独立して自分のサロンを持ちたいと考えて、自宅サロンを始める選択をした場合、店舗を持つよりフロア面積でも資金面でも小規模で開業ができ、こだわり抜いた自分の空間を作ることができます。
自宅サロンの集客には、自身のこだわりをしっかりと発信できるブランドイメージが大切です。ここでは、ブランドイメージにも欠かせないインテリアアイテムについて解説します。
目次
自宅サロンはアイテム次第でブランドイメージが作られる
自宅サロンは、統一感のある雰囲気・レイアウト・インテリアアイテムであなたのブランドイメージを作る方法の1つでもあります。新規のお客様にとって、自宅サロンへ訪れることは、他人のプライベートへ上がり込むような感覚があり、なかなか勇気がいる人も多いようです。
それでも自宅サロンを選ばれるのは、他店にはない魅力的な特徴があって、お店としてブランドイメージがしっかりしていて、求めている技術やサロンで提供される空間に期待ができるからです。ここでは、ブランドイメージを作るのに大事な要素を3点解説します。
ブランドイメージの要素①雰囲気
自宅サロンにおいて雰囲気はブランドイメージを作る一つの要素であり、狙うターゲット層に合わせた雰囲気にすることが大切です。
あなたが提供する技術のターゲット層はどのような世代でしょうか。例えば、若い女性向けにカワイイと思ってもらえるような雰囲気にするのか、働き盛りの女性向けに洗練された大人な雰囲気にするのかなどの顧客層の違いがあります。
それらの雰囲気を表現する方法にはさまざまなスタイルがあります。例をあげると、南国のリゾートスタイル・シャビーシックスタイル・北欧スタイル・ブルックリンスタイル・和モダンスタイルなどがあります。
他には、色にこだわり雰囲気を表現することもできます。白を基調にした明るい雰囲気にしたり、紺や茶色などで落ち着いた雰囲気にするなど色のチョイスによってもブランドイメージが大きく変わります。
お客さんは非日常の空間を求めて来訪します。自宅サロンに行くことは心理的な敷居が高いことも多く、初めてのお客さんは緊張しているかもしれません。
そんなお客さんが部屋に入った時に素敵と感じてもらえるような雰囲気を作り最初の印象を良くすることが大切なポイントです。最初の印象はサロンのブランドイメージに大きな影響を与えるでしょう。
ブランドイメージの要素②レイアウト
自宅サロンにおいてレイアウトは、ブランドイメージにつながる要素です。自宅の一室をサロンにするということは、玄関からサロンまでの導線は、プライベート空間と混在するということです。また、お手洗いも共有することになります。
これらの空間に生活感が剥き出しになっていたら、お客様がサロンの部屋へ辿り着く前に気持ちが下がってしまうかもしれません。
生活感とは、物以外にも、臭い、音があります。玄関に家族の靴やら傘やらが置きっぱなしになっていたり、食事の匂いが残っていたり、その家独自の匂いがすることなどがあります。また、サロンの部屋とリビングの位置によってテレビの音や家族の会話が聞こえるなども。
このような事が無いようにするためにも、玄関は収納や布なので目隠しをしたり、廊下は照明や装飾にこだわったり、トイレも見た目に統一感を出して香りで整えたりして細心の注意を払いましょう。
このようにレイアウトは清潔感があり、非日常の空間を演出することで、サービスの質にも直結し、サロンのブランドイメージにも繋がる要素なのです。
ブランドイメージの要素③インテリアアイテム
自宅サロンにおけるインテリアアイテムの特徴や色使いはブランドイメージがつくられる要素です。例えば、リゾート風やナチュラル風であれば観葉植物をいくつか置くのは効果的です。
他には、内装の色使いでもイメージを作れます。癒しを表現するならば、薄いピンクに薄い緑と濃い緑。高級感を表現するならば、白をベースに紫と黒。エスニックを表現するならば、黄土色に茶色といった具合です。
また、インテリアの色が統一されていると、見た目がうるさくなくスッキリと感じるので、部屋が広く見える効果が生まれ、背丈の低い家具で揃えると、部屋の狭さを感じにくくさせます。
このようにサロンの雰囲気に合わせたインテリアアイテムを揃えることで、空間全体に統一感が生まれます。
自宅サロンのおすすめインテリアアイテム
ブランドイメージを演出するためのインテリアアイテムにはどのようなものがあるでしょうか。ここでは、おすすめの5選をご紹介します。
