美容室に限らず、新しくお店を開業する際には、さまざまな方法で告知して集客をおこなうことが大切です。そして、オープンの告知方法のひとつにチラシがあります。
せっかくチラシを作るからには、多くの人の目を引くようなものを作り、ぜひ来店したいと思ってもらいたいもの。今回紹介する内容を参考に、魅力的で効果の高いチラシを作成・配布しましょう。
目次
美容室のオープンを知らせるチラシを作成する4つのポイント
美容室の新規オープンを知らせるために、チラシを作って配布する方法があります。そこで、チラシを作成するときのポイントを押さえてみましょう。
なお、チラシの種類や効果を高めるポイントは、下記のページでも紹介しています。
参考記事:
1. ターゲット層を明確にする
チラシを作成する前に、まず、どんな人に美容室を利用してもらいたいのかというターゲットを明確に定めることが重要です。
オープン当初は誰でもいいからとにかく来てほしいと考えてしまうかもしれませんが、来店するお客様側もそのお店の客層を気にしています。
そのため、性別・年代・好みなどターゲット層をはっきり決めて、対象となる相手にマッチするようにアピールすることが大切なのです。
2. オープンに伴う魅力的なキャンペーンを計画する
オープンに乗じてお得なキャンペーンを企画し、お客様が「お試しで利用してみたい」「行ってみようかな」と考えるきっかけ作りにするのもおすすめです。チラシにオープンキャンペーン情報を大きく掲載し、クーポンをつけるなどしてしっかりPRしましょう。
クーポンをつけるメリットとは?
チラシにキャンペーンのクーポンをつけることで、お客様を呼び込みやすくなります。さらに、チラシを保管してもらえる可能性がある点や、クーポンを利用してもらうことによりチラシの効果を測定しやすいという点もメリットです。
3. 競合店との差別化を図る
オープンチラシでは、同じエリアにすでに存在する競合サロンが持っていないような、自店の強み・推しをアピールしましょう。ライバルにはない武器があることを訴えかけ、差別化できるような内容にすることが大切です。
なお、単なる案内ではなく、その強みがあることによってお客様がどんなふうに変われるのか・お客様にどのようなメリットがあるのかということを具体的に伝え、イメージしやすくしましょう。
4. 店舗の基本情報を掲載する
チラシにはオープン日を記載するのはもちろん、住所・営業時間・定休日などの店舗の基本情報や、地図、アクセス方法などをわかりやすく掲載します。
サロンの詳細情報は、チラシを見た人が利用しやすい日時に営業しているか、行きやすい場所にあるか、自分の行動範囲かどうかなど、来店するかどうかを決める判断材料として重要です。
予約方法も載せてハードルを下げよう
予約をいつから受け付けるか、どうやって予約するのかなど、予約に関する情報も必須です。予約方法はできれば複数種類用意しておき、お客様が予約したいと思ったタイミングで、やりやすい方法で予約を入れてもらえるように案内しましょう。
なお、予約システム「リザービア」では、LINEやInstagramと連携して予約を受け付けることもできます。お客様がすでに利用しているSNSから予約を入れられるため、便利です。
LINE・Instagramそれぞれの連携予約について、詳しくは以下のページでご覧ください。
公式LINEと連携できる予約システム【リザービア】
目を引くチラシをデザインするにはどうすればいい?
見る人の目を引くようなチラシに仕上げるには、どんな点を押さえればいいのでしょうか。美容室のオープンチラシをデザインする際のポイントをお伝えします。
なお、チラシを自作するときに役立つおすすめアプリやPC用ソフトは、下記の記事で紹介しているので参考にしてください。
参考記事:
オープンチラシで気をつけるべきこととは?
