「サロンワークの作業効率を高めたい」「キャッシュレス対応や自動での売上集計ができるシステムを導入したい」と考えている人も多いのではないでしょうか。そこで、POSレジアプリの導入がおすすめです。
POSレジアプリは、美容業界に限らず飲食店や小売店などでも導入が進んでいます。今回は、POレジアプリの概要や特徴、選び方などを紹介。さらに、6つの人気アプリについて、費用の比較や特徴の解説も行います。
- 紙カルテを辞めたい
- 在庫管理を自動化したい
- レジ締めを楽にしたい
- リピート率を上げたい
目次
POSレジアプリとは?
POSレジアプリとは、店舗で行う会計や集計業務などの機能を1つに搭載したスマートフォン・タブレット・iPadアプリのことです。多機能かつ高性能なアプリで、独自のカスタマイズもできます。
近年、POSレジアプリの普及も増えてきたことで、大規模店舗だけでなく小規模店舗にも導入がされるようになりました。スマートフォン・タブレット・iPadで操作できるため、持ち運びにも特化しています。
POSレジアプリのメリット・特徴|POSレジはこんなに便利!
POSレジアプリには、下記のメリットや特徴が備わっています。
- 顧客管理や在庫管理も兼ねられる
- 予約システムや予約システムサイトとの連携がある
- レジスターを購入するよりも導入費が安い
- データを分析して売上UPに繋げられる
- 複数店舗の管理がしやすくなる
- キャッシュレス決済に対応できる
1つずつ見ていきましょう。
1. 顧客管理や在庫管理も兼ねられる
POSレジアプリを導入すれば、レジ機能以外にも顧客管理機能や在庫管理機能などのサービスが利用できます。在庫管理は、デバイス一台で簡単に在庫のカットや在庫切れのタイミングで増やすなど簡易的に在庫管理が可能です。
また、顧客管理があれば注文した商品や利用歴などを検索することができ、運営状況の把握ができます。
どちらも店舗経営では必須の機能で、作業効率を高めるためには欠かせません。レジ機能だけではなく、顧客管理や在庫管理など作業効率を高める機能が入っていることはPOSレジアプリの特徴と言えるでしょう。
2. 予約システムや予約システムサイトとの連携がある
POSレジアプリは、予約システムや予約システムサイトとの連携ができます。例えば、顧客が予約時によく利用するホットペッパーなどとも連係が可能です。予約した側も店舗側もスムーズに予約システムの利用やキャンセルの確認が簡単にできます。
予約システムや予約システムサイトの連携ができることで、作業中に電話を取る確率が格段に減ります。途中で作業を止めることなく、アプリ上で予約の状況を一目見て理解できるので、予約を簡単に管理したい店舗は導入しておくべきでしょう。
3. レジスターを購入するよりも導入費が安い
レジスターを導入するよりも導入費が安くなることは、POSレジアプリを導入する最大のメリットと言えるでしょう。一般的にレジスターは、1台導入するだけで100万円程度かかってしまいます。
しかし、POSレジアプリは、スマートフォンやタブレット、iPadさえあればインストールして使用することができるので導入費が安く抑えられます。
また、すべてがパッケージされているわけではないため、プリンターやカードリーダーなども最初に揃える必要がなく、タイミングごとに揃えるだけで問題ありません。
POSレジアプリは、使用したい機能に合わせて無料から有料に変更するなど柔軟性が高いことも使用する利点の1つです。
4. データを分析して売上UPに繋げられる
POSレジアプリを導入することで、データ分析をして売上UPに繋げることが可能です。POSレジアプリは、作業をしながらであってもリアルタイムで販売情報や売上分析ができます。
そのため「どの商品がどのタイミングで売れているのか」「顧客の来客が最も多いのはいつなのか」などの確認や分析が可能です。データ分析は、売上アップには欠かせません。
紙ベースで分析を行うよりも、細かくデータが掲載されているPOSレジアプリの方が売上をあげるための施策に説得力が増すため、経営時には欠かせないアプリです。
5. 複数店舗の管理がしやすくなる
POSレジアプリを導入することで、複数店舗の管理がしやすくなります。なぜなら、レジアプリの場合インターネットに繋がっていることが多く、複数店舗のレジアプリを一括管理できるからです。
在庫管理や売上情報を一括に管理できるため、企業成長を考えているなら欠かせないアプリと言えるでしょう。
また、他店舗にイレギュラーが起きたとしてもレジアプリを確認するだけで適切な指示をだせます。状況に合わせて使用できるのは、POSレジアプリの強みです。
6. キャッシュレス決済に対応できる
POSレジアプリの中には、お客様がキャッシュレスで支払えるものもあります。
技術が進んだ現代では、クレジットカード決済はもちろん、nanacoなどの電子マネーやPayPayなどのQRコード決済といったようなキャッシュレス決済が一般的になりました。お客様にとって、決済方法の利便性は店選びの大切なポイントにもなりえます。
POSレジアプリの上手な選び方3つ|最大のポイントは使いやすさ!
