ヘッドスパを経営するにあたってのメリットやデメリットについておさえた上で、開業に向けての準備に必要なものついて知りたいという方も多いのではないでしょうか?
ヘッドスパにはドライヘッドスパやウェットヘッドスパ、アロマヘッドスパなどいくつもの種類があり、その種類によって準備するべきものも変わってきます。
この記事では、ヘッドスパの概要やメリット・デメリット、開業に必要な5つの準備について解説します。開業するにあたっての準備やヘッドスパの概要について知った上で、ヘッドスパサロンの開業について検討したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ヘッドスパとは?提供するサービスの概要
そもそもヘッドスパとはどんなサービスなのか、具体的にわからないという方もいるのではないでしょうか?この章では、ヘッドスパの種類ごとの特徴について紹介します。ヘッドスパの大まかな概要について知りたい方は、参考にしてみてください。
そもそもヘッドスパのサービス内容とは?
ヘッドスパとは、頭皮のマッサージや髪のケアを行うサービスのことです。ヘッドスパは頭皮や髪のケアができるだけでなく、ツボを刺激して血行を促進することで、心身の健康の改善にもつながるといわれています。
美容サロンではヘッドスパの需要が高まり、専用の施術台やトリートメントが開発され、サービス内容が発達してきました。現在では美容室やサロンの中での付属的なサービスとしてだけでなく、ヘッドスパを専用に行うヘッドスパサロンも増えつつあります。
以下では、ヘッドスパの種類と特徴について見ていきましょう。
ドライヘッドスパ
ドライヘッドスパとは、水やオイルを使用せずに頭皮をマッサージするヘッドスパです。鍼灸を含めた東洋医学の知識に基づいた施術は、頭皮の血行を促進し、リフトアップや小顔効果も期待できると言われています。
髪をぬらすことなく施術を行えるので、お客様に着替えてもらう必要がなく、特別な施術スペースも少なくすみ、専用の機材も必要になりません。
ウェットヘッドスパ
ウェットスパとは、シャンプーやトリートメントを使用して、水で髪を洗いながらマッサージし、頭皮や髪のケアをするヘッドスパです。汗や皮脂などが気になる暑い時期に需要が大きくなるヘッドスパだといえます。
また、サロンによっては炭酸ヘッドスパのサービスを提供していることもあります。炭酸水を使って毛穴につまった汚れを浮かし、キレイにできるウェットヘッドスパです。
ウェットヘッドスパは、シャンプーを利用する施術のため、美容師免許が必須となります。そのため、美容室で施術が行われるケースが多い点が特徴です。
アロマヘッドスパ
アロマヘッドスパは、アロマオイルを髪になじませながら、ゆっくりと頭皮をマッサージしていきます。アロマオイルの香りでリラックスさせられるだけでなく、全身の血流をよくしたり、身体全体のバランスを整えられたりする点が魅力です。
アロマの香りによるリラクゼーションと頭皮のヘッドスパを同時に行いたいサロンにおすすめなヘッドスパだといえます。
ヘッドスパの相場は6,000~8,000円前後
ヘッドスパの料金相場は1回あたり、ドライヘッドスパが6,000~7,000円前後で、ウットヘッドスパが7,000〜8,000円。ただし、ヘッドスパの料金は使用するシャンプーやオイルによっても変動します。
お店の立地やサービスの内容から、適切な料金設定をするのがおすすめです。
お店によってヘッドスパの特色は異なる
ヘッドスパにはいくつかの種類があり、提供するヘッドスパの内容によってお店が準備するべき道具や設備、スペースなどの条件は異なります。
寒い時期にはお客様の身体を冷やさないようにブランケットをかけたり、足元や首元にスチームの蒸気をあてたりといったサービスを行うお店もあるようです。
お客様にとって満足度の高いお店独自のヘッドスパサービスを提供することが、ヘッドスパのサービスに求められていることだといえます。
ヘッドスパサロンを経営するメリット
