サロンの集客媒体として、ミニモ(minimo)の利用を検討している人の中には、利用料や仕組みがわからない、という人もいることでしょう。
この記事では、ミニモの手数料や掲載料、料金の支払い方法、利用のメリットや利用時の注意点を解説します。
集客媒体の利用を検討している人やミニモが気になっているという人は、ぜひ参考にしてください。
目次
ミニモとは?
ミニモとは、美容院やネイルサロンなどの予約アプリです。数あるサロン予約アプリの中でも珍しく、ミニモはサロンではなくスタッフへ直接予約できるアプリとなっています。
元々はカットモデルを募集するアプリとしてリリースされており、現在も通常メニューの予約だけではなく、カットモデルの募集も可能です。
ミニモの機能や予約受付方法については、下記の記事も参考にしてください。
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ミニモの手数料
ミニモの手数料は、お客様の予約したメニューに応じて金額が変わり、予約が確定となった時点で発生します。
※価格はすべて税込みです。
予約がキャンセルになった場合はどうなる?
予約がキャンセルになった際、お客様かサロンどちらの都合によるものかで手数料発生の有無が変わります。
お客様からの連絡がないまま来店がなかったり、お客様から予約日時を変更したいと申し出があったけれど都合がつかなかったりした場合は、お客様都合のキャンセルとなり、手数料は発生しません。
しかし、予約確定後にダブルブッキングが発覚して施術ができなかったり、サロン側から日時の変更を依頼してお客様の都合が悪かったりした場合などは、サロン都合によるキャンセルとなります。
サロン都合によるキャンセルの場合は、施術を行った場合と同じ額の手数料が発生します。
ミニモの手数料の支払方法
ミニモの手数料は、1カ月ごとに後払いでの支払い。月末締め、翌月4日に請求額が確定となり、支払期限は利用月の翌月末です。
たとえば、6月1日から6月30日までの間にミニモを経由しての予約があった場合、その手数料は7月4日に確定し、支払い期限は7月31日となります。
ミニモの手数料の支払いは、スタッフ個人ごとでも、店舗スタッフ分をまとめてでも、どちらでも清算が可能です。
ミニモの手数料を個人で支払う場合
個人でミニモの手数料を支払う場合は、ミニモのアプリから請求金額を確認し、支払方法を選択します。
支払方法はクレジットカード・コンビニ支払い・ATM払いの3つ。
クレジットカードを登録した場合、登録以降の支払いは毎月クレジットカードから自動的に清算されます。支払い忘れが防げて便利ですが、法人名義など本人名義以外のカードは使用できません。
コンビニ払いの場合は、選択したコンビニエンスストアによって操作が異なり、店内にある情報端末で受付番号等の入力が必要な場合もあります。
ATM払いの場合は選択すると、アプリに払い込むために必要な番号が表示されるため、番号を控えATMから支払います。
ミニモの手数料を店舗でまとめて支払う場合
サロンスタッフの手数料をまとめて支払う場合には、サロンツールの利用申請とスタッフの追加を事前に行う必要があります。
支払いの際は、サロンツールのホーム画面にある「請求書・払込票」をクリックし、「サロンへの請求書払いにする」に払込票の送付先住所を入力します。
また、スタッフ側の設定も変更が必要です。スタッフ一覧から「個人払い・サロン払い切替」を選択し、「請求書払い(サロン払い)」に変更します。
払込票は、請求金額の確定から1週間ほどで郵送されるため、コンビニエンスストアまたは銀行振込で支払います。
支払い期限を過ぎるとどうなる?
