エステサロンを開業するときには、さまざまな手続きや準備が必要です。開業までに必ず用意しなければいけないのは、設備や備品、什器、消耗品など。こういったものを揃えておかなければ、いざ開業してもお客様に施術を行えないことも考えられます。
今回は、エステサロンの開業に必要な設備や備品について解説します。チェックリストを作成して、揃え忘れのないように準備しましょう。
まずは資料をご覧ください
目次
エステサロンを開業するのに必要なものとは?
エステサロンの開業に必要なものは、大きく分けると4つのカテゴリがあります。
・施術に使う備品・設備
・施術に使う道具・消耗品
・スタッフが使用する道具・消耗品
・お客様のおもてなしに必要な備品・消耗品
このうち、小さな道具や消耗品は、準備をし忘れてもすぐに購入できることもありますが、大きな設備や備品、什器などは、発注してから搬入までに時間がかかることも。事前に必要なものを書き出してチェックリストを作成し、準備しておくことをおすすめします。
次項から、それぞれのカテゴリごとに紹介していきます。
なお、開業までに必要な準備や手続きの流れについては、別記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
エステサロンの開業には何が必要?準備や費用などを詳しく解説
施術に使う備品・設備
はじめに、施術に必要な比較的大型の備品・設備を紹介します。なお、大型のものほどすぐに搬入できない傾向が高いですので、なるべく早く選定し発注しておくようにしましょう。
施術用ベッド
ボディケアやフェイスケアをするエステサロンなら、施術用のベッドがなくてはお客様に施術を行うことができません。
ベッドにはフラットタイプ・可動タイプ・ポータブル(折りたたみ)タイプなどがあり、施術内容や業務形態によって必要なベッドが異なります。たとえば、出張エステであれば、持ち運べるポータブルベッドが向いているでしょう。
ベッドで重要なのは、お客様が横たわった際にリラックスできるか(寝心地)と、スタッフが施術しやすい高さであるかどうかです。また、ベッドのデザインがサロンのコンセプトや内装の雰囲気とあっているかも考慮しましょう。
スツール
座って行う施術メニューがあるなら、スタッフが座るスツールが必要です。エステサロンで仕様するスツールは、背もたれがなくキャスターがついているものが一般的です。
ワゴン
施術に使用する小さな道具やタオルなどを収納しておく、ワゴンもエステに必要な備品です。ワゴンは機能性やデザイン、使用目的やサロンの内装、他の備品との兼ね合いなどを考慮して選びましょう。
エステ機器
エステのメニューのなかには、機器を利用するものもあります。マッサージャーや美顔器、ミストスチーマーなど、メニューに必要な機器を購入しましょう。購入する際には、機能はもちろん、使いやすさやコスト、保証期間などをチェックしてください。
施術に使う道具・消耗品
次に、施術に必要な比較的小さな道具や消耗品を見ていきましょう。
タオル類
バスタオルやフェイスタオルなど、タオル類はエステサロンに欠かせません。お客様に直接触れるもののため、できるだけ品質のよいものを選びたいところですが、タオル類は消耗が激しいため、コスパも重視する必要があります。
大量購入で割引されることがある、業務用の販売店を選ぶのもよいでしょう。
ベッドシーツ・ベッドカバー
ベッドシーツやベッドカバーも、タオルと同じくお客様に直接触れるものなので、衛生を保たなければならないものです。使い捨てのものか洗濯して繰り返し使うのか、扱うメニューによって、必要なものが異なります。
オイルやクリームなどを使用するのであれば、汚れやすいため使い捨てのもののほうが向いているといえるでしょう。
鏡
施術前後の変化を確認してもらったり、帰宅前の身だしなみを整えてもらったりするなど、鏡は目的によっていくつか必要です。ボディケアをするサロンでは、大きな鏡もあるとよいでしょう。
お客様用のお召し物・下着
サロン内でお客様に着替えていただく場合は、お召し物や下着も必要です。特に痩身や脱毛などのボディエステの場合は、施術用のガウンやローブ、使い捨ての下着などを揃えておきましょう。
黒や紺、茶色など、濡れても肌が透けにくい色で、破れにくい素材のものを選んでください。
オイル、ジェル、化粧品など
施術に必要なオイルやジェル、クリーム、化粧品なども施術に必要な消耗品です。扱うメニューによって、必要なものが異なります。
業務用やプロ用のものを販売しているメーカーから購入すると、市販のものより高い効果が期待できたり、大容量でコスパがよいといったメリットがあります。
ティッシュ、ガーゼ、綿棒など
メニューに関わらないもので、ティッシュやガーゼ、マスク、綿棒など、衛生を保つために必要な、こまごまとした消耗品があります。
スタッフが使用する道具・消耗品
続いては、スタッフが使用する道具や消耗品を見ていきましょう。
レジ