はじめに注意事項としてお伝えすると、オープンチラシは通常のチラシとは優先順位が異なります。どういうことかというと、一般的なチラシではデザイン性が重視されますが、オープンチラシでは訴求が優先でデザインは二の次なのです。
とはいえデザインに気を配るに越したことはないので、チラシを制作するにあたっては下記の2項目を意識しましょう。
目を引くキャッチコピーを作ろう
ターゲットがチラシを手に取ったときに、パッと目を引くようなキャッチコピーを考えましょう。ターゲットの悩みを解決できるような売り文句や、美容室の強みを押し出すような内容です。心に響くキャッチコピーでターゲットの興味を引きつけましょう。
興味を持ってもらえるデザイン|ターゲットに合わせよう
オープンチラシであることをふまえつつ、ターゲット層が好みそうなカラーや雰囲気などを考えてデザインを作りましょう。
なお、施術料金が低価格であることをアピールしたい場合でも、チラシ自体が安っぽい印象では、利用したいと感じてもらいにくくなります。そのため、あまり安っぽくならないように気をつけることも大切です。
店の雰囲気がわかる写真素材を入れる
店の内装・施術中の様子・仕上がりスタイル・スタッフの姿など、店の雰囲気が伝わりやすい写真などを入れるのもポイントです。外からではわからない内部のイメージを伝えることによって、お客様に安心して来てもらえるようにしましょう。
オープンを知らせるチラシを効果的に配布するには?
ここからは、美容室のニューオープンを知らせるチラシを効果的に配るためのコツを紹介します。
詳しくは、以下の記事もあわせてご覧ください。
参考記事:
いつから配り始めればいい?
美容室のオープンチラシを配布する時期は、お客様にオープン当日からの予約を入れてもらうため、開店予定日の7~10日ほど前から配り始めるのがおすすめです。
どこに配るの?
配布する場所については、サロンの近隣や、ターゲット層が多く住む地域を狙って配ることも大切です。チラシを配る前に、配布対象として適切なエリアを調査しておく必要があります。
なお、ターゲットが多く分布している場所がどこなのかは、国勢調査などのデータで調べることが可能です。「30~40代の女性人口が多い」「美容関連への支出額が多い」など、求めるターゲット像に合致したデータを活用しましょう。
どうやって配るの?
次に、オープンチラシの配り方ですが、いくつかある配布方法のうち主なものを3つ紹介します。
スタッフによるポスティング
一つめは、美容室のスタッフが自分達でポスティングをおこなう方法です。一戸建てなど、ターゲットがいそうな家を選んで一軒ずつポスティングできるメリットがあります。その反面、時間や体力が必要なため、一日あたりの配布量には限界があることに注意が必要です。
業者によるポスティング
二つめは、業者に依頼して大量にポスティングしてもらう方法です。短期間で一気に配ってもらえるので、新規オープンの周知には効果的といえます。
ただし、ターゲットの吟味はされず、集合住宅などまとめて配りやすいところに配布されがちなことや、コストがかかることに注意しなければなりません。
新聞折込
三つめは、新聞に折り込まれるチラシとして各家庭に届ける方法です。ターゲットが高齢層の場合は手に取ってもらえる可能性が高いですが、若い人をターゲットにしている場合は不向きといえます。業者と同様に、ターゲットの絞り込みや選別もできません。
また、業者ポスティングより安めとはいえ、費用も発生します。
何回くらい配るの?
チラシは1回配って終わりではなく、サロンの存在を知ってもらうために、毎月1回程度のペースで3回(3ヶ月)は配るのがおすすめです。オープンを周知するには、1回チラシを配るだけでは足りず、何度もアプローチすることでようやく認知度も高まってきます。
また、3ヶ月ほど配り続けることによって、お客様が髪を切るタイミングにマッチする可能性があるので、ぜひ継続しましょう。
何枚配ればいいの?
配布するチラシの枚数をどのくらいにするかも考えなければなりません。反応率から割り出す場合、一般的には配った枚数の0.1~0.3%といわれているので、3万枚で30~90人程度来店すると見積もることができます。
また、前項の回数と関連して、何度も配布することにより、自店の知名度が上がってお客様の反応もよくなりやすいです。
ただし、実際に配布してみないとわからない部分もあるので、前で挙げた記事も参考にしつつ枚数を決めてみてはいかがでしょうか。
美容室オープンを効果的に知らせてお客様を呼び込もう!
美容室を新しくオープンする際は、チラシを作成して効果的に集客に活用することが大切です。そこで、作成するときのコツやデザインのポイント、配布時期・配り方・枚数などもお伝えしました。
今回の内容を参考にして、美容室のターゲット層に届くようにチラシを作成・配布するにはどうすればいいのか、しっかり戦略を練ってください。上手なチラシ集客でオープンと同時にたくさんのお客様を呼び込み、人気美容室を目指しましょう。