ホットペッパービューティーは、国内最大規模の美容サービスの予約サイト(クーポンサイト)です。ホットペッパービューティーにうまく店の情報を掲載することで、効果的な集客につながる可能性が高まります。
しかし、ホットペッパーに店舗情報を掲載するには料金がかかり、どれくらいの掲載料を払わなければいけないのか気になっている方もいるでしょう。
本記事では、ホットペッパービューティーのサービスの概要や掲載料、特徴、メリットについて解説。加えて、注意点な基本的な機能、導入までの流れを紹介します。
掲載を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ホットペッパービューティーってどんなサービス?
ホットペッパービューティーとは、株式会社リクルートが運営する国内最大級の美容ポータルサイトです。掲載されている美容サロン数は15万件弱(2024年3月時点)で、登録会員数は3,500万人以上ともいわれています。
これだけ登録数が多くなった背景には、2020年に解禁されたセルフエステやホワイトニングなど、登録できる業種の幅が大きく広がったことが挙げられるでしょう。
今ではサロンに限定されず美容クリニックも登録可能で、全国的に利用者数が多いホットペッパービューティーの広告宣伝力を利用したい店舗が登録するケースが多いです。
引用元
HOT PEPPER Beauty最新データ集(毎月更新)|ホットペッパービューティー
ホットペッパービューティーの利用者数と年齢層
ホットペッパービューティーの2024年3月時点での公式データによると、年間約1億8,000万件の予約数があります。また、参画サロン数が多いのも特徴です。
美容室・美容サロンの予約方法としては、ホットペッパービューティーのような予約サイトやアプリ経由で予約する方が大半です。具体的には、女性の56.0%、男性の51.5%が予約サイト・アプリ経由で予約していることがわかっています。
とくに若年層の利用率が顕著で、20代の女性の76.5%、20代の男性の60.6%が予約システムやアプリで予約しています。この調査結果からも、ホットペッパービューティーのような予約システムを利用して、集客することの重要性がよくわかるでしょう。
引用元
15~69歳男女の美容サロン利用実態|ホットペッパービューティー
ホットペッパービューティーの掲載料
ホットペッパービューティーの掲載料は、店舗を出店している住所や業種によって料金プランが変わり、料金体系も大きく変わる点が特徴です。ただし、具体的な掲載料を知るためには、ホットペッパービューティーに問い合わせる必要があります。
ホットペッパービューティーの料金体系の種類と仕組みを知って、自分の店舗に合ったプラン選びに活かしましょう。
具体的な掲載料金は公式に問い合わせて確認!
ホットペッパービューティーにはいくつかの料金プランがあります。しかし、プランを選んでも、本誌エリア・沿線エリアかどうかによって掲載料は変わる点が特徴です。
詳しい料金体系については、ホットペッパービューティーに問い合わせる必要があります。公式以外のサイトに料金の目安が掲載されていることもありますが、詳しい料金体系は、あくまでも公式に問い合わせてみないとわかりません。
美容領域かキレイ領域か
まずは、自身が経営しているサロンが「美容領域」と「キレイ領域」のどちらに属しているかを確認してください。領域によって料金が異なります。
本誌エリアと沿線エリア
ホットペッパービューティでは、美容サロンの所在地によって、フリーペーパーの流通がある「本誌エリア」とフリーペーパーの流通がない「沿線エリア」の2つに区分されていました。
この「本誌エリア」と「沿線エリア」の区分は、市区町村単位ではなく、何丁目・何番地といった>個別の住所単位で細かく決められている点が特徴です。
ところが、時代の変化により広告業界も変わってきたため、になりました。そのため、エリア別の料金体系が存続されているかどうかは、問い合わせてみないとわかりません。
料金プラン
前項でお伝えしたように、ホットペッパービューティー本誌の刊行が終了したため、本誌への投稿の有無などが影響していた料金プランも大きく変わりました。現在のプランは以下のようなラインナップです。
- プラチナ/バリュープラン
- シンプルプラン
- ライト/ライトSプラン
- あはき柔整プラン
