「美容室の開業祝いに何をすればいい?何を贈ればいい?」と悩む方も多いのではないでしょうか。美容師にとって開業は一大イベント。マナーを守り、喜んでもらえる開業祝いをしたいと考えるのは当然です。
そこで今回は、美容室の開業祝いに何をすれば良いか、ギフトはいつ何を贈れば良いか、選び方とマナーについて解説します。実際におすすめギフト9つとそれぞれの特徴も紹介しているので、ぜひぴったりのギフトを見つけてください。
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目次
美容師の開店祝い、何をすれば良い?
美容室の開店祝いで一番大切なことは、祝いたいという気持ちです。気持ちを込めて相手が喜ぶことを考えたのであれば、どんなものでも開店祝いになるでしょう。それでも悩む方は、以下の開店祝いを参考にしてください。
- オープン日に店を訪れる
- 祝賀パーティーを開く
- 祝電を送る
- ギフトを贈る
上記4つのなかでもとくに一般的なのは、ギフトを贈ること。どんなギフトを贈ると良いのか悩む方も多いため、本記事ではギフトをメインに解説していきます。
開業祝いにはどんなものを贈れば良いの?
ここでは美容室の開業祝いとして、定番の花や観葉植物から世界にひとつだけの名入れグッズなど、9つのギフトを紹介します。それぞれのギフトの特徴も説明しているので、何を贈れば良いのか悩んでいる方は必見です。
定番は花や観葉植物
美容室の開店祝いとして定番なギフトは花や観葉植物です。華やかな花は美容室の門出を祝うのにぴったりで、店先に置けるものだと新規オープンしたことを知らせる広告の役割も果たします。
レジ横などにおけるサイズの花だと営業中にも目につきやすく、店内に彩りを与えられるでしょう。また、水やりの手間が不要なブリザードフラワーや店内をおしゃれに装飾する観葉植物なら、花の世話が苦手な人でも長く楽しめます。
おしゃれなインテリア雑貨
美容室は「きれい」や「おしゃれ」になるための空間のため、雰囲気作りは今後の経営にも関わるほど重要です。そのため、店内のイメージ作りに役立つおしゃれなインテリア雑貨もおすすめです。
こだわって作られた一品ものの雑貨や日本では珍しい外国製の雑貨だと特別感が得られ、喜ばれるでしょう。
ただし、お店の雰囲気やオーナーの好みから外れると逆効果。インテリア雑貨を贈る場合は、本当に喜ばれるものなのかを吟味して選びましょう。
便利な日用品
営業に欠かせない便利な日用品もおすすめです。とくに美容室には必須ともいえる掃除グッズや事務用品などの実用品が喜ばれます。
日用品でも特別感を出したい場合は、一工夫されていて使いやすいものや少し高価なもの、自分が使ったことがあるおすすめ商品を選ぶといいでしょう。
また空気清浄機のような日常的に使える家電製品も喜ばれます。家電製品を贈る場合は、事前に持っていないか確認し、何を贈るか事前に伝えておくのもいいでしょう。
お菓子やドリンクギフト
開業祝いには、スタッフ全員で楽しめるお菓子やドリンクギフトもおすすめです。とくに開店したばかりの時期は忙しく、休憩時間を十分にとれないこともあるため、そんなときにお菓子やドリンクギフトがあれば小腹を満たせたり、ほっと一息つけたりと、スタッフの癒しの時間になるでしょう。
またずっと残るものではないため、気負わず受け取ってもらえます。お菓子やドリンクギフトを選ぶときは、見た目が華やかなもの・賞味期限が長いもの・小分け包装されているものがおすすめです。
お酒
美容室オーナーがアルコール好きであれば、お酒も喜ばれます。自宅はもちろん、打ち上げや開店祝いパーティーなどで他のスタッフと楽しむこともできるでしょう。
オーナーの好みのお酒・シャンパン・ワインなどお祝い向きなお酒を選ぶのもおすすめです。また店舗名や開店日などが記載されたオリジナルラベル付きのお酒であれば特別感もでます。
日本酒を贈る場合は、一升瓶以上のものを贈るのがマナーです。贈る本数は縁起の悪い4本や9本は避けましょう。
金券・商品券
気心が知れたオーナーに贈るのであれば、金券や商品券でもいいでしょう。相手の好きなものに自由に使ってもらえ、好みに合わないなどの失敗も少ないです。
とくに美容室の場合、雑誌やヘアカタログなどの書物を揃えることも多いため、図書券も喜ばれるでしょう。
ただし、金額がはっきりわかってしまうため失礼と感じる人もいます。とくに目上の場合は失礼になりかねませんので、贈る相手との距離感によっては注意が必要です。
カタログギフト
相手の好みがわからない場合はカタログギフトもおすすめです。幅広い価格帯のため、予算に応じて選べます。また現金や金券と違い、自分では思いつかない商品も選択肢にいれられるため、楽しんでもらえます。
食べ物や雑貨などに特化したカタログギフトもあります。贈る相手に合わせて選ぶと良いでしょう。
しかし、忙しい人だと自分で商品を選ぶことを手間に感じてしまうこともあるため、カタログギフトを贈るときは、相手の状況をよく考え検討しましょう。
