタッフをいかに自社色に染めるかがポイント

サロンスタッフの育成はサロン自体の成長に直結する!|スタッフをいかに自社色に染めるかがポイント
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美容業界が抱える大きな課題といえば、スタッフの早期離職です。せっかく就職してもすぐ離職してしまっては、本人にとっても残念なことですし、採用する側の労力やコストも無駄になってしまいます。

そんな早期離職の解決策として、スタッフの育成が重要です。ここでは、サロンスタッフの育成のポイントをくわしくご紹介します。

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サロンスタッフの育成に尽力するメリットとは?

サロンスタッフの育成に尽力するメリットとは?

美容業界は離職率が高く、とくに数年以内に職を離れる早期離職の割合が高いです。背景には、給与や福利厚生への不満、労働時間の長さや職場の人間関係などさまざまな理由があると考えられます。

せっかく就職しても早期に離職しては、サービスの質を保つこともむずかしくなります。離職率低下のカギを握るのが、スタッフの育成です。ここでは、サロンスタッフの育成がもたらすメリットを確認しておきましょう。

サロンスタッフが早期に離職しにくくなる

スタッフの育成に力を入れることで、早期離職者数の減少も期待できます。最新のデータにもとづいた就職者数、離職者数は以下のとおりです。

  • 就職者数:1万4,302人
  • 3年目までの離職者数:8,027人
  • 2年以内の離職者数:6,353人
  • 1年以内の離職者数:4,180人

このデータ(※1)によると1年以内の離職率は約29%、2年以内で約44%、3年目までで約56%となっており、年々離職率が高くなっていることがわかります。採用しても現場を離れていくため、人手不足にさらに拍車がかかり、採用にかけるコストや労力も無駄になってしまっているというのが現状です。

サロンスタッフの育成成功によりサロン自体の質が高まる

サロンスタッフの育成が成功すれば、スタッフが自分の仕事に自信を持てるようになります。ほかのスタッフからのサポートで生き生きと働けるようになれば、スタッフの離職に歯止めがかかるでしょう。

離職してスタッフが頻繁に変わってしまっては、サービスの質が下がるため、顧客離れを招く可能性も。しかし、スタッフが辞めずに働き続けることで、スタッフに熟練した知識や技術がつき、お客様との信頼関係を構築しやすくなることが期待できます。また、リピーターが増加すれば、全体としてサロンの質の向上につながるでしょう。

さらにスタッフの定着率がよくなれば、お客様にとっても自分をよく知っている人にオーダーできるという安心感があるため、お客様にもメリットがあります。サロンスタッフの育成成功で、サロンサービス自体のクオリティが高まっていくでしょう。

サロンスタッフの育成成功により店長の業務が減る

サロンスタッフの育成成功でオーナーの業務を軽減でき、オーナーに頼らずとも店舗を回し、売上を伸ばすことが可能となります。オーナーのおもな業務は、以下のとおりです。

  • サロンの経営・経理
  • スタッフの指導・教育
  • 商品の発注・在庫管理
  • サロン集客

信頼できるスタッフのサポートを受け、お互いに協力しながら業務を進めていくことで、サロン運営に体力がついてきます。

オーナーが信頼してスタッフひとりひとりに役割を与えれば、スタッフの自主的な行動を促せるからです。急遽オーナーが不在になったとしても、売上を維持・向上できる仕組みを作れます。

サロンスタッフの育成成功でサロンに貢献してくれる人材が増える

サロンスタッフの育成成功によって、サロン運営やサービス提供に貢献する人材が増えます。育成によって身につくのが、向上心です。

スタッフひとりひとりが「お客様にもっと喜んでもらいたい」、「お客様が満足できるサロンを目指したい」などといった気持ちを抱ければ、顧客満足度が高まり、売上アップも見込めます。満足できるサロンということで口コミが広がれば、新規やリピーターの増加など、サロンにとってもメリット期待できるでしょう。

目の前のノルマをただこなすだけでは、機械と変わりません。強制ではなく、自分の意思で店舗をよりよくしたいと思うスタッフを増やすことも、スタッフ育成の目的といえます。

サロンスタッフの育成において大きな勘違いがある?!

サロンスタッフの育成において大きな勘違いがある?!

