美容師やネイリストが個人サロンを開業する際、やらなければいけないことはたくさんあります。とくに、どのように集客をするかという点で悩んでしまう人は一定数いるでしょう。
集客をおこなう際の対策のひとつとして、ホームページを作成する方法があります。作り方がわからない人もいるかと思いますが、近年ホームページは格安でかんたんに作成できるようになりました。ホームページは競合店との差別化を図れるといった点でも、優秀な集客です。
今回は、集客に役立つホームページを作るメリットや作成時のポイントについてくわしくご紹介します。なお、美容室のホームページ制作の方法に関しては下記記事をご覧ください。
目次
個人サロンのホームページとは
個人サロンのホームページとは、予約サイトやSNSとは別に自店の情報がまとめられたホームページのことです。
自分でホームページを作成することも可能ですが、パソコンの知識がない人でも外注すれば作成してもらえます。自分のお店の雰囲気にあったホームページを作成することで、より集客に役立てることが可能です。
個人サロンがホームページを作るメリット4つ
作成には少し手間と労力がかかるホームページですが、作ることでどんなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、個人サロンがホームページを作るメリットをご紹介します。
1. サロンの信用度が上がる
来店前のお客様は、雰囲気はどのようなお店なのか、どんなスタッフがいるのかなどの不安をもっていることが多いです。ホームページでは店舗の画像や口コミ情報を掲載できるので、来店前にお客様が抱えている不安を緩和させられます。
また、ホームページを作成することで、サロンの情報が公開できるため、サロンの信頼度を上げることも可能。さらに定期的に情報の更新がされているホームページは、より来店してみたいと思ってもらえるでしょう。
2. 集客サイトに頼らず集客できる
集客サイトでは高額なプランで契約したサロンの表示が優先されることもあるため、個人サロンでは期待した集客効果を得られないこともあります。しかし、ホームページでは予約の受け付けもホームページからおこなえるため、集客サイトに頼らずに集客導線を作れるでしょう。
また、集客サイトを利用しながらホームページを運営することで、より高い集客効果を得られます。さらには店舗のブランディングにもなるため、個人サロンのホームページ運用はメリットが多いです。
3. 低コストで作成できる
ホームページについての知識がないので、ホームページは作成しないという人もいるでしょう。しかし、近年ホームページは比較的低コストで作成できるようになりました。ホームページを活用することで、予算をかけずに認知度のアップが可能です。
ホームページを作成する際には時間もお金もかかってしまうのは事実ですが、作成後は比較的手間をかけずに運用できます。
4. サロンの雰囲気やメニューがより伝わる
集客サイトやSNSはもともとのサイトのデザインを間借りして利用しているため、自分のお店の雰囲気を伝えにくいというデメリットがあります。それに対してホームページは自由度が高いため、お店の雰囲気を見た目でお客様に伝えやすいのがメリットです。
ホームページでお店の雰囲気を写真や言葉などで伝えることによって、よりサロンの雰囲気がお客様に伝わり、集客のきっかけにもなるでしょう。
ホームページを作るときの4つのポイント
ホームページはただ作成すればいいというものではなく、ポイントを押さえることでよりよい集客効果が望めます。ここでは、ホームページ作成のポイントを確認しておきましょう。
1. 目的を明確にする
まずは、ホームページを作る目的を考えてみましょう。ただ漠然と作るのでは集客に結びつきづらいので、どのような目的で作るのかを明確にしましょう。
目的がなかった場合、誰もホームページを訪問してくれない、費用ばかりかかって集客効果が得られないといったデメリットが発生します。目的を明確にするためには、自分のお店をどのようにしたいのかといったコンセプトを考えることが大切です。コンセプトをもとにして、お店の雰囲気に合わせたホームページ作成を心がけましょう。
2. ホームページを見てほしい客層を想像する
サロンや美容室の経営において、ターゲット層を意識することが集客には大切なことです。ホームページも意識するターゲットに合わせて作成する必要があるので、サロンの求める客層に合わせて、ホームページを見てほしい客層をイメージしましょう。こうすることで、デザインの方向性などが定まりやすくなります。
