ネイルサロンは、いくつかの理由によって経営が困難になり、廃業するケースが珍しくありません。今回は、ネイルサロンで失敗してしまう理由と、経営を成功させるコツを紹介します。
ネイリストに憧れ、実際にサロン経営をしたいと考える方は、失敗する理由と経営を成功させるためのコツをつかみ、継続的な業績につなげましょう。
- サロンのリピート率を増やしたい
- クーポンサイトを脱却したい
- LINEでの予約管理が大変
- 予約はリザービアで一元管理
目次
ネイルサロンは増加しているが、倒産する数も多い
日本ネイリスト協会の「ネイル白書2023年版」によると、ネイル産業は2005年から2010年にかけて急増したことがわかります。
しかし、5年以内の廃業率は9割とも言われており、増加の方が多いものの競争率は高くなっています。
さらに、2019年末には新型コロナウイルス感染症(以下新型コロナ)が日本を襲い、サロン業界に追い打ちをかけました。
「理美容ニュース」を含むさまざまなメディアでは、帝国データバンクのデータをもとに「2020年のネイルサロンの倒産は過去最多」と報じました。
引用元
ネイル白書 | NPO法人 日本ネイリスト協会
ネイルサロンの倒産が過去最高に | 理美容ニュース
ネイルサロンは儲からない?失敗してしまう理由とは
競争率の高さや新型コロナの影響によって、廃業に追い込まれることも多いネイルサロン。では、Withコロナ時代に移った今はネイルサロンを開業しても儲からないのでしょうか。
実際のところ、今もなお経営に失敗し、廃業を余儀なくされるサロンが少ないと言われています。ここでは、高い競争率のなかで失敗してしまう理由を5つ紹介します。
事業計画が曖昧で金銭的な問題が出てしまう
一つめは、事業計画があいまいだったことで金銭的問題が生じた点。事業計画をあいまいに作成していたために、予想以上の出費が増え経営難に陥ってしまうのです。
開業にあたっては、固定費や必要経費などの経営に必要な費用をはじめ、どんなサロンを営業していきたいか綿密な事業計画書をしっかり作ることが大切。
できるだけ長く営業を続けたいと望むなら、自宅を店舗兼用として始めるなど、スモールビジネスから始めると大きな費用をかけずに始められるでしょう。
技術力やサービスで顧客満足度を上げられない
二つ目は、技術力やサービス面で顧客満足度を上げられなかった点。たとえば、施術者の技術が不足していたためにお客様のイメージどおりにデザインを仕上げられず、リピーターの獲得ができなかったなどが挙げられます。
リピート率は顧客満足度の高さで決まります。顧客満足度を高めるには、施術者の技術を磨く研修を設けたり、お客様がリラックスできるきれいな店舗を維持したり、接客態度を見直したりといったサービス向上を図ることも大切です。
集客力が足りずお客様にサロンを知ってもらえない
三つめは、集客力の不足によってサロンの周知がうまくできていなかった点。SNSを使えば無料で宣伝できる一方、うまく活用できなかったために集客につながらず、廃業に至ったことなどが挙げられます。
集客するには、SNSの特徴を生かした宣伝やブログ、ホームページなどを運営し、それぞれを組み合わせて積極的に情報発信することも大切です。
独自の強みがなく競合に負けてしまう
四つめは、サロン独自の強みがなく競合に負けてしまう点です。ネイルサロンは参入しやすいですが競争率はとても高く、開業からわずか3年で廃業するサロンも少なくありません。
競合を追い抜き、営業を続けるためには、サロンならではのコンセプトや強みをアピールし、お客様にサービスを提供することが大切です。
料金の安さが売りになってしまっている
五つめは、料金の安さを売りにしていた点。集客方法の一つではありますが、サービス料金を安く営業し続けると、利益を生み出すためにお客様を増やさなければなりません。
さらに、安さに特化したサービスは、やむを得ない理由によって値上がりした場合に、客離れを加速させます。
集客のために安さを売りにするのではなく、お客様一人あたりの単価を上げ、確実に利益を生む出す方法を考えることも大切です。
ネイルサロンの経営を成功させるコツ
競争率の高いネイルサロンは、さまざまな理由から廃業を迎えやすい職種です。開業したサロンをいつまでも多くのお客様に親しまれるよう、ここでは経営を成功させるコツを紹介します。
ターゲットとコンセプトをはっきり決めよう
開業にあたっては、まずターゲットとサロンのコンセプトを明確にしましょう。利用してほしいユーザーを特定し、サロンの強みとなるコンセプトをはっきりと決めることで、サロンの雰囲気や、どのような経営方針がよいかが決めやすくなります。
明確なターゲット・コンセプトを設定し、それらをもとに経営を続ければ、自然と集客につながります。
集客に力をいれよう
集客そのものに力を入れることも必要不可欠。たとえば、Instagramやブログでサロンの魅力をアピールすれば、理想の施術が受けられると感じた人の来店につながります。
SNSやブログを使うときは、サロンの雰囲気や独自の強み、どんなコンセプトでネイルサロンを営業しているのかなど、こまかな部分までPRすることが大切です。
サービスの満足度を高めてリピーターを獲得しよう
安定した利益を生み出すには、リピーター作りが欠かせません。リピーターを獲得するには、技術面やサービスの質を高めることも大切です。
さまざまなアプローチによってお客様が来店したときは、丁寧な施術・接客対応を心がけましょう。お客様アンケートを取り入れれば、ニーズの分析やお客様ならではの視点から見えた改善点もわかるので、顧客満足度を高め安定したリピーター獲得にも役立ちます。
