サロンの集客方法として、まずはホットペッパービューティーに登録するという方も多いのではないでしょうか。圧倒的な知名度を誇り、利用者も多いことからホットペッパービューティーを利用すれば集客できると思っている方もいるかもしれません。
一方で、あまり集客効果を感じられずに他の方法を模索するサロンがあるのも事実です。
そこでホットペッパービューティーが人気の理由やポータルサイトを利用するメリットとデメリット、ホットペッパービューティー以外の集客方法を紹介します。集客方法を模索中の方やホットペッパービューティーの利用を迷っている方などの参考になれば幸いです。
まずは資料をご覧ください
目次
多くのサロンがホットペッパービューティーを利用する理由
多くのサロンが自社集客だけでなく、ホットペッパービューティーを利用しています。サロンの開業とともにホットペッパービューティーに登録したというサロンも多いかもしれません。
なぜそんなにホットペッパービューティーが支持されるのか、多くのサロンがホットペッパービューティーを選ぶ理由として考えられる2つのことを紹介します。
1.参画サロン数と年間予約数
ホットペッパービューティーは数ある美容系ポータルサイトの中でも国内最大級と謳われています。
参画サロン数は15万店以上(2024年4月現在)、年間予約数はヘアサロンだけで1憶件以上と、その利用率は桁違いです。また予約の決め手となる口コミも多く、次回からの予約もホットペッパービューティー経由で行う層も一定数いることから、安定した集客が期待できます。
その他、CMの回数が多く知名度が高い、Webで検索してもホットペッパービューティーのページが上位表示されるなど、SEOにも力を入れていることから、ホットペッパービューティーに登録すればある程度の露出ができるなどのメリットもあるでしょう。
2.予約システムが無料で利用できる
ホットペッパービューティーを運営するリクルートは、サロンボードという予約システムを提供しており、ホットペッパービューティー掲載店は、無料で利用できます。
ネット予約に対応するため、予約システムの導入を検討するサロンは多いですが、それぞれに特色があったり無料で利用できる機能に差があったりしてなかなか決められない、選定する時間がないなどの悩みを持つオーナーも多いものです。
そのため予約システムの選定問題を同時に解決できることも、ホットペッパービューティーを選ぶサロンが多い理由の一つだと考えられます。
引用元
リクルート|サロンボード
ポータルサイトを利用したサロン集客の課題とは
ホットペッパービューティーを含め、ポータルサイトはジャンルに特化した店舗が一同に会し、美容サロンへの予約という目的をもった顧客を集められるため、効率よく集客できる仕組みです。
しかし一方で、資金力が豊富な大規模サロンや有名店などと同じ土俵で戦わなければならず、場合によってはメリットよりデメリットが上回ってしまうこともあり得ます。
ここでは、ポータルサイトを利用した集客の課題について整理してみましょう。
広告宣伝の費用対効果が低い集客方法
ホットペッパービューティーをはじめとして、掲載するために費用がかかるポータルサイトの場合、掲載料を支払っても利益が出るだけの予約を確保しなければなりません。
仮にポータルサイトへの掲載が集客にあまり結びついていない場合、集客方法としては失敗ということになるでしょう。高い掲載料を支払って予約数が伸びなければ、当然売上や利益率に影響します。
掲載料のもとをとるには、サイト内での順位を上げたり、もっと高いプランに変更するなどの工夫をするか、掲載料がかからないポータルサイトを選ぶことが重要です。ただしそういったサイトでは、掲載料が無料のかわりに予約が入るたびに手数料がかかることに注意しなければなりません。
ポータルサイトの集客はリピーターにつながりにくい
サロンの予約をポータルサイト経由でするお客様の多くは、クーポンや初回限定価格などのお得感を重視する方も多いのが実情です。
クーポン目当てや初回限定価格だから利用する、というお客様はリピーターにつながりにくいという特徴があります。もちろん魅力的なサービスやコンセプトがあり、クーポンサイト経由のお客様をリピーターとして多く獲得しているというサロンもあるでしょう。
しかしリピーターになりにくいといわれる顧客層をリピーターにしようと躍起になるより、最初からリピーターとして獲得しやすい顧客向けの施策に注力したほうが効率的です。
クーポンや値下げで売上が伸び悩む
先述したように、ポータルサイト内では同じジャンルのサロンが数万軒単位で集客しており、そのなかでお客様の目にとまり、予約してもらうのは簡単ではありません。そのため、ライバル店より価格を下げたり利益率の低いクーポンを乱発したりして、自店を選んでもらおうとするサロンがあります。
そうすると、集客はできているのに売上が伸び悩むというジレンマに陥ることになりかねません。
また昨今では、SNSやSEO(検索エンジン最適化)・MEO(マップ検索エンジン最適化)などさまざまな手法があるため、いろいろな方法に手を出して中途半端な施策になり、そのどれもが結果につながっていないというケースもあります。
ホットペッパービューティー以外の効果的な集客方法とは
ホットペッパービューティーはそれ自体が露出を増やす工夫がされているため、SEOやMEO、ネット広告、テレビCMなどで頻繁に見かけます。そのため知名度が高く、ホットペッパービューティー経由の予約数や口コミ数も国内最大級です。
