キャッシュレス決済を導入するメリットとは?決済サービスの種類と選び方のポイントも解説

キャッシュレス決済を導入するメリットとは?決済サービスの種類と選び方のポイントも解説
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キャッシュレス決済が一般的に定着する一方で、新しい決済方法が次々と登場し、決済手段の種類は増え続けています。

キャッシュレス決済の導入を検討している人のなかには、どの決済手段を導入するべきか迷っている人もいることでしょう。

本記事ではキャッシュレス決済の種類や導入メリット、決済サービスの選び方について紹介します。

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決済サービスの種類|主なキャッシュレス決済の方法

決済サービスの種類|主なキャッシュレス決済の方法

商品やサービスを購入した際の料金の支払い方法には、さまざまな手段があります。どのような手段が主流となるかは、顧客層や業務形態によっても変わるでしょう。

ここでは、美容サロンをはじめとした実店舗での決済手段のうち、クレジットカード・QRコード・電子マネーについて特徴を紹介します。

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クレジットカード決済

クレジットカード決済は、キャッシュレス決済の方法として一番多く利用されている手段です。経済産業省が公表するキャッシュレス決済比率によると、クレジットカードの利用はキャッシュレス決済のうち、およそ8割を占めています。

利用者にとっては、手持ちの現金に関係なく商品やサービスを購入できるなどのメリットがあり、また事業者側にも客単価の向上が期待できるなどのメリットがあります。

支払い方法などによって決済手数料が発生するケースがあるものの、他のキャッシュレス決済と比べても大きな差もなく利用者も多いため、多くの事業者に選ばれています。

引用元
経済産業省:2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました

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クレジットカード決済の導入には審査がある

クレジットカード決済は、審査なしで導入することは基本的にできません

クレジットカードは、カードの利用者を信用してカード会社や代行サービスが店舗に代金の立て替えを行い、あとで利用者から回収する仕組み。

しかし、たとえば店舗と利用者の間でトラブルが起きて取引が中止になった場合は、利用者ではなく店舗から回収しなければなりません。

その際、店舗が支払いに応じない・店舗に支払い能力がないなどの事情で回収できないと、立て替えた側が損失をこうむることになります。

そこで、審査では店舗の業種や取り扱う商材、資金繰りの状況、売上の実績などを総合的に判断。トラブルが起きないか、仮に起きても支払う能力はあるのかという部分を重点的にチェックされます。

QRコード決済

QRコード決済には2つの決済方法があり、店舗が提示したQRコードをユーザーが読み取る「ユーザースキャン方式」と、ユーザーが表示したQRコードを店舗が読み取る「ストアスキャン方式」があります。

ユーザーはスマートフォンに専用アプリをダウンロードし、クレジットカードや銀行口座などと紐づけることで支払いが可能となる仕組みです。

PayPayやd払い、メルペイなどの各種サービスがあり、それぞれ独自の割引やポイント特典などを設けています。

電子マネー決済

電子マネーは、ICカードやスマートフォンにデジタルデータとして保存して利用する決済手段です。主に、Suicaなどの交通系と、nanacoやWAONなどの流通系の2種類があります。

事前にチャージを行うプリペイド方式が一般的ですが、クレジットカードと連携して自動的にチャージされるよう設定することも可能です。

オンライン決済とキャッシュレス決済は違う?

オンライン決済は、インターネット上で支払いが完結するシステムです。ECサイトでの買い物や美容サロンの事前決済など、オンライン上での取引に使用されます。

サイトによって利用できる決済手段は異なり、主にクレジットカード、電子マネー、銀行決済、キャリア決済、後払いなどに対応しています。

一方、キャッシュレス決済は、現金以外の支払い手段全般を指し、オンライン決済はその一部に含まれます。

オンライン決済についてより詳しく知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。

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オンライン決済システムとは? 比較ポイントと導入メリットを紹介|おすすめ決済サービス7選

個人事業主もオンライン決済の導入が可能

個人事業主の場合も、オンライン決済サービスを導入できます。

会計の手間が削減されたり売上管理や帳簿作成が容易になったりするなど、導入メリットも期待できるでしょう。

ただし、導入の際は初期費用や手数料、セキュリティ対策などをしっかりとチェックした上で、導入を検討しましょう。

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決済サービスを導入するメリット

決済サービスを導入するメリット

クレジットカードやQRコードなどの決済サービスの導入は、店舗運営の効率化とお客様の利便性向上に役立ちます。ここでは、具体的にどのような導入メリットがあるかを紹介します。

スムーズな会計でお客様満足度アップ

普段からクレジットカードやスマホアプリを活用した決済を利用している人にとって、決済手段が現金のみというケースは不便さを感じます。また、現金のみの取り扱いの場合、手持ちが足りないことで購入を諦めるケースもあるでしょう。