- NRプラン
- EPRPプラン
詳細を以下で解説するので、自店に合いそうなのはどれかを考えてみてください。
プラチナ/バリュープラン
プラチナプランはホットペッパービューティーが提供する最上位のプラン、バリュープランはその次に上位のプランです。ほかのプランに比べて特集ページに掲載される枠が多く、使える機能もさまざまです。
「こだわりページ」というホームページのような機能も使え、店舗の情報をより多く掲載できます。上位表示されやすいこともメリットで、競合が多いエリアなどでは、他店との差別化やブランディングに大いに役立てられるでしょう。
シンプルプラン
プラチナやバリュープランほどの豊富な機能は用意されていないものの、特集ページへの掲載枠があるなど、基本的な機能は備わっています。バランスの取れたプランのため、費用を抑えつつ集客効果を求めたいという中規模サロンにおすすめです。
プラチナ/バリュープランに比べると集客効果は低めですが、下位プランの利用が多いエリアでは、上位表示されやすいかもしれません。
ライト/ライトSプラン
比較的低価格で、個人事業主(フリーランス)や小規模サロンに人気のプランです。エリアによってはライトプランより上のプランが存在しないこともあるため、高い集客効果を見込める可能性もあります。
なお、ライトSプランはネット予約の受付ができるなかでは最安のプランですが、美容領域にはライトSプランはありません。
【NEW】あはき柔整プラン
ホットペッパービューティーでは、2023年11月から、あん摩/指圧・鍼(はり)・灸(きゅう)・柔道整復(整骨・接骨)の自費施術メニューの掲載が可能になりました。そこで新プランとして誕生したのが、この「あはき柔整プラン」です。
美容サロンと同様に、施術写真やメニュー紹介などを載せられるため、鍼灸院・整骨院・接骨院といった施術院での集客の幅が広がります。
始まったばかりのプランですが、今後注目度が高まっていく可能性もあります。表示順位はライトSプランと同等程度ですが、集客にお悩みの院は利用を検討してみるとよいでしょう。
NRプラン
「NR」は「No Reserve」の略で、予約機能がついておらず、店舗情報の掲載だけができるプランです。
予約不要のスポーツクラブ・トレーニングジム・温浴施設などが認知度を高めるためには役立つかもしれませんが、予約制が一般的である美容サロンにはおすすめしません。
広告費を抑えるなら掲載料最安値の「EPRPプラン」
お試し感覚でホットペッパービューティーを利用できるプランとして、ERPRプランがあります。公式で明記されているわけではありませんが、かつては月額1万円(税別)で利用できたようです。しかし、2019年に月額2.5万円(税別)に値上がりしたとされています。
他プランに比べて低価格でホットペッパービューティーを利用できるのはメリットですが、そのぶん表示順位も低く、特にライバルの多いエリアでは不利かもしれません。
引用元
おすすめ掲載プランについて(ヘアサロン様)|ホットペッパービューティー
プランごとに掲載できる情報量
契約するプランによって、特集される数や掲載できる写真、掲載ページのデザインの有無など、店舗が使える機能が変わるのが特徴です。
プランごとに使える機能には、下記のような違いがあります。
このように、プランによって使える機能やプロフィールの自由度は異なります。効率的に集客力アップを目指したい方は、プラチナ・バリュープランを選ぶのがいいでしょう。
自社に合ったプランの選び方
今まで見てきたように、ホットペッパービューティーの掲載プランにはいくつもの種類があり、自店に合ったプランを選ぶことが大切です。安さだけでプランを選ぶと、集客に結びつきにくく、結果的に損をしてしまうことも十分ありえます。
ホットペッパービューティーで集客を考えているなら、自分の店舗を効率的にアピールできるプラン選びをして、費用対効果を高めていきましょう。
なお、ホットペッパービューティーの掲載料はエリアや業種でも異なるため、ホットペッパービューティーや正規代理店に問い合わせをして相談するのもよい方法です。
ホットペッパービューティーの4つの特徴
ホットペッパービューティーには、どのような特徴があるのでしょうか?具体的な特徴と集客に役立つさまざまな機能について見ていきましょう。
1.エンドユーザーの利便性を追求したサービス