ただし参画中のすべてのサロンがその恩恵を受けられるわけではなく、先述したようにサイト内でのPV争いや差別化に成功しなければなりません。サロンの集客方法は一つではないため、他にどんな選択肢があるのかを知っておきましょう。
1.ホットペッパービューティー以外のポータルサイト
まずはホットペッパービューティー以外のポータルサイトをいくつか紹介します。掲載料無料のものもあるので、ホットペッパービューティーで集客できていないサロンは試してみるといいでしょう。
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楽天ビューティ
ホットペッパービューティーほどではないものの、月間のアクセス数が多く露出が期待できるのが、楽天ビューティです。
成果報酬型なので、掲載料が無料なのも嬉しいポイント。楽天ポイントを貯めたり使ったりすることもできるので、楽天のユーザーを取り込めるのもメリットです。
OZmall|オズモール
オズモールは、女性向けの雑誌「OZmagazine」のWEB版で東京・関東エリアを得意とするポータルサイトです。
雑誌編集の経験を駆使した現地取材をもとに掲載されるため、オズモールに掲載されているサロンは必然的に信頼度が高く、イメージ戦略にも有効でしょう。
BeautyPark|ビューティーパーク
ビューティーパークはSEOにも強く、検索エンジンで比較的上位表示しやすいポータルサイト。掲載料が月1万円~の固定と良心的で、成果報酬もないため経費の把握もしやすいのがメリットです。
他のポータルサイトでは、サイト経由の顧客情報を企業側が握っており、ポータルサイトをやめると顧客情報も消えてしまうという悩みがありますが、ビューティーパークでは顧客情報をサロン側で蓄積し管理できるため、顧客情報を人質にやめられないという心配もいりません。
minimo|ミニモ
スマホで管理しやすいミニモは、初期登録費用や月額掲載料もかからず、最短で即日掲載ができるポータルサイトです。成果報酬も0~660円と良心的で、スタッフ一人ひとりがアプリで予約を受け付け、それをPCで一括管理することもできます。
予約管理システムを導入して連携すれば、レポートで売上分析をしたり予約の一元管理ができたりと業務効率化にも便利です。
2.ホームページ・SNS
予約数をアップするには、さまざまな場所で露出しサロンの認知度を高めることが大切です。そのために効果的なのがSNS。昨今ではサロンの集客ツールとしてSNSを活用しているサロンも多く、コストをかけずに美容に興味のある層にアプローチできるため、サロンの宣伝だけでなく美容情報を積極的に発信することで集客につなげることができます。
また検索エンジンでサロン情報を求めているお客様にアピールできるホームページは、サロンの信頼度を高めたり、コアなファンを獲得したりするのに役立つでしょう。
3.Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールとは、Googleに店舗情報を登録することでGoogleの検索結果やマップ検索結果にサロンの住所や営業時間、電話番号などを表示させるサービスです。
ポータルサイトより上位に表示され、クリックせずとも店舗情報が表示されるため予約につながりやすいのがメリット。特に予約システムと連携して検索結果に直接予約ボタンを表示させれば、予約数アップに貢献すること間違いなしです。Googleで予約については後述しますので、あわせてご覧ください。
ホットペッパービューティーに頼らない集客できるサロンの特徴
集客に便利なホットペッパービューティーですが、ここまで見てきたようにデメリットもあります。ホットペッパービューティーだけに頼らず、独自に集客できているサロンにはどんな特徴があるのでしょうか。
4つのポイントを見ていきましょう。
1.リピーター獲得ができている
新規集客に比べてリピーター集客は効率がよく、安定した経営にはリピーターの存在が欠かせません。
自社集客ができているサロンの多くは、リピーター獲得の仕組みがしっかりできていることが多いです。そしてリピーターが多くを占めるサロンでは、ホットペッパービューティーをはじめとするポータルサイトを利用する必然性もなくなるので、広告費を効率的に使えるようになります。
2.他店との差別化ができている
やはり独自に集客できるサロンは、コンセプトが明確だったり独自性のあるメニューがあったりと、他店と何かしら差別化できるポイントをもっています。
特徴がないサロンやはっきりとした強みがないサロンは、自社集客だけでなくポータルサイト内での集客にも苦労することが考えられるでしょう。これといった強みがないサロンは、競合店の調査や自己分析で強みにできる部分を見つけることをおすすめします。
3.ネット予約の導線が確立している
今やネット予約ができるかどうかは、予約率に影響するほど重要です。ホットペッパービューティーの調査によると、ヘアサロンで半数以上、ネイルサロンで70%以上、アイサロンにいたっては80%以上がネット予約であることがわかっています。
これまで電話予約が主流とされてきた男性も、半数近くがネット予約を利用しており、この流れは今後ますます強くなる見込みです。
そのためネット予約に対応しているか、スムーズな予約導線が確保されているかなどが集客できるサロンに欠かせない要素となるでしょう。
引用元
【調査】ネット予約、キャッシュレス…DXが進んでいると思う業種ランキング!美容サロンは何位?
