メニューによっては数時間滞在することもある美容室では、サービスの一環としてドリンクの提供を行っているサロンも多いのではないでしょうか。
椅子に座っているあいだ、お客様は手持ち無沙汰だったり喉がかわいてしまったりすることもあるでしょう。ドリンクをスッとお出しすることで好印象を与えられます。
せっかくドリンクをサービスでお出しするからには、より顧客満足度を高める方法を取り入れたいものです。本記事では、美容室でドリンクサービスを行うメリットやおすすめのドリンクメニュー、ドリンクサービスを決めるときのポイントや集客での活用方法などを解説していきます。
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目次
美容室のドリンクサービスにはどんな効果がある?
美容室で施術の合間にドリンクサービスを行うことは、顧客満足度やブランドイメージの向上につながります。
お客様にドリンクを提供するのはおもてなしの心の表れであり、歓迎のしるしでもあります。ドリンクサービスを受けたお客様は、自分が歓迎されていることに安心感や居心地のよさを感じるため、お店に対していいイメージをもつことが期待できるでしょう。
パーマやカラーなどのメニューでは、数時間をサロンで過ごすことになりますが、ドリンクを提供することで、まをもたせたり心を落ち着かせることもできます。
お客様にプラスイメージをもたせることによって、リピート率や顧客単価の向上につながるのもメリットです。
美容室のドリンクサービスはどんなときに提供すればいい?
ドリンクを提供する場合、ここぞというタイミングでお出しすることで、より効果を高めることができます。どんなタイミングでドリンクサービスを提供すればいいのか、おすすめのタイミングを紹介しましょう。
ウェルカムドリンク
まずは来店のタイミングでの提供です。寒い中歩いて来られたお客様に、あたたかい飲み物をお渡しすると、冷えた体をあたためると同時にホッとした気持ちにさせることができます。気温の高い日には、火照った体に冷たいドリンクを流し込むことで生き返ったように感じることも。
また、予約時間前に来られた方などすぐにご案内できないお客様や、落ち着いて話ができるようにカウンセリングのタイミングでお出しするのもおすすめです。
このタイミングでは、施術に入る前に飲みきれる程度の小さめのカップやグラスで、少量を提供しましょう。
施術中の待ち時間など
カラーやパーマの置き時間など、待ち時間が長い施術のときにまをもたせるためにお出しするのもいいでしょう。
また、雑誌やスマートフォンなどを見ている方で、会話をするよりもゆっくりとひとりの世界に入って過ごしたいお客様には、リラックスして過ごしていただけるよう施術中にお出しするのもおすすめです。
暑い日や乾燥気味の日には、カットだけのお客様でも喉がかわくことがあるので、シャンプー後に席に着いたタイミングでお出しするのもいいかもしれません。
美容室のドリンクサービスにはどんな飲み物を取り入れたらいい?
美容室で提供するドリンクメニューは、どんなものが適しているのか気になる方もいらっしゃるかもしれません。せっかくお出しするドリンクですから、冷めたコーヒーやぬるいジュースなどでは逆効果になってしまうことも考えられます。
美容室で提供されるドリンクサービスは、以下のようなものが多いようです。
その日の気候や時期、ターゲット層のお客様が好まれそうなものを考慮して選ぶといいでしょう。
美容室で飲み物を提供するのは違法にならない?
美容室でドリンクを提供するとき、食品衛生法などの法律に違反するのではないかと心配される方もいらっしゃるでしょう。
結論からお伝えすると、飲み物などを無償のサービスとして提供する場合は、問題ないとされています。ただし、カット料金などにサービス料金としてドリンク代が含まれる場合や、別途ドリンク代金を請求する場合には、届出が必要となりますので注意が必要です。
ドリンクサービスのメニューを作るときのポイント
美容室でドリンクを用意する場合には、お客様がいくつかの選択肢から選べるよう数種類準備しておくのがおすすめです。種類が少ない場合、そのドリンクが苦手なお客様はドリンクサービスを受けることができず、不公平感を感じてしまうこともあるかもしれません。
どんなメニューを準備しておくのがよいか、ドリンクサービスの内容を決めるときのポイントを紹介します。
季節に合わせて飲み物を選ぼう
まずは季節に合わせた飲み物を、時期に合わせて準備しましょう。春夏用、秋冬用など、季節ごとに飲みたくなるような、ふさわしい飲み物を3種類ほど準備します。
好みが分かれそうな健康ドリンクやハーブティーなどは、選べるように数種類あるとより親切です。
冷えを気にされる方の場合、夏場でもあたたかいドリンクを好むことがあるほか、暖房で体があたたまっているときには、冬場でも冷たいドリンクを希望されることがあるため、どちらの季節でもあたたかいドリンクと冷たいドリンク両方を準備しておきましょう。
美容に効果のあるドリンクを用意しよう
美容に関心が高いお客様のために、美容室のコンセプトに合わせた美容効果のあるドリンクを用意するのもおすすめです。店販商品として店内で購入できるようにしておけば、ドリンクを提供するときに商品説明のきっかけを作ることもでき、売上アップが期待できます。
抗酸化作用があるものや、美髪のサプリメント効果があるものなどを店販商品として導入し、ドリンクを提供しつつさりげなく宣伝しましょう。
コップなどの入れ物にもこだわろう
同じドリンクメニューでも、入れ物が違えばグッと雰囲気をよくできます。たとえば、冷たいドリンクを提供する際のグラスをおしゃれなものにしてみたり、雰囲気のいいコースターを合わせたりして、映えを狙ってもいいでしょう。
マグカップやカップ&ソーサ―を人気のブランドもので揃えたり、蓋つきのタンブラーでお持ち帰りできるスタイルで提供しても喜ばれるかもしれません。