レジはどんなサロンであれ、会計に必須の道具です。予算にもよりますが、さまざまな機能が搭載されているため、POSレジがおすすめです。
POSレジの機能やおすすめの理由については、別記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
POSシステム・POSレジとは?導入のメリットや選び方、おすすめのサービスを紹介
各種書類や伝票、ノート、筆記用具など
事務処理には、こまごまとした消耗品が必要です。各種書類や伝票、ノート、筆記用具などはちょっとしたメモから管理表の作成など、幅広い事務業務で使用します。
これ以外にもステープラーやセロハンテープ、クリップなどといった文房具、こういったものをしまっておく棚などが挙げられます。
大量に購入する場合は別ですが、比較的手に入りやすいもののため、必要に応じて買い足してもよいでしょう。
清掃用具
エステサロンでは、清潔さを保つために清掃道具も必要です。ほうき・ちりとりや掃除機、モップのような一般的な掃除用具の他に、消毒や除菌のできるものも揃えましょう。
ユニフォーム
スタッフが制服を着用するのであれば、ユニフォームも用意します。サロンのコンセプトや雰囲気に合ったもので、清潔感や機能性などを重視して選びましょう。
エステティシャンの制服については、別記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
エステティシャンに適した服装は?自宅サロンでユニフォームを着るメリットなどを解説
お客様のおもてなしに必要な備品・消耗品
施術に直接関係ないもので、お客様のおもてなしに必要な備品・消耗品があります。どんなものを用意するのか、代表的なものを見ていきましょう。
スリッパ
一般的にエステサロンでは、お客様に靴を脱いでいただくため、サロン内で利用するスリッパも用意しましょう。デザインや履き心地を重視するか、手入れのしやすさを重視するかによって、素材が異なります。
また、スリッパ用の消毒スプレーや殺菌ディスペンサーなど、衛生を保つものもあわせて用意しましょう。
ハンガー、ラック、ロッカー、傘立てなど
収納用の備品も揃えましょう。お客様の荷物をお預かりする場合はカウンター内に置ける棚など、お客様が自分で荷物を管理する場合は鍵が掛けられるロッカーなどがよいでしょう。
コートやマフラー、帽子などのお召し物をお預かりするためには、ハンガーラックも必要です。
また、雨の日のことを考え、傘立てもあるとよいでしょう。
メイク道具
特にフェイシャル系の場合、お客様が帰宅する前の身だしなみを整えるためのメイク道具も用意しておきましょう。
こういった消耗品はサービスとして提供するため、経費を抑えようとコスパを重視しがちですが、お客様の満足度を高めるためには、一定の品質のものを揃えておいた方がよいと考えられます。
ドリンク類
待ち時間を快適に過ごしてもらうために、ウェルカムティーやアフタードリンクとして、ドリンク類を提供するサロンもあるでしょう。ミネラルウォーターや紅茶、コーヒーのような一般的なドリンクに加え、エステではハーブティーも人気です。
ドリンク類はお客様によって好みが異なるものなので、できれば3種類以上のドリンクを用意しておきましょう。
音楽、映像、香りなど
その他に、待ち時間や施術中にリラックスできるよう、リラックスできる音楽を流したり、アロマオイルで香りを焚いたり、待合スペースで映像を流したりといった演出をするサロンもあります。
空間づくりにも役立つため、コンセプトに合わせたものを用意してみてください。
エステサロンには予約システム「リザービア」がおすすめ
設備や備品、消耗品の他に、業務をサポートしてくれるシステムを導入するとエステサロンの運営が円滑になります。エステサロンにおすすめの予約システムが「リザービア」です。
大手サロンから個人サロンまで5,000店以上の導入実績のあるリザービアは、予約受付・管理だけでなく、顧客情報管理や予約数分析など、さまざまな機能を搭載しています。
設備を利用するメニューを設定することで、設備数以上の予約を同時に受け付けないようにすることもできるため、機器の数が足りずお客様をお待たせするということもありません。
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エステサロンの開業に向けて必要な備品を揃えよう
エステサロンの開業にはさまざまな設備や備品が必要です。共通して必要なものもあれば、エステサロンの特色に合わせた独自の備品が必要なこともありますので、開業前に必要なものをリストアップしてチェックリストを作成して、手配忘れを防ぎましょう。
また、予約システム「リザービア」は、開業時から導入することをおすすめします。予約経路ごとの予約数を分析することで、力をいれるべき集客方法を明確にし、今後の経営をサポートしてくれるでしょう。資料のご請求は無料です。まずは資料を請求してみてください。