美容室の経営理念の決め方がわかる!人気美容室の例から学ぶ経営理念の作り方を紹介

美容室の経営理念の決め方がわかる!人気美容室の例から学ぶ経営理念の作り方を紹介
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美容室経営を考える際に、開業する場所や資金調達、従業員を雇うなどお金のことばかりを考えてしまうかもしれません。しかし、その前にもっと重要なことがあります。

それは美容室を始める理由、つまり経営理念を決めることです。今回は「経営理念の決め方がわからない」という人へ、美容室の経営理念を作る方法を例を挙げながらご紹介します。

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経営理念について

経営理念について
経営理念を決める前に、「経営理念の意味」「なぜ経営理念が必要なのか」「経営理念がないとどうなるか」について説明します。はじめて経営を始める人にとって勉強しておくべきことはたくさんあります。

知識を得る最初の一歩として、経営理念について理解して美容室経営に役立てください。

経営理念は存在理由を明確にするもの

経営理念とは、活動方針を決める基本的な考え方のことをいいます。企業によっては、社訓・ミッション・ファイロソフィーと呼ばれています。

自分が美容室を経営するにあたり、なにを大切にしているのか・なぜその美容室は存在しているのかを言語化したものが経営理念になります。

また、美容室を立ち上げるとき、自分一人だけではなく従業員を雇うことがあるでしょう。自身の想いを従業員と共有して同じ志を持つことで美容室を運営していくことができます。

つまり、存在理由を明確にすることは、美容室を経営するために自分、そして従業員にとって大切なことです。

経営理念が無いと目的を見失う

もし経営理念を決めていなければ、経営困難に陥った場合にその後の方向性を決めることができなくなります。

美容室に限った話ではありませんが、起業後の生存率は低く、起業後に十年以上続く美容室は珍しいと言われています。

「自分は大丈夫だ」と、経営に自信を持っていたとしても、いつ状況が変わるか予測することができません。困難な状況になった際に振り返る材料、そして次にどう行動するか自分を含め社内で共有できるように、経営理念を決めておくべきでしょう。

経営理念は「自社」、コンセプトは「お客様」のためにある

似たようなニュアンスで、コンセプトという言葉があります。一見同じ意味で捉えてしまう人がいますが、実は両者の意味や目的は異なります。

理念:事業、計画などの根底にある根本的な考え方
コンセプト:概念、意図、構想

経営理念は自社で共有するため、コンセプトは美容室を美容室を利用するお客様のためにあると理解して大丈夫です。要するに掲げる対象が異なります。

美容室を開業するのであれば、経営理念とコンセプトの2つを決めるといいでしょう。

経営理念だけでは不十分

美容室を経営するのであれば、経営理念だけでは不十分です。なぜなら、消費者へ向けたメッセージが何もないからです。美容室は利用してくれるお客様がいなければ収益を得ることができません。

消費者は、美容室を探すときに自分がなりたい姿に近づくかどうか、料金やメニューを含め美容室のコンセプトを見ています。利用者が美容室を決める判断の材料の1つにするために、コンセプトを掲げることを念頭に置いておきましょう。

経営理念が重要な理由3つ

経営理念が重要な理由3つ
これまでの内容を含め、経営理念が重要な理由を3つ挙げます。

  • 強固な組織を作ることができる
  • ブランドイメージができる
  • 将来にわたり指針となる

経営理念は、美容室の存在理由や運営目的を言語化したものです。経営理念があることで価値観や方向性を従業員と共有し、一体感の醸成を進めることができます。

もしも経営理念が無ければ、別々の方向性を持った従業員が集まってしまうこともあり、うまく統制ができず生産性が向上しません。

指針があれば、消費者は評価をつける判断材料に用いることでしょう。評価をつけられることでブランドイメージが確立され、その結果、美容室の集客に繋がります。

美容室を経営するのであれば、従業員や多くのお客様が喜んでいる姿を見たいものですよね。そのために経営理念は大切であるということを理解しておいてください。

美容室の経営理念とコンセプト例

美容室の経営理念とコンセプト例
「経営理念の大切さは理解できたけど実際に決めるのが難しい」と思う人がいることでしょう。そんな方へ向けて美容室の経営理念とコンセプト例をご紹介します。

