1人で理容室を経営するメリット・デメリットや開業資金

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理容室を経営する場合、自分1人でお店を切り盛りするケースと、スタッフを雇うケースの2通りのケースが考えられます。
前者にも後者にもそれぞれメリット・デメリットがあるので、それらを把握したうえでどうすべきかを判断しなければなりません。

本記事では、1人で理容室を経営するメリットやデメリット、1人で理容室を経営するときの売上アップのコツ、1人で理容室を経営できる人の特徴などについて説明します。

1人で理容室を経営するメリット

1人で理容室を経営するメリットとしては、主に以下のようなことが挙げられます。

  • 人件費がかからない
  • スケジュールの管理・調整が容易
  • スタッフのことを気にする必要がない

それぞれのメリットについて、説明します。

人件費がかからない

1人で理容室を経営することのメリットは、何と言っても人件費がかからないことです。
理容室を経営するためには家賃をはじめとしたさまざまな費用が必要ですが、人を雇った場合の人件費は費用の中でも大きな割合を占める項目です。

利益が「売上ーかかった費用」という計算式で算出される以上、費用はなるべく抑えるのが望ましいですが、1人での経営はその点において非常に優れています。

スケジュールの管理・調整が容易

人を雇った場合、その方の出勤を何曜日にするか、何時間にするかなどの管理や調整を行う必要があります。

雇う人数が少人数であればそこまで手のかからないことかもしれませんが、多くの人を雇うとなると、スケジュールの管理や調整だけでも一苦労です。各スタッフの希望や都合を把握したうえで、それぞれ不満のないように出勤スケジュールを組む必要があります。
一人で経営していればそういったことを行う必要がなく、自身のスケジュールを管理・調整するだけでよいので、仕事に集中することができます。

スタッフのことを気にする必要がない

スタッフを雇った場合、どうしても相手のことを気にする必要が出てきます。

技術向上のために理容室で働いているのであれば、閉店後に練習に付き合ってあげたり、仕事の様子を見ながら適宜アドバイスをしてあげたりする必要があるでしょう。また、心身共にストレスなく働くことができているかなどについても、各スタッフの様子を見ながら判断しつつ、時には相談に乗ってあげる必要なども出てくるかもしれません。
こういった仕事は、本来であれば理容室の本筋の仕事とは関係のないものなので、場合によっては自分自身の仕事にも影響を及ぼす可能性があります。

一人で経営する場合は、自身のことだけを考えていればよいので、負担がかなり少なくなるでしょう。

1人で理容室を経営するデメリット

1人経営のデメリット

逆に1人で理容室を経営するデメリットとしては、主に以下のようなことが挙げられます。

  • 回転率が上がらない
  • 売上を伸ばしにくい
  • すべての仕事を自分が行う必要がある

それぞれのデメリットについて、説明します。

回転率が上がらない

お店のスタッフが自分だけということは、対応できるお客様の数も自ずと限られてしまい、回転率が上がらなくなってしまいます。自分自身の努力によって多少回転率を上げることはできるかもしれませんが、その場合今度はサービスの低下が懸念されます。

自分が対応できるラインを見間違えてしまうと、お客様からの評判が下がったり体調を崩したりしてしまうリスクも考えられるでしょう。

売上を伸ばしにくい

回転率は売上に直接的に影響するので、回転率が上がらないということは売上が伸びにくいということとほぼ同義です。お店を経営するうえで売上を伸ばしにくいというのは、かなり致命的なデメリットと言わざるを得ません。

売上が伸びなくても、経費を削ることである程度の利益を確保することはできますが、その場合は仕事に用いる道具などをコストカットせざるを得ず、客離れの一員になってしまうことも考えられるでしょう。

すべての仕事を自分が行う必要がある

スタッフを雇っていれば、お客様からの電話への対応や店舗内の掃除、レジ合わせなどの業務を任せることができ、自分は理容師としての仕事に集中することができます。
しかし1人でお店を切り盛りする場合は、上述したような仕事を含めたすべての仕事を自分で行わなければなりません。
必然的に、自身の労働時間はお店の営業時間を超えることになるので、体力がなければ仕事を継続するのが難しいでしょう。