4.複数の集客経路をもっている
集客方法を一つのものに頼るのは危険です。そのサービスがなんらかの事情でなくなったり、評判が悪くなったりしたら自店にも影響してしまいます。
さらにお客様がどのような方法でサロンを探すかの選択肢は数多くあります。時代がすすめば主流とされる方法も移り変わることもあるでしょう。
そのため一つの集客方法に絞るのではなく、いくつかの経路を持っておくのが安心です。SNSやホームページはほとんどコストもかからないため、種を撒くつもりでさまざまな集客方法を試しておきましょう。
ポータルサイトに頼らない集客を目指すならリザービアの導入がおすすめ
ポータルサイトはメリットも多い一方で、その一つに頼り切った集客は上記で紹介したような危険もはらんでいます。またサイト内での上位争いに勝つためにはさらなる課金が必要になるケースもあり、費用対効果が感じられないといった事態になることも。
そこで集客もできる予約システムを導入して、集客効率を高めることをおすすめします。リザービアはLINEやGoogle、ポータルサイトなどと連携して予約に誘導しやすい仕組みを作るのに最適な予約システムです。
リザービアの連携機能や特徴を詳しく紹介しましょう。
LINE連携予約|リピータ―を囲い込みリピート率アップ
LINE連携予約は、トークアプリとしてすっかり私たちの生活に馴染んだLINEアプリを活用できます。
LINE公式アカウントは、すでに運用しているというサロンも多いでしょう。そのLINE公式アカウントとリザービアを連携することで、LINEアプリで予約の自動受付、リマインダー通知、クーポンの発行や口コミなどを完結させられます。
新たなアプリのダウンロードが必要ないためお客様に利用していただきやすく、リピーターの囲い込みにつなげやすいのがメリットです。
Googleで予約|SEO・MEOで新規集客
Googleで予約は、先にも触れたようにGoogleビジネスプロフィールと連携して予約受付ができるものです。
Googleの検索結果に上位表示された店舗情報に予約のリンクボタンを表示させ、ワンクリックで予約に誘導、わずか4秒で予約完了できるため予約数アップが期待できます。
自社ホームページを上位表示させるSEOやMEOは難易度が高いですが、このサービスを利用すればコストをかけずに検索エンジンをサロン探しに利用する層にアプローチ可能です。
予約をまとめて一元管理|ダブルブッキング防止・業務効率化
リザービアのBMS(ビューティマネジメントシステム)は、複数のポータルサイトを利用しているサロンやホームページ・SNS集客をしているサロンに特におすすめの機能です。
BMSはいくつもある予約経路からの予約を自動で調整し管理する機能で、ダブルブッキングを防止し、予約枠調整にかかる手間や時間を軽減できます。
さらにスタッフのシフトも自動更新できるため、月が変わるたびに各サイトにアクセスして更新する手間を省き、機会損失の防止にも役立つでしょう。
手厚いサポートやアフターフォロー
新たなシステムを導入する場合、実際に運用がうまくいくまでは不安がつきものです。リザービアは、導入前のレクチャーから導入直後のフォローアップ研修、アフターフォローまで万全の体制でバックアップします。
リザービアの使い方だけでなく、予約率が上がる予約ステップやターゲットに応じた予約導線などなど、集客できるお店づくりを目指してしっかりサポートするため、はじめての予約システム導入でも安心です。
予約システムを導入してホットペッパーに頼らない集客を目指そう
利用者数も参画サロン数も業界最大級のホットペッパービューティーをはじめ、美容サロンの予約がしたいという見込み客を集めて紹介するポータルサイトは、特に集客力の弱い開店直後のサロンにとって頼りになる存在かもしれません。
しかし掲載料や成果報酬などの経費がかかる割に、実際の予約数が増えないとなれば他の集客方法も試してみるべきでしょう。
低コストで実践できる方法として、SNSやホームページ、Googleビジネスプロフィールなどを活用するのがおすすめ。それらを運用する場合、予約導線を同時に確保しておくと予約数のアップが期待できます。
リザービアは、GoogleやLINE、ホームページやポータルサイトと連携して一元管理でき、それぞれの予約効率を高めるのにも役立つ予約システム。ぜひ活用して集客力の強化をはかりましょう。