まつげエクステサロンでお客様に快適に過ごしてもらうためには、施術の技術だけでなくサロンの内装も重要です。そこで、内装を考えるときのポイントや注意点を知っておきましょう。
また、内装の施工にはどのくらいの費用がかかるのかも解説するので、ぜひ開業時に役立ててください。
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目次
まつげエクステサロンの内装で大切なこととは?
まず、まつげエクステサロンの内装を考えるうえで重要な点を頭に入れましょう。5つの項目に分けて解説します。
1. サロンのコンセプトとターゲットを考える
サロン開業にあたり、どんなコンセプトでのお店にしたいか、どんな層(年齢・性別・職業など)をターゲットにしたいのかを考えることが大切です。目指すべき方向性や対象となる人物像が具体的になると、適した雰囲気をイメージしやすくなります。
キッズスペースやメイクブースで満足感UP
ターゲットに合わせた設備を設けることで、お客様の満足感UPを狙うこともできます。小さな子どもがいる層ならキッズスペース、女性をメインターゲットにするなら化粧直しができるメイクブースといったような工夫をおこないましょう。
2. コンセプトやターゲットに合った雰囲気を選ぶ
1が定まったら、コンセプトやターゲットとマッチするようなデザインを考えていきましょう。お客様が来店した際の居心地のよさにもつながる重要な要素です。以下で具体的な例を挙げるので、参考にしてください。
スタイリッシュ
スタイリッシュな内装とは、洗練されたおしゃれ感を感じられる雰囲気のものです。コンクリート打ちっぱなしの状態や、観葉植物を置く・間接照明をうまく利用する・壁をグレーにするなどの工夫で、クールで大人っぽいイメージの内装に仕上げることができます。
かわいらしく
かわいらしい雰囲気の内装にしたいなら、甘さを出してくれるピンクを活用するのがおすすめです。ピンクといってもビビッドなものから淡いパステルカラーまでさまざまなタイプがあるので、サロンのコンセプトやターゲットの好みなども考慮して選びましょう。
1色で統一するのもよいですし、他の色と組み合わせる方法もあります。キュートさやラブリー感をうまく演出して、かわいいもの好きのお客様に空間を楽しんでもらいましょう。
ナチュラル
ナチュラルな内装で居心地のよい雰囲気に仕立てるのもおすすめです。植物を配置する・北欧調の家具や小物を並べる・木材を活用する・白を基調とした空間にするなどの工夫により、リラックスしながら自然体で施術を受けてもらうことができます。
また、内装ではありませんが、アロマオイルを焚いて香りによる癒やしを演出するのもよいでしょう。
高級感
落ち着いた高級感ある雰囲気のサロンにしたいなら、内装のインテリアにこだわりましょう。
バロック調や質のいい革張りのチェア・ソファーなどを設置したり、照明をシャンデリアにしたりと、アンティークなインテリアを使うだけで一気にラグジュアリーなイメージの空間ができあがります。
高級感の感じられるサロンは富裕層などに利用されやすく、客単価も高くなることが予想されるため、それに見合った空間作りをすることも重要です。
3. 雰囲気を演出する色味を選ぶ
2ともつながりますが、まつげエクステサロンの内装では色を意識することも大切です。仕上げたいイメージを演出してくれるような色味のものを選びましょう。
ただし、たくさん色を使えばいいのではなく、多くても3色程度に絞り込むとすっきりして見えます。3色の内訳は、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%を目安にしながら配分してみましょう。
清潔感を演出するなら白
サロンに欠かせない清潔感を演出するには、やはり白がおすすめです。しかし、汚れが目立ちやすく、こまめに清掃しないと逆にマイナスのイメージを与えてしまう恐れもあります。状況によってはグレーやブラウンなどの色を選ぶのもよいでしょう。
また、白単色だけでは無機質な印象になることもあります。他の色も使う・柄物を取り入れるなど、上手に演出することも大切です。
照明の色味にもこだわる
照明の色味も雰囲気を左右します。
美容所登録するための最低限の明るさは必要ですが、スペースによっては間接照明などを利用して落ち着きを出したり、サロンの雰囲気に合わせて青みがかった寒色系(明るめ)やオレンジがかった暖色系(暗め)の色味を使い分けたりするのもおすすめです。
4. 働きやすさを考える|動線を確保する
おしゃれさだけを追求するのではなく、スタッフが仕事をしやすいように動線を考えて内装を決めることも大事です。狭すぎてスタッフ同士がぶつかったり、家具などが障害になって動きにくかったりすることのないように、内装の設計に配慮しましょう。
5. 内装の雰囲気を待合室や玄関にも
内装だけにこだわって、ほかの部分がちぐはぐになってしまうのもよくありません。サロン全体でコンセプトを表現できるように、待合室や玄関、エクステリア(外観)の雰囲気にも気を遣い、統一感を出すことを心がけしましょう。
外観は外を通る人の目に触れ、気になった人からの予約が入る可能性もある重要なポイントです。目を引くようなデザインや工夫を取り入れて、サロンを印象づけましょう。
そこから玄関、待合室は、施術を受ける前のお客様の気分を高める要素にもなるので、内装と同様に細部までこだわることが大切です。
自宅サロンの内装で気をつけたいポイントとは?
