美容室には看板を掲げている店舗も多いです。看板といっても種類はさまざまで、看板の種類によってメリットも多岐にわたります。
そこで本記事では美容室で集客につながる看板の特徴や看板を作るメリット、具体的な作成方法について詳しく解説します。
目次
美容室にとって看板は効果的な集客ツール
美容室にとって看板は効果的な集客ツールです。美容室があったとしても看板がないと何のお店か外から見てわかりづらく、お客さんに認知してもらいにくいからです。
1000人を対象に実施した美容室に通う理由を調査したアンケート結果では、16％の人が行きつけの美容室に通う理由として「場所が近い」ことをあげています。
つまり、自宅から通いやすい場所に美容室があることはお客さんにとって大切なことであり、自宅の近くに美容室があることをアピールするためには、看板を置くことが効果的なのです。
美容室に集客できる看板の5つの特徴
美容室に集客できる看板にはどのような特徴があるのでしょうか。ここではお客さんが来店しやすい看板の特徴を5つに分けて紹介します。
特徴①看板を見て美容室だと一目でわかる
集客できる看板の特徴の1つ目として、美容室だということが一目でわかることがあります。看板をみても何のお店かよくわからないと、お客さんは入ってみようと思いにくくなってしまいます。
特に外から見えにくい場所にあったり、ビルなどの上層階にお店があったりすると、美容室があることすら知らない状態につながりかねません。
看板を見て美容室だと認識されることで、すぐにお客さんが来なかったとしてもインターネットなどを使ってお店の情報を検索してくれたり、別の日に来店してくれる可能性もあります。
このように美容室があることを認識してもらえる看板を設置することで、新規のお客さんの集客につながりやすくなります。
特徴②どんな美容室か看板だけでわかりやすい
どんな美容室か看板だけでわかりやすいことは、お客さんの来店意欲を高めるためにも大切です。美容室に通っている人はさまざまなニーズを持っています。例えば短くきれいにカットしたい人やカラーを入れたい人、ヘアトリートメントをしたい人やパーマをしたい人などがいます。
お店がどんなコンセプトをもとにどんなサービスを強みにしているのかが看板だけでわかりやすいと、お客さんにとって魅力を感じやすい看板になるでしょう。
看板を作る際には、どんな美容室なのかが分かりやすいと来店意欲を高めることにつながりやすいので集客に効果的です。
特徴③看板を見て新規のお客さんがメリットを感じられる
看板を見て新規のお客さんがメリットを感じられると、美容室に来たことがないお客さんが入りやすくなります。すでに来たことがあるお客さんは、お店の雰囲気を知っていたり、SNSなどで情報をチェックしていることも多いです。
一方で新規のお客さんはお店の雰囲気などを知らず、入りたいと思っていることも少ないでしょう。初めて来店する人向けのキャンペーンなどを看板で告知することで、試しに行ってみようという気持ちになりやすいので、集客効果も見込めます。
このように、お客さんがメリットを感じられる看板にすることは、集客効果が高い看板の特徴の1つです。
特徴④看板に最低限の情報が入っている
看板に最低限の情報が入っていることは、集客に効果的な看板の特徴の1つです。美容室では、営業時間についてや入口の場所、予約が必要かどうか、クレジットカードの使用可否、電話番号といった情報はお客さんも知りたい情報です。
お客さんは看板を見て知りたい情報が出ていないとお店のことを理解できず来店しにくくなってしまいます。看板にこうした最低限の情報を載せられると、お客さんも迷いなく来客しやすくなるので集客においても効果的になります。
特徴⑤わかりやすい位置に看板が設置してある
集客効果が見込みやすい看板の特徴として、看板の位置があります。看板が設置してあってもわかりにくい場所に設置されていたり、文字などが読みにくい方向に設置されていたりすると、お客さんから関心を持ってもらいにくくなってしまいます。
お客さんから魅力を感じてもらい来店してもらうためにも、看板は進行方向に対して垂直に設置したり、電柱や標識などで看板が見えないようにならないよう目に留まりやすい場所に看板を設置するようにしましょう。
わかりやすい位置に看板が設置してあると、美容室を認知してもらい興味関心を引きやすくなるので集客にもつながりやすくなります。
美容室で集客できる看板を作成する3つのポイント
美容室で集客できる看板を作るためには、具体的にどのようなことが必要なのでしょうか。ここまで解説した集客できる看板の5つの特徴もふまえながら、看板作成に必要な3つのポイントについて詳しく解説します。
ポイント①ターゲット層を明確にする
