新しくサロンを開業する場合、お店の内装・外装や使用する機械などを整備することも大切ですが、同時に準備したいのがエステ商材。
エステ商材とはどのようなものを指すのか、また、どこから仕入れてどのようなものを選べばいいのかなどをくわしくお伝えします。お客様によろこばれるエステ商材を取り入れて、人気店を目指しましょう。
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目次
エステ商材とは?
商材とは、売り手から見た商品、つまり「売りもの」のことです。
「エステ商材」と呼ぶ場合は、エステサロンでお客様に販売するための商品のことを指します。エステサロンの備品や消耗品などのことを示す場合もありますが、今回の記事では主に前者の「お客様に販売するための商品」について解説します。
レジ周辺に置かれていることが多いので、お客様の目にも入りやすいでしょう。
どんなものが商材になるの?|サロンによって違う
一言で「エステ商材」といっても、サロンの種類などによって扱う商材は異なります。
ここからは、美容院・エステサロン・まつエクサロン・ネイルサロンを例にとり、それぞれのサロンで取り扱う可能性がある商材について解説しましょう。
美容院で取り扱う商材
美容院(ヘアサロン)での商材といえば、髪の毛をケアしたり状態を整えたりするものや、ヘアスタイル作りの際に使用するものなどがあります。具体的には、シャンプー・トリートメント・ヘアオイルなどのヘアケア用品、ヘアワックスやヘアスプレーなどのスタイリング用品などです。
エステサロンで取り扱う商材
エステサロンで主に取り扱われている商材は、美容にまつわる商品です。化粧品・健康食品・サプリメントなどが販売されています。
化粧品は、化粧水・乳液・美容液などのスキンケアや、ファンデーション・アイシャドウ・チークなどのメイクアップコスメといったようにさまざまな商材があります。ブランドの商品をラインでそろえているサロンも珍しくありません。
健康食品やサプリメントは、錠剤・カプセル・ゼリー・ハーブティーなど多様な形状です。栄養や美容成分が配合されており、内側からの美をサポートしてくれます。
瘦身エステであれば、ダイエット用のグッズや食品、ドリンクなども取り扱いたいところです。
まつエクサロンで取り扱う商材
まつエクサロンの場合は、まつエクに対応した目元化粧品を中心としたラインナップであることが多いでしょう。
マスカラ・アイカラー・アイライナーなどのアイメイク用品や、まつげ美容液、まつエクをオフするリムーバーといった商材のほか、まつエクをしていても使えるクレンジングや洗顔などを販売していることもあります。
ネイルサロンで取り扱う商材
ネイルサロンで扱われる商材は、言わずと知れたネイル関連商品です。ネイルに塗るオイルやクリームのほか、ニッパー・やすりなどのネイルケア用品、ネイルをオフするのに使用されるリムーバーや、ネイルカラー用のマニキュアなどさまざまな商材があります。
ネイルだけに限りませんが、せっかくお金と時間をかけて施術を受けてもらうので、サロンでの美しい状態が少しでも長続きするよう、お客様にケア方法のアドバイスなどもしっかりおこないましょう。
施術と関係のあるものだけを置くべき?
自店に関連する商品だけを置かなくてはならないのかというと、そうではありません。
しかし、サロンの施術で使用するものに近いエステ商材や、お客様目線に立って考えるのならサロンでの施術を長持ちさせるケアグッズなどを扱うと、商品をすすめやすく使い方の説明などもしやすいでしょう。
そのほかにも、サロンのコンセプトや雰囲気に合わせたアクセサリーや小物などの雑貨、衣類などを置く店舗もあります。施術によってキレイになったお客様に、思わず「身につけたい」という心理が働くようです。
ただし、はじめは幅広いジャンルの商材を取り扱うよりも関連用品から置くほうがよいでしょう。
エステ商材はどこから仕入れるべき?
エステ商材の仕入れはどこからおこなえばいいのでしょうか。3つの仕入れ方法(仕入れルート)とそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。
メーカー直販を利用する
1つめは、メーカーから直接仕入れる方法です。取り扱うメーカーが決まっている場合は、メーカーに仕入れの交渉をしてみましょう。
メーカー直販のメリットは、メーカーと直接繋がることができ、商品についての詳しい説明を受けられる点です。そのため、商品に対する正しい知識を身につけられ、理解を深めることができます。お客様に対して商品説明をする際にも役立つでしょう。
また、交渉次第では、大量に注文すると安く仕入れさせてもらえる可能性もあります。ただし、使用期限があるエステ商材もあるので、過剰在庫にならないよう回転率なども考慮して仕入れましょう。
一方で、1件1件交渉しないといけないため、複数のメーカーを扱う場合は手間がかかってしまいます。取り扱い商品に限りがあることや、発注から到着までに日数がかかる場合があることなどのデメリットがあるのも事実です。
美容ディーラーを利用する
2つめは、美容ディーラー(エステ商材卸業者)から仕入れる方法です。ディーラーはさまざまなメーカーの商品を取り扱っているため、複数のメーカーの商材が欲しい場合や扱うメーカーが決まっていない場合にもぴったりでしょう。
さらに、ディーラーはそのときそのときの流行や主流をよく知っており、コスパが良い商品やトレンド・人気商品などの情報が入りやすくなります。小ロットで購入できたり、新商品のお試しをさせてもらえたりすることもあります。また、業界の講習会や交流会などを紹介してもらえることもあるため、新たな学びの機会を得やすくなるでしょう。
一方で、メーカーとの間にディーラーが入るため、メーカー直販に比べて仕入れ値が高くなってしまいます。大手メーカーの場合は、ディーラーの前に問屋を挟むこともあります。
また、ディーラーごとの差別化がされていないと同じような商品や情報しか入らない、お客様の対応中にディーラーの営業が訪れると時間を取られてしまうなどの点もデメリット。ディーラーとは長期的なつき合いになることが多いので、良好な関係性も重要です。