自分の好きな色を使っていくのではなく、ターゲットとしているお客様がなにを求めているのかといった観点でホームページを作成しましょう。
3. トップページに力を入れる
ホームページを訪問してもらった場合でも、魅力がないと判断されてしまうと途中で離脱されてしまいます。離脱されないためには、トップページに力を入れるという対策が有効です。お客様が最初に見るトップページのデザインや情報を工夫することで、印象に残るホームページになります。
また、トップページとそれ以外のページで色合いなどのデザインは統一するようにしましょう。統一感がないホームページも、お客様が途中離脱してしまう原因となります。
4. サロンのアクセスや予約導線は必須
ホームページに追加する内容は自由であるものの、必須で盛り込んだ方がよい内容はあります。たとえば、サロンのアクセス方法や予約導線は必須です。自宅からサロンまで、どのような道のりで行けばよいのかがわかるように店舗の所在地を明記することで、お客様も安心できます。
また、お店にコンタクトがとれるようにすることも大切です。そのため、予約導線や問い合わせフォームといった内容を追加し、よりよりホームページを目指しましょう。
5. 予算や納期を決める
ホームページの構成が決まったら、予算と納期を決めます。業者に依頼する場合、最初に見積をもらいますが、ここで予算や納期が提示されていないと業者側としても曖昧な見積もりしか提示できないからです。
どの程度の予算で、どれくらいの納期でホームページを作成するのかを明確に決めておけば、業者としてもより精度の高い見積もりを依頼者に提示できるようになります。
個人サロンのホームページに掲載すべき情報
ホームページを作成する際、どのような情報を載せればよいか迷う方も多いかもしれません。お客様が来店前に知りたい情報を網羅しておくことで、安心感を与え、予約へのハードルを下げることができます。
ここでは、個人サロンのホームページに必ず掲載しておきたい主なコンテンツをいくつかご紹介します。
基本情報やメニュー・料金表
営業時間や定休日などの基本情報は、お客様が来店計画を立てるために欠かせません。カレンダー形式で休業日や予約の空き状況をわかりやすく表示するのもおすすめです。
また、提供しているサービス内容やメニュー、それぞれの明確な料金プランを記載しておくことも非常に重要です。料金が不透明だとお客様は警戒してしまうため、価格改定があった際もすぐに情報を更新する必要があります。
常に最新の料金体系を提示し、お客様が安心してサービスを選べるように心がけましょう。
サロンの雰囲気が伝わる写真
初めて来店するお客様は、サロンがどのような空間なのか不安を抱えがちです。そのため、清潔感のある内装や外観、施術中の様子が伝わる高品質な写真を掲載し、視覚的にアピールすると効果的です。
画質の荒い写真や暗い写真は逆効果になるため、明るく魅力的な写真を選びましょう。
また、お客様の承諾を得た上で、施術前後のビフォーアフター写真などを掲載するのも一つの手段です。実際の変化を見せることで、サービスの質や効果が直感的に伝わりやすくなります。
よくある質問や支払い方法
日頃からお客様に聞かれることが多い疑問点は、よくある質問としてまとめておくと親切です。これにより、お客様の不安を事前に解消できるだけでなく、サロン側としても問い合わせ対応の手間を省くことができます。初めて来店するお客様の視点に立ち、丁寧な回答を用意しておきましょう。
さらに、近年はキャッシュレス決済を希望する方も増えています。クレジットカードや各種電子マネーなど、利用可能な支払い方法を明記しておくことも、予約を後押しする重要な要素となります。
個人サロンがホームページを作る際の注意点
魅力的なホームページを作る一方で、個人で運営するサロンならではの気をつけるべきポイントもあります。特に自宅をサロンとしている場合、情報の出し方によっては思わぬトラブルにつながる可能性があります。
プライバシーと安全面に十分に配慮したサイト運営が求められます。
住所や外観写真の公開範囲に気をつける
自宅サロンの場合、ホームページ上に詳細な番地まで住所を掲載してしまうと、防犯上のリスクが高まります。そのため、サイト上では市町村名や最寄り駅からの所要時間といった、大まかな場所の記載に留めるのが安全です。誰でも見られるインターネット上に、生活拠点となる住所を公開することは避けましょう。
詳細な住所や目印となる建物の外観写真などは、予約が確定したお客様にのみ個別でお伝えするのが一般的です。メールや予約システムの自動返信機能などを活用し、来店前にお知らせする仕組みを整えておくことをおすすめします。