ホットペッパービューティーは、圧倒的なユーザー数を誇ると同時に、ユーザー数の多さがビジネスモデルの基盤になっているサービスです。ユーザーにとって使いやすい機能を順次拡大しています。
今では当たり前になっている美容サロンのWeb予約ですが、その先駆けとなったのはホットペッパービューティーです。ユーザーファーストでサービスを考えてきたホットペッパービューティーだからこそ、ユーザー数がこれだけ多いのでしょう。
2.掲載店舗数や店のジャンルが幅広い
ホットペッパービューティーはユーザー数が多く、集客や売上アップが見込めるとあって、掲載店舗数も多いです。掲載店舗は、まつげサロン・ネイルサロン・美容室・エステサロン・ヨガスタジオ・温浴施設など、業種の幅が広い点が特徴だといえます。
また、3席以下の小規模店舗の掲載数はヘアサロンの3割、ビューティーサロンの7割を占めており、大型店舗から小型店舗まで幅広いことがわかるでしょう。
前述した2024年3月時点のデータによれば、掲載店舗数はヘアサロンで約6万店、リラク・ビューティーサロンで約9万店、年間予約数はヘアサロンで約1億1千万件、リラク・ビューティーサロンで約7千万件を記録しています。
両ジャンルを合わせると、約15万店舗、年間予約数は1億8,000万件を超えるという非常にマーケットが大きいサービスです。
引用元
HOT PEPPER Beauty最新データ集(毎月更新)
3.公式のセミナーでマーケティングを学べる機会もある
ホットペッパービューティーでは、会員登録をすれば誰でもマネジメントやマーケティングが学べる、ホットペッパービューティーアカデミーというセミナーを受講できます。
セミナーには会場に足を運ぶ参加型セミナー、スマホからいつでも受講できるWebセミナーがあります。ホームページから開催予定のセミナーを確認できるほか、過去のセミナー動画も無料配信されているので、学びの機会を探している人におすすめの制度です。
4.女性客だけでなく男性客にもアプローチできる
ホットペッパービューティーを利用しているのは20代〜30代の女性だけではなく、男性もサービスを利用していることで知られています。昨今のメンズ美容のニーズの高まりから、美容サービスに興味・関心のある男性ユーザー向けのサービスをPRするのに最適!
女性客だけでなく、男性客にもアプローチしたいと考えている店は要チェックです。
美容サロンがホットペッパービューティーを利用するべき3つのメリット
ホットペッパービューティーに店舗情報を掲載することで、集客力や業務効率の向上が期待できます。詳しいメリットと集客につながる秘密について見ていきましょう。
1.ユーザー数が多い媒体で集客できる
ホットペッパービューティーを活用して店舗情報を掲載するメリットは、圧倒的な知名度を活用した集客力の高さでしょう。年間予約数が億レベルの媒体を使いながら、集客できるのは大きなメリットです。
とくにプラチナプランやバリュープランなどの上位のプランに加入すれば、サイトの上位や特集に掲載されやすくなり、ユーザーに対して自分の店舗を強力にアピールできるでしょう。
自分の店舗の集客力を向上させたいと考えている方は、ホットペッパービューティーの上位プランに加入して、効果的に集客を伸ばしていくのがおすすめです。
2.美容サロンの業務効率をアップさせる
予約管理機能や顧客管理機能といった便利な機能が満載なので、店舗の業務改善をしたいと考えている経営者の方には、大きなメリットとなるでしょう。
また、サロンボード機能を活用すれば、店舗の売上・客数・単価などのデータを集計し、お客様の属性や消費者パターンを分析し、店舗運営に役立つ施策を講じられます。
3.口コミが集まることで信頼性が高まる
ホットペッパービューティーに店舗情報を掲載して、口コミ情報が集まることで店舗の信頼感・安心感が高まり、ユーザーが安心して店舗予約をしてくれる可能性がアップします。
また、ホットペッパービューティーの口コミは審査制で、掲載された口コミを店舗側は消去できないので、信頼性の高い口コミを集められるのもメリットです。
ホットペッパービューティー利用時の注意点
ホットペッパービューティーの利用時には、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。集客に失敗しないためにも、事前に注意点を確認しておきましょう。