実際に運営されている美容室の例を見ることで経営理念やコンセプトを決めるヒントを得られることでしょう。紹介する美容室は3つです。

上場企業「株式会社ヤマノホールディングス」

美容事業の売上高が15億2800万円(2022年3月期第3四半期報告書より)を誇る上場企業「株式会社ヤマノホールディングス」を紹介します。

1987年に設立され、2019年10月に美容室運営を手掛けていた株式会社L.B.Gの株式を取得し、2022年現在、美容室の数は、70を超えています。

上場企業の経営理念と美容室のコンセプトについて見ていきましょう。

企業:髪・顔・装い・精神美・健康美

美道五原則「髪・顔・装い・精神美・健康美」を企業理念として、 真の女性美と豊かな生活を皆様にお届けする企業グループです。

企業公式ページより、企業理念を美道五原則として以上のように掲げています。文章からわかるように、女性に焦点を当てています。そのため、入社を希望する人や働いている人は女性の美の追求、そして生活を良くすることを目的に仕事をしていることでしょう。

このように経営理念があることで、行動指針を理解することができます。

コンセプト:価格、技術、雰囲気・・・全てを満たすヘアーサロン

「価格、技術、雰囲気・・・全てを満たすヘアーサロン」をコンセプトにしています。

公式ページより美容室を利用する人にとって、利用料金やカット技術、お店の雰囲気などが心配になります。

それらの悩みを解消し、安心してもらう美容室でありたいということがコンセプトから伝わってきます。

また、この美容室を利用すれば自分の望みが叶うという期待が生まれます。とても参考になるコンセプトですね。

カミカリスマ受賞のTHE ORDER

続いて紹介するのは、2015ミルボンDAインスパイア名古屋でデザイナー賞受賞、カミカリスマのカラー部門でサロン受賞、その他にも業界誌に掲載されるなどの実績を持つ「THE ORDER」の代表を務める四宮桂佑さん。

実績を多くもつ美容室の経営理念やコンセプトについて見ていきましょう。

企業理念:人を大切にする

サロンを立ち上げた時からの経営理念として、【人を大切にする】という事を掲げています。これはお客様だけでなく社員や携わる方々を大切に人を最重要として大切にするという意味です。

これはTHEORDERの公式ページで紹介されている企業理念です。

2022年で設立7年を迎えるTHE ORDER。お客様だけではなく、美容室で働く従業員も大切であるということがわかります。

この「大切」という言葉には、美容室としてお客様へどのようにして価値を提供するかとは別に、従業員の価値観や働き方を尊重する意思も込められています。

美容室のなかには、子育てをしながら働いている人もいます。そういった人でも働きやすい環境作りをして、美容師やサロン共に上を目指すことを目標に掲げています。

コンセプト:THEORDER=次へ

四宮桂佑さんは「THEORDER=次へ」をサロンコンセプトとして、髪に対して妥協しません。流行が頻繁に変わる美容業界で生き残るために、時代に合わせた対応が必要になります。技術はもちろん、ヘアスタイル・薬剤・ケアなど髪に関わるすべての物にこだわっています。

1人1人に合ったスタイルを重要視していることが、経営理念にも繋がっていることがわかります。また、THEORDERはターゲット層を10代後半~30代前半の女性に定め、ターゲット層のためにするべき行動も理解しています。ぜひ公式ページを参考にしてみてください。

若者男性から圧倒的な人気「OCEAN TOKYO」

最後に紹介するのは、10~20代の男性から絶大な人気である「OCEAN TOKYO」を運営している株式会社オーシャントーキョーグループ。ヘアーコンテストホットペッパーアワードで2年連続1位に輝いています。

業界トップクラスの美容室の経営理念について見ていきましょう。

3つの想いから出来上がった経営理念

  1. 「⾃信」を再発明する。
  2. 「美容師」を再発明する。
  3. 「美容ビジネス」を再発明する。

この経営理念には、美容師を通じて若い人に自分らしく自信をもってほしいという意味が込められています。さらに、憧れを抱かれる存在になってほしいということも理念から伝わります。