集客できる看板を作るためにも、美容室として狙うターゲット層を明確にすることはとても大切です。なぜならば、美容室として狙うターゲット層によって色の使い方で文字のフォント、使う写真など全体的なデザインが異なるからです。
20代や学生などの若年層を狙う場合には、やんわりとしたフォントやイラストなどを使うことで印象に残りやすくなります。
30代から40代のファミリー層を狙う場合には、子供向けのイラストなども交えると、子供も気になるので親も看板を見るきっかけにつながりやすいでしょう。キッズスペースなどがある場合には、そのことも看板で伝えられると子連れでもお店に入りやすくなります。
シニア層をターゲットにする場合には、大きめの文字を意識しながらすぐに施術ができたり、予約先などを掲載してアクションを起こしやすい情報を載せるようにしましょう。シニア層はインターネットに慣れていないことも多いので、看板をみてアクションを起こせると集客効果が高くなります。
このように、ターゲット層を明確にしたうえでデザインや載せる情報を整理できると、集客効果が高い看板を作れるでしょう。
ポイント②看板の種類を選ぶ
集客できる看板を作るためにも、種類を選んで適切な場所に設置することは大切なポイントの一つです。看板の具体的な種類には下記のような種類があります。
- A型看板｜Aの形をした看板で両面に情報を載せることができる
- L型看板｜Lの字型になっていて狭い場所でも設置しやすい
- R型看板｜表示面が曲線になっていてメニューの掲載などに向いている
- T型看板｜逆Tの字型になっていて重厚感や高級感がある
- 電飾看板｜光るタイプの看板なので暗い場所や夜間でも視認性が高い
- 手書き看板｜ペンなどで直接書き込めるのでアットホームな雰囲気を出しやすい
- のぼり旗｜布を使った縦長の旗で風でなびくので目立ちやすい
このような看板の種類を、設置したい場所に合わせて選ぶことで、お客さんの目に留まりやすくなるので認知してもらう機会が増えるので集客効果が高くなります。
ポイント③看板のデザインをする
ターゲットと看板の種類が決まったらターゲットに合わせたデザインを考えましょう。ここでは、看板のデザインにおける3つのポイントについて詳しく解説します。
看板のデザインには基本情報を入れましょう
看板のデザインには美容室の基本情報を入れるようにしましょう。基本的な情報としては、下記の3つのポイントがあります。
- 店舗の名前
- 営業時間
- 連絡先
基本情報以外にも施術メニューや価格などを表示している美容室も多くあります。また、施術だけではなくプラスアルファの情報（マッサージやキッズスペースの有無など）をターゲットのニーズに合わせて載せられると、美容室として狙っているお客さんに魅力を感じてもらいやすくなります。
このように看板をデザインする際には基本情報を載せつつ、プラスアルファの情報を看板に載せられると集客効果を高められるでしょう。
看板のデザインには店舗の内装やスタッフの写真を入れましょう
看板のデザインには店舗の内装やスタッフの写真を入れると、集客効果をより高めてくれます。特にビルの上層階などにあるお店などは、中の様子が外から分かりづらくお客さんが入りにくくなってしまいます。
看板にスタッフの写真やお店の内装などの写真が掲載されていると、美容室の中の様子がわかりにくくてもお客さんが内装を見ることができるので魅力を感じやすい看板に仕上がります。他にも、お店のコンセプトにあったカットモデルの写真などを載せるのも一つの方法です。
このように看板のデザインには、店舗の内装やスタッフ・カットモデルの写真を入れるとデザイン性も高まるので集客につながりやすい看板になるでしょう。
看板のデザインは店舗の雰囲気に合わせましょう
看板のデザインは、店舗の雰囲気に合わせるようにしましょう。お店のコンセプトとずれたデザインになってしまうと、看板に興味関心を持って来店してくれたお客さんが「イメージがちょっと違う」という印象を持ちやすく、看板が逆効果になってしまうこともあります。
例えばナチュラルなコンセプトのお店が、シックで高級感のある看板のデザインなどを用いてしまうと看板とお店のコンセプトにギャップが生まれてしまいます。
お店の内装やコンセプトがどんな雰囲気なのかを考えて、看板のデザインを店舗の雰囲気に合わせられると集客につながりやすいでしょう。
お店にぴったりの看板を作って集客できる美容室を目指しましょう
美容室にとって看板は効果的な集客のツールです。しかし看板のデザインを間違えてしまうと集客につながりにくくなったり、リピートにつながりにくくなってしまったりします。
集客効果を高めるためにも、美容室として狙うターゲットを明確にした上で設置場所や看板の種類、デザインなどを考えて看板を作るとよいでしょう。看板を見た方が来店してみたくなる美容室にぴったりの看板を作ってみてくださいね。