クーポン頼みの集客になりがち|リピーターを獲得しにくい
ホットペッパービューティーはユーザー数が多い媒体ですが、その分、競合他社も多く、他店との差別化をしないと価格競争におちいってしまう場合が考えられます。
ただし、価格競争で有利に立ち回るためといって、クーポンを配布しすぎるのは危険です。
クーポン目当ての新規顧客ばかりが増え、リピーターを獲得しづらいビジネス構造になってしまい、安定的に売上をあげることが困難になる可能性が高いです。
クーポンは一種の集客戦略の一環として、店のサービスの品質向上を忘れずに、長く儲かる店の経営を目指しましょう。
掲載プランによって集客効果が異なる
ホットペッパービューティーには、多数の掲載プランがあり、ランクの高低によって、ユーザーに表示される内容や表示のされやすさが変わってきます。集客の目的を明確にして、目標を効果的に達成できる掲載プランを選びましょう。
ランニングコストがかかる|検索順位上位を維持するのはたいへん
ホットペッパービューティーの掲載は、半年・年間契約などの長期契約が基本です。契約期間の長さによって、決まった料金を支払わなければなりません。定期的に掲載料金が発生することに注意しましょう。
また、途中解約しても支払った料金が返金されることはないので、契約する期間の長さについては、事前によく検討しておくことをおすすめします。
ホットペッパービューティーで利用できる8つの機能
ホットペッパービューティーで利用できる機能について解説します。なお、ホットペッパービューティーを契約すると、予約の受付・管理ができる「サロンボード」というシステムも無料で利用可能です。
1.24時間体制で予約に対応できる
ホットペッパービューティーは、24時間体制で予約に対応できます。店が休みの日でも、営業時間外でも、お客様からの予約をいつでも受け付けられるのが魅力です。
また、サロンダイレクト機能として、自社ホームページにWeb予約ページへのリンクボタンを挿入することもできます。
2.予約システムで一元管理
予約を電話対応のみにしていると、従業員の負担が増えてしまいます。忙しい時間帯は、スタッフ全員がお客様の相手をしていることでしょう。
そんなときに電話対応をしていると施術が遅れ、次の予約時間に遅れてしまう恐れがあります。これはサロンにとっても、お客様にとっても困ります。
「サロンボード」を導入することで5分刻みまで細かく設定ができる他、予約はネット以外の電話や、店舗で直接受け付けたものも一括で管理できるため手間がかかりません。
また、予約の重複防止機能があるので、予約管理ミスが起こりにくいです。
ホットペッパービューティーのプランに契約するだけで、利便性の高い予約システムを使えるので、別途で予約システムを契約し、運用する手間がかからないのがメリットです。
3.顧客管理
美容サロンは、月に数百人のお客様に施術をすることもあるでしょう。その際、顧客情報を紙でまとめファイリングしていると、再来店の際に大量にあるお客様の情報の中からひとりを探し出さなければいけません。これはとても手間がかかり効率も悪いです。
「サロンボード」に、氏名・住所・生年月日の情報を保存しておくことで、予約や過去の施術履歴も紐付けられ、顧客情報を簡単に管理することができます。
たとえば、誕生日月に割引クーポンを配布しているサロンであれば、顧客情報を見ることで簡単にお客様の誕生日を調べることが可能です。
予約システムを通して蓄積されたお客様の情報を分析し、リピーターを獲得するためのキャンペーン・DM戦略など、お客様の層ごとにマーケティング戦略を実施したい方におすすめの機能です。
4.DM配信
美容サロンにとって、リピーターを獲得できるかどうかは売上に大きく関わります。新規のお客様にまた来店してもらうためには、サロン側からなんらかのアプローチをしなければいけません。その手段の1つとして、DM配信が挙げられます。
DMとはダイレクトメールのことで、お客様に向けて直接キャンペーン情報や広告を送信することを指します。「サロンボード」では、キャンペーン情報を配信することができます。継続してDM配信をすることで、お客様のリピートを促します。
また、お得なキャンペーンや来店を促すメッセージを来店日前日や来店から30日後、お客様の誕生日などのタイミングに合わせて送信する機能など、タイミングごとに最適なDM内容を設定・配信できるのが特徴です。