ヘッドスパサロンを経営するにあたって、いくつかのメリットがあります。ただし、どんなヘッドスパサービスを提供するのかによってそれらのメリットは変わります。この章では、これらの具体的なメリットについて見ていきましょう。
ドライヘッドスパなら美容師免許は必要ない
ドライヘッドスパのみを提供するヘッドスパサロンであれば、施術をするスタッフが美容師免許をもっている必要はありません。また、ドライヘッドスパの技術を学べるスクールに通う場合でも、数日〜1週間程度でコースを修了できる場合が多いです。
美容師がいないヘッドスパサロンでも、1週間程度のコースに通うだけでサービスを提供できるので、準備に時間や費用があまりかからない点がメリットだといえます。
ヘッドスパメインのサロンならセラピストの負担が少ない
ヘッドスパ専門、もしくはヘッドスパメインのサロンのメリットは、頭皮マッサージがメインのため、全身マッサージを行う機会があまりなく、身体的な負担が少ない点です。
また、ドライヘッドスパメインのサロンであれば、手荒れする心配もなく、水場スペースを配置する必要がないなどのメリットも考えられます。
客単価やリピート率の向上が期待できる
既存の美容室などにヘッドスパを導入する大きなメリットとして、客単価とリピート率の向上が挙げられます。カットやカラーなどのメインメニューの合間にセットで提案することで、自然な形で単価を引き上げることが可能です。
また、心地よい癒やしの体験は顧客満足度を大きく高めます。髪を整えるだけでなく、心身ともにリフレッシュできる特別な時間は、お客様が定期的に通いたくなる強い動機付けとなります。そのため、安定したリピート率の獲得にも大きく貢献します。
関連商品の売上向上や他店との差別化
ヘッドスパの施術を通じて、サロンで使用しているシャンプーや頭皮用エッセンスの魅力を直接体感してもらえるため、店販商品の売上向上も期待できるという利点があります。
香りの良さや仕上がりを実感した直後であれば、自宅でのケア用品としてもスムーズに提案できます。
さらに、特定の悩みに特化した専門店のような独自のメニューを提供すれば、価格競争を回避できます。これらにより、周辺の競合店との明確な差別化を図ることが可能です。
ヘッドスパサロンを経営するデメリット
ヘッドスパサロンを経営する際のデメリットも、ヘッドスパの種類によっていくつか考えられます。この章では、具体的なデメリットについて見ていきましょう。
ウェットヘッドスパには美容師免許が必要になる
ウェットヘッドスパを施術するためには、美容師免許をもつスタッフが必要です。美容師免許を取得するためには、厚生労働省が認可した美容学校を卒業しなければなりません。
美容学校の種類にもよりますが、美容師免許を取得して美容師として就職するまでには、専門課程で2年〜3年学ぶのが一般的です。
そのため、ウェットヘッドスパのサービスを提供したいと考えているヘッドスパサロンは、美容師免許をもった美容師を雇用するか、美容師免許を取得して、ウェットヘッドスパを提供できるように準備しなければならない点がデメリットです。
ドライヘッドスパに慣れるまでは施術で疲労を感じやすい
ドライヘッドスパの提供には美容師免許が必要なく、1週間程度のコースを修了することでサービスを提供できますが、ヘッドスパの施術に慣れるまで時間がかかることも。
とくに美容師免許をもっていない方がドライヘッドスパの施術を行うと、疲労感がたまってしまうでしょう。ヘッドスパの施術に慣れるまでに、1ヶ月ほどの期間がかかってしまうことを念頭に置きながら、ヘッドスパの経営を考える必要があります。
ヘッドスパサロンの多様な開業スタイル
ヘッドスパ専門店の起業を目指す場合、必ずしも一から物件を借りて店舗を構える必要はありません。 初期費用やこれまでの経験に合わせて選べる、さまざまな開業形態が存在します。それぞれのスタイルの特徴を理解し、自分の理想に合った形を見極めましょう。
フランチャイズに加盟して開業する
フランチャイズに加盟することで、すでに成功している本部のブランド力や経営ノウハウを活用できるのが大きな強みです。商材の仕入れルートが確保されているだけでなく、集客やスタッフ教育といった運営に関するさまざまなサポートを受けられます。