サロンスタッフの育成では、「こうすればよい」という思い込みで、うまくいかないことや失敗につながることも少なくありません。

せっかく育成をおこなうのでれば、失敗せずに確実に成功に導きたいものです。ここではサロンスタッフの育成において、よく起こりがちな勘違いについてご紹介します。

1)育成の手間がかからない即戦力を採用すればいいと思い込んでしまう

新人教育には時間がかかるため、多忙な現場では即戦力となる人材がほしい考えるところも多いかもしれません。

新人教育には先輩スタッフの指導が必要であり、シフトの調整や教えながらの業務、勤務後の練習をおこなうのは、人手が足りないところにとっては負担が大きいからです。それよりも即戦力となる人材を入れれば、ある程度経験を積んでいるので教育に時間をかける必要がありません。

しかし、即戦力となる人材にはデメリットもあります。たとえば、すでにほかのサロンで培ったノウハウやスキルがあることです。そのため、自社とのやり方に相違が生じ、トラブルになる可能性も考えられます。

柔軟性という点からは新人を入れたほうが自社の理念ややり方に対する理解がスムーズであり、長い目で見て頼れる人材に育てることにつながるでしょう。

2)「自分がサロンにいないとダメ」と思い込んでしまう

店舗を回すには、オーナーがいつもいなければならないと考える人も多いでしょう。経営や資金繰り、集客などオーナーがおこなう業務も多く、不在であればスタッフが戸惑い、うまく店舗を回せないのではという不安は生じやすいものです。

しかし、オーナーの采配で信頼のおける各スタッフがそれぞれオーナーの業務を担えれば、オーナーや店長不在でも店舗経営の安定感が増します。オーナーが信頼することで、スタッフひとりひとりが責任を持って自主的に運営に携われる、生き生きとしたサロンを目指せるはずです。

新人のサロンスタッフを採用するときに注意しておきたい点

新人のサロンスタッフを採用するときに注意しておきたい点

新人や経験者を採用する際の注意点をご紹介します。

  • 採用基準を明確に

まずは各サロンで採用基準を明確に設定しましょう。店舗の理念やコンセプトをもとに、どのような人材が今の職場に合うのか考えます。努力を惜しまない人、サロンのために懸命に働いてくれる人、やる気や向上心がある人など採用したい人物像を明確にすることが大切です。

  • 重要事項の説明は前もっておこなう

重要事項の説明は、前もって応募者におこなっておきましょう。労働条件や給与、福利厚生など、採用後になって「こんなはずではなかった」とお互いにトラブルになるケースもあります。面接の時点で伝えておくことで、トラブル回避につながるはずです。

  • 退職を繰り返している人には要注意

退職を繰り返している人は、採用になっても短い期間で辞める可能性があります。履歴書を見て、1~2年ごとに退職を繰り返している人の場合は要注意です。せっかく採用しても辞めてしまっては時間やコストが無駄になってしまいます。採用するのですから、コンスタントに長く働いてくれる人材を見極めることが重要です。

サロンスタッフの育成を成功させる7つのポイント

サロンスタッフの育成を成功させる7つのポイント

試行錯誤を繰り返しながらスタッフの育成をおこなっても、ときにはうまくいかないこともあるでしょう。

スタッフ育成成功のためには、いくつかのポイントを押さえておくことが必要です。ここでは、スタッフの育成を成功に導くためのポイントを7つをご紹介します。

1. 育成目標を立てる|経営理念を伝え、理念に沿った行動を考える

まずは育成目標を立てることが大切です。「お客様の笑顔を大切にする」「スタッフひとりひとりが輝けるサロンを目指す」など経営理念を共有し、実現のための具体的なアクションプランを考えます。

目標がないとフィードバックができないため、自分の行動を振り返る基準がなく、働くモチベーションが下がりやすくなってしまう可能性も。目標を立てることで、フィードバックがおこないやすく、反省点を次に活かすステップが生まれるので、スタッフとして成長しやすいのがメリットです。

2. 育成・教育をある程度スタッフに任せる|リーダーなど役割を与えることで教える側も成長

スタッフの教育はオーナーが一任するのではなく、現場で経験のあるスタッフを教育担当に任せることで、教えるスタッフもともに成長できます。指導をするということは自分のなかで正しく仕事を理解しておく必要があり、技術の目的や注意点、接客のポイント、仕事との向き合い方など幅広く伝える力が必要です。

