個人経営のネイルサロンでは、日々の集客が顧客の増減を決めます。
そのため、どのような集客方法を実践しているかは非常に大事なポイントとなります。
より効果的な集客方法を実践すると、顧客数を増やせるだけでなく、リピーターの増加にもつながります。
個人店とスタッフなどを雇用する店舗では、必要な集客数や顧客単価などが変わってきます。
今回は個人ネイルサロン向けに集客方法や集客時のポイント・注意点などをご紹介します。集客できなくて悩んでいたり、集客方法を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
個人(自宅)ネイルサロンの集客方法7選
ネイルサロンの集客方法はさまざまですが、現在はインターネットを活用した集客が浸透しています。インターネットを活用した集客方法は、より多くの人にサロンの魅力をアピールできるのがポイント。
ただし、チラシや看板などの広告を活用した集客方法では、サロンに通いやすい範囲にいる方のみに宣伝できるので、効果的な集客が行えます。
本章では、個人ネイルサロンの集客方法を詳しくご紹介します。
関連記事:ネイルサロンの集客にインスタを活用する方法と事例紹介
1. Instagramを使って画像メインで集客する
Instagramは画像メインで発信するサービスです。したがって、完成品のアピールが重要なネイルサロンの集客方法として、活用しやすいのが特徴です。
Instagramは投稿した画像を1枚ずつじっくり閲覧できるのがポイントで、複数枚まとめて投稿したり、画像を加工して説明文を加えたり、もちろん動画の投稿も可能。
画像や動画と一緒に文章も掲載できるので、興味を持った方に向けてさらにアピールできます。また、ハッシュタグと呼ばれる機能を使えば、ハッシュタグのキーワードで検索した方にも情報を発信できるのが魅力です。
「このデザインがいいから、このネイルサロンに通いたい!」という方もいるので、施術の魅力や技術の高さをアピールできる場といえます。
2. Twitterを使って文章メインで集客する
一方、SNSツールとしてInstagram同様に普及しているのがTwitterです。
Twitterは文章メインの情報発信が特徴。Instagramは画像が真っ先に目に入るように設計されていますが、Twitterは文章の下に画像を表示するように設計されています。
もちろん、画像も一緒に投稿できますが、1つの投稿に添付できる画像は4枚のみ。文字数も全角で140文字と、Instagramに比べると少し制限が強いのがポイントです。
ただし、Twitterは投稿を自分のフォロワーに拡散するリツイートと、「いいいね!」と思った投稿を拡散せず称賛するいいね機能が搭載されています。
Twitterは、このリツイートといいねの数が簡単に確認しやすいのが魅力。「どれだけ世界に拡散されているか」が確認できるほか、大勢のタイムラインに表示されるため、人気の投稿ができれば拡散されやすいメリットがあります。
3. ブログで詳しい情報を発信する
Webサイトを活用してブログで集客する方法もあります。
InstagramやTwitterはSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)なので、ツールを使用する人がサービスの会員になっている必要があります。
しかし、ブログは誰でも閲覧できるため、SNSユーザー以外の顧客に対しても宣伝できるのが特徴です。
また、文字数制限や画像の枚数制限が控えめで、発信したい情報を細部までしっかり紹介できるもの、ブログならではの魅力。目次機能やリンク設定のできるブログサービスを活用すれば、知りたい情報を入手しやすいメリットもあります。
最近は多くのブログサービスがあり、無料・有料、デザイン性、カスタマイズのしやすさなど、さまざまな要素から好みに合わせて選べます。
4. YouTubeで集客する
より長い動画を発信したいなら、YouTubeでの集客がおすすめ。YouTubeもSNSやブログ同様、誰でも動画投稿が行えるので、カメラとインターネット環境があればすぐに動画投稿ができます。
YouTubeは自分の動画を発信するチャンネルを作成して投稿した動画を管理します。URLを記載すれば自分のチャンネルへ簡単に誘導できるので、ほかの集客方法と合わせて活用するのがおすすめです。
画像では伝わりにくいサロンの雰囲気や、施術の内容、ネイルのテクニックなど、画像では伝えきれない情報は動画を通して伝えてみてください。
5. 集客用ポータルサイトへ掲載する
インターネットを活用したツールの中には、ネイルサロンの検索・予約・情報収集に特化したものがあります。
施術内容や料金、こだわりのポイントなどを登録しやすく、「ネイルサロンに行きたい」「新しいネイルサロンを探したい」など、目的がはっきりしている方に向けて効率的にアピールできるのがポイントです。
各媒体によって特徴が異なる為、自店舗が取り込みたい顧客層に合わせた媒体選定が重要となります。
6. サロンに通える範囲の人にチラシを配る
チラシ配りは、近くに住む人に向けて行うため、より高い効果が望めます。
インターネットはたくさんの人に向けて発信できますが、来店したいと思っても距離を理由に諦めてしまう可能性が高いのがデメリットです。
しかし、チラシの場合はサロンに来店できる範囲に限られるので、サロンに魅力を感じてもらえたら、実際に来店する可能性が高くなります。
また、サロン選びをする際に自宅からの通いやすさを重視してる方なら、定期的な顧客となる場合もあります。
ただし、チラシはスマートフォンやパソコンを介して見る画像より画質が落ちてしまうため、できるだけ大きく、簡潔にまとめるのがポイント。
アナログの集客媒体ですが、チラシにQRコードを貼り、ブログやインスタ・Youtubeなどへ誘導すれば少ない情報の中で興味を持ってもらえた見込み客に多くの情報を与える事ができます。
