オンラインでレッスンを開講したくても、実際のやり方がわからず困っていませんか?実は、オンラインレッスンでは下準備が重要です。
そこで、今回はオンラインレッスンをはじめる前に用意するものや必要な環境について、具体例を交えながらくわしく解説します。オンライン講師として活動したい方は必見です。
目次
オンラインレッスンに向けて事前に準備するものは?
まずは、オンラインレッスンを開講するにあたって準備したい設備などを紹介しましょう。必要不可欠なものもありますし、あったほうが便利なものも取り上げます。
インターネット環境
オンラインレッスンはインターネットを通じてオンライン配信をおこなうので、当然インターネットの通信環境が欠かせません。インターネットサービスには、光回線・モバイルWi-Fi・置き型Wi-Fiなどの種類がありますが、安定的に配信するためには光回線を用いるのがおすすめです。
不安定な通信環境でレッスン映像が乱れてしまうと、せっかくレッスン料を支払い、時間を取ってレッスンに参加している受講生に対して、悪い印象や不信感を与えてしまうおそれもあります。
マイク・カメラ付きスマートフォンまたはパソコン
オンラインレッスンでは映像と音声を配信するので、カメラとマイクも必要不可欠です。
しかし、最近のスマートフォンやパソコンに搭載されているマイクやカメラは非常に高性能。そのため、ビデオカメラや外付けマイクをわざわざ購入しなくても、スマホやPCを利用すればOKです。
ただし、オンラインレッスンをするにあたって正常に機能するか、事前の動作確認はしっかりおこなっておきましょう。
オンラインレッスン用の配信アプリ
オンラインレッスンは、配信用のアプリを通じておこないます。
アプリでは講師と受講生がリアルタイムにつながり、講師のレッスンを配信できるとともに、受講生は質問や意見があればその場で音声や文字チャットを通じて投げかけられるなど、双方向のやりとりが可能です。
アプリの具体例は、次の「オンラインレッスンにおすすめのアプリ4選」の章で紹介します。
予約管理システム
こちらは必須ではありませんが、自動で予約管理できるシステムがあると、もろもろの手間が省けて便利です。特に、受講生が全国各地に何百人も何千人もいるレッスンなどでは、一人一人の予約確認を手作業でおこなっていてはキリがありません。
このシステムについても詳細は後述します。
ここからは、オンラインレッスンの配信に欠かせないアプリのなかから、おすすめのサービスを4つ紹介します。
Zoom
Zoomは、オンラインでのミーティングやセミナーのために開発されたアプリ。画面共有や画面操作がしやすく、通信も安定しているため、マンツーマンなど少人数での対面はもちろんのこと、全国から参加者がつどう大人数での研修・講習会にもぴったりです。
無料でも利用可能で、1対1なら時間無制限でレッスンを配信できます。ただし、自分を含めて3人以上のグループになる場合、40分以上利用するなら有料プランの契約が必要です。
Skype
Skypeは、パソコンやスマートフォンなどから無料で利用できるアプリです。Microsoftが監修しているため、信頼や安心感があります。メッセージや通話ツールとして長年親しまれており、なじみ深い方も多いことでしょう。
ただし、データ通信量が大きいため、大人数を対象とするオンラインレッスンには向かない可能性があります。様子を見ながら使ってみてください。
Skype
FaceTime
FaceTimeは、iPhoneやiPadなどのApple製品にはじめからインストールされている通話アプリです。音質が良く、タイムラグを感じにくいので、Appleユーザー間での通話には非常に便利とされています。
さらに、以前はApple製品のユーザー以外は利用できませんでしたが、AndroidやWindowsユーザーでもApple IDを持っている相手なら、レッスン用の招待リンクを送ればアクセスできるようになりました。
LINE
単なるメッセンジャーアプリの域を超え、独自の決済手段・音楽メディア・ショッピング・投資・ゲームなどさまざまな業態を展開しているLINE。
浸透率が非常に高くほとんどの人が利用しているため、講師側も受講生側も、特に準備をしなくてもはじめられる場合が多いでしょう。
デメリットとしては、お互いの話をするタイミングが重なったり、通信環境が乱れたりすると音声や映像が途切れることがあります。また、生徒はスマホで受講することが多く画面が小さいため、細かい文字やデザインなどを見せたくても見えづらい可能性が考えられます。
突然のトラブルにはどのように対処したらよい?