アイドルタイムの対策をたてておこう
アイドルタイムを使って、再来店につながる対策を取り入れるのもおすすめです。たとえば、お客様が少ない日や時間帯に使えるクーポンを発行したり、新サービスについて各SNSで情報発信したりするなどです。
営業時間やオフの時間を使うと、仕事やプライベートのバランスを保てません。アイドルタイムのように、業務中でも空いた時間を有効活用して、集客につながる対策を実施しましょう。
ネイルサロンの集客方法
長く営業を続けたいなら、集客のための方法について押さえておきましょう。ここでは、ネイルサロンにおすすめの集客方法を紹介します。
なお、経営を成功させ、収入アップにつなげたい経営者の方は、下記ページもあわせてご確認ください。
SNS
InstagramやLINE、X(旧Twitter)などのSNSは、利用ユーザー数が多く、さらに拡散される可能性もあることから、集客との相性は抜群です。
サロンの様子や雰囲気、人気のネイルなどを画像を用いて投稿すると、サロンのカラーが周知されやすく、安心感を与えた上で集客につなげられます。
サロン独自のキャンペーンのほかネイルに関する情報などをこまめに告知することで集客獲得につながります。
サロンのホームページやブログ
サロンのブログやホームページを運営し、SNSでは発信しきれなかった情報を掲載するのもおすすめです。SNSから興味をもったお客様が訪れやすいよう、それぞれのSNSにリンクを貼れば、漏れのない集客獲得につながります。
たとえば、Instagramの投稿に興味をもったお客様が、さらにサロンの詳細について知りたいと思ったときは、ホームページやブログのリンクがあると、信頼度が高まります。ホームページやブログもこまめに更新することで、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの集客も見込め、集客はもちろん、売上向上にも役立ちます。
クーポンサイト
クーポンサイトの活用もおすすめです。利用料がかかりますが、幅広い世代が利用しているので、新規顧客の獲得にも有効です。
美容系のクーポンサイトに登録し、店舗情報やオリジナルのクーポンを発行すれば、たくさんの人に見てもらうことができます。
チラシ
サロンの店舗情報やメニューを書いたチラシを作成するのも効果的です。チラシはサロン周辺の方にお店を知ってもらえるツールなので、ポスティングによって集客につながります。
近隣の店舗にチラシを置いてもらえば、サロンを知ってもらう機会が増えるでしょう。
ネイルサロンの集客に予約システム「リザービア」を活用しよう
ネイルサロンの集客では、SNSやクーポンサイト、ブログやホームページの活用がおすすめです。しかし、SNSやホームページなどを利用するなら、各媒体からの予約を一元管理できる予約システムを導入しましょう。
美容業界に特化した予約システム「リザービア」は、集客に便利な機能が豊富。ここでは、リザービアで利用できる機能を3つ紹介します。
LINEやInstagramと連携して予約を受け付けられる
リサービアでは、LINEやInstagramと連携してかんたんに予約を受け付けられる連携予約機能があります。
LINE連携予約を活用すると、お客様が使う機会の多いLINEから気軽に予約できるほか、トークで予約内容の閲覧、お店側からのリマインダーもでき、お客様にもお店側にとってもメリット満載です。
Instagram連携予約では、Instagramアカウントのプロフィールページに、予約ボタンを設置できます。予約ボタンの設置によって簡単に予約できるので、面倒に感じやすい予約の手間を減らすことができます。さらに、人数にかかわらず、スタッフ専用のアカウントに予約URLを貼って、スタッフごとの予約ページも作成可能。
それぞれの詳しい使い方については、以下のページで確認できるので、ぜひチェックしてみてください。
Googleで予約で検索結果からスムーズに予約へ誘導
リザービアでは、「Googleで予約」にも対応しています。Googleビジネスプロフィールを使うことで、店舗の情報を検索画面に表示させやすくでき、地図を見てすぐに予約へつなげることが可能。
店舗情報の閲覧から予約までがスムーズなので、付近のネイルサロンを探している人や、自分にあったネイルサロンを探している人でもストレスなく使用できます。
複数の予約窓口からの予約情報を一元管理
BMSオプションを利用することでLINEやInstagramのほか、クーポンサイトなどからの予約をまとめて管理できる一元管理機能も搭載。
それぞれの受付窓口から予約を転記する手間や、ダブルブッキングなどのミスを減らせるので、施術を中断したりサービスの質を低下させたりすることなく、効率的に管理できます。
- サロンのリピート率を増やしたい
- クーポンサイトを脱却したい
- LINEでの予約管理が大変
- 予約はリザービアで一元管理
しっかり集客してネイルサロンの経営を成功させよう
ネイルサロンは競争率が高いため、独自性のあるサービスの提供やさまざまなツールを活用した集客が必要不可欠です。
新規顧客の開拓はもちろん、リピーター獲得につながる集客を取り入れ、ネイルサロンの経営を成功させましょう。
ブログやホームページ、各種SNSやクーポンサイトを活用しながら集客したい方は、予約システムの「リザービア」がおすすめです。豊富な機能によって上手に集客できるので、サロンの経営に利用してみてはいかがでしょうか。