理容室を1人で開業するときに必要な資金

理容室の開業資金

理容室を開業するときに必要な資金は、物件の家賃(敷金・礼金・仲介手数料等も込み)・内外装工事費・設備導入費・運転資金などです。

これらの中で、運転資金以外は理容室を1人で経営するかどうかに関わらず必要な金額はほぼ変わらず、おおよそ以下のような金額が目安として必要です。

  • 家賃1年分:200万円~250万円(家賃15万円の場合で計算、敷金・礼金・仲介手数料によって変動)
  • 内外装工事費:300万円前後
  • 設備導入費:300万円前後
  • 運転資金:200~300万円

物件の立地や規模にもよりますが、理容室を1人で開業する場合は、おおよそ1,000万円~1,150万円程度の資金が必要ということになります。
なお、内外装工事費や設備導入費は、居抜き物件を契約することでかなり抑えることができますので、開業に向けての資金が心もとない場合は、居抜き物件を中心に店舗を検討するとよいでしょう。
関連記事:【美容室・美容サロン開業・独立を目指している方へ】居抜き物件とは?

売上はどのくらい?1人で経営するときの目安

厚生労働省の統計である「生活衛生関係営業経営実態について」よると、理容室への来店人数は平日1日あたり10人、休日1日あたり14人となっています。
また、お客様1人あたりの平均的な単価は、6,000円強程度だそうです。ただ、この統計は日本中のすべての理容室をもとにして出されたものです。

理容師の人数は、お客様1人あたりの平均的な単価にはあまり影響しないとは思いますが、1日あたりの来店人数には大きく影響するでしょう。
お客様1人あたりにかける時間が60分~90分程度だとすると、理容師1人で対応できるお客様の人数は1日あたり5~8人程度が限界です。

1週間に1回定休日を設けて残りの26,7日はお店を開けるとすると、1ヵ月あたりの平均的な売上は、「5~8人×6,000円×26or27=80万円~130万円程度」ということになります。
1人で理容室を経営する場合は、この売上の中でやりくりしなければなりません。

1人で理容室を経営するときの売上アップのコツ

理容室の売上アップ

理容室の売上をアップするためのもっとも簡単な方法は、理容師の数を増やして対応できるお客様の数を増やすことです。
しかし、1人で理容室を経営する場合にはそうもいきません。
1人で理容室を経営する場合に売上をアップさせるためには、以下のような方法が考えられます。

  • 客数・客単価をアップさせる
  • リピート率や来店頻度をアップさせる
  • 店舗での商品販売を行う

それぞれの方法について、説明します。

客数・客単価をアップさせる

1人で経営する場合であっても、お客様の数をアップさせることで売上を伸ばすというのが、もっとも基本的な方法であることは間違いありません。
営業時間を少し長くしてみるなり、定休日を少し減らすなりすることで、お客様の数をアップさせることができるでしょう。

お客様の数を増やすのは難しくとも、お客様1人あたりの単価をアップさせることができれば、売上は伸びます。普段カットしかしないお客様に対して、カラーやパーマを勧めるなどして、お客様1人あたりの単価アップを目指しましょう。
関連記事:美容サロンの客単価UP!見逃せないメンズ客【番外編】

リピート率や来店頻度をアップさせる

初めてお店に来てくれたお客様をリピーターとして確保することができれば、その方の売上の分だけ売上を伸ばすことができます。
初見のお客様に、心地よいと思ってもらえるような接客を心がけることが重要です。また、今までは2ヵ月に1回しかお店に来られていなかったお客様が、1ヵ月に1回来店するようになれば、売上は自ずと伸びるでしょう。

定期的なケアの重要性を説くなどして、来店頻度を今よりも高いものに引き上げるよう努めましょう。
関連記事:美容サロンのお客様がリピートする理由とは?リピーターを増やす方法3選とシステムの活用方法

店舗での商品販売を行う

理容室の中には、お店で利用しているシャンプーやワックスなどを販売しているところもあります。商品販売を行うことで、理容師の労働によらない売上をあげることができるので、1人で経営する理容室にとっては非常に効率のよい売上確保の手段です。
また、お店で使っているシャンプーやワックスなどを購入してくれるようなお客様は、そのお店のことを気に入ってくれている可能性が高いです。

そういったお客様の数を増やすことは、商品販売による売上をある程度見込めるだけでなく、来店頻度の高いお客様を確保することにもつながるので、二重の意味で売上増に大きな効果があります。
関連記事:店販や集客に効果的なポップの作り方とは

