エステティシャンとしての経験を積み、いよいよ独立開業の夢を実現させようとする時、もっとも低コストで済むのが自宅開業という方法です。その際気になるのが、生活感を隠す方法やエステサロンにふさわしい内装・インテリアではないでしょうか。
また個人サロンは、自宅でなくともこじんまりとした店舗でスタートすることも多く、狭い空間のインテリアに悩んでいるという方もいるかもしれません。
そこで、狭いスペースをオシャレに見せる方法や生活感のある空間をオシャレにするポイント、エステサロンにおすすめなインテリアの種類などを詳しく紹介します。
まずは資料をご覧ください
目次
個人エステサロンの狭いスペースで圧迫感を感じさせないための3つのポイント
エステサロンを開業する際、マッサージや顔そりなどをするのであれば、保健所への申請が必要です。保健所に申請しなければならない施術を予定していて、開業の許可を得るには約8畳ほどが必要ですが、通常のエステ施術のみであれば6畳程度あれば、十分営業できます。
しかし6畳程度では、施術ベッドや家具を置くといっぱいになって、ごちゃごちゃしてしまうのではと心配になる方もいるでしょう。自宅の一室を改装してサロンにする場合、狭い空間を上手に演出して圧迫感を感じさせない工夫が大切です。
以下でコツを見ていきましょう。
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1.棚やソファは低いものを選ぶ
背の高い家具を置くと、空間に圧迫感を与えてしまい余計に狭く感じてしまいます。天井がある程度高ければそれを感じさせないレイアウトも可能ですが、普通の住宅の天井は多くの場合そこまでの天井高はありません。
そこで配置する家具の高さに気を配り、あまり背の高い家具を選ばないのがポイントです。特に棚やソファなど大き目の家具は、なるべく低めのものを選びましょう。
2.明るい色を基調にする
黒やこげ茶、濃紺などの暗い色は、落ち着いた雰囲気や高級感を演出するのに最適ですが、一方で閉塞感や圧迫感を与えがちです。狭い部屋で暗い色を基調とすると、圧迫感でリラックスできないと感じさせてしまうことも。
白などの膨張色であれば、光の拡散効果で狭さを感じにくくなります。なるべく壁紙や家具の色は明るいものを選びましょう。
3.全体的に統一感をもたせる
家具や小物のデザインやサイズ、色がバラバラだと、アンバランスさを感じて居心地のいい空間にはなりにくいです。たとえばソファだけが大きく目立っていたり、壁紙や家具の色がチグハグだったりすると、特定のものに目がいって違和感を感じます。
なんとなく落ち着かない、居心地の悪さを感じる空間になる恐れもあるため、全体的に統一感をもたせることが大切です。基調とする色を決めて、3色程度でまとめる、インテリアの種類を決めるなどで、統一感をだすことができます。
自宅サロンをおしゃれに見せる6つのコツとは?
エステサロンは、ある意味非日常を味わう場所でもありますが、自宅サロンではどうしても生活感を与えてしまうのがデメリット。そこで、自宅エステサロンをオシャレな非日常空間にするポイントを紹介しましょう。
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1.色やテイストを統一する
先述したように、空間に統一感をもたせることが重要です。いろいろな色があったり、テイストの違うものが複数あると、なんとなく居心地の悪さを感じさせてしまいます。
色やインテリアのテイストは、コンセプトに合わせて選ぶと効果的です。施術内容からイメージしてもいいでしょう。
たとえばロミロミサロンならハワイアンリゾートをイメージしたインテリア、タイ式やバリ式のエステサロンであれば、アジアンテイストを多く取り入れるなど。また、ターゲットのペルソナに合わせて、好みそうなインテリアにするという方法もあります。
2.間接照明や観葉植物を利用する
間接照明は積極的に活用しましょう。間接照明は、光の拡散効果や陰影で部屋に奥行きを感じさせたり、リラックスムードを盛り上げたりする役割があります。
また、観葉植物を効果的に配置することで、オシャレな空間を演出することも可能。観葉植物には、気持ちを落ち着けたり、静けさを感じさせたりする効果もあります。
3.できるだけ生活感を消す