そのため、初めてサロン経営に挑戦する方でもスムーズに開業準備を進められるのが特徴です。ただし、加盟金や毎月のロイヤリティといったコストが発生するため、事前に資金計画をしっかりと立てておく必要があります。
自宅の一部をサロンとして活用する
自宅の一室をプライベートサロンとして活用すれば、毎月の家賃といった固定費を大幅に抑えることができます。初期費用が少なく済むため、利益率を高めやすいのが魅力です。
また、隙間時間を活用して自分のペースで働きやすいという利点もあります。
その一方で、生活感を隠してリラックスできる非日常的な空間を演出する工夫が求められます。さらに、自宅の住所を公開することになるため、プライバシー面での対策もあらかじめ考えておく必要があります。
店舗の空きスペースを間借りする
他のサロンの空きスペースや、営業時間外の店舗を間借りして営業するスタイル(いわゆる面貸し)も増えています。
新たに物件を契約して内装工事を行うよりも初期費用や賃料が安く済み、水道光熱費も貸し出し元と分担しやすいのが特徴です。
また、美容室などの既存店舗と隣接することで、お互いのお客様にサービスをアピールできるといった宣伝効果も期待できます。少ないリスクでスピーディに事業を始めたい方に適した開業スタイルです。
ヘッドスパサロンを開業するために必要な5つの準備
ヘッドスパを開業するにあたっては、美容師免許の取得(洗髪を伴う場合)やヘッドスパの研修、開業に必要な書類・資金の準備が必要となります。この章では、開業するにあたって必要な5つの準備について、順を追って見ていきましょう。
1.美容師免許を取得する
ウェットヘッドスパを提供するヘッドスパでは、美容師免許の取得が必須です。美容学校では、ヘッドスパセラピストの資格勉強も可能なスクールもあり、接客方法や美容、ヘッドスパの技術に関する知識やスキルについて学べます。
美容師免許を取得するという目的だけでなく、ヘッドスパや接客に関する網羅的な知識・スキルを学習できるので、ドライヘッドスパのみを提供するサロンを開業する場合でも、余裕があれば、美容学校で専門的なコースを修了するのがおすすめです。
2.ヘッドスパの研修を受ける
次にヘッドスパの研修を受けて、ヘッドスパのスキルについて学ぶ必要があります。研修を受けられるコースには、以下のようなものが挙げられます。
【一般社団法人 日本ヘッドセラピスト認定協会】
- ヘッドマッサージ1級(1日コース):専門店レベルの技術をマスター
- ヘッドマッサージ2級(1日コース):基礎レベルの技術をマスター
- ヘッドマッサージ3級(1日コース):アロマヘッドマッサージを学ぶ
【日本ヘッドセラピスト協会】
- ヘッドセラピスト2級:基礎知識を学ぶ
- ヘッドセラピスト1級:実践的な技術を習得する
- ヘッドセラピスト認定講師:スクールの講師として働けるレベルのスキルを習得
このように、ヘッドスパのサービスを提供するのに必要なスキルと知識を専門のコースで学ぶことで、満足度の高いサービスをお客様に提供できるでしょう。
3.必要な書類と設備が整っている
次にヘッドスパサロンの開業に必要な書類は、ウェットヘッドスパかドライヘッドスパを提供するサロンかどうかによって変わります。
ウェットヘッドスパを提供するサロンを開業する場合は、保健所に美容所登録しなければなりません。美容所登録に必要な書類は、以下の書類です。
- 美容所開設届出書
- 美容所の平面図・付近見取り図
- 従業する美容師全員の美容師免許
- 従業する美容師全員の健康診断書
ドライヘッドスパのみを提供する場合は、美容所登録の必要はありません。
4.開業資金を準備する
次に開業資金を準備する必要があります。開業資金の金額は、物件の購入・賃貸にかかる費用やヘッドスパに必要な設備・消耗品の種類や数量によって変わりますが、内装や外装にかかる費用を含めて、80万円〜200万円ほどの初期費用が必要となるでしょう。
