LINEの予約システムを導入することは、お店側の効率がよくなるだけはく、マネジメントにも役立ちます。
しかし、予約システムは大抵の場合、月額費用がかかります。費用を抑えるためにシステム自作を検討している方もいるのではないでしょうか。
今回は、LINEシステムを自作する場合の良い点と悪い点、無料で利用できる予約システムをご紹介します。
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目次
LINE連携の予約システムって何?
LINE連携の予約システムは、外部のシステムもしくはアプリをLINEと連携することで、予約受付や顧客とメッセージのやりとりができるシステムのことを指します。その他にも、顧客管理やネット決済など、別々で行っていた業務をシステムやアプリで一本化することができます。
LINEと連携することで、ユーザー側はとても利用しやすくなります。予約を増やすためには、お客様の取り組みやすさを重視しなければいけません。LINEを用いることで、この課題を解決することができます。
LINE連携予約システムの主な機能6つ
連携予約システムを利用するには、LINE公式アカウントに登録しなければいけません。連携することで、使える主な機能を6つ紹介します。
- 予約管理
- チャット
- スタッフ管理
- メニュー管理
- 顧客管理
- 決済
各機能の概要を順番に説明します。どれも重要な機能になっていますので、ぜひ参考にしてください。
1.予約管理
予約管理では、予約の受付・変更・キャンセルができます。本来であれば、予約を取るために電話が必要になります。しかし、電話対応は営業時間内でしか対応することができず、日中に仕事などをしている方は予約を取ることができません。
システムを用いることで、営業時間外でも予約を受けることができます。また、設定をすれば前日や当日に予約が取れるようにもできます。
2.チャット
チャット機能を使うことで、顧客とのやりとりが簡単になります。お客様にとって、気軽に質問や要望を送信できることは嬉しい機能でしょう。
あらかじめキーワードを設定しておけば、受けたメッセージに対して自動で返信してくれます。やりとりは、記録して残るため後から見返すこともできます。
その他にも、チャットでクーポンの配信やサービスのPRを送信することが可能です。
3.スタッフ管理
スタッフ管理は、主に美容院やサロンなど指名予約を受ける際に必要な機能です。従業員の出勤スケジュールを登録することで利用することができます。また、指名をせずにおまかせで予約を受けた場合に備えた、自動振り分け機能を提供しているシステムもあります。
お客様にとっても、施術をしてもらいたいスタッフの出勤スケジュールを簡単にチェックできることで、日程が調整できるので利便性が向上します。
4.メニュー管理
メニュー管理は、施術の種類が多い美容院やサロンで非常に重要な役割を果たします。この機能では、カテゴリー・オプションメニューも設定できるものもあるため、バリエーションを豊富にすることができます。
さまざまな種類のメニューを設定することで、お客様の要望を事前に把握しておくことができます。
5.顧客管理
お客様の重要な情報や、過去の来店記録を紙媒体で保管している場合、顧客数が増えるにつれて管理の手間が増えてしまいます。システムを用いることで、瞬時に顧客情報を引き出すことができるようになります。
さらに、来店の度に情報を自動で更新してくれるため、手を加える必要がありません。システムによっては、全ての顧客情報を基にニーズや傾向をグラフ化してくれるため、マネジメントに役立てることができます。
6.決済
決済機能では、料金の事前決済が可能です。回数券を発行している店舗の場合でも、システムを通じてチケットの利用を行うことができます。
その他にも、学習塾やレッスン教室向けの月謝管理を導入しているシステムもあります。これらの機能を利用することで、自身で精算をする必要がありません。
LINE予約システム導入で業務が効率化できる
LINE予約システムを導入することで、これまで時間がかかっていた業務を短縮することができます。残業が増えてしまう・人手不足で仕事が回らない、と悩んでいるオーナー様は、これを気にシステム導入を検討してみてはいかがでしょうか。
予約システムは、予約を管理するだけではありません。6つの主な機能を紹介したように、効率を上げるために必要な機能が備わっています。
それらの管理情報からデータを作成してマネジメントに役立てられるので、利用すれば業務の効率化だけでなく、経営戦略にも役立てることができます。
LINE予約システムを自作することができる?