ディーラー選びに困った際は、以下のページも参考にしてみてください。
ネット通販を利用する
3つめは、インターネット通販で購入する方法。なんといっても品揃えが豊富で、さまざまメーカーのエステ商材を一度にまとめて仕入れることが可能です。
メーカーやディーラーなどの営業マンと対面でコミュニケーションを取る必要がなく、自分の好きなタイミングで注文できるというメリットもあります。
また、購入するショップにもよりますが、まとめ買いをすると安く購入できることもありますし、注文してから早ければ1日2日で届けてもらうことも可能です。
一方で、トレンドや人気商品などを教えてくれる相手がいないため、自分で情報収集をしなければなりません。さらに、仕入れる商材の詳細については、自分でしっかり説明文を読み込んだり、メーカーサイトなどで調べたりする必要があります。専門家から仕入れるのに比べて手間がかかってしまう可能性もあるでしょう。
それぞれのメリット・デメリットを考慮して仕入れ先を選ぼう
エステ商材を取り扱うにあたって、仕入れ先選定は非常に重要です。希望の仕入れ先から仕入れられない可能性もあります。たとえば、メーカーによっては直接仕入れることができず、問屋やエステ商材卸業者を介して購入しなければならないこともあるのです。
また、仕入れ先が、自分の欲しい商材を取り扱っていない可能性もあります。仕入れ先によって価格も異なりますし、最低限購入しなければならない「ロット」もさまざまです。
紹介してきたような、それぞれの仕入れ方法のメリットとデメリットをよく考えつつ、自店の規模やどういった点を重視したエステ商材を置きたいかというコンセプトを明確にし、仕入れ先を選びましょう。
エステ商材の選び方は?ポイントを解説!
エステ商材の仕入れルートがわかったところで、つづいて大切なのはどんな商品を選ぶかという点です。ここからは、エステ商材の選び方のポイントについて解説していきましょう。
サロン専売のものを選ぶ
1つめは、サロン専売品を選ぶこと。ドラッグストアやスーパーなどで買えるような一般ユーザー向けに販売しているものなら、わざわざサロンで買う必要はありません。そのため、サロンを訪れないと購入できないような商品を選びましょう。
なお、サロン専売品のはずなのに、一般ユーザーでも買えるようなネットショップで販売されている場合、正規品ではない可能性もあります。その点、サロンで買えば安心感があるので、お客様におすすめしやすいところも魅力でしょう。
安全性や効果に根拠のあるものを選ぶ
お客様が商品を購入するときは、きちんと効いてくれるのかや安全に使えるかという点を重視することでしょう。そのため、エビデンス(臨床結果)があり、安全性や効果に根拠がある商品を選ぶことも大切です。
しっかりとした裏付けを取れていることがお客様の安心感につながり、気に入っていただければリピート購入も期待できます。商品をお客様におすすめする際に自信を持ってスムーズに説明できるよう、自分で理解を深めておくことも重要です。
サロンのコンセプト・ターゲット層に合うものを選ぶ
サロンのイメージにそぐわないエステ商材を選んでも、販売につなげにくいですし、ヘタをするとサロンの雰囲気を壊すことになりかねません。そのため、自店が掲げるコンセプトやターゲット層、施術メニューに合わせた商品を選ぶように意識しましょう。
どんなお悩みに特化しているのか、ターゲットにしているお客様の年齢層はどれぐらいなのか、どのようなメニューを提供しているのかなどを念頭に置き、ふさわしいものを選ぶことが大切です。
コストパフォーマンスを考慮に入れる
効果が高い商品は価格も高額になりがちです。しかし、いくら良い商品でも高価すぎてお客様に購入してもらえなければ、収益が上がるどころかムダな在庫になってしまいます。仕入れコストも高いので、サロンにとっては痛手になりかねません。
価格とのバランスや客層など、コストパフォーマンスを考慮しながら商品を選ぶことも大切です。
迷ったら国産製品を選ぶ
エステ商材の産地もさまざまです。メーカー・ブランド自体が海外のものもあれば、日本のメーカーの商品もあります。また、商品自体の産地が日本であっても、原材料は海外産・海外製という場合もあるでしょう。
純国産のものを選ばないといけないわけではありませんが、消費者(お客様)からは国産の製品のほうが信頼されやすい傾向にあるのも事実。
そのため、外国産と日本産で同じような価格・効果の商品がある場合など、悩んだときは国産商品を選んだほうがお客様からの反応が高くなることが期待されます。
商材の売上をあげるには集客が大切!
エステ商材は、仕入れて終わりではありません。仕入れた商材を販売し、しっかりとした収益につなげるためには、集客がカギになります。
特に、新しく開業するサロンの場合は、商材を知ってもらうよりもまずは自店の存在を知ってもらい、来店してもらうことが大切です。そこで、効果的な集客をするためのヒントをお伝えしていきましょう。
リザービアは集客にも役立つ予約システム
ここで紹介したいのが、リザービアというオンライン予約管理システム。リザービアはエステ・美容室・ネイルサロンなどサロン系の予約に特化したシステムで、充実した機能と手厚いサポート体制が自慢です。
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システムの起動方法や見方など基本的な操作をはじめ、アプリなどとの連携方法や豊富な機能の使い方などもレクチャーします。
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施術以外に物販商材を充実させて売り上げアップを目指そう
エステ商材にはどのようなものがあるかというところから、仕入れ方や選び方のポイントまで解説しました。
新規のエステ開業でもSNSや広告などで集客して来店につなげ、ていねいな接客を心がけながら目利きした商材をおすすめすれば、おのずと売り上げにつながっていくでしょう。