指導をおこなうことでベテランスタッフも基本に立ち返ることができ、現場での実践に活かせます。オーナーの役割は、教育担当のスタッフの様子にも気を配りながら新人の成長度を共有し、指導のポイントをアドバイスすることです。

3. 育成成功につながりやすい|新人スタッフでも信頼して任せる部分を作る

経験あるスタッフだけでなく、新人スタッフにも信頼して役割を与えることで、自信ややる気につながります。経験の浅い新人に役割を与えることは、失敗のリスクもあり、勇気のいることです。

しかし、あえて新人に任せることで仕事に責任を持って取り組むようになり、成長のきっかけにもつながります。経験豊富なスタッフに任せたほうが安心感はありますが、仕事の質の土台となる、意欲やモチベーションの構築という点では、長期的に見て新人に任せることに意義があるでしょう。

4. 自主性をつけさせる|自分で考える癖を

スタッフ育成で大切なのは、自分で考え行動する力を育むことです。わからないことを聞くことはもちろん大切ですが、考えずに聞けばなんとかなるという姿勢では、さまざまな出来事に対応できる柔軟性や臨機応変に対応できる力が欠けてしまうでしょう。

聞く前に、「なぜ、どうして」など行動の目的を考える時間を持ち、提供するサービスの根拠を考えながら取り組む癖を身につけることで、スタッフひとりひとりの自主性を高められます。自主性を持ち、主体的にサロンワークに取り組むスタッフが増えれば、いちいち指示をしなくともお互いに協力してスムーズに業務を進められるはずです。

5. 早期離職を避けるためには?|今後の夢をサロンスタッフ全員で共有する

スタッフ育成がうまくいかないと、早期離職を招く可能性があります。サロンの理念を全体で共有し、各個人の目標や理想とする人物像を明確にできるようサポートすることが大切です。

目標を持つことで向上心が芽生え、離職のきっかけとなりうる出来事が起こったときにもストッパーの役割を果たします。そのため、ひとりひとりが仕事への信念やモチベーションを持って取り組めるような関わりが大切です。採用前にはスタッフの育成方法を十分に検討し、備えておくことが重要となります。

6. 何も考えずに作業をこなすだけではダメ!|誰のために何ができるのか?を考える

考えなしにただ単調に作業をこなすことは、慣れれば誰にでもできます。しかし、それではスキルアップしたいなど、向上心を高められません。

サロンでの仕事は、人とのコミュニケーションで成り立ちます。基本に立ち返って、「誰に何のためにおこなうサービスなのか」をいつも念頭に置く必要があるでしょう。そうでなければ、誰にでも同じ作業を提供することとなり、個別に応じた気配りの感じられるサービスは実現しません。

お客様はスタッフの対応をシビアに見ています。仕事を作業ではなくサービスとしての認識を持たせることが、スタッフの育成には必要です。

7. 強い味方との交流|外部のサロン関係者を招いて、よりよい知識やスキルを身につける

同じサロンのスタッフ同士で採用者の育成をおこなうのは、内容的にもマンネリ化しやすいという点があります。また、日々の業務に追われ、人手不足も加わると十分におこなえないこともあるでしょう。

外部のサロン関係者を招き、スタッフの育成をサポートしてもらうことで、自社にはない視点での学びを得られます。さらに採用者だけでなく、既存のスタッフにとっても新しい気づきや発見のきっかけとなり、相乗効果でよい影響をもたらすでしょう。

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サロンスタッフ育成は自社を成長させる貴重な機会!

サロンスタッフ育成は自社を成長させる貴重な機会!

サロンスタッフの育成は、採用者だけでなく指導をするスタッフにとっても自分を振り返る機会となり、サロン全体の成長に直結します。

いかにスタッフの育成に投入できるかがカギとなりますが、多忙な現場では十分に準備ができないこともあるでしょう。そのような場合は、外部のサロンに依頼をして、育成をサポートしてもらうのもひとつの方法です。

美容業界では、スタッフの早期離職率が高いことが課題となっています。今一度採用者の育成の方法を見直し、個人の目標や目指す理想像を明確にして実現に向けてスタッフのサポートをおこなってみてはいかがでしょうか。

大切なのは、サロン全体で取り組むことです。採用者だけでなく指導をするスタッフにとっても成長のきっかけとなるため、相乗効果でサロン全体の成長とさらなる目標にもつながるでしょう。

引用元:
※1:新規短大等卒就職者の産業別離職状況|厚生労働省

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