クレジットカード決済の審査とは?審査なしで導入はできる?|審査のための準備を紹介

クレジットカード決済の審査とは?審査なしで導入はできる?|審査のための準備を紹介
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美容系のサロンでは支払いが高額になることも多いため、店舗でクレジットカード決済ができるとお客様の利便性が上がります。そのため、自店で導入したいと考えている店舗も少なくないことでしょう。

では、クレジットカードの導入はかんたんにできるのでしょうか。審査なしで導入できれば助かります。

そこで、今回はクレジットカード決済を導入する方法や審査について詳しくお伝えします。万が一審査に落ちたときにどうすればいいのかもお伝えするので、ぜひ導入時に役立ててみてください。

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クレジットカード決済の導入は主に二種類

クレジットカード決済の導入は主に二種類
はじめに、クレジットカード決済を導入するふたつの方法について解説します。

1.クレジットカード会社と直接契約する

ひとつは、VISA・MasterCard・JCBなどの各クレジットカード会社と直接契約する方法。手数料が比較的安いことがメリットです。

しかし、会社によって審査基準や必要なものなどが異なるため、導入までの手間がかかります。さらに、複数の会社と契約を結ぶ場合、締め日・入金日の違いなどから経理が煩雑になる可能性も高いでしょう。

2.決済代行サービスを利用する

もうひとつは、決済代行サービスを行う業者と契約して導入する方法。サービスを提供する業者が、事業者(店舗)と各クレジットカード会社の間に入り、売上管理や入金などをすべて行ってくれます。

前項のように個別で契約する必要がなく、複数のクレジットカードを一括で導入することが可能です。

さらに、代行サービスを利用すれば、直接契約時に比べて審査や手続きの手間が省け、締め日や入金日を統一することができます。手数料が若干高くなるというデメリットもありますが、特に小規模の店舗では、決済代行サービスの利用がおすすめです。

クレジットカード決済の導入には審査がある

クレジットカード決済の導入には審査がある
前章のようにふたつのパターンから導入できるクレジットカード決済ですが、直接契約にせよ決済代行サービスにせよ、審査なしでクレジットカード決済を導入することはできません。必ず審査が必要です。

クレジットカードは、カードの利用者を信用してカード会社や代行サービスが店舗に代金の立て替えを行い、あとで利用者から回収する仕組み。

しかし、たとえば店舗と利用者の間でトラブルが起きて取引が中止になった場合は、利用者ではなく店舗から回収しなければなりません。

その際、店舗が支払いに応じない・店舗に支払い能力がないなどの事情で回収できないと、立て替えた側が損失をこうむることになります。

そこで、審査では店舗の業種や取り扱う商材、資金繰りの状況、売上の実績などを総合的に判断。トラブルが起きないか、仮に起きても支払う能力はあるのかという部分を重点的にチェックされます。

クレジットカード決済の導入審査に必要な準備は?

クレジットカード決済の導入審査に必要な準備は?
つづいて、クレジットカード決済導入の審査の際にはどんな準備をすればいいのか確認しましょう。ここで不備があると、審査に時間がかかったり通過できなかったりする可能性があるので、念入りに備えておくことが大切です。

会社、店舗の情報

まず、クレジットカード決済を導入する会社や店舗の基本的な情報と、事業の内容、経営の実績(年間売上など)が必要です。これから事業を始める場合は、今後の事業計画でもかまいません。

必要書類を揃える

クレジットカード決済の導入審査を受けるためには、所定の書類の提出が求められます。一般的に必要なのは、印鑑証明書・登記簿謄本・振込先の口座情報・資格書類・許可証などです。

申請を行うクレジットカード会社や決済代行会社、店舗の業種などによっても異なるので、何が必要なのかを前もってきちんと確認しましょう。

Webサイトがある場合はWebサイト情報

自社のWebサイト(ホームページ)を持っている店舗は、サイトも審査に必要。特にエステなどの「特定継続的役務」を提供している場合、法令を遵守し対応していることを明示するためにも、Webサイトを作成しておいたほうがよいでしょう。

さらに、サイトの内容も重要なポイントです。次項も参考にしてみてください。

引用元
特定継続的役務提供|消費者庁

ECサイトがある場合は使える状態にしておく

自店の商品をインターネット販売しているなど、ECサイトを持っている店舗の場合、きちんと「使える」状態にしておくことも大切です。使える状態とは、商品が正しく掲載されており、きちんと閲覧できてカートに入れられる(購入できる)状態のことをいいます。

