リラクゼーションに関するサロンのジャンルが多様化するなか、フットケアに興味があり、自分でサロンを開業してみたいと考える人もいるのではないでしょうか。
そこで、フットケアとはどんな施術で、店舗を開業するにはどうすればいいのかを理解しましょう。あわせて、資金の調達法や開業を成功させるためのコツなども解説します。
まずは資料をご覧ください
目次
フットケアとは?
フットケアとは、足指・足裏にできたタコやウオノメ、巻き爪、かかとの乾燥、むくみなどの足のトラブルに対し、皮膚の厚い部分を取り除いたり爪を切ったりして改善や予防を目指すケアのこと。
フットケアを行うサロンでは、さまざまなトラブルに対応する施術を行っています。
フットケアの重要性とサロンの需要
足の悩みやトラブルを抱える人は多く、フットケアは足の健康を保つために重要です。そのため、悩みに応えるサロンの需要も高まっています。
フットケアサロンを開業するまでの流れを紹介
ではここから、フットケアサロンを開業するまでの流れを見ていきましょう。
1. サロンのコンセプトを決める
フットケアには美容目的や予防目的、医療目的のものが存在します。医療は医師や看護師などの特別な資格が必要なため別として、どんなフットケアをメインで提供したいのか、まずはサロンのコンセプトを決めましょう。
2. 営業形態を決める
コンセプトが定まったら、営業形態を決めます。以下で3つの主な営業形態を押さえましょう。
自宅サロンで開業する
自宅の一部でサロンを開く形態です。費用を抑えやすいというメリットがある一方、生活感を出さない工夫が必要です。また、賃貸物件の場合は営業目的では使えない可能性があることにも注意してください。
貸店舗で開業する
貸店舗を契約して開業する方法。メリットは立地のよい場所を選べる点ですが、初期費用や家賃が高くなる可能性があることと、競合の存在には注意が必要です。
フランチャイズで開業する
フランチャイズに加盟して開業する方法もあります。本部からのサポートがあり、商標を借りられ、技術や経営ノウハウなどを教えてもらえることが大きなメリットです。しかし、加盟料や毎月のロイヤリティが必要なことには注意しましょう。
3. 開業資金を集める
前項の営業形態や規模などによって開業にかかる費用が異なるため、自分に合った資金を用意しましょう。物件の取得・内装・設備・宣伝などに費用が必要で、目安は下記の通りです。
4. 必要な備品などを購入する
フットケアサロンの施術や運営に必要な道具・備品も準備しなければなりません。下記のようなものがあります。
- フットケアマシン
- 施術用のクリームなど
- フットバス
- 椅子
- 足用パッド
- 足の爪のケア用品
- タオル
- パソコン・スマホ
- 衛生用品 など
抜けや漏れがないようにそろえましょう。
5. 集客方法を選ぶ
開業前から集客を始めることも重要です。SNSやホームページなどでのWEB集客や、周辺エリアへのチラシ配布など、サロンに合った方法で集客を行います。ターゲットへの認知度を高めるために、いろいろな方法で工夫してアプローチしましょう。
6. 必要な手続きをする
開業して1ヶ月以内に、管轄の税務署に開業届を出しましょう。確定申告時に所得税の控除を受けるための「青色申告承認申請書」も、あわせて提出するのがおすすめです。
青色申告をすると、55万円(要件を満たすと65万円)または10万円の控除を受けられ、節税に役立つでしょう。
引用元
個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁
所得税の青色申告承認申請手続|国税庁
青色申告特別控除|国税庁
資金調達の方法とは?
前章の3でお伝えした開業費用は、高額になりがちです。そこで、資金を調達するための方法を知っておきましょう。
1. 貯蓄を利用する
まず思いつくのが、これまで貯めてきた自分の資産を使う方法でしょう。すべてをまかなうのは難しいかもしれませんが、開業という夢のためにコツコツ貯金してきた人も多いはず。自己資金をなるべく多く用意することで、融資を受ける際の審査にも有利になります。
2. 親族から借りる
親・兄弟姉妹・親戚など、血縁者から借りる方法もあります。自分の夢を応援して貸してくれる人が身近にいると、非常に助かる上に心強いものです。
3. 融資を受ける|日本政策金融公庫
フットケアにかかわらず、開業時に多くの人が利用するのが、金融機関などからの融資です。
一例として、日本政策金融公庫の「新規開業資金」は、低金利かつ比較的受けやすいものとして有名なもの。しっかりと事業計画を立てており、計画通り遂行できうると認められると、7,200万円(うち運転資金4,800万円)を限度に借り入れができます。
引用元
新規開業資金|日本政策金融公庫
備品をできるだけ安く購入するには?
フットケアサロンの営業に必要な