POSレジアプリは様々な種類があり似たような機能も多いため、どれを選べばよいか迷ってしまう人もいるかと思います。
レジアプリの選び方で1番重視するポイントは使いやすさです。ここでは、下記の3点を紹介します。
- 無料アプリと有料アプリの違いに注目
- 使いたい機能が揃っているか
- 誰でも使いやすいかどうか
選び方を知っておくことで、POSアプリを有効的に活用できます。その結果、効率アップにもつながるため、知っておきましょう。
1. 無料アプリと有料アプリの違いに注目
初めに、無料アプリと有料アプリの違いに注目しましょう。POSレジアプリは、初期費用と月額使用料がかかるため、アプリを選ぶときは無料と有料それぞれの利点を抑えて選ぶ必要があります。ここからは、無料アプリと有料アプリの特徴や費用相場について紹介します。
・無料アプリの場合
無料アプリの場合、手元にアプリを操作できるデバイスさえあれば使用できます。とはいえ、レシートを印刷するためのプリンターや決済端末、カードリーダーなどのアプリ操作以外の機械費用は必要です。
無料アプリですので、機能も完璧に揃っているわけではありません。また、初期費用はかからなくても月額費用がかかってしまうPOSレジアプリも存在します。
無料アプリの利用前は「費用がどこまでかからないのか」「どういった機能を使用できるのか」について下調べしておきましょう。
・有料アプリの場合
有料アプリの初期費用相場は、1円〜数十万円程度です。有料アプリの場合も、初期費用以外に機械費用や月額費用などがかかります。事前に導入して使用できるまでにどれくらいの費用が必要になるのか下調べを行いましょう。
無料アプリと比べると手が出しにくい有料アプリですが、格段にアプリの性能や機能の豊富さが異なります。導入前に「機能と目的が一致しているのか」を確認する必要はありますが、有料アプリの導入は特におすすめです。
2. 使いたい機能が全てそろっているか
POSレジアプリを選ぶときは、店舗に導入したときに使いたい機能が揃っているのかを確認しましょう。POSレジアプリには、下記のようにさまざまな機能が搭載されています。
- ポータルサイト上の予約一括管理
- データ分析
- 会計や精算
- 売上レポート
- 権限管理
- 外部システムとの連携
- メッセージ配信
- CSVデータ出力
アプリによって使いやすさや特化している機能が異なるため、事前に使いたい機能が揃っているのかどうかを確認しておくことが大切。
導入後に後悔しないためにも、キャッシュレス決済に対応しているのかや、レシート・領収書が出せる機能がついているのかなど、使いたい機能が揃っているかチェックしてください。
3. 誰でも使いやすいかどうかは大きな基準点
POSレジアプリを選ぶ際、誰でも使いやすいかどうかを基準にして選ぶとスムーズに導入ができます。POSレジアプリは、アプリ責任者のオーナーや店長のみが使用するわけではありません。社員やアルバイトなど様々な人員が使います。
もし、一部の人しか使えないアプリを導入してしまうと下記のようなトラブルが発生する場合も。
- 難しいがあまり、むやみやたらに操作してデータを消去してしまう
- 一部の人しか操作できないので、作業を止めて対応しなくてはいけない
データ消去や作業効率化の低下につながるため、選ぶときは誰でも使いやすいかどうかを大きな基準としてアプリを導入しましょう。
POSレジアプリを選ぶときの注意点|盲点となりやすい部分
POSレジアプリを導入する際は、注意点を頭に入れておくことも大切です。そこで、見落としがちな3つの点について解説します。
キャッシュレス決済はどの決済方法に対応しているのか
キャッシュレス決済と一口にいっても実に多くの種類があり、アプリによっては対応できる決済方法が少ない場合もあります。
クレジットカード1つ取っても、VISA・Master・JCBなどさまざまなものが存在。コード決済にもPayPayやd払い、メルペイなどいろいろなタイプがあります。
そのため、対応可能な決済方法が何かをチェックすることはもちろん、種類が豊富なものを選ぶのがおすすめです。
使える機能や範囲は十分か
特に無料で使えるアプリの中には、管理できる顧客数に上限があったり十分なデータ分析機能が使えなかったりすることがあります。
使い始めて「こんなはずではなかった」という事態にならないように、検討している段階でどんな機能をどの程度使えるかということを確認しておかなければなりません。
初期費用や月額費用、準備費用でどれくらいかかるのか
POSレジアプリには無料で使えるものもありますが、導入時や使い続ける際に費用がかかるタイプも多いです。
そのため、自店に必要なアプリのスペックを確認した上で、初期費用・周辺機器を含めた準備費用・ランニングコストを合わせてどのくらいの費用がかかるのか、前もってしっかり理解しましょう。
人気のPOSレジアプリ6つの価格比較
数あるPOSレジアプリの中でも特に人気の高い6つの種類を例に取り、価格を比較しました。表にまとめたので、検討するときの参考として役立ててください。
人気のPOSレジアプリ、それぞれの機能と特徴を紹介
つづいて、前章で価格を比較した6種類のPOSレジアプリには、どんな特徴や機能があり、どのキャッシュレス決済に対応しているかを紹介します。
1.A’staff Cloud Smart
