情報社会を生きる私たちにとって、SNSは、情報収集やコミュニケーションを図るために、なくてはならないサービスとなりました。
今回はSNSのひとつ、インスタの特徴や使い方、基本的な機能についてご紹介します。インスタは、パソコンやスマホが苦手な方でも簡単に投稿ができるサービスです。まだ使ったことのない方は、ぜひ参考にしてください。
- 指名予約を増やしたいスタイリスト
- インスタグラムで集客したい方
- DMでのやりとりが面倒と感じている方
- 予約はリザービアで一元管理
目次
インスタとは?
インスタは、「Instagram(インスタグラム)」の略称です。従来の文章をベースにしたSNSとは異なり、写真や動画の投稿がメインになっています。
おしゃれな写真を投稿できるSNSが人気となり、2017年には、「インスタ映え」が流行語になりました。さらには、専門性を活かして情報発信をすることで収益を得る「インスタグラマー」という職業も誕生しました。現在では、インスタを取り入れる企業も増えています。
インスタグラムの由来、運営会社はどこ?
インスタグラムは、「Instant Telegram」を略した造語です。「Instant=瞬間」と「Telegram=電報」の意味があり、撮影した写真をすぐに載せることができます。
このインスタグラムは、2人のアメリカ人によって開発され、2010年にAppStoreでリリース。その後、2012年にFacebookが買収したことにより、現在はフェイスブックの傘下として運営されています。
インスタグラムの特徴
インスタグラムは、従来の文章の投稿とは異なり、写真や動画に特化しています。そんな、インスタの特徴を3つ挙げます。
- 画像や動画を視覚的に楽しめる
- 画像や動画の加工機能が充実
- 拡散力が小さい
画像や動画をメインにしているサービスのため、それらの機能が充実しています。一方、インスタはシェア機能やフォロワーのみの投稿表示など、拡散力が小さいです。拡散力が小さい反面、画像や動画の投稿でユーザーへ訴求ができます。
インスタ利用者数
インスタの国内利用者数は、2019年3月に3,300万人を突破したことをMetaが公式ページで発表しています。
また、令和2年に総務省が発表した、ソーシャルメディア/アプリ等の利用率では、全世代のInstagram利用率が42.3%に及んでいます。これは、Twitterと同じ利用率です。それほどインスタグラムは、普及しています。
各年代の利用率を見てみると、インスタの利用者層が分かります。
- 10代、20代の利用が多い
- 男性よりも女性の利用が多い
Twitterと比較すると、若い世代の利用率が高く、また、女性が利用している割合はが高いです。そのため、若い女性をターゲットにしている企業や店舗は、インスタグラムを活用するべきだと言えるでしょう。
インスタはなぜ人気?
さまざまなSNSが登場している中で、インスタはなぜ人気なのでしょうか。理由のひとつとして挙げられるのは、画像や動画をかんたんに編集、投稿ができることです。撮影したものをその場ですぐにインスタ上に投稿することができます。
他にも、画像や動画でユーザーへ訴求できることが魅力です。例えば、ファッションやヘアセット、メイクなど、文章ではなく画像や動画の方が伝わりやすいでしょう。日本国内だけではなく世界中で利用されているため、海外の投稿も参考にできます。
インスタと他のSNSの違い
SNSには、さまざまな種類が提供されています。Twitter・インスタグラム・Facebook、代表的なサービスを3つ、それぞれの特徴をご紹介します。
サービス名 | 特徴 | 主な利用者層 | 投稿タイプ | 文字数制限 | ハッシュタグ | 拡散力 |
---|---|---|---|---|---|---|
文字でコミュニケーションをとる。文字数は少ないものの拡散力が高い | 20代~30代男性 | テキスト | 140字 | 少ない | 高い | |
インスタグラム | 写真や動画など視覚的情報を発信 | 20代~30代女性 | 画像または動画 | 2,200字 | 多い | 低い |
実名を公表するため仕事で活用ユーザーが多い | 30代~40代 | テキスト | 60,00字 | ほとんど付けない | 普通 |
各SNSでかなり特徴が異なります。事業と目的に合わせてSNSを選ぶことが、とても重要になるでしょう。
インスタの使い方
インスタは、他のSNSと異なり写真や動画をメインに楽しむことができます。インスタの使い方は、主に4つあります。
- 写真を投稿する
- 動画を投稿する
- コミュニケーションをとる
- 他の人の投稿を参考にする
インスタの利用は、投稿だけではありません。インスタを通じて、様々な投稿を見ることができたり、コミュニケーションをとることができます。それぞれの詳細を紹介していきます。
写真を投稿する
写真は、1つの投稿で最大10枚を選択することができます。ただ投稿するだけでは、フォローしているユーザーにしか表示されません。投稿時にハッシュタグ(#)をつけることで、検索したユーザーの目に留まります。
やり方は、投稿の際にテキスト入力欄にハッシュマークを前につけて、文章や単語を入力します。例えば、「#メイク」「#美容室」のようにテキストを入力します。
動画を投稿する
動画投稿も、写真と同様に最大10本まで、15秒から90秒のショート動画や15分から60分の長尺動画を選択することができます。あらかじめ録画してある動画、もしくはインスタアプリからカメラを起動して、その場で撮影した動画を投稿することができます。