5.レジ機能
美容サロンの経営をIT化する上で、ネットから予約ができるだけでは不十分です。予約と一緒にメニューをあらかじめ選んでもらうことで、来店から施術開始までの時間を短縮することができます。
レジ機能では、メニュー選択に加えて、営業終了後の1日の売上(メニュー別・スタッフ別)をすぐに確認することができます。集計期間を指定すれば、指定した期間内の売上データを自動的に集計し、帳簿にまとめて記帳してくれるので便利です。
IT化していなければ手作業で売上合計を確認しなければいけません。しかし、サロンボードであれば、画面に1日の売上が項目別に自動的に表示されるため確認が非常に楽です。
6.集計・分析機能
ホットペッパービューティーのサロンボードでは、売上データをお客様の属性(性別や年齢、リピート率)ごとに集計・分析することが可能です。
店舗の売上や客数、単価などを把握して、店舗の運営に活かせるようなマーケティングのヒントを得られるので、店舗にとって非常に有益な機能だといえます。
この集計・分析機能をうまく使えるかどうかが、DM配信を活用したリピーター獲得戦略にもつながるので、分析機能を有効活用できるようにしておきたいところです。
7.求人ページ作成
ホットペッパービューティーでは、採用に関する業務の一括管理機能「SALON BOARD 採用管理 by Air WORK」がリリースされており、有料ですが、求人ページの作成から応募・選考状況の管理まででき、応募者とスムーズに連絡もとれます。
8.マルチデバイス
ホットペッパービューティーの管理画面は、ログインID・パスワードさえ知っていれば、スマホやタブレット、PCなど、任意のデバイスから操作できます。ただし、画面を一目でみて把握するには、タブレットやPCの大画面で確認するのがおすすめです。
ホットペッパービューティー掲載までの流れ
ここまで、ホットペッパービューティーのプランや機能について紹介しました。ホットペッパービューティーに店舗情報を掲載することで、今まで以上に集客の可能性を高めることができます。実際にプランなどを見て掲載を検討している方も多いのではないでしょうか。
では、掲載したい場合にどういった手順で進むのか紹介します。
ヒアリング
まずは、ホットペッパービューティー公式ページにあるお問い合わせフォームに必要事項を入力します。その後、ホットペッパービューティーの営業担当から連絡が入ります。
サロンのターゲットとなる年齢層や課題、目標などを相談します。細かく決まっていなくても気軽に相談ができるので、まずは自店の現状を話してみましょう。
企画提案
ヒアリングを終えた後は、その内容にサロンの席数や従業員の情報を加えて、企画が作成されます。担当者はヒアリングの情報を基に提案するため、ヒアリング時に見栄を張ったり、本来とは異なる目標を掲げたりしないようにしてください。
ありのままの状態を話した上で課題を明確にすることが重要です。提案に納得がいかない場合は、何度もやりとりを重ねるといいでしょう。
原稿を制作
ホットペッパービューティーの担当者は、さまざまな美容サロンを見ているためノウハウが豊富です。企画がまとまると、実践に向けた原稿が制作され、オーナーが確認をします。不備が無ければ原稿は完成となり、実践をスタートさせます。
ヒアリングから原稿制作の流れは、店によって異なるものの、約1ヶ月はかかると思っておいた方がいいでしょう。しかし、場合によってはもう少し早く掲載されることもあります。
効果測定
ホットペッパービューティーでは、毎月1回、集客に関するヒアリングが行われます。掲載をしたことで、新規の顧客は増えたか・リピート率はどうなったか・客単価に変動はあったのか、さまざまなデータを分析してくれます。
1度だけのやりとりではなく、何度もやりとりができるため、オーナーにとっては非常にありがたいと言えるでしょう。
アフターフォロー
集客に関するアドバイスをしてくれるホットペッパービューティーは、大変ありがたいサービスです。しかし、これだけでは終わらないのがホットペッパービューティー。
集客の問題以外にも、新しい従業員の採用や店舗を増やしたい場合など、サロンの経営に関わる相談を受けてくれます。
美容サロンは個人で開業する方が多いです。サロン経営はカット技術の練習や従業員の指導、収支管理などやることがたくさんあります。