どれだけ施術室をオシャレに整えても、生活感を感じさせてしまうと台無しです。お客様は、美しくなるためにお金と時間をかけて来店されます。普段より贅沢な気分を味わいたくて来店される方もいるかもしれません。
自宅サロンなので、高級感やラグジュアリー感を演出することは難しいですが、最低限、生活感を消したり生活臭に気をつけたりして、非日常を味わえる空間にする配慮を忘れないようにしましょう。
キッチンは見えないように工夫する
特に生活感を与えてしまうのがキッチンです。どれだけ気をつけても日常の営みを感じさせてしまう場所なので、非日常を楽しみに来店されるお客様の目に触れないようにしたいもの。
どうしても施術室に入るまでやトイレに行く導線などで目に入ってしまう場合、パーテーションやカーテンを設置して見えにくくしたり、リフォームでセパレートできるようにしたりすることも検討しましょう。
玄関・トイレは非日常を演出
玄関やトイレも、生活感が出やすい場所。日常を感じさせてしまうと、「人の家にお邪魔している」という気持ちにさせてしまい、非日常を味わいに来たのにとがっかりさせてしまいかねません。
清潔にすることはもちろん、家族の靴や傘、家の鍵など生活を感じさせるものは見えないようにしまい、オシャレな小物や先述した間接照明・観葉植物などを配置して、非日常的な空間を演出しましょう。
4.鏡を設置する
鏡は、部屋に奥行きを与え、狭い空間を広く見せたり明るさを感じさせたりする効果があります。鏡のフレームにこだわれば、オシャレ感を演出する小道具として活躍させることも可能。
また鏡は、施術後にお客様が身なりを整えたり、メイク直しをしたりするためにも必要です。インテリアに合うオシャレな鏡を配置しましょう。
5.不要なものは置かない
自宅サロンなので、やむを得ず施術室に物を置いてしまうこともあるかもしれません。毎日目にしていると気にならなくなってくるものですが、不要なものがあると、初めて来られるお客様にとっては違和感を覚えるもの。
せっかく整えたインテリアの統一感を邪魔してしまうことも考えられるため、施術に必要な道具であっても、使わない時はなるべく施術室には置かないようにしたり、お客様の目に触れないようにしたりする工夫も大切です。
6.香りや音にもこだわる
香りは、人間がもつ五感の中でも、特に感情との結びつきが強いと言われます。特定の香りによってリラックスできたり、一瞬にして過去に引き戻されたりした経験がある方もいるのではないでしょうか。
コンセプトや施術内容に合った香りを使用することで、イメージを明確化しブランディングにも活用できます。
また音楽は、その種類によってリラクゼーション効果を高めることもできるので、BGMをかけて世界観を演出し、リラックスムードを盛り上げましょう。コンセプトによっては、あえて無音の空間を楽しんでもらうのも効果的です。
インテリアを決定づけるコンセプトの重要性
インテリアの方向性や使用する家具・小物を選ぶ際にも、コンセプトは重要になってきます。インテリアに統一感をもたせたり、オシャレな演出をしたりするために意識するべきポイントを見ていきましょう。
ターゲット層に合わせた内装を意識する
まずは内装やインテリアの方向性を決めるために、コンセプトを明確にしましょう。サービスとインテリアが一致していなければ、たとえばホームページやクーポンサイトで店内の様子を掲載したときに、ターゲット層に認知されない可能性があります。
店舗の雰囲気は、リピートするかどうかの判断にも影響するため、ターゲット層が好みそうなリラックスできる内装を意識することが大切です。
施術内容とマッチした内装にする
内装やインテリアは、ターゲット層の好みに合わせるだけでなく、施術内容やサービスのコンセプトと照らし合わせることで、自然と統一感をもたせることができるでしょう。
ラグジュアリーさをウリにするのであればホテルライクなインテリア、アットホームなサロンを目指すのであればナチュラルテイストを選ぶなど、施術内容や提供するサービスも加味して決めるのがおすすめです。
個人エステサロンにおすすめ!インテリアの種類
内装は、一度着手するとなかなか途中で方向性を変えるのは難しいため、ここまで見てきた内容を踏まえて、方向性をしっかり決めた上で取り掛かることをおすすめします。