プロフィールの個人情報に配慮する
オーナーやスタッフのプロフィールを掲載することは、お客様に安心感を与える上で有効です。しかし、本名や顔写真の公開に抵抗がある場合は、無理をして掲載する必要はありません。
本名の代わりに親しみやすいサロンネームを使用することも、有効な対策の一つです。顔写真の代わりに、似顔絵のイラストや、後ろ姿・横顔の写真を使うといった工夫もできます。
個人の特定を防ぎつつも、経歴や取得している資格、施術への想いなどをしっかり記載すれば、十分に信頼を獲得できます。
個人サロンでのホームページの作り方
ホームページに馴染みがない人にとっては、そもそもホームページってどうやって作ればいいのかわからない人がいるかもしれません。ここでは、個人サロンのオーナーがホームページを作る方法をくわしくご紹介します。
自分で作る場合
自分で作る場合は一から作ると時間がかかって大変なため、ホームページ作成サービスやWordPress等のCMS(※)というツールをうまく活用して制作することをおすすめします。
※CMSとは、ホームページの作成から更新、運用までを一貫しておこなえるシステムのこと。
ホームページ作成サービスを利用すると、ソフトを買う必要なく、ブラウザ上でホームページを作成できます。一からデザインして作成することも可能ですが、トレンドを取り入れたおしゃれなテンプレートも多く用意されているため、それらを使って作成することも可能です。
無料で利用できるサービスも多いので、外注するよりも少ない費用でホームページを作成できますが、使える機能が限られがちなのが欠点です。
ホームページを制作するツールに、機能面に加えて費用面でもどれにするかを検討することが大切です。以下で自分で作るときにおすすめのツールをご紹介します。
ペライチ
ペライチは、誰でもかんたんに高品質なホームページが作れるツールです。予約受け付けや予約の管理もやりやすく設計されていることから、ホームページ運用に不安があるという人でも利用できます。
また、メルマガ配信やSNS連携といった、集客をやりやすくする機能にも対応しているのが特徴。料金プランはライトプラン・レギュラープラン・ビジネスプランといった種類があり、それぞれ機能面と費用面が変わってきます。
ジンドゥー
ジンドゥーはいくつかの質問に答えることで、デザインが自動で出力されるような作りになっている作成サービスです。ホームページを作るためにやるべきことは、文章と写真を挿入するだけ。そのため、その日中にホームページを立ち上げることも可能です。
ホームページに関する知識がなくても作り上げられるので、苦手意識を持っている人でもホームページが作れます。
WordPress
WordPressは、無料で利用することも可能なホームページ作成ツールです。有料プランも用意されているため、より高品質を求めたいという場合にも対応しています。
自由度が高いツールのため、自分好みのホームページを作成できますが、操作や運用管理の難易度が高いという点から上級者向けのツールともいえるでしょう。企業でもよく利用されているツールでもあるため、作成のための関連書籍も数多く出版されています。
グーペ
グーペは、SNS連携・予約管理・アクセス解析といったホームページに必要な機能を兼ね備えているツールです。スマホ用のデザインも用意されていたり、SSL対応もされていたりとセキュリティの部分でも安心できます。
目的・用途に合わせて選べる料金プランがあるので、規模に合わせたホームページ運用が可能です。
おちゃのこさいさい
お店がホームページを簡単に作成できるようにという願いを込めて作られたため、かんたんにホームページが作れるのが売りの作成ツールです。スマートフォンから更新が可能ということで、外出先でもホームページが更新できます。
機能面でもクーポン発行やメルマガ配信などといった機能が用意されており、充実しているのが特徴。料金プランはベーシックプランとアドバンスドプランといった種類がありますが、それぞれ機能面と費用面が変わってきます。
外注する場合
自分でホームページ作成をするのが不安なのであれば、外注するという方法もあります。外注する場合については、エステサロンや美容室など個人サロンの趣旨に特化したホームページを作成できる会社に依頼するのがおすすめです。
業種によってホームページに合うデザインや機能が異なるため、実績のある会社を選ぶようにしましょう。ここからは、実績のある会社をいくつかご紹介します。