1人で理容室を経営できる人の特徴とは

人で理容室を経営できる人の特徴

理容室の経営を検討している方にとって、1人でお店を切り盛りしたほうがよいのか、スタッフを雇って運営したほうがよいのかは、悩ましい問題かもしれません。
ただ、すべての方が1人での店舗経営に向いているわけではなく、必ず向き不向きがあります。

1人で理容室を経営できる方の特徴としては、主に以下のようなことが挙げられます。

  • コミュニケーション能力や技術力が高い
  • 体力がある
  • 数字に強い

それぞれの特徴について、説明します。

コミュニケーション能力や技術力が高い

1人で経営しているお店が固定客やリピーターを確保するためには、何らかの観点でお客様の心をガッチリとつかむ必要があります。

コミュニケーション能力が高ければ、髪を切っている間に小気味よいトークでお客様を楽しませることができるので、そういったトークを楽しみにお店に足を運んでくれるお客様をつかむことができるかもしれません。

技術力が高ければ、自分のイメージしていた通りの髪型にしてもらえるという評判が広まって、リピーターを確保できるでしょう。
逆に言えば、コミュニケーション能力もあまりなく技術力もまだまだ修行中という方が1人で理容室を経営しようとするのは、かなり冒険的なことであると言わざるを得ません。

体力がある

1人で理容室を経営する場合、自分が働くことで売上をあげることができますが、自分が働いていない間は売上は1円もあげることができません。

自分以外の人を雇っている場合は、最悪自分が体調不良などでお店に出ることができなくても、雇っているスタッフによって売上をあげることができるので、この点は1人で経営する場合との大きな違いでしょう。
つまり、1人で理容室を経営する方は、なるべくお店を休むことのないようにしっかりとした体力があり、体が強いことが求められます。

定期的にお店を閉めてしまうようだと、売上を立てられないだけでなく、お客様からの評判も悪くなってしまうでしょう。

数字に強い

理容室に限らずお店を経営する場合は、日々あげている売上で今後もお店を続けていくことができるのかどうかといった、数字の管理を行わなければなりません。どんぶり勘定でお店の経営をしていると、近い将来必ず行き詰まってしまうのが目に見えます。
また、毎年の確定申告を行う際に支払う税金をなるべく少なくするためにも、どのような形で節税を行うかなどについても頭を悩まさなければなりません。

こういったことが得意かどうかは人によってかなり違いがあるので、数字に弱いという自覚がある方は、少なくともお金などの数字の管理を行ってもらう人は雇ったほうがいいでしょう。

リザービアのインスタグラム連携予約システムの特徴

理容室を経営する場合、各種SNSなどにカットモデルによる実例などを掲載して、カットのイメージを持ってもらったりお店の雰囲気を感じてもらったりすることも重要です。
SNSの投稿を機に、お店の予約をしてもらうというケースも少なくないでしょう。
関連記事:インスタでサロンに集客するには? 活用するメリットと投稿のポイント

多くの方が利用しているSNSのひとつにインスタグラムがありますが、リザービアではインスタグラムと連携した予約システムの利用が可能です。

インスタグラムを見て、「こんなカットいいなぁ」「雰囲気よさそうだなぁ」と感じた方が、そのままお店の予約をできるような仕組みになっているので、見込み顧客を取り逃してしまう心配がありません。
また、インスタグラムに投稿する際に用いるハッシュタグと、リザービアであらかじめ作成しておいた予約メニューとを、自動で紐付けることもできます。

ハッシュタグ付きの投稿を気に入ってくれた方を、シームレスに予約へと誘導できる設計になっています。
1人で理容室を経営する場合、集客になかなか力をかけられないことも多いので、リザービアのインスタグラム連携予約システムは、非常に重宝するでしょう。

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【まとめ】

1人で理容室を経営できるかどうかには向き不向きがある

1人で理容室を経営することには、人件費がかからなかったり、スケジュールの調整が容易だったりといったメリットがあります。
一方、売上や回転率がなかなか上がらなかったり、すべての仕事を自分で行わなければならなかったりといったデメリットもあります。

1人でもうまく理容室の経営を行うためには、コミュニケーション能力や技術力・体力などが求められるため、自分が1人での理容室経営に向いていそうかどうかを踏まえたうえで、判断しなければなりません。

1人で経営する場合、集客にはなかなか力をかけられませんが、そのような場合にはリザービアのインスタグラム連携予約システムをうまく活用するとよいでしょう。

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