しっかり時間をかけてチラシの構成を練りましょう。
7. サロンの看板を作る
サロンの看板づくりも、身近な顧客獲得につながる重要な集客方法です。
サロンの看板は、どのような店舗かを表す大事な要素。店舗出入り口の敷地に余裕があれば、簡易的に置いて使える看板を設置し、メニューや料金・施術の魅力を書いておくのもおすすめです。
スペースがない場合は、店舗の外壁にかけてみてください。
店舗がネイルサロンと分かる、料金やメニューが分かる、どのような施術を受けられるか、安心して入店できるように、看板で環境を作るのがポイント。
サロンの様子がよく見えるような店舗を選べば、さらに雰囲気が伝わり、入店しやすくなります。
個人(自宅)ネイルサロンで掲載する情報
お客様がネイルサロンを選ぶ際は、
- 在籍しているネイリスト
- 技術力
- メニューや料金
- デザイン性
- 自宅や職場からの通いやすさ
- 価格
などの項目を総合的に判断して、行きたい店舗を決めます。
また、施術中に会話を交わすことから、ネイリストとの話しやすさやサロンの雰囲気も気にする方が多いようです。
したがって、ネイルサロンの集客はこれらの情報をできるだけ分かりやすく掲載するのがポイント。
本章では、集客時に掲載すると効果が見込める情報を解説していきます。
ネイルサロンの所在地や営業時間など基本情報を載せる
サロンの情報の中で、特に大切なのがネイルサロンの基本情報です。
- 住所
- 電話番号
- 営業時間
- 定休日
これらは、予約をする店舗の検討時に必要な情報なので、分かりやすい位置に詳細まで記載しましょう。チラシであれば、QRコードを掲載して地図アプリやSNSアカウントにつなげるのもおすすめ。
また、以上の4項目と合わせて、予約方法も伝えておくとスムーズに営業できます。集客方法によって異なりますが、電話予約に加えインターネットでの予約をしたい方も多くいます。
予約管理や顧客管理ができるサービスを使って、スムーズな予約フローを構築しましょう。
サロンの従業員も電話対応に時間を取られず、接客に集中できるのが魅力です。
ターゲットを絞ってサロンの技術・魅力・雰囲気を伝える
ネイルサロンの集客に欠かせないのが、ターゲットを絞ることです。
ターゲットはネイルサロンの所在地や、オーナーが作ろうとしている雰囲気・コンセプトによって異なります。
たとえば、「住宅街にあって子どもがいる女性でも通いやすい」がコンセプトなら、「お子さんも一緒にご来店ください」や「キッズスペース完備」「絵本やおもちゃの用意がございます」などが効果的です。
ちなみに、ネイルサロンのターゲットは、
- おおまかな年齢層
- 通う人の職業
- ターゲットが来店しやすい時間
を目安に絞っていきます。
ターゲットの年齢層が分かると、ネイルのデザインも絞りやすくなり、ターゲットの年齢層向けにデザイン案を宣伝できます。
また、ターゲットの職業や通いやすい時間帯が分かれば、営業時間を調整したり職業に合わせたメニューを宣伝したり、ターゲットが魅力と感じる部分をアピールしやすくなるもなるでしょう。
その他、サロン独自のアピールポイントがあれば積極的に掲載してみましょう。
優れたキャッチコピーは、掲載情報を見るだけで以下のようなことが分かります。
- そのネイルサロンが誰に特化しているのか
- ほかのサロンに比べてどのような魅力があるのか
掲載したい情報を洗い出した後は、本当に必要な情報か精査し、シンプルで分かりやすい情報に仕上げていきましょう。
個人(自宅)ネイルサロンの集客を成功させるポイント
個人ネイルサロンで集客を成功させるには
- サービスの価格を下げてサロンの価値を下げない
- 新しい集客方法を試してみる
- 集客方法に独自の工夫を施す
- 紹介や口コミでの広がりを大切にする
- リピーター顧客を大切にする
- 自店の強みやライバル店のチェックなどの情報収集と整理を徹底する
の6点が大切です。
集客は成功ポイントを見落としやすかったり、良かれと思って実践したことが悪手になっていたりするので、まずは集客成功のポイントを把握するのが大切。
本章では、個人ネイルサロンの集客を成功させるポイントを詳しく解説していきます。
サービスの価格を下げてサロンの価値を下げない
新規客の集客ができない状況では、価格を落としたくなるかもしれませんが、結果的にサロンの価値を下げてしまうのでおすすめしません。
地域や施術の相場に合っていれば、価格を下げる必要はありません。
新規顧客数が伸び悩んでいるときは集客方法を、顧客が定着しないときは、サロンの雰囲気や施術の内容を見直してみてください。
新しい集客方法や独自の工夫を試してみる
顧客獲得のためには、新しい集客方法を積極的に試したり、独自の工夫を凝らしたり、努力を重ねる必要があります。
近年活発なSNSでの集客方法も、実際に導入するかはサロンのオーナー次第。ネイルサロンを日常的に利用する顧客の動向をチェックし、新しい集客方法を見つけ次第試してみる心がけが大切です。
また、定期的な投稿やハッシュタグの活用、投稿内容への工夫など独自の工夫を凝らすとより効果的な集客ができます。
リピーターによる紹介や口コミでの広がりを大切にする
集客方法のひとつとして活用したいのが、リピーターによる紹介と、口コミの2種類です。
リピーターとなった方は「サロンの施術に満足している」とポジティブな評価を持っているため、リピーターの紹介による新規顧客は、定着する可能性が高いのがポイント。
紹介と同じように、口コミでお客様視点でのよい評価が広がれば派生して新規顧客の獲得が見込めます。
来店された方一人ひとりを大切にし、リピーターとして定期的に通ってもらえるような努力が大切です。
関連記事:ネイルサロンのおすすめのカウンセリング方法5選!