オーナーの悩みは日々絶えません。1人で考え、対策を講じるものの上手くいかないこともあるはずです。そんなときに、相談できる人がいれば心強いことでしょう。ホットペッパービューティーであれば、その役割を担ってくれます。
ホットペッパービューティー以外にもある!集客に使えるクーポンサイトを紹介
ホットペッパービューティーのほかにもさまざまな美容クーポンサイトがあります。どんなものがあるのか、例を見ていきましょう。
楽天ビューティ
楽天ビューティは、楽天が運営する美容クーポンサイトです。国内に1億以上いる楽天会員にアプローチでき、楽天会員が利用する際には楽天ポイントも貯められるという特徴があります。
気になる掲載料について、掲載のみであれば初期費用だけで月額の固定費用はかからず、楽天ビューティ経由で予約が入るごとに課金されるシステムです。
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minimo(ミニモ)
minimo(ミニモ)は、サロン単位ではなくスタッフ単位で登録・検索できるポータルサイトです。スタッフ個人のファンづくりに役立ちます。
掲載料は楽天ビューティと同様、成果報酬型の手数料のみです。初期費用・固定月額費用はありません。手数料も予約1件あたり440~660円と比較的リーズナブルで、個人店や小規模サロンにおすすめです。
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Beauty Park
Beauty Parkは、約23万件ものサロン情報が掲載されている美容ポータルサイトです。掲載量が膨大なぶんライバルも多いですが、利用者も多いので、高い集客効果に期待できます。
掲載料は月額3,300円・11,000円・19,800円の3プラン。使える機能や表示優先順位が異なるので、自店の予算や規模に合わせて選びましょう。
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リピーター獲得に強い! リザービアの機能を紹介
ホットペッパービューティーの契約プランは魅力的ですが、リピーター獲得を考えた場合には美容サロン向けの予約システム「リザービア」がおすすめです。この章では、リザービアをおすすめする機能性について見ていきましょう。
1. 予約の一元管理
リザービアには「BMS」という一元管理機能があります。ホットペッパービューティーのような各種クーポンサイトや自社サイト、SNSなどからの予約をひとつにまとめて管理できるため、ダブルブッキングや手動管理によるミスの防止につなげられるでしょう。
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2. 口コミが集まりやすいシステム
リザービアには、サロンの専用予約アプリとして活用できる「サロンカード」があります。アプリを使用しているお客様が手軽に口コミを投稿でき、投稿された口コミは自社サイトに掲載して他のユーザーにアピールできます。口コミ投稿の利便性が向上し、口コミを集めやすいのが特徴です。
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3. 外部サービスと連携できるオプションもある
リザービアでは、「Googleで予約」やオプションサービスの「LINE連携予約」など、外部の有名サービスと連携して、さらに予約の利便性を向上させることも可能です。
サロンカードなどで予約するのに抵抗があるユーザーでも、日常的に使う機会も多いGoogleやLINEで予約できるとなれば、気軽に予約しやすくなるでしょう。
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ホットペッパービューティーのプランごとの掲載料や注意点を押さえて集客に有効活用しよう
ホットペッパービューティーの掲載料は、複雑な区分やプランによって異なります。自店に合った最適なプランを選ぶことで、費用対効果の高い集客を実現できるでしょう。
ホットペッパービューティーと連携できる予約システム「リザービア」を使えば、リピーターを獲得するためのさまざまな施策を講じられます。
ホットペッパービューティーと併用しながら、ぜひ有効活用してみてください。