来てくださったお客様に対し、施術の待ち時間やカラー・パーマの放置時間などに、雑誌を提供しているサロンは多いのではないでしょうか。
しかし、雑誌と一言でいっても、芸能・ファッション・暮らし・料理など種類が豊富で、どんな雑誌を揃えればいいのか頭を悩ませている方もいるかもしれません。
そんななかで注目を浴びているのが、タブレット端末で閲覧できる雑誌です。しかし、タブレットで雑誌を見られるとはどういうことなのか、いまいちピンとこない方もいるはず。そこで、今回はタブレットで見られる雑誌(電子書籍)について詳しく解説します。
メリットもデメリットもふまえつつ、自店に合いそうだと思えばぜひ導入してみましょう。
なお、雑誌や電子書籍にかかわらず、美容系サロンにタブレットを導入することについては、下記ページで詳しくお伝えしているのでご覧ください。
- 紙カルテを辞めたい
- 在庫管理を自動化したい
- レジ締めを楽にしたい
- リピート率を上げたい
目次
美容室やサロンで提供する雑誌をタブレットの電子書籍に切り替えるメリット
紙の雑誌ではなく、タブレットで閲覧する電子書籍に替えるサロンが増えています。タブレットで雑誌を導入することには多くのメリットがあるため、どんな点がよいのかを見ていきましょう。
1. 経費削減
紙雑誌に比べて、タブレットの電子書籍はコストカットできる場合が多いです。以下で理由を解説します。
サロンの雑誌代の目安
一般的に、サロンで雑誌を購入するのにかかる費用は、月に10,000~20,000円前後とされています。年間に換算すると120,000~240,000円ほどになり、大きな負担です。
タブレット費用や電子書籍サービスの利用料
では、タブレットで電子書籍を利用する場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
10インチ程度のタブレット端末であれば、安いものでは15,000円前後で購入できます。さらに、一度買えば何年も使える点が大きなメリット。
また、電子書籍を提供するサービスも、月額数百円程度、年間数千円程度で利用できます。タブレット端末の購入と電子書籍サービスを合計しても20,000円前後のため、紙の雑誌代と比較すると、100,000~220,000円前後の節約になるでしょう。
2. コストパフォーマンスがよい
タブレットで閲覧できる電子書籍は、手頃な価格なのに読める本が多く、豊富なラインナップ。さらに、雑誌に限定されず小説やマンガなどいろいろな書籍を閲覧できるため、高コスパといえます。
3. 購入の手間が省ける
電子書籍はタブレット端末内で完結するため、紙の雑誌のように、サロンまで配達してもらったり書店に買いに行ったりする手間がかかりません。導入がラクになるのもメリットです。
4. 設置スペース不要
紙の雑誌は、マガジンラックなどを置いて設置しなければならないため場所を取ります。また、置き方によっては見た目が美しくありません。
しかし、タブレットで雑誌を提供すれば、置くスペースも必要なくなります。もともと店内が広くない場合でも助かるのではないでしょうか。
5. ゴミの削減にも
電子書籍は形がないため、紙雑誌のように捨てる必要もなく、ゴミの削減につながります。
さらに、見られる本がどんどん新しく追加されたり、雑誌のバックナンバーを過去にさかのぼって閲覧したりすることもできるため、紙のような消耗品ではなく“財産”として残ることもメリットです。
6. 衛生的で管理がラク
紙の雑誌は、髪の毛が挟まる可能性があるなど不衛生になることも。しかし、タブレットは汚れたときのお手入れがしやすく、画面を拭いたり消毒したりするのもかんたんです。日々の衛生管理がラクになり、スタッフの負担も軽減されるでしょう。
7. 顧客満足度の向上
サロンでは、スタッフがお客様に合いそうな雑誌を選んで渡すこともありますが、お客様の好みに合わない、雑誌のターゲットとお客様自身の属性に差があるなど、満足してもらえない場合も少なからずあります。
しかし、タブレットの電子書籍なら、お客様が好きなもの・読みたいものを自分でセレクトすることが可能です。そのため、顧客満足度が高まる可能性もあります。
8. 工事費不要で導入できる
電子書籍の閲覧には、一般的にインターネット環境が必要です。しかし、サロンでもともと環境が整っていれば、タブレットや電子書籍の導入自体には工事の費用や手間はかかりません。
タブレットで雑誌を導入するデメリット
サロンで提供する雑誌の形式をタブレットの電子書籍にすることには、メリットがたくさんある一方でデメリットや注意点もあります。どんな部分なのかを以下で解説しましょう。
最新の雑誌を読めないことがある