おすすめのインテリアアイテム①アロマディフューザー
おすすめのインテリアアイテムとしてアロマディフューザーがあります。香りは空間デザインにおいて五感に働きかけやすく印象に残りやすいので、アロマディフューザーは雰囲気作りにおいておすすめのアイテムです。
アロマディフューザーとは、ハーブや植物から抽出した精油（エッセンシャルオイル）の香りを空間に拡散させる装置です。拡散させる方法には数種類あり、電気を使うもの、熱を必要とするもの、それらを使わずに気化させて香りを広げるものがあります。
アロマディフューザーの商品によって香りの強さ・使用する空間の広さに違いがあります。オイルの使用量なども変わってくるので、コストパフォーマンスとのバランスを考えて使うとよいでしょう。デザインは様々で、加湿器機能がついているものや光るタイプもあります。
これらの特徴を考慮して、雰囲気に合った物を選び、より洗練された空間を作りましょう。
おすすめのインテリアアイテム②テーブル・椅子・棚
自宅サロンのインテリアにおいて、テーブル・椅子・棚などは、大きさ・素材・色使い・デザインが雰囲気を作る上で大切なアイテムです。
これらの家具は目的によってタイプが様々です。例えばテーブルを考えてみると、作業をするためなのか、ソファの前に設置するのかで大きさや高さが変わってきます。
ネイルサロンであれば、お客様が座る椅子は、雰囲気に合わせたデザイン重視にするか、それともゆったりとくつろげる高級なソファタイプにするかなどでお客様が感じる印象にも違いがあります。
棚においても、装飾棚か備品棚かの違いで、置き型にするか壁取り付け型にするのかが変わります。収納する備品によって強度も考慮する必要があるので目的に応じたアイテムを選ぶようにしましょう。
このように大型のインテリアは、視覚の大部分を占めるので実用性も考えながら雰囲気に合ったものを選ぶ必要があります。
おすすめのインテリアアイテム③カーテン・カーペット
自宅サロンにおいて、カーテンやカーペットは雰囲気作りにおいておすすめのアイテムです。カーテンは窓に取り付けるものは、お客様のプライベートも守るためにも外から見えないアイテムを選びましょう。遮光性のカーテンやロールカーテンは特におすすめです。
部屋の中の間仕切り用としてカーテンを使用するなら、アコーディオンカーテン、他にはカフェカーテンやロールカーテン、アジアンテイストや和の雰囲気ならすだれを使用するのもいいでしょう。
また、カーテンだけではなくカーペットはワンポイントとして取り入れると自宅サロンの内装においてアクセントになります。カーペットはアイテムの種類によって柄も素材も種類が豊富にあるので、雰囲気に合うものが探しやすいでしょう。
おすすめのインテリアアイテム④照明
照明のもたらす視覚効果は自宅サロンにおいて雰囲気作りに大切なインテリアアイテムです。例えばラグジュアリーな雰囲気を出すのに、シャンデリアタイプをつけると照明という機能を使いながら雰囲気づくりにもつかえます。
照明は天井からの直接照明の他に間接照明を取り入れる方法があります。スタンドタイプやテーブルの上に置ける小型のタイプなど大きさもさまざまです。サロンが狭めの部屋であれば、足元や低い位置に照明を設置することで、空間の狭さを感じさせない視覚効果もあります。
また色合いも大切です。リラックスできる明かりはオレンジ系の物で、優しい・暖かいを連想させやすいでしょう。このように非日常の空間を演出するのに照明のデザインはお客様にサロンのイメージにつながりやすいポイントの1つです。
おすすめのインテリアアイテム⑤スピーカー
自宅サロンにおいてBGMを流すことは聴覚から雰囲気作りをするため、スピーカーはおすすめのアイテムです。
BGMを流すことのメリットには、雰囲気を演出する他に、外部からの音を消すマスキング効果があるので、意識がサロンの外へ向きにくくすることもできます。BGMを大音量で流す必要は無いので、スピーカーは小型のものでもOK。
BGMの種類は環境によってジャンルを使い分けると効果的です。例えば、リラクゼーションを目的とするサロンならば、ヒーリングミュージックがおすすめです。
ヒーリングミュージックは、脳波をリラクゼーション状態に導く作用があると言われています。比較的ゆっくりとしたリズムで、オルゴール・アコースティックギター・ハープが使用されていることもあります。他、瞑想やマインドフルネスで使われる音や自然の音（波・川・雨など）もヒーリングミュージックです。