名入れグッズ
ちょっとしたものでも特別感がでて、記念に残る名入れグッズも、美容室の開店祝いにおすすめです。店名だけでなく店舗のロゴや開店日が入った、カルトン・ペーパーウェイト・マグカップ・フォトフレーム・キャッシュトレーなどは実用的で喜ばれます。
ただし、お店の雰囲気に合わないとせっかくの名入れグッズが使えないという事態も考えられます。お店の雰囲気や相手の好みがわからない場合は注意しましょう。
開業祝いを贈るときのマナー
開業祝いで大事なのは、何を贈るかということだけではありません。ここでは開業祝いを贈るタイミング・金額相場・のしの有無・贈ってはいけないものについて詳しく解説します。
マナーをしっかり守り、喜ばれる開業祝いを贈りましょう。
いつまでに贈る?開業祝いを贈るタイミング
スタンド花や観葉植物など場所をとるような大きなギフトは、レイアウトを考える必要があるため、オープン前日までに届くように手配しましょう。
オープン前であってもオープン準備に終われてバタバタしている可能性があるため、事前に無理なく受け取れる日時を確認し、相手の都合に合わせて贈るなどの気遣いも大切です。
ちょっとした花や小物など持参できる小さなギフトであれば、オープン当日に手渡ししても良いでしょう。
開業祝いの金額相場
開業祝いの金額相場は、贈る相手との関係性によって前後するため、一概にいくらとはいえません。関係性別の費用相場は以下の表をご覧ください。
とくに取引先など日頃お世話になっている相手には、費用相場に合った品物を贈ることでお祝いの気持ちが伝わり、より良い信頼関係も築けるでしょう。
開業祝い、のしは必要?
日本では、古くから慶弔事に関わるフォーマルな贈り物には基本的にのしを掛ける風習があります。絶対になければならないものではありませんが、開業祝いもお祝い事の贈り物のため、のしを掛けましょう。
ただし、のしはもともと鮑が由来の飾りのため、魚貝類や肉類などの生ものを贈る際にはつけてはいけません。
ここでは開業祝いに掛けるのしの種類や表書きに書く内容、のしを掛けられないギフトの対処法について、詳細を説明します。
開業祝いに掛けるのしの種類
開業祝いにかけるのしの水引の色は慶事用を意味する「紅白」、結び方は「蝶結び」を選びます。蝶結びはすぐにほどいて結び直せることから、開店祝いや出産祝いなど何度あってもおめでたいことに使う結び方です。
開業祝いに生ものを贈る際には、市販で売られているのしがついていない水引のみのかけ紙を使うといいでしょう。
表書きには何を書く?
のしの表書きとは、水引で分けられた上半分の中央に書かれたギフトを贈る目的のこと。開業祝いが目的の場合は「開業祝」「開店祝」「御祝」などと書くのが一般的です。筆や筆ペンで濃くはっきり丁寧にと書いてください。
また、水引で分けられた下半分の中央には、「送り主の氏名や会社名」を「贈る目的」よりも小さく書きましょう。
花や観葉植物などのしを掛けられない物はどうする?
開業祝いの贈りものには、基本的にのしを掛けますが、のしを掛けられない花や観葉植物には「立て札」を添えます。立て札には、赤字で「祝開店」「祝オープン」「開業祝い」などの贈る目的と贈り主・送り先の名前を書きましょう。
立て札を添えることでお祝いの気持ちを伝えられるだけなく、お店のオープンを宣伝させる効果もあります。
贈ってはいけないものもあるので注意
いくらお祝いの気持ちがあっても開業祝いの贈り物として避けるべきものもあります。たとえば刃物やハンカチは縁を切るという意味になるため、開業祝いにはふさわしくありません。
また、スリッパやラグなどの履物や敷物は踏みつけるものなので失礼になるなど、一般的なお祝いギフトと同じように縁起が悪いものは避けましょう。
このほか、赤色のもの、ライターやキャンドルなどの火に関わるものは、赤字や家事を連想させるため開業祝いには向きません。
マナーに関係なく社会的に問題のあるものは厳禁
最近ではSNSアカウントを運用している美容室は多くあります。いただいたお祝いの品をSNSなどに投稿することも十分考えられるため、贈ったものが不特定多数の目に入りやすいです。
贈り物に個性を出すのは良いですが、物議を醸し「炎上」する可能性のあるものは贈らないようにしましょう。贈った後のことまで配慮し、贈り物を選べるといいですね。
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気持ちを込めた素敵な開業祝いを贈ろう
開業祝いの定番ギフトは花や観葉植物です。ギフトの費用は高すぎても安すぎてもよくありません。相手との関係性を踏まえ、相場に合った金額のものを選んでください。
この記事で紹介した、開業祝いに贈ってはいけないものなどのマナーに気をつけて、気持ちを込めて喜んでもらえそうなものを選ぶことが大切です。また、基本的にはのしを掛けますが、掛けられない場合は立て札を添え、お祝いの気持ちを表しましょう。