株式会社オレンジ
株式会社オレンジは、東京都中野区にある会社です。得意なホームページのジャンルは、「エステ」「ネイル」「まつエク」「美容室」などのサロンとなっています。これまでの制作実績ですが、2,000件以上の美容関係を担当したこともあり、経験豊富です。
制作するホームページの特徴としては、おしゃれなデザイン設計が得意という点と、テンプレートは一切使わずにすべてオリジナルデザインで制作しているという点が挙げられます。料金もリーズナブルのため、費用を抑えたい経営者にもおすすめです。
愛サロHP
株式会社Webマーケティング総合研究所が提供しているサービスの愛サロHPは、東京都新宿区に本社があります。特徴としては、女性スタッフがすべてプロデュースするという点が挙げられるでしょう。女性目線でホームページを制作してくれるため、ターゲット層が女性のサロンホームページ制作に期待ができます。
さらに、4カ月間無料で相談が可能なサービスをおこなっているのが特徴。また、アフターフォローが充実している会社のため、安心して利用できるでしょう。
株式会社リム
株式会社リムは神奈川県横浜市にあり、美容室・エステサロン・ネイルサロンといった店舗のホームページやチラシなどの制作をおこなっている会社です。店舗サイトの制作からスタッフ採用サイトなどといった、目的に応じて多様なホームページ制作をおこなえます。
さらにはロゴ・動画・写真撮影などの素材を幅広く提供しているため、個性的なホームページが制作することが可能。競合店との差別化を図ったホームページを作成できるため、ホームページ運用による集客効果も期待できるでしょう。
ホームページ作成後の集客のコツ
ホームページは作って終わりではなく、いかに多くの方に見てもらうかが重要です。公開後は他のツールやサービスと上手く連携させながら、継続的に情報を発信していくことが求められます。
ここでは、より高い集客効果を生み出すための具体的な方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
ブログやSEOで検索上位を目指す
ホームページ内にブログ機能を持たせ、専門的な知識や役立つ情報を発信することは集客に大変有効です。例えば地域名とリラクゼーションという言葉を組み合わせたり、特定の悩みに焦点を当てたりして記事を書きます。
見込み客が検索しそうなキーワードを意識することで、検索エンジンの上位に表示されやすくなります。継続的に質の高いコンテンツを増やしていくことで、サロンの専門性をアピールできます。広告費をかけずに、悩みを抱える新規のお客様と自然な接点を持つことが可能になります。
instagramなどのSNSと連携する
ホームページと併せて、instagramなどのSNSを活用し、互いに連携させることも重要です。SNSは最新情報や日々のサロンの様子を気軽に発信でき、お店のファンを作っていくのに適しています。SNSの投稿にホームページのURLを貼って、詳細な情報へと誘導する導線を作りましょう。
逆に、ホームページ上にSNSの投稿を埋め込むことで、サイトを訪れた方に日々の活動を知ってもらえます。ホットペッパーなどのクーポンサイトも併用しながら、さまざまな入り口からホームページへのアクセスを増やしましょう。
Googleビジネスプロフィールを活用する
地域密着型の個人サロンにとって、地図検索からの集客は非常に強力な武器となります。Googleビジネスプロフィールに無料で登録し、サロンの基本情報を正確に入力しておきましょう。
プロフィール内に自作したホームページのURLを設定しておくことで、スムーズな誘導が可能になります。マップ検索で見つけたお客様がホームページを閲覧し、そのまま予約に至るケースも少なくありません。
また、お客様から口コミを集めて返信を行うことで、地域内での認知度や信頼性がさらに高まります。
個人サロンもホームページを持つことは大切
集客に役立つホームページは、お客様からの信頼度が上がるほか、安心感をもってもらえるなどのメリットがあるため、個人サロンでも制作しておいて損はないでしょう。作り方がわからないという人であっても、作成ツールの利用や外注といった方法を利用すれば、ホームページは手軽に作れます。
しかし、ホームページの機能や掲載する内容をどうするのかは店舗によって異なるため、自分で考えなければいけません。個人サロン経営を目指す人は、まずはどのようなホームページを制作したいかを検討するようにしましょう。集客に役立てられるホームページを作成して、お客様をサロンに呼び込んでみてくださいね。