5.開業届を提出する
一通りの準備が完了したら、開業届を準備して提出するのがおすすめです。
開業届を提出することで、青色申告特別控除を受けられ、配偶者や親族に支払った従業員給与は、必要経費として控除できるのが大きなメリットだといえます。また、就労証明として活用できるほか、保険や共済に加入できるのも魅力です。
ヘッドスパ経営を成功に導く集客とマーケティング戦略
安定したサロン経営を続けるためには、質の高い施術の提供だけでなく、効果的な集客やマーケティングの仕組みづくりが欠かせません。ここでは、新規顧客の獲得からリピーターの定着まで、お客様の心をつかむための具体的なアプローチについて解説します。
お客様のニーズを引き出すカウンセリング
ヘッドスパの価値を高めるには、お客様が抱える悩みや潜在的なニーズを丁寧に引き出すカウンセリングが重要になります。
「最近疲れが取れにくいか」「デスクワークで目が疲れていないか」など、ライフスタイルに踏み込んだ質問を投げかけてみましょう。
これにより、お客様自身に頭皮ケアやリラクゼーションの必要性を実感してもらえます。一人ひとりの状態に寄り添った的確な提案を行うことが、深い信頼関係を築き、次回以降の来店を促すカギとなります。
予約サイトやSNSを活用したプロモーション
新規顧客を効果的に獲得するためには、予約サイトやSNSでの発信が不可欠です。予約サイトでは、施術空間の落ち着いた雰囲気が伝わる魅力的な写真を掲載し、60分のコースを受けた後にどのような効果が得られるのかを具体的に記載しましょう。
また、InstagramやLINEなどのSNSを活用して施術の様子を短い動画で紹介することで、写真だけでは伝わらない心地よさをリアルに届けることができます。お客様が来店をイメージしやすい発信を心がけましょう。
予約システムリザービアを導入してヘッドスパサロンの予約を効率化するのがおすすめ
ヘッドスパサロンの集客・予約の利便性を向上させるためには、美容サロン向けの予約システム「リザービア」がおすすめです。この章では、リザービアをヘッドスパサロンに導入することで得られる、3つのメリットについて詳しく見ていきましょう。
予約台帳を一元管理して予約を効率化
リザービアを導入することで、予約台帳機能を利用し、お店の営業時間外にも24時間体制で予約の受付・管理が実現できます。「カンタン予約」の機能を活用すれば、最短4秒で予約できるので、サロンを利用するユーザーにとっても魅力的です。
LINEやGoogleなどの外部サービスとの連携機能が使える
リザービアはLINEやGoogle、インスタグラムなどの外部サービスとの連携機能(LINEとインスタグラム連携予約は追加オプションへの加入が必要)を利用できます。
お客様にとって利用しやすい外部サービス経由で予約を受け付けられるので、予約のやり方がわかりづらいために、お客様がページを離脱してしまうリスクを減らせるでしょう。
専用アプリ「サロンカード」でお客さまの囲い込みができる
リザービアには、専用アプリ「サロンカード」の機能があります。デジタルスタンプカードや期間限定クーポンを利用可能で、お客様にメッセージを一斉・個別送信できます。
お客様は過去の予約履歴ページから簡単に予約できるので、わかりやすさや利便性を重視した予約方法を採用したいヘッドスパサロンにおすすめです。
ヘッドスパの経営を成功させるために予約システムを有効活用しよう!
ヘッドスパサロンを経営するためには、提供したいサービスによって美容師資格の取得や専門のコースの修了、設備、スペースが必要になります。
ドライヘッドスパとウェットヘッドスパ、どちらのサービスを提供するのかによって、メリットやデメリット、開業に必要なものは変わるので注意が必要です。
ヘッドスパサロンを開業した後に利便性の高い予約受付・管理を実現するなら、美容サロン向けの予約システム「リザービア」を導入するのがおすすめです。
お店とお客様、どちらにとっても利便性の高い予約システムを有効活用することで、集客と予約の効率を上げて、ヘッドスパの経営を成功させましょう。