LINE連携の予約システムは、効率化を図るためにさまざまな業務を自動化してくれます。この予約システムを自身で作ることは可能です。しかし、自作するにはプログラミングの知識が必要になります。
予約システムを自作することでどのようなメリットやデメリットがあるのかご紹介します。
LINE予約システム自作で費用を抑えることができる
予約システムを自作する最大のメリットは、費用を抑えることができる点です。システムを一度作成してしまえば、その後にかかる費用は、他社のシステム導入する場合と比較すると、大幅に抑えることができるでしょう。
また、自作のシステムは必要な機能のみを付けることができるため、自社に合ったシステムを完成させることができます。システムを自作することで独自性が生まれ、他社とは違うデザイ
ンや機能が出来上がりユーザーにインパクトを与えることができます。
LINE予約システムを自作のデメリット
LINE予約システムを自作することは、費用を抑える他に、自社に合ったシステムを造り上げることができます。これらのようにメリットがある一方で、システムの自作にはデメリットもあります。主なデメリットを2つご紹介します。
- 作成するためのスキルと時間が必要
- スキルが無ければ不具合が生じた場合の対処ができない
費用や独自性があるメリットとは異なり、作成に時間を要したり不具合が生じた場合の修正対応など、主に作成時の作業面にデメリットがあります。各デメリットの詳細を説明します。
作成するためのスキルと時間が必要
予約システムは、1日で作れるほど簡単なものではありません。もしも、知識が無い状態で自作をするのであれば、スキルを身に付ける時間を確保しなければいけません。本を読んだりインターネットで調べたりと、長い時間をかけて学ばなければなりません。
プログラミング能力に自信がなければ、システムを自分で作成することはオススメできません。システムは動作しなければ意味がなく、何度も修正が必要になります。
スキルが無ければ不具合が生じた場合の対処ができない
システムを自分で作成するデメリットのふたつ目は、不具合が起きた場合に自分で対処をしなければいけない点です。例えば、予約を取ることができない・事前決済が出来ない・顧客情報が保存されていないなど、お店にとって致命的な不具合が起きるかもしれません。
問題が生じた場合に対処できるエンジニアがいなければ、仮にエラーに対処できたとしても一時的なもので、新たな不具合が起きてしまう可能性があります。
チャットを利用すればLINE公式アカウントだけで予約を受けられる
LINE連携の予約システムを使うことで、予約以外のさまざまな機能も利用することができます。しかし、オーナー様の中には、予約だけを受け付けたいと考えている方がいるかもしれません。そういった場合であれば、LINE公式アカウントのみで十分です。
LINE公式アカウントのチャットから予約メッセージを受け取る、あるいはリッチメニューに予約ボタンを設け自社の予約ページに遷移します。これらの方法であれば、わざわざシステムを導入する必要はありません。
LINE公式アカウントだけでは予約管理ができない
LINE公式アカウントは、あくまでも予約を受け付けるのみです。予約が完了するまでには、お客様とのやりとりを手動で行う必要があります。通常のLINEトークと同じであると思って問題ありません。
公式アカウントでできる範囲が予約受付のみであるため、予約管理ができません。もしも、変更やキャンセルがあった場合は、スタッフが日程を確認して空席の有無を連絡しなければいけません。効率の点で考えると、少し手間のかかる作業です。
予約管理を効率化するにはアプリかツールが必要
スタッフの手間をかけずに自動で予約を受付・変更・キャンセルを行うには、アプリやツールなどのシステムを利用しなければいけません。認知度アップやアカウント追加数の増加を目的にしている場合は、システムは不要でしょう。
しかし、業務効率化を目的にしているのであれば、アプリやツールの利用は必須です。システムを導入する前に、自身の目的をハッキリと明確にしておきましょう。
無料で使えるLINE予約システム
LINEと連携できる予約システム導入は、予約促進に貢献します。予約数をアップさせるためには、導入が必要不可欠でしょう。しかし、システムの利用には費用がかかるため、導入を懸念している方がいるかもしれません。
そこで、無料で利用できるLINE予約システムを2つご紹介します。有料に比べて使える機能に制限があるものの、初めてシステムを使用する方は、無料システムを試してみるといいでしょう。
tol
まず一つ目は、予約管理システム「tol」です。スマホで簡単に利用ができて、無料プランでも使える機能が多いのが特徴です。難しい知識や技術が無くても問題ありません。
無料で使える機能は、予約機能・予約受付時の自動メール送信・予約受付のプッシュ通知・事前ネット決済機能などです。
事前ネット決済機能を利用する際は、決済手数料6%が発生します。無料で使える機能がとても多いため、初めて予約システムを導入する方にとてもオススメです。
STORES予約
二つ目は、「STORES予約」です。このシステムも、tol同様に無料でたくさんの機能を利用することができます。無料で使える機能は、顧客情報の一括登録・お客様向け会員アプリ・予約機能・顧客管理・回数件や月謝の販売・クレジットカード事前決済など。
クレジットカードの決済手数料は、4.9%+99円で、tolとあまり差はありません。STORES予約では、回数券の販売や月謝の設定ができるため、美容院やスポーツジムなどがオススメです。
LINE予約システムの自作は要検討
LINE連携の予約システムの自作についてや、主な機能についてご紹介しました。企業が提供しているシステムを利用するには、費用が発生します。
費用を抑えるために自作を検討するかもしれませんが、専門性が高く、プログラミングスキルが無い状態で制作をすることはオススメできません。
費用を抑え効率的にお店を運営していくために、まずは無料で提供されている予約システムを使ってみてはいかがでしょうか。自身の最も効率の良い方法を探しシステムを利用していきましょう。
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