自宅サロンにスピーカーをインテリアアイテムとして置き、BGMをうまく利用しながら、非日常空間を演出しましょう。
自宅サロンにおすすめのインテリアショップ3選
ブランドイメージを作るのに必要なインテリアアイテムが決まったときに、どこでインテリアを揃えたらよいのかわからないという人も多いでしょう。ここでは、自宅サロンでインテリアを探している人におすすめのインテリアショップをご紹介します。
インテリアショップ①NOAN
NOAN （ノアン）は、カタログ通販ベルーナが運営する、家具・寝具・生活雑貨などインテリアを豊富に扱うインテリア・家具通販サイトです。人気の家具がお手頃な価格で用意されていてサイズも豊富なのが特徴。
家具を検索するときは家具の種類から探せる他に、リビング用、寝室用など部屋の間取りなども検索条件として設定することができます。家具のテイスト・コーディネートからも探すことができますので、トータルコーディネートをするのであれば特におすすめです。
家具の安全性を担保するために、ベルーナでは安全な商品を届けるために、高いレベルでの社内基準を設定しています。また、第三者検査機関と協力して、JIS規格や業界規格への適合検査をしているので安心できる商品のみを取り揃えています。
NOAN（ノアン）が気になった方は下記サイトをチェックしてみてください。
NOAN（ノアン）ホームページ
インテリアショップ②LOWYA
LOWYA（ロウヤ）は、2006年から家具・インテリアをオンラインで販売するファストインテリアブランドです。ファッションのようにインテリアコーディネートも楽しめるようにと、実店舗を持たず極限までコストカットをしているので、低価格で提供しています。
LOWYAで販売されているアイテムを使ったインテリアコーディネート実例集は、写真がとても洗練されていて、テイストごとに何パターンかあるので参考にしやすいでしょう。さらに、インスタグラムでは購入者がコーディネート写真を投稿しているので、これらを参考にしながら自宅サロンのアイテムを考えてみるのもよいです。
LOWYA ARを利用すると、スマホのカメラで映した空間に3Dデータを実物大で配置できて、購入前に試し置きをしているような体験ができるので、より現実的なイメージが描けるのが特徴。
LOWYA（ロウヤ）が気になった方は下記サイトをチェックしてみてください。
LOWYA（ロウヤ）ホームページ
インテリアショップ③Antiques Midi
Antiques Midi（アンティークス ミディ）は大阪府箕輪市に実店舗があり、2ヶ月に1度フランス・イギリスへ渡り、アンティーク家具やインテリアアイテムを仕入れています。
コンセプトは日常で使えるアンティーク家具で、アンティークの風合いを残しメンテナンスを施したアイテムを取り揃えています。19世紀のナポレオン三世時代のアンティーク家具を多く取り扱っており、今では手に入りにくい高級な材料が使われていて彫刻技術がとても美しいのが特徴です。
商品写真はいろいろなアングルや細部の写真まで何枚も掲載されているので、細部のヴィンテージ感がわかりやすいです。注意点として、Antiques Midi（アンティークス ミディ）で取り扱っている商品は、一点ものがほとんどなので、理想のアイテムが見つかったらすぐ購入をしないとチャンスを逃してしまうことがあります。
Antiques Midi（アンティークス ミディ）が気になった方は下記サイトをみてみてください。
Antiques Midi（アンティークス ミディ）ホームページ
自宅サロンをおしゃれにして落ち着く空間を演出しよう
自宅サロンは部屋の雰囲気、レイアウト、インテリアアイテムに統一感を持たせることで、ブランドイメージが作られます。コンセプトを決めた上でそのイメージを表現しましょう。
家具は色使い・大きさ・デザイン・素材の選択で、空間の演出にさらに効果をもたらします。インテリアアイテムは、視覚以外にも、嗅覚や聴覚にも働きかける物を使い、それぞれからブランドイメージを伝えることが大切です。
細部まで丁寧に作られた自宅サロンは、足を踏み入れた瞬間から非日常の体験ができるはずです。お客様が日々の喧騒から離れ、くつろげる空間があることは、生活の活力になります。
あなたのブランドイメージをしっかり表現して、リピーターになってくれるお客様を増やしてくださいね。