OCEAN TOKYOはSNSにも力を注いでおり、インスタグラムのフォロワー数は8万人を超えています。

経営理念を基に実績を積んでいるため、伝えるべき相手や行動指針が参考になります。なりたい姿、どう行動すればいいのか、経営理念の決め方に困っている人はぜひ一度見てみてください。

経営理念の考え方

経営理念の考え方

経営理念は、自分や従業員がいる社内、そして社外にも向けた美容室の基盤です。実際に運営されている美容室の経営理念の例を見ることで、重要性を理解することができたかと思います。

経営理念を考えるには、それを構成している3つの要素を知ることが必要です。

ビジョン:将来なりたい姿
ミッション:美容室の存在意義
バリュー:価値観、信念

これらを組み合わせることで経営理念を決めます。

あるべき姿、お客様への想いを決める(未来)

美容室が将来どうなっていてほしいのか、あるべき姿を考えます。お客様があなたの美容室へ通う理由として、重要な指針になります。未来の姿を決めるための夢でも構いません。美容室の雰囲気や、喜ぶお客様の顔を思い浮かべると考えやすいでしょう。

「この美容室を利用すれば自分に合った髪型にしてくれる」「自分に自信が持てるようになった」「接客が素晴らしい」など、相手からどんな言葉をかけてほしいか、なにを言ってもらいたいかを考えてみましょう。

存在価値と使命(現在)

未来の姿を考えたあとは、いま(現在)自分ができることを明らかにします。できることを明確にすることで、美容室の存在価値や使命が分かります。

ここで注意するべきことは、「自分は髪を切ることしかできない」と後ろ向きになってはいけません。髪を切ることができるだけでも、十分に価値があることを理解しておきましょう。

そのうえでカットのなにが得意なのかを見定めましょう。例えば骨格矯正カットやトレンドカット、デザインカットなど、髪の切り方はさまざまです。得意なカットが明確になれば、年齢層を定めることができます。

そうすれば、価値提供や自分の使命が見えてきます。まずは、自分にできることを明確にしましょう。

現在と未来を繋げて行動を決める

いまの自分が備えている能力で、提供できる価値と未来のなりたい姿を決めたら、それらを繋げて行動を決定します。

デザインを中心にするのであれば、スタイリストを雇う必要があり、液剤やロッドを揃えなければいけません。また、ヘアモデルを起用して宣伝することも効果的でしょう。

このように、現在できることと未来の姿を言語化することで、やるべきことがハッキリします。そしてこれらを明確にすることで従業員と同じ方向性を持つことができ、お客様も美容室の姿を評価します。経営理念が中々決まらない人は、ぜひ活用してください。

経営理念で大事なのは「物語」

経営理念で大事なのは「物語」
ストーリーテリングという言葉をご存じでしょうか。これは人になにかを伝える方法として、しばしば使われる手法の1つです。「物語形式」にすることで、分かりやすく社内やお客様に自分の想いを伝えることができます。

抽象的な経営理念に加えて、それに至った自分の経験=物語の具体性を入れることで、より周りの理解を得ることができます。自分の想いを正確に知ってもらうために、過去の自分を思い返してみてください。

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時間をかけてじっくり経営理念を決めよう!

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美容室を早く経営したいという思いから、経営理念やコンセプトをかんたんに決めようとする気持ちがあるかもしれません。しかし、焦りは禁物です。

美容室を誰のために始めるのか、どういった美容室にしたいのか、従業にどうあってほしいのか、将来にわたり美容室を経営していくためにじっくり時間をかけて、自分の想いを言語化してみてください。

当サイト、リザービアでは美容サロンに特化した予約の一括管理や商品管理、さらに顧客のデータ分析システム導入をサポートしています。「美容室を効率よく経営したい」というオーナーさまはぜひ活用してみてください。

引用:
株式会社ヤマノホールディングス:企業情報
株式会社ヤマノホールディングス:事業内容
THE ORDERの公式ホームページ:2022新卒ガイダンス案内ページ
OCEAN TOKYO:COMPANY

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