【美容室】開業届は再発行できる?開業届の控えをとっておくべき理由や再発行に必要な手続きを解説

【美容室】開業届は再発行できる?開業届の控えをとっておくべき理由や再発行に必要な手続きを解説
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新たに美容室を開業する場合、開業届を提出する必要があります。この手続きの際に発行される「控え」は後日必要となることがあるため、必ず保管しておかなければなりません。

一方、この開業届の控えは再発行することが可能となっているので、その手順も知っておくとよいでしょう。ここでは、そんな開業届の控えをとっておくべき理由や再発行手続きの詳細などをご紹介します。

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開業届の控えは紛失するなかれ!その理由を解説

開業届の控えは紛失するなかれ!その理由を解説

美容室を開業するためには開業届を提出する必要があり、その手続きをおこなった際に受け取るのが控えです。この控えは必ず保管しておく必要があり、開業時にはその理由についてもしっかりと把握しておかなければなりません。

ここではこの理由の詳細と、もしも紛失してしまったらどんな困りごとが起こるのかを解説します。

参考記事:美容室の開業届、出すor出さない?出さないとどうなる?開業届を出すタイミングやメリット、やり方を解説

開業届の控えってどれのこと?e-TAXで申し込んだときはどうなる?

美容室の開業時に必要な開業届とは、税務署に提出する書類のことです。この開業届を提出する際に提出用の書類とは別に同じ内容の控え用の書類を提出すると、受領印を押したものを控えとして受け取れます。

また、開業届はe-TAXで提出することも可能です。この方法では受付後に控えが添付されたメールが送信されるので、それを保存しておき、控えの提出を求められたら保存しておいたデータを印刷して使用するとよいでしょう。

開業届は個人事業主の事業証明書|提示の必要がある場面がある

美容室を開業した際に提出が求められる開業届は、個人事業主の事業証明書となります。法人の場合は登記をすることから事業をおこなっていることを容易に証明できますが、個人事業主は事業証明書がないと証明できません。

このような理由から、個人事業主は開業届を提出することが必須となります。続いては、開業届の提出を怠ったことなどによって、事業主であることを証明できなくなってしまった場合に生じる困りごとを見ていきましょう。

事業で融資を受けたいとき

美容室を開業する際や開業して間もない頃には、融資を受ける必要が生じることもあるでしょう。一般的に個人事業主が融資を受ける際には確定申告書を提出しますが、開業前や開業して間もない場合は確定申告書を提出できないこともあります。

このようなケースでは確定申告書の代わりに開業届の提示が求められるのが一般的です。そのため、この際に開業届を提出していることを証明できないと融資を受けられないという問題が発生してしまいます。

屋号での銀行口座開設をするとき

個人事業主が事業で使用する銀行口座を開設する場合、名義を屋号にすることもあるでしょう。屋号で銀行口座を開設する場合の手続きは個人名義で開設する場合の手続きと若干異なり、開業届の控えを提出しなければなりません。

開業届の控えを提出できないと、屋号での口座開設が不可能となってしまうことから、プライベート用の口座との区別がつけづらくなるといった困りごとが発生してしまいます。また、屋号名義の口座がないと、ほかの業者とのやり取りが円滑にいかなくなることもあるかもしれません。

事業用のクレジットカードを作りたいとき

美容室を開業する場合、必要な備品などを仕入れる際に事業用クレジットカードを使用することもあるでしょう。

事業用クレジットカードはプライベート用との区別をつけたいときや法人向けサービスを利用したいときなどに便利ですが、こちらも銀行口座と同様に利用開始時に開業届の控えの提出が必要です。

このことから、法人カードのメリットを享受できなくなってしまうこともまた、開業届の控えを用意できない場合に生じる困りごとのひとつとなります。

給付金などの申請をしたいとき

美容室を経営していると、給付金などの申請をおこなう必要が生じることもあります。近年ではコロナ禍において持続化給付金の申請をおこなった個人事業主も多く、この申請ができないことは事業継続において大きな打撃となってしまうでしょう。

このような給付金の申請時にも、開業届の提出が求められます。したがって、事業をおこなっていくうえで必要な給付金を受け取れなくなることも、困りごとのひとつとなるでしょう。

小規模企業共済に加入したいとき

美容室の経営を長期的におこなっていく場合、小規模企業共済への加入が必要となる場合もあります。

このような共済に加入するメリットとしては節税や将来への備えになることが挙げられますが、こちらに関しても加入時には開業届を提出していることを証明しなければなりません。

このことから、共済へ加入できず、節税や将来のための備えといったメリットを享受できなくなってしまうことがあります。

キャッシュレス決済を取り入れたいとき

キャッシュレス決済が普及しつつある今日では、美容室においてもクレジット決済やQRコード決済、電子マネー決済に対応していることが珍しくありません。

これらの決済に対応するためには各種サービスを導入するための手続きが必要ですが、この際にも開業届を提出していることの証明が必要です。

したがって、これらのキャッシュレス決済を導入できなくなってしまうこともまた、困りごとのひとつといえるでしょう。

開業届は再発行が可能。開業届の控えを手に入れる3つの方法

開業届は再発行が可能。開業届の控えを手に入れる3つの方法

開業届の控えは、再発行してもらうことが可能です。提出時に控えを受け取るのを忘れてしまったり、控えを紛失したりした場合には、以下の3つの方法で再発行をするとよいでしょう。ここでは、これらの方法の詳細をひとつずつ解説していきます。