オンラインレッスンの配信中に、予期せぬトラブルが発生する可能性もあります。トラブルが起きたらどうすればいいのかを事前に知っておくと、実際に起こってしまった場合もスムーズに対処できるでしょう。
通信のテストを行う
まず、オンラインレッスンをはじめる前に前提としておこなっておきたい事項です。レッスン開始に先立って、講師・受講生ともに利用するアプリからレッスンルームにアクセスし、きちんと接続や音声・映像の送受信ができるかどうかを確認しましょう。
なお、通信速度は測定ツールではかることができ、4~5Mbps以上あれば大抵のレッスンは問題ないとされています。ただし、環境によって通信の安定性は異なるので、その点はご留意ください。
通信不良になってしまったらどうすべきか?
はじめは正常に配信できていたのに、途中で通信が途切れたり映像や音声が乱れてしまったりというトラブルが発生した場合はどうすればいいのでしょうか。講師側があわてたり取り乱したりすると生徒に余計な不安を与えてしまうため、まず、レッスンを一時中断して画面共有を停止します。
そして、チャットなどを通じて受講生とコミュニケーションをとりましょう。どのあたりから見られなくなったのかを確認し、状況が落ち着いたらその場所から再開すればOKです。
異なるアプリの利用も検討する
先ほどオンラインレッスンに使えるアプリを紹介しましたが、所定のアプリでトラブルが発生した場合、同じアプリを利用し続けているとトラブルが一向に解決されないこともありえます。
何人もの受講生に同じような障害が発生すると、信用を落としてしまう可能性もあるでしょう。そのため、前もってサブ用に別のアプリを決めておき、必要に応じてそのアプリに移行する措置を講じることをおすすめします。
オンラインレッスンでは予約管理することが大切!
オンラインレッスンにおいて、予約の管理は重要事項です。予約をしたのにレッスンのアクセス先がわからない、日程が変更になったのに連絡が来なかった、などの事態が起こっては受講生の信頼を失ってしまいます。
そこで、予約を正確に管理するためにはどうすればいいのかという策を提案しましょう。
自動で予約を管理する仕組みを導入しよう!
予約を受け付け、それぞれの日時やカリキュラムに誰が参加する予定かを把握し、各人にレッスン当日や前日にリマインダーを送るなど、オンラインレッスンの予約に関する一連の作業を手動でやると非常に大変です。
自動化できる仕組みを導入することで、雑務への手間が省けることに加え、人の手でやるより漏れや間違いも起こりにくいでしょう。
受講生のスケジュールも変更しやすくするのもポイント!
急用や予定の変更があり、レッスンの日時をずらしたいという受講生も出てくることが考えられます。そのため、アプリなど予約管理システムを通して自分でスケジュール変更ができると、生徒にとっても便利ですし、講師側も管理の手間が省けるでしょう。
予約管理の自動化の事例を2つご紹介!
ここでは、自動でおこなえる予約管理の具体的な例を取り上げて紹介します。予約管理にお困りの方は、ぜひ以下のような便利なシステムの導入を検討してみてください。
Zoomを用いた予約管理
前項で配信用アプリとしてZoomを取り上げましたが、ZoomをSTORES予約と紐づけることにより、受講希望者に対してレッスンの案内・予約・決済・実際の受講までがスムーズにおこなえます。
STORES予約とは、24時間365日自動で予約や顧客の管理ができるシステム。受講生はSTORES予約を通じて予約と支払いができ、予約の完了とともに自動でZoomミーティングが作成されます。
リマインダーメールにはレッスン当日のZoomのURLやID、パスワードも記載されており、受講生はレッスン日にそこからアクセスするだけなので便利です。
リザービアのLINE連携予約
もう1つの事例は、リザービアという予約システムです。配信アプリとの連携ではなく、LINEとの連携が可能。顧客側と講師側どちらにも便利なように、圧倒的に利用者が多いコミュニケーションアプリ、LINEを通じてレッスンの予約ができます。
顧客は電話や他のサイトを経由するより手軽に予約できますし、講師はLINEから予約を受け付けられるので、他サービスの利用手数料や広告費といったコストを削減できるほか、電話対応も減らすことができるでしょう。
まずは資料をご覧ください
オンラインレッスンの準備をしっかり整えアプリを活用しよう
オンラインレッスンは、自宅で配信や受講ができるとあってどんどん人気が高まっています。今回の内容を参考にしながらさっそく準備をととのえ、紹介したアプリなどを利用して配信をはじめてみてはいかがでしょうか。