コミュニケーションをとる
インスタの投稿に表示されているハートマークを押すことで、その投稿に「いいね」をつけることができます。相手がコメント機能をオンにしていれば、投稿に対する自分のコメントを残すことも可能です。
さらに、インスタには、DM(ダイレクトメッセージ)機能もあります。この機能は、LINEのトークのようにメッセージを送り合うことができます。
DM機能は、お互いフォローをしていなくともメッセージを送ることができるため、気になる投稿や画像の作り方など質問を送ると、メッセージが返ってくるかもしれません。
他の人の投稿を参考にする
参考にしたい人をフォローしておけば、最新の投稿をチェックすることができます。検索欄にキーワードを入力すれば、キーワードに沿った投稿を見ることができます。インスタ利用者の中には、自分の投稿をせず画像や動画を見るだけの人もいます。
インスタには人それぞれで様々な使い方があるため、自分が楽しめる範囲で活用していきましょう。
インスタの機能
インスタは、その場で撮影したもの、もしくは保存してある画像や動画をすぐに投稿することができます。しかし、ただの画像では、インパクトを与えることができません。ユーザーの目に留めるためには、画像や動画を編集、装飾することでキレイな仕上がりになります。
画像・動画・ストーリーズ投稿では、それぞれ備わっている機能が少し異なります。そこで各投稿でできること、他のSNSに備わっているが、インスタではできないことをご紹介します。
画像投稿でできること
画像投稿で主にできることは以下の通りです。
- フィルター追加
- タグ付け
- 位置情報の追加
- 他のSNSと共有
- 編集
フィルターを用いることで、色味の写真に加工することができます。タグ付けは、ユーザーIDを埋め込む機能で、投稿を目にしたユーザーがプロフィールページへ訪れるかもしれません。
位置情報の追加は、写真に写っている場所を示すことができます。例えば、レストランやお店など、写っている場所の所在地を知れることはユーザーにとって嬉しい機能です。
他にも投稿を他のSNSと共有して拡散したり、明るさ調整や不要部分のカットなど編集ができます。画像を投稿する際は、ぜひ使ってみてください。
動画投稿でできること
動画投稿でできることは、画像投稿と似ている部分があります。主な機能をご紹介します。
- フィルター追加
- 位置情報の追加
- 他のSNSと共有
- 音声のON、OFF
- 長さの調整
- 装飾などの加工
フィルター機能・位置情報の追加・SNS共有については画像投稿と同じです。動画投稿ならではのできることは、長さの調整です。動画の長さが投稿の上限を超えてしまう場合、インスタの投稿画面から動画の冒頭と末尾をカットすることができます。
また、雑音などが混じっている時は、音声をオフにすることで解決します。
加工機能では、動画に文字などをデコレーションすることができます。必要に応じて加工して訴求しましょう。
ストーリーズ投稿でできること
ストーリーズは、投稿から24時間で消えるため、リアルタイム性がある投稿になっています。
ストーリーズ投稿では、フォントや色など文字入れに関連した機能に加えて、他のユーザーを紐づけ紹介できるメンション・GIFスタンプ・WebサイトのURLリンクを付けることができます。
また、アンケートやクイズなど、ユーザーが参加できるような機能が備わっており、自分だけではなく、投稿を見た人も楽しめるようになっています。
しかし、ひとつの投稿に多くの機能をつけると情報量が多くなりユーザーに伝わりにくくなります。投稿に応じた機能のみを使用しましょう。
インスタでできないこと
インスタは画像や動画をメインとしたサービスであるため、それらに特化した機能が数多く備えられています。しかし、万能ではありません。インスタでは、投稿記事内のリンク・アプリ上のシェア・画像へのリンク挿入ができない仕様になっています。
記事冒頭で紹介した拡散力が小さいというのは、これらの機能が備わっていないからです。Twitterにはリツイート機能があるため、数多くリツイートされれば、たくさんの方に見てもらえる可能性があります。
しかし、インスタには拡散できる機能がないため、ユーザーの興味を惹くインパクトのある投稿が重要になります。
インスタ登録に必要なもの
インスタの登録には、メールアドレス・電話番号・Facebookアカウントのいずれか1つが必要です。メールアドレスか電話番号でアカウントを作成する際は、同時に二段階認証の設定が必須になるため覚えておいてださい。
インスタのアカウント作成は、Facebookアカウントの利用をおすすめします。理由は、ログインに手間がかからないうえに、Facebookと連携ができるからです。ただし、Facebookを使った登録は、ブラウザ版のインスタでしか行えないので注意しましょう。
- 指名予約を増やしたいスタイリスト
- インスタグラムで集客したい方
- DMでのやりとりが面倒と感じている方
- 予約はリザービアで一元管理
ユーザーへ自分をアピールしよう!
インスタの特徴、機能、使い方についてご紹介しました。写真や動画をメインとした投稿をすることで、文章だけの投稿よりも商品の魅力を詳細に伝えることができます。訴求力を高めるためには、写真や動画だけではなく、文章を盛り込むことが大切です。
写真や動画でユーザーの興味を惹きつけて、詳細を文章にすることで購買意欲を促進させます。まずは、試しにいくつか投稿してみましょう。投稿に慣れたら投稿する頻度を増やして、どんどんアピールしていきましょう。