紙の雑誌の発売日よりも、電子書籍に公開される日時のほうが遅いことがあります。お客様が最新の雑誌を読みたくても、場合によっては読めない可能性があることに注意が必要です。
タブレット端末の充電が必要
タブレット端末を使うためには、充電をしなければなりません。万が一雑誌の閲覧中にタブレットの充電が切れると、続きが読めなくなってしまいます。
読んでいる途中で電源が落ちるのは困りもの。そのため、電池切れで読めなくなる事態を防ぐには、お客様に提供する前に電池残量をチェックする・充電器を近くに置いておくなどの対応が必要です。
貸し借りや売却ができない
紙の雑誌は、友人などと貸し借りしたり、古本屋やフリマアプリなどで売ったりすることが可能。しかし、電子書籍の場合、紙の雑誌のように、他人に貸したり販売したりすることができません。
お客様によっては向かない可能性も
端末の操作が苦手・紙媒体で読みたい・電子データでは見づらいなど、お客様によってはタブレット雑誌が合わないこともあります。また、電子機器に慣れていないお客様の場合、操作方法の説明に苦戦する場合もありえるでしょう。
タブレットで雑誌を提供するのが向いていないお客様もいることを、きちんと頭に入れておかなければなりません。
目に負担がかかる
タブレットの液晶画面からはブルーライトが発されているため、紙雑誌に比べて電子書籍は目への負担が大きいとされています。ブルーライトが比較的少ない「電子書籍リーダー」を使用するなど、できるだけブルーライトを抑えるための対策が必要です。
落下や水分などの衝撃に注意
タブレット端末を落としたり端末に水がかかったりすると、動きが悪くなり、ひどい場合は故障する恐れがあります。そのため、衝撃への対策として、保護カバーをつける・防水機能のある端末を選ぶなどの工夫をしておかなければなりません。
雑誌の提供方法に悩んだら紙と電子を併用する方法も
デメリットが気になる場合、完全にタブレットに切り替えるのではなく、紙の雑誌とタブレットを両方取り入れることも検討してみてはいかがでしょうか。まずは1台だけ導入して、お客様の反応をうかがってみるのもおすすめです。
おすすめの電子書籍サービス|ビューン読み放題タブレット
いろいろな電子書籍サービスがあるなかで、おすすめとして「ビューン読み放題タブレット」を取り上げます。
サロンやクリニック、宿泊施設などの法人向けの書籍読み放題サービスです。雑誌800冊、マンガ50,000冊を自由に閲覧でき、週刊誌も最新号を読めます。体験版で無料お試しも可能。利用料金は問い合わせが必要です。
ビューン読み放題タブレット
サロンの予約管理にはタブレットでも利用できるシステムの導入もおすすめ
タブレットをサロンで活用するにあたり、予約管理システムを導入するのもよいでしょう。そこで、美容系サロンに特化した予約システム「リザービア」について紹介します。
予約や顧客情報などのデータをまとめて管理
リザービアには、予約を受け付けてスケジュールを自動で更新する予約台帳機能はもちろんのこと、顧客の情報を記録・保存したり、予約状況の集計を行ったりする機能もあります。個別に管理する必要がないため、業務の効率化につながるでしょう。
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POSレジと連携すれば会計業務や売上の集計・分析も可能
詳しいお金の出入りなどの分析をしたい場合は、会計業務をタブレットで行える「POSレジ」との連携もおすすめ。リザービアでは、「A’staff Cloud Smart」や「サロンボード」との連携が可能です。会計もラクになり、売上のこまかい集計やデータ分析ができます。
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A’staff Cloud Smart
柔軟なメニュー設定が可能
リザービアでは、メニューの登録数は無限大。予約の受付開始時刻や終了時刻を決めたり、こまかいオプションをつけたりと、サロンに合わせた柔軟な設定を行えるのも特徴です。
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タブレット雑誌の導入でお客様満足度を高めよう
時代の変化にともない、タブレット雑誌を取り入れるサロンは増えています。コスト面やお客様のニーズ、満足感を考えるとぜひ導入したいものなので、検討してみてはいかがでしょうか。
サロンでの予約や顧客情報などのデータ管理には、リザービアの利用もおすすめです。豊富な機能が備わっており、個々のサロンに合わせて使いやすいようにカスタマイズできるので、ぜひ一度お問い合わせください。