キャッシュレス決済を導入し、お客様にとって不便さを感じる機会を減らすことで、お客様満足度の向上につながります。

また、キャッシュレス決済の場合、一般的に会計にかかる時間が短縮される点も、お客様にとってのメリットと言えるでしょう。

さらに、現金の取り扱いやお釣りの計算が不要となるため、会計ミスのリスクも減らせます。

レジ締めの手間を大幅カット

キャッシュレス決済の導入によって現金取り扱いが減少することにより、レジ締めや釣銭準備などの作業時間が短縮されるため、スタッフの作業時間削減にもつながります。

また、システムによっては売上の自動集計機能も搭載しているため、売上管理がより正確に行えます。

また、現金の紛失や盗難リスクも最小限に抑えられるでしょう。

事前決済の導入で直前キャンセルの抑制

事前決済システムの導入は、直前キャンセルを抑制する対策として効果的です。

たとえば美容サロンの場合、予約時に施術料金の一部または全額を事前に支払う仕組みにすることで、安易なキャンセルを抑制する効果が期待できます。また、キャンセル料の徴収もスムーズに行えます。

インバウンド需要にも対応できる

キャッシュレス決済への対応は、店舗の立地によっては訪日外国人の集客に対する強みにもなります。

国によって好まれる決済手段が異なり種類も多いため、どこまで対応するかは検討が必要ですが、少なくとも国際的な​クレジットカードブランドであるVisaや​Mastercardは対応しておくと良いでしょう。

なお、どの国からの旅行者が多いかなどの傾向がわかっている場合は、それに応じた決済手段の導入を検討してみても良いかもしれません。

たとえば中国や香港、マレーシアなどからの旅行客が多い場合はAlipay(アリペイ)やWeChat Pay(ウィーチャットペイ)を導入する、などです。

それらの決済手段を導入しているとアピールすることで、近隣の競合他社との差別化につなげられる可能性があります。

決済サービスの導入方法は主に2パターン

決済サービスの導入方法は主に2パターン

決済サービスを導入する際は、クレジットカード会社等と直接契約する方法と、決済代行サービスを利用する方法の2つがあります。ここでは、それぞれの特徴を紹介します。

1.クレジットカード会社等と直接契約する

ひとつは、VISA・MasterCard・JCBなどの各クレジットカード会社やPayPay・楽天Payなどの各QRコード決済事業者と直接契約する方法です。

会社によって審査基準や必要なものなどが異なるため、導入までの手間がかかります。さらに、複数の会社と契約を結ぶ場合、締め日・入金日の違いなどから経理が煩雑になる可能性も高いでしょう。

2.決済代行サービスを利用する

もうひとつは、決済代行サービスを行う業者と契約して導入する方法。サービスを提供する業者が、事業者(店舗)と各クレジットカード会社等の間に入り、売上管理や入金などをすべて行ってくれます。

前項のように個別で契約する必要がなく、複数のクレジットカードを一括で導入することが可能です。

さらに、代行サービスを利用すれば、直接契約時に比べて審査や手続きの手間が省け、締め日や入金日を統一することができます。手数料が若干高くなるというデメリットもありますが、特に小規模の店舗では、決済代行サービスの利用がおすすめです。

決済サービスを選ぶ際のポイント

決済サービスを選ぶ際のポイント

決済サービスを選ぶ際には、チェックしておきたいポイントが5つあります。導入後に「思っていたように使えない」ということのないように、しっかりと確認してから導入しましょう。

1.導入までの期間

クレジットカード決済やQRコード決済は、申し込み後に審査が行われるケースが一般的です。決済代行業者を利用する場合も、導入前に審査がある場合が多いです。なかにはクレジットカード、電子マネー、QRコードと段階を踏んで審査が行われることもあります。

審査日程は土日祝日を除く営業日となっていることが多い上、最短日数で審査が完了するとも限らないため、導入までの時間に余裕をみて申し込みを行いましょう。

2.利用に必要な費用

決済サービスは、導入費用や月々の利用料、決済端末代などの費用が必要になることがあります。さらに、お客様から決済されるごとに決済手数料も加算されます。

コスト面は店舗経営にとって大事な点となるため、各サービスの費用を比較し、コストパフォーマンスが高いものを選ぶことも大切です。

3.入金サイクル

業者によって、売上金の振込が行われるタイミングや回数もさまざまです。売上金額の締め日や入金日、入金頻度などの入金サイクルが、自店の経営において運用しやすいかどうかをチェックしましょう。

4.セキュリティ

お客様の個人情報、特にお金に関する情報を取り扱うため、決済サービスのセキュリティ体制がしっかり整っているかどうかも大切なポイント。万が一漏えいなどの事態が発生した場合、自店の信用も失われてしまいます。

お客様も店舗側も安心して利用できるよう、万全なセキュリティ対策を行っており、サポートが充実している業者を選びましょう。

5.サポート体制

利用中に問題が起きた際のサポート体制についても、決済サービスを導入する前に確認しておきましょう。

サポートの手段や対応時間は、サービスを提供している会社によってさまざまです。

メールのみでの問い合わせ対応の場合もあれば、電話やLINE、Zoomなどあらゆる方法で対応しているケースもあります。そのため、自店にとって必要な対応方法を提供している業者を選ぶことが大切です。

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店舗に合った決済方法を導入しよう!

店舗に合った決済方法を導入しよう!

キャッシュレス決済の方法は主にクレジットカード・QRコード・電子マネーの3つがあります。導入することで、お客様の満足度向上だけでなく、レジ締めの作業時間削減といった店舗運営の効率化にもつながるでしょう。

導入を検討する際は、入金サイクルやセキュリティ対策、導入方法など、自店に合った決済サービスを選ぶことが大切です。

店舗を利用するお客様がよく使う決済手段に対応することで、お客様の利便性が高まり、集客力の強化も期待できます。

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