インテリアにはさまざまな種類がありますが、ここではエステサロンにおすすめなインテリアの種類を紹介しますので、参考にしてください。
ラグジュアリースタイル
ホテルライクインテリアやモダンスタイルは、高級感を演出し重厚感のある落ち着いた雰囲気にしたい方におすすめです。
色はモノトーンなど暗めの色になりがちなので、圧迫感を与えないために極力物を減らしたりシンプルなデザインのものを選んだりするといいでしょう。
ナチュラルスタイル
ナチュラルは、未塗装の木のぬくもりを基調として、直線的あるいは丸みを帯びた家具の使用や装飾を控えめにした、自然体のインテリアを指します。シンプルで柔らかな空間を演出したい場合におすすめです。
アットホームな雰囲気にしたい方や、オーガニックなど自然由来の素材を使ったサービスをウリにしているサロンには、ナチュラルスタイルのインテリアが向いているでしょう。
アジアンスタイル
アジアンスタイルは、タイやインドネシアなど東南アジアテイストや、中国や韓国の民芸品を取り入れたインテリアのこと。
サービスの内容に合わせて、選ぶといいでしょう。たとえばタイ式マッサージやバリ式のエステを提供するサロンなら、東南アジアのリゾートをイメージしたインテリアがおすすめです。
ラタンや竹、エキゾチックな柄の布を使用したり、南国を感じさせる観葉植物を配置したりするのもいいでしょう。
個人エステサロン開業の流れ
個人でサロンを開業する場合、自宅開業・テナント開業のどちらを選んでも、資金の調達や内装工事など、やらなければならないおおまかな流れは変わりません。
ここでは、個人でエステサロンを開業する際の流れを紹介します。
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1.コンセプトを決める
ここまで何度も紹介している通り、コンセプトは最初にしっかりと決めておく必要があります。ターゲット層を想定したり、インテリアの方向性を決めたり、サービスの統一感や強みを明確にしたりするためにも重要です。
自分自身の経験や得意な施術、目指すサロンのイメージ、エリアの特色などを紙に書き出して、イメージを固めていきましょう。
2.事業計画書の作成・資金調達
事業計画書は、サロン経営を安定させたり事業を成功に導いたりするためにもしっかり作成しておかなければなりません。また金融機関に融資を申し込む際や、国や自治体が実施する補助金や助成金制度を利用する際にも必要です。
経営理念やサービス内容、セールスポイントなどに加え、必要な金額を具体的に算出したり事業とは関係ない家や車のローンなども整理したりしておく必要があります。
3.内装工事や看板の設置などを依頼
資金の目途が立ったら、内装工事の計画を立て、開業に向けた準備を始めます。内装やインテリアが決定したら、施工業者の選定と依頼をしなければなりません。サロンのロゴ制作や看板の設置も忘れないようにしましょう。
また什器や施術道具も揃える必要があり、集客の導線の確保や広告・宣伝も同時にすすめていくことで、スムーズにオープンまでこぎつけることができます。
4.開業届・青色申告承認申請書の提出
サロンのオープンまでやることが盛りだくさんなので忘れてしまいがちですが、開業届と青色申告承認申請書の提出をしなければなりません。
どちらもサロンのある地域を管轄する税務署に提出します。開業届は開業から一ヶ月、青色申告承認申請書は2ヶ月とされていますが、提出先は同じなので同時に済ませておくのがいいでしょう。
サロン開業の課題「集客」「予約管理」は予約システム導入がおすすめ
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自宅を素敵空間に仕上げてエステサロン開業を成功させよう
自宅サロンでは、施術室を広くとることは難しいため、狭い空間を広く見せる工夫が必要です。たとえば、圧迫感を与えないために背の低い家具を使用したり、明るい色を基調として鏡や間接照明で奥行きを感じさせたりする方法があります。
エステサロンの独立開業では、インテリア以外にもさまざまなことに気を配らなければなりません。特に課題となるのが、集客と業務効率化と言えるでしょう。
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