ミニモの手数料を個人で支払っている場合は、支払い期限が切れる前と手続き方法に変わりはありません。
サロンでまとめている場合は、支払期限を過ぎると銀行振込でのみ支払い可能です。振込先は払込票かサロンツール内の「請求書・払込票」から確認できます。
また、支払期日を過ぎた場合は、年利14.6%の遅延利息も発生します。支払いの際は期日を過ぎることがないよう、注意しましょう。
ミニモの掲載料
ミニモの掲載料は無料です。初期費用や月額使用料もかかりません。予約が確定した場合のみ、手数料が発生します。
ただし、掲載のみをミニモで行って他の予約サイトへ誘導を行うことは違反となるため避けましょう。
ミニモを利用するメリット
サロンの集客を行う際に、ミニモを利用するメリットを紹介します。
集客にかかる費用が抑えられる
ミニモは、予約が確定となった場合のみ手数料が発生します。基本料金等は発生しないため、仮に予約が1件も入らなかった場合は費用が一切発生しません。そのため、まずはあまりコストをかけずに集客を始めてみたい人におすすめです。
また、手数料は最大でも660円となっているため、単価の高いメニューほど利益が大きくなります。
契約期間の縛りがない
契約期間などの縛りもないため、必要なときだけ掲載することも可能です。
ミニモは最短で申し込み当日から利用できます。ただし、4月・5月は審査が混み合う場合もあるようなので注意しましょう。
また、メニューの削除や非公開の設定も簡単にできるため、思い立ったタイミングで手軽に始めることが可能です。
スタッフ単位での予約が可能
ミニモはサロンスタッフに直接予約ができる点を特徴としたアプリです。
アプリを通してスタッフがお客様と個別でやり取りもできるため、固定客の獲得につなげられる可能性もあります。
また、サロンの共通メニューではなく、各スタッフごとに自由に施術メニューが設定できます。サロンスタッフ全員ではなく、特定のスタッフのみを掲載することも可能です。
例えば、カットの経験を積みたいスタッフが、割引料金を設定して掲載したり、サロンの空いている時間限定での受付メニューを設定するなどの活用もできます。
予約につながるメニューの作り方については、下記の記事も参考にしてください。
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10~20代の集客に役立つ
運営会社である株式会社MIXIが公式ホームページで公表している通り、ミニモの利用者は10〜20代の女性がほとんどです。その割合は、約9割と公表されています。
引用元
ミニモ:掲載者様向けよくある質問|ミニモへの掲載について
10〜20代をメインターゲットにしているサロンはもちろんのこと、ターゲットの年齢層を広げたい場合に役立てることもできるでしょう。
ミニモを利用するときの注意点
コストを抑えて集客ができる点が魅力的なミニモですが、利用する際に注意したい点もあります。
ここではミニモ利用時の注意点を2つ紹介します。
客単価が低い傾向にある
元々がカットモデルの募集をするアプリだったこともあり、現在も施術料0円でカットモデルの募集をしている人もいます。そのため、「ミニモ=施術料金が安い」という認識で利用している人もいるようで、客単価が低めの傾向にあると言えるでしょう。
一方で、特に値引きなどもなく集客に成功しているサロンもあるため、一概に「客単価が安い」と言い切ることもできません。
ただし、ミニモの手数料は施術料金に合わせて段階的に変化します。単価の安いメニューほど手数料の割合が大きくなる点は覚えておきましょう。
予約管理に注意が必要
他の予約媒体を利用している場合や、サロンで直接予約を受けている場合などは、ミニモ経由の予約がダブルブッキングにならないよう、注意が必要です。
ミニモ経由での予約が確定した後にダブルブッキングが発覚した場合、施術を行わなくても、行った場合と同額の手数料がかかります。
ダブルブッキングを避けるためには、他の予約システムとの連携がおすすめです。ミニモと連携可能な予約システムについては、下記の記事も参考にしてください。
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ミニモと連携できる予約システム「リザービア」
美容業界に特化した予約システム「リザービア」なら、ミニモとの連携も可能です。
リザービアの数ある機能の中から、ミニモをはじめとした他の予約システムと連携する際に役立つシステムを3つ紹介します。
予約の一元管理
「リザービア」ならミニモをはじめ、SNSやクーポンサイトなど複数の予約窓口からの予約をまとめて管理できます。
また、スタッフが複数いる場合はシフトの状況を入力したり、定休日を入力した情報も反映可能です。そのため、利用しているクーポンサイトごとに予約が受付られない時間を設定する必要もありません。
複数の集客サイトを利用する際、手作業で予約内容を転記していると予約日時の転記ミスにつながる可能性があります。しかし一カ所にまとめて予約を管理することで、ダブルブッキングのリスクを減らすことができ、管理コストの削減にも役立ちます。
顧客管理
お客様の情報を正確に把握しておくことは、施術をスムーズに行うためだけではなく、お客様からの信頼獲得のためにも重要です。
「リザービア」の顧客管理なら、施術情報に最大3枚の写真とメモを残せるため、次に来店した際の提案などにもつなげやすくなります。適切な提案は、客単価のアップにつながる可能性があるでしょう。
また、前回の利用メニューやクーポン、来店回数なども確認できるため、来店周期に合わせたご案内や限定キャンペーン情報の送付など、再来店のきっかけ作りにも役立てられます。
予約集計
どの媒体を経由しての予約なのか、どのクーポンがよく使われているかなど、予約の内訳を知ることができます。また、新規と既存どちらの客層が多いのか、キャンセルされた予約数なども集計可能です。
予約内容を集計することで、どの予約経路に重点を置くかなど、今後のアプローチを検討する際に役立ちます。
ミニモで費用を抑えて効果的に集客しよう
ミニモは掲載手数料や月額使用料をかけず、予約が入った分だけの手数料がかかる予約ツールです。固定費をなるべく抑えて集客したい場合におすすめの方法のひとつと言えるでしょう。
その一方で、ミニモを利用する際、SNSやクーポンサイトなど他の予約経路も設置している場合は、予約管理に注意が必要です。
複数のサイトからの予約をひとつにまとめるなら、予約管理システム「リザービア」がおすすめ。予約窓口を複数設置するメリットを活かして、集客力をアップさせましょう。