ここからは、自宅でまつげエクステサロンを開く場合に特に注意したい点を見ていきましょう。
1. 美容所登録に必要な内装の条件をクリアする
まつげエクステサロンの開業には、美容所登録が必要です。
内装の条件として、
- 作業室(施術室)の内法(うちのり)面積が13㎡
- 施術室の1/6以上の広さで施術室と明確に区切られた待合スペースが必要
- 流水設備が必要
などの項目があるため、すべてクリアできているかをきちんと確認しましょう。
2. 生活感を出さない|共有空間に工夫が必要
自宅サロンでは、極力生活感が出ないように、家族とお客様との共有空間となる場所に配慮しましょう。トイレは特に生活感が出やすいため、小物使いや香りなどに気を配ることが大切です。
3. サロンの部屋までの動線にも注意
玄関を入ってからサロンとして利用する部屋にたどり着くまでの動線にも注意が必要です。お客様に気持ちよく利用してもらえるようにするにはどうすればいいのか、お客様目線で道筋をたどり、細かい部分にも目を向けましょう。
内装工事にかかる費用はどれくらい?
開業において、どのくらいのコストが必要かという点は重要なポイントです。最後に、まつげエクステサロンの内装工事にかかる費用の目安を知り、予算計画を立てましょう。
坪あたり20~30万が目安
内装工事の費用は、1坪あたり20~30万円程度が目安で、10坪なら300〜500万円、20坪なら400〜600万円です。高いところでは、坪単価が30~50万円ほどかかる場合もあります。
また、物件の状態によっても違いが出るため、あくまで目安として考えましょう。10坪以下など小規模の個人店の場合は、坪単価が高くなりやすいともいわれているので、高めに見積もっておいたほうがよいかもしれません。
開業にはほかにどんな費用がかかるの?
内装費用とあわせて、開業にかかる費用として知っておきたい主なものを以下に挙げます。
テナントの賃料
自宅サロン以外では、テナントの物件取得費や毎月の家賃が必要です。まず、テナント契約時の初期費用として、敷金礼金や仲介手数料、前家賃などを含めて50~250万円前後かかります。
家賃は地域や立地、面積などによって大きく異なり、地方では5万円前後でも利用できるテナントがあるのに対し、都心部では20万円以上かかることもあります。
とはいえ、安くてもお客様が来づらい場所にあって利用してもらえないのでは意味がないため、賃料だけで判断するのではなくターゲットに合った立地を選ぶことも重要です。
美容所登録の届け出費用
美容所登録の届け出(検査)にも費用がかかります。目安は2万円前後ですが、自治体によって金額に違いがあるので、開業したいエリアを管轄する保健所を確認しましょう。
備品の購入費用|美容商材など
まつげエクステサロンでの施術に使用するエクステやグルー、ツイザー(ピンセット)などの美容商材のほか、テーブルやチェアといった家具や、レジ・パソコンなども揃えなければなりません。
目安は30万円ほどですが、1回買えばしばらく持つものもあれば、消耗品で随時買い替えが必要になり、その都度費用が発生するものもあることに注意しましょう。
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サロンのコンセプトとターゲットに合った内装にしよう!
まつげエクステサロンの内装では、店のコンセプトやターゲットに合わせたデザインにすることが大切です。生活感の出やすい自宅サロンでは、テナント出店以上に内装に配慮しなければなりません。また、内装だけでなくサロン全体の雰囲気にまとまりを出し、お客様に心地よく過ごしてもらうことを意識しましょう。
サロンの開業にはまとまった費用も必要になるため、目安をもとに予算を割り出し、資金繰りをおこなうことも必要です。
後悔のないサロン作りに向け、しっかりとポイントを押さえた内装に仕上げて、たくさんのお客様に満足してもらいましょう。