「保有個人情報開示請求書」を提出して再発行

開業届の控えは「保有個人情報開示請求書」を提出することで、再発行してもらうことが可能です。この手続きには、税務署の窓口で直接書類を提出する方法と郵送する方法があります。

いずれの方法でも、マイナンバーカードなどの身分証明書と手数料300円が必要となることは覚えておきましょう。手数料の納付方法には窓口で直接納付する方法と印紙を貼付する方法があり、郵送で申請をする場合には印紙の貼付が必須です。

窓口で申請をおこなう場合の基本手順は申請書類と身分証明書の提示のみとなりますが、郵送の場合は申請書類と身分証明書の写しのほかに、住民票の写しの用意も必要となります。そのため、煩わしい手続きを避けたい場合には直接窓口へ出向くのがよいでしょう。

「保有個人情報開示請求書」を提出の注意点

保有個人情報開示請求書を提出し、再発行してもらう際には、再発行までにかかる時間についても把握しておかなければなりません。

この方法では手続きをおこなったあとに開示・不開示の審査が実施され、この審査に通過してはじめて再発行をしてもらえます。この審査結果の通知までには最長で30日がかかるため、日数に余裕をもって早めに申請をしておくとよいでしょう。

また、郵送で手続きをおこなう場合には申請書類の提出後に郵送されてくる別の書類を再度提出しなければならず、窓口へ出向く場合以上に時間がかかることを覚えておく必要があります。

開業届をもう一度書いて再提出

美容室の開業時に提出する開業届は、重複して提出してしまっても問題ありません。そのため、もう一度開業届を提出することで、その控えを再発行してもらうという方法も選択肢のひとつです。

この方法の場合、届け出が受理されるとすぐに控えを受け取れる点が大きなメリットとなります。そのため、すぐに控えが必要な場合には、この方法が最も適しているでしょう。また、手数料が発生しない点もメリットです。

一方、この方法で手続きをおこなう場合、最初に提出した開業届と比較して内容が相違していないことが重要となります。内容に異なる点があると届け出が受理されないこともあるため、書類の作成時には正しい内容を記載することが大切です。

再提出をする場合の注意点

開業届を再提出した場合、開業日と届け出の受領日にタイムラグが発生してしまいます。たとえば、給付金などの申請時には「〇年〇月以前に開業した事業者」などの制約が設けられる場合もあり、再提出した書類の控えだと給付を受けられない可能性があることは覚えておくとよいでしょう。

また、開業日と受領日に大きなずれがある開業届の控えに対しては、違和感を覚える人もいるかもしれません。そのため、控えを利用して銀行口座を開設したり、融資を申し込んだりする際には、その点について聞かれる可能性があることを覚えておく必要もあります。

閲覧請求をして控えを見せてもらう

税務署の「申告書等閲覧サービス」を利用すると、自分が過去に提出した開業届の控えを確認できます。

このサービスでは撮ることが許可されていることから、日付などの情報を確認するだけでよい場合や、撮影した写真を控えとして使用できる場合などには有力な選択肢となるでしょう。

ただし、このサービスは開業届を提出した税務署でしか利用できず、閲覧したい書類を郵送してもらうこともできません。一方で手数料はかからないため、より気軽に利用できる点ではメリットもあります。

また、サービスの利用時には身分証明書の提示が義務づけられていることから、免許証やマイナンバーカードなどを持参するのも忘れないようにしましょう。

閲覧請求をした場合の注意点

上述したとおり、申告書等閲覧サービスでは撮影が許可されていますが、動画の撮影は許可されていません。

控えを書き写すことは可能ですが、機器を使用してコピーをすることも禁じられています。このことから、このサービスを利用する際には許可されていること・されていないことをよく理解しておくことが大切です。

また、これらのことからコピーなどの紙の書類として控えを提出しなければならない場合、この方法は向かないともいえます。

美容室の店舗運営を後押しする予約システム「リザービア」

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これから美容室を開業される方に、ぜひ導入を検討いただきたい予約システムが「リザービア」です。ここでは、リザービアが選ばれる理由とおもな機能の詳細を見ていきましょう。

美容室の予約システムでリザービアが選ばれる理由|充実の機能を紹介

リザービアの魅力的な機能のひとつが、高度な予約制御機能です。この機能では顧客の予約状況を管理できるだけでなく、クーポンの発行などの集客を目的とした施策をおこなえます。

とりわけ開業したばかりの美容室では固定客の獲得が重要な課題のひとつとなり、リザービアはその解決を目的として導入されるケースも少なくありません。

そのほか、リザービアはLINEなどの他のツールとの連携がしやすい点や導入後のフォローが充実している点でもご好評をいただいております。

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開業届は個人事業主を証明するもの。失くさないようにしよう

開業届は個人事業主を証明するもの。失くさないようにしよう

開業届の控えは3つの方法にて再発行でき、発行までにかかる時間などを比較したうえで最適な方法にて再発行申請をおこなうとよいでしょう。

一方、これら3つの方法にはいずれも手続きにある程度の手間がかかるというデメリットがともないます。

その負担を考えた場合、開業届の控えは最初から大切に保管しておくことがもっとも重要だといえるでしょう。

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