自店の強みやライバル店のチェックなど情報収集と整理を徹底する
新規集客だけでなくリピーター獲得にも欠かせないのが、自店ならではの強みです。
たとえば、特定のネイリストでしか行えない繊細なデザインを提供していたり、特定の顧客だけに刺さる内装だったり、サロンとしての強みを持つのが大切です。
強みがあると集客しやすくなり、宣伝時も強みをアピールしやすくなります。
逆に幅広い層をターゲットにしてしまうと、何のアピールポイントも無い様に見えてしまいます。
個人(自宅)ネイルサロンの集客で気をつけること
自宅を店舗として経営している個人ネイルサロンの場合、プライベートが知られるリスクが伴います。
また、自宅以外でも顧客との距離が近い・関係性が濃い分、顧客との関係でトラブルが発生しやすいのも注意したいポイントです。
本章では、個人ネイルサロンで集客する際に気を付けたい項目をご紹介します。
プライベートな情報はできるだけ話さないよう注意する
自宅や自宅から近い店舗で個人ネイルサロンを経営している場合は、できるだけプライベートを話さないように意識するのが大切。
施術中の雑談として日々の生活が話題に上がる場合もありますが、行動範囲やスケジュールの話、家族の個人情報などは、できるだけ明かさないようにしましょう。
また、ネイリストと顧客の関係を超えてプライベートで会うこともできれば避けたいポイント。長年築いた関係性があるリピーターの方ならまだしも、会ったばかりでプライベートまで関わるのはおすすめできません。
プライベートでトラブルがあった場合に悪意のある口コミを広げられる可能性もあるので、十分注意しましょう。
ネイルサロンのスタッフとして節度をもって接する
前段と少し重なりますが、ネイリストとして節度をもった接客サービスを心がけるようにしましょう。
節度とは殺伐とした対応という意味ではなく、お客様が話しやすい、過ごしやすい空間を作る工夫をしながら一定の距離感を保つことを指します。
また、スタッフ側の個人情報を明かさないだけでなく、お客様にも個人情報に関する話題は振らないように配慮するのが大切。
他のお客様がいる場合、会話の内容が耳に入る可能性もあるので、個人情報に関する情報はオブラートに包んで、ざっくりした範囲で納めるのが大切です。
不安なお客様は事前に断わる
安全な自宅ネイルサロンを経営するには、顧客を選別するのも大切なポイントです。
どれだけ良い対応をしても、理不尽にクレームを入れたり、謝罪を受け入れずしつこく付きまとったり、対応の質に関係なく問題を抱える方もいます。
常に警戒心を持っていると施術に集中できないので、顧客として迎え入れる基準を設定するのがおすすめ。
独自の基準を設けて、トラブルへの対策を行いましょう。
しかし、リピーターとして回数を重ねる中で断わるとトラブルに発展する可能性もあるので、初回の来店時に断わるのがベスト。初回予約時や、予約なしで来店された際に違和感を感じたら、柔らかくお断りする勇気が大切です。
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個人ネイルサロンの集客はインスタグラムがおすすめ!便利なツールを活用しよう
個人ネイルサロンの集客には、施術のアピールがしやすいInstagramがおすすめです。Instagramには通常の投稿だけでなく、ストーリーズやリールなど、さまざまな機能があるため、上手に活用すればサロンの魅力が存分に伝えられます。
また、コストが抑えられるのも魅力。スタッフ単位でインスタと紐付ける事が可能なので個人サロンにマッチした機能といえます。
Instagramを集客ツールのメインとして使う場合は、Instagramと連携した予約システムの導入も検討してみてください。集客率のアップはもちろん、予約管理のしやすさが向上する、利便性の高いシステムです。