A’staff Cloud Smartは、予約管理システム「リザービア」との連携が強化されたPOSレジアプリ。直感的にわかりやすい電子カルテ・あらゆるセグメントの分析による最適化されたDM送信・予約の一元管理など、便利な機能を豊富にそろえています。
クレジットカード決済端末と連携することにより、VISAやDinersなどのクレジットカードのほか、iD・PASMOなどの電子マネーや楽天ペイ・auペイなどのコード決済も利用可能です。
2.Square
Squareは、初期費用や月額利用料無料で使えるPOSレジアプリ。スマホ非対応やAndroid不可のアプリも多い中で、iOS・Androidいずれのタブレットやスマホにも対応しています。
日別・商品別のほか、支払い方法別や従業員別など、経営に役立てられる売上分析方法が豊富なことも特徴です。クレジットカードや電子マネー、PayPayといったキャッシュレス決済を利用できます。
3.Airレジ
Airレジは、Squareと同じく初期費用・月額利用料が不要のPOSレジアプリ。Android端末は使えませんが、iPhoneやiPadがあれば気軽に使い始めることができます。
シンプルで操作しやすく、売上の集計や分析は自動。AirペイなどのAirシリーズ、他社の会計ソフトなどとも連携可能です。Airペイを併用すれば、豊富な種類のクレジットカード・電子マネー・コード決済も利用できます。(※決済ごとに所定の決済手数料が必要)
4.スマレジ
スマレジは、無料プランを含めて5段階の契約プランが設けられているPOSレジアプリ。無料でも基本的なPOSレジ機能は使えますが、顧客管理や複数店舗の管理などができません。無料で始めて、経営が軌道に乗ったら有料プランを検討するという方法もあります。
別途決済サービスに申し込むことで、クレジットカード・電子マネー・コード決済によるキャッシュレス決済に対応することが可能です。
5.STORES
STORESは、iPadがあれば無料で始められるPOSレジアプリ。iPhoneやAndroid端末には対応していないため、iPadの準備が必要です。初心者でも使いやすい画面設定で、期間別・カテゴリ別などで売上分析を行えます。
別途キャッシュレス決済機能と連携すれば、クレジットカードや電子マネー、中国のWechat Payも利用可能。STORESが提供するネットショップや予約サービスとも連携できます。
6.CASHIER
CASHIERは、無料プランのほか2種類の有料プランを備えたPOSレジアプリ。対応するハードウェアの購入(79,800円~)が必要ですが、契約金などは発生しません。
無料プランでは、複数店舗の登録不可、商品登録200点まで、データ保存期間は100日間までといった制限があります。しかし、無料の場合でも、豊富な売上集計やオフラインでも利用できる点などメリット多数。
キャッシュレス決済は、決済サービスとの連携を行うことによって利用でき、クレジットカードやQRコードでの支払いに対応できます。
美容室・サロンで導入するなら予約システムと連携できるものがおすすめ
美容室やサロンでPOSレジを導入するなら、予約システム「リザービア」と連携できるマルチデバイス対応の「A’staff Cloud Smart」をおすすめします。そこで、美容系サロンに特化した予約システムとしてリザービアについて紹介しましょう。
集客できる予約管理システム「リザービア」
リザービアは、美容室・サロンに特化した機能を擁する予約管理システムです。「集客できる予約システム」として、日本全国で5,000店舗以上に導入されています。
リザービアが集客に役立てられる理由やおすすめの理由を以下で解説するので、自店に活用できる面がないかどうかチェックしてみてください。
集客につながる連携機能が豊富
リザービアでは、「Googleで予約」の機能や、API連携による自社サイト経由の予約は基本機能として利用可能です。また、オプションでLINEらも予約導線を作れます。
そのため、GoogleやSNSでの投稿・検索などで集客し、そのまま予約に結び付けることが可能。予約システムでありながら、美容室やエステサロン、整体院などの集客・予約に役立ちます。
圧倒的な導入実績と手厚いフォロー体制
前述のように5,000店舗以上もの導入実績があり、使いやすさと信頼はお墨付き。さらに、導入前後のフォローが手厚いため、予約システムの導入が初めてで不安を感じる人も、安心して相談できます。
なお、実際にリザービアを導入している店舗の成功事例が下記に掲載されているので、ぜひご覧ください。
成功事例
- 紙カルテを辞めたい
- 在庫管理を自動化したい
- レジ締めを楽にしたい
- リピート率を上げたい
POSレジアプリは自店の店舗運営に必要な機能搭載のレジアプリを選ぼう
POSレジアプリには多くの種類があります。種類によっては、無料で導入できるなど費用を抑えられ、デバイスにインストールするだけですぐに使えるため便利です。また、持ち運べる・電子カルテとしても使えるなど、機能面も多彩。接客や顧客管理も効率化できます。
アプリごとに費用や使える機能なども異なるため、自店に合ったものを選んで活用してください。
また、予約管理にお悩みのサロンは、POSレジアプリとともにリザービアの導入もおすすめです。サロンワークに役立つ機能が満載なほか、集客面もサポートします。