さらに、ECサイトには「特定商取引法に基づく表記」も欠かせません。事業者名や所在地、代金の支払い方法、送料、返品に関する内容などの必要事項を明記しましょう。

引用元
特定取引法ガイド|消費者庁

クレジットカード決済の審査に落ちる原因

クレジットカード決済の審査に落ちる原因
クレジットカードの加盟店審査を受けるなら、スムーズに導入までこぎつけたいもの。しかし、どれほど入念な準備を行っても、審査に通過できないこともあります。

ここでは、クレジットカードの加盟店審査に落ちてしまう理由や原因になる要素について、詳しく解説していきましょう。

1.事業内容・取扱商品

まず、提供サービスや取扱商品、業務形態によって、加盟店審査が通りづらい場合があります。

具体的な例としては、エステ・ジム・結婚相談所などのように長期にわたってサービス提供を行う「特定継続的役務」や、高額の商品・サービス、アダルト系・出会い系などの公序良俗に反する恐れがあるものなどです。

トラブルが起きやすい・万が一の際に回収できないリスクが高いと判断されると、どうしても審査が厳しくなるため、通りにくいといわれます。

2.実績がない

まだ開業したばかりで実績が確認できない場合や、個人事業主・小規模事業者も注意が必要。審査では事業の信頼性が重要になるためです。

特にECサイトでは、厳しく審査されるといわれています。前述したように、適切に利用できる状態にしておく・特定商取引法に基づく表記を行うなどの整備をしておきましょう。

3.申込者の個人の信用情報

申込者自身の信用情報も重要なポイントです。

具体的な項目が公表されているわけではありませんが、年齢や店舗の経営状況などのほか、「過去に3ヶ月以上支払いを延滞したことがないか」「自己破産などの債務整理を行ったことがないか」「保証会社が弁済を行った履歴はないか」といった点も審査されるといわれています。

クレジットカード決済加盟店審査に落ちてしまったら?

クレジットカード決済加盟店審査に落ちてしまったら?
どれだけ念入りに備えを行っていても、前章のような理由などからクレジットカードの加盟店審査に落ちてしまうことがあります。では、審査に落ちた場合はもう導入はできないのでしょうか。何か手立てがあるなら知りたいものです。

落ちた際にやってみる価値がある方法としては、通りにくい業種に特化したサービスを提供している業者に変える、実績がない店舗の場合はしばらくクレジットカード決済なしで事業を行う、信用に問題があるなら信用情報が回復するまで(原則として5年)待つ、などがあります。

つまり、前章でお伝えした内容に対する手段を取ることが解決策です。

また、クレジットカード決済代行サービスを提供している業者の選び方も大切といえます。業者によっては、開業したて・Webサイトがない・他社の審査に落ちたといった店舗にも導入サポートをしてくれるところがあるので、万が一の際は利用してみてはいかがでしょうか。

決済代行業者を選ぶポイント

決済代行業者を選ぶポイント
前章でお伝えしたように、クレジットカード決済代行業者の選定も重要です。選び方のポイントを解説するので、参考にしてみてください。

1.対応しているクレジットカードブランド

まず、どのカードブランドに対応しているのかを確認しましょう。VISAやMasterCard、JCBなどの国内主要ブランドはぜひ押さえておきたいものです。さらに、中国からの利用客に期待するなら「銀聯カード」も利用できるとよいでしょう。

2.利用に必要な費用

決済代行サービスは、導入費用や月々の利用料、決済端末代などの費用が必要になることがあります。さらに、お客様から決済されるごとに決済手数料も加算されます。

コスト面は店舗経営にとって大事な点なので、各代行サービスの費用を比較し、コストパフォーマンスが高いものを選ぶことも大切です。

3.入金サイクル

業者によって、売上金の振込が行われるタイミングや回数もさまざまです。売上金額の締め日や入金日、入金頻度などの入金サイクルが、自店の経営において運用しやすいかどうかをチェックしましょう。

4.セキュリティ

お客様の個人情報、特にお金に関する情報を取り扱うため、決済サービスのセキュリティ体制がしっかり整っているかどうかも大切なポイント。万が一漏えいなどの事態が発生した場合、自店の信用も失われてしまいます。

お客様も店舗側も安心して利用できるよう、万全なセキュリティ対策を行っており、サポートが充実している業者を選びましょう。

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クレジットカード決済の導入には審査が必要!事前に準備をしておこう

クレジットカード決済の導入には審査が必要!事前に準備をしておこう
クレジットカード決済を自店でも使えるようにしたい場合、審査なしでは導入は不可能です。審査では、取り扱っている商材や提供しているサービス・経営の実績・信用情報などが問われるので、通るためには事前に必要なものをそろえ、しっかり準備して臨みましょう。

ただし、それでも審査に落ちることがあるのも事実です。業者選びも大切なので、ポイントを押さえて適切な業者を利用しましょう。

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