美容室のコンセプトや提供する飲み物に合わせて、グラスやカップにもこだわってみましょう。
美容室でのドリンクサービスの一例を紹介
美容室でのドリンクサービスで、実際に提供されているメニューの例を紹介します。どんなポイントに気をつけて選べばいいのかを知り、ドリンクサービスを提供する際にお役立てください。
他店と差別化するオリジナルのドリンク
ドリンクサービスを行っている美容室は増えています。そのため、ただドリンクを提供するだけでは他店と差別化できません。
サロンコンセプトや季節感に合わせたオリジナルのドリンクメニューがあると強みになるでしょう。
ナチュラルな雰囲気のサロンであれば、オーガニックコーヒーやハーブティーが喜ばれることが多いようです。おしゃれさを演出するために、カフェメニューで話題になっているようなドリンクを取り入れているサロンもあります。
高品質な素材を使ったこだわりのドリンク
健康系のドリンクや美容効果のあるドリンク、オーガニック素材のドリンクなど、素材にこだわった高品質なドリンクもあるといいでしょう。
ハーブティーは民間療法に用いられることもある健康ドリンクで、さまざまなフレーバーをお客様自身に選んでいただくことができるのでおすすめです。また、プラセンタやコラーゲンが配合されたドリンクを提供すれば、美意識が高く健康志向のお客様に喜んでいただくことができます。
お客様に合わせてサービスを提供
ターゲット層のお客様が好むドリンクのリサーチも大切です。健康志向のドリンクを好む層なのか、映えを重視する層なのかなど、「どんなドリンクを提供すればよりお客様が満足してくださるのか」を分析してみましょう。
カフェのように豊富なドリンクを取り揃え、特定のメニューをご利用の方はドリンク無料などのキャンペーンを行うのもおすすめです。
美容室のドリンクサービスを活用した集客方法
お客様に喜んでいただくために凝ったドリンクサービスをはじめたなら、是非とも集客に活用しましょう。
美容室のドリンクサービスを活用した集客方法には、どんなものがあるのかを紹介します。
SNSを活用してドリンクサービスをアピール
Instagramは写真や動画で目を惹くことができるSNSなので、ドリンクサービスのアピールをするのにぴったりです。オシャレなドリンクの画像を投稿したり、ハッシュタグを活用して露出できるようにしましょう。
SNSで拡散されるような映えるドリンク画像を投稿したり、新作のドリンクメニューの画像を載せて、ドリンクサービスをアピールするのもいいでしょう。
キャンペーンと連動して集客効果を高めよう
美容室のイベントと合わせて特別なドリンクメニューを提供するのも効果的です。キャンペーンの対象者にドリンクサービスを特典でつけたり、インフルエンサーに依頼してコラボ企画をやるのもいいでしょう。
多くのフォロワーがいるインフルエンサーとのコラボ企画であれば、美容室の知名度を上げることができ、集客につながりやすいメリットがあります。
「リザービア」でお客様の満足度を上げてリピート率を上げていこう
ドリンクサービスをアピールして集客する際やドリンクサービス付きのクーポンを発行する場合の手間を効率化するために、予約システムの機能を活用するのがおすすめです。
LINEと連携できる予約システムの「リザービア」をご紹介します。
LINE連携予約
国内のアクティブユーザーが全体の約7割という驚異のユーザー数を誇るLINEは、ドリンクサービスのアピールをするのにもってこいのツールです。
リザービアは、LINEと連携し、予約完了までスムーズにすることができます。
LINE連携予約は、LINE公式アカウントを使用してリッチメニューとリザービアの予約画面を紐づけ、LINEからの予約を自動で受付できる機能です。LINE内でクーポンの発行やスタンプカード、口コミ機能なども利用でき、新たにアプリをダウンロードしてもらう必要がありません。
LINE連携予約については以下のページも参考にしてください。
まずは資料をご覧ください
目的に合わせたクーポンでお客様の再来店を促進
リザービアは、特別なドリンクや季節限定のドリンクサービス付きのクーポンを発行するのにも便利です。デジタルクーポンなので、クーポン利用のお客様のデータを分析する際にも役立ちます。
対象者を絞り込んでクーポン発行をしたり、属性にカテゴリ分けして特定の属性のお客様だけが利用できるようにしたりすることも可能です。Webサイトでも発行できるほか、店舗専用の予約アプリとして「サロンカード」をダウンロードしていただいたお客様には、アプリ内で使用していただくこともできます。
クーポン機能の詳細は以下のページで詳しく紹介しています。
顧客管理でお客様の情報をサービス提供に活用
予約システムの基本機能である顧客管理も、集客のために活用できます。リザービアでは、前回の来店時期から来店周期を予測し、最適な来店サイクルを導きだすことが可能です。
予約詳細のカルテには、写真を最大3枚まで貼り付けることもできるので、前回の施術メニューやビフォーアフター写真、メモなどを残しておけば、次回来店時の提案もスムーズにでき喜ばれます。
蓄積した顧客情報をもとに最適なアプローチができるため、美容室のファンを増やすのにも役立つでしょう。
顧客管理のメリットやリザービアの活用事例は、以下の記事でチェックしてください。
美容室のドリンクサービスでお客様の満足度をアップさせよう
美容室でドリンクサービスをする際は、お客様の属性に合わせたメニューの考案や、サロンコンセプトに沿ったドリンクにする必要があります。
ドリンクサービスは、お客様満足度を高め、美容室へのプラスイメージ戦略に役立つなど多くのメリットがあるため、是非活用したいですね。
お客様に喜んでいただけるようなサービスメニューを提供して、リピータ―を増やしましょう。美容室の業務効率化には、LINEと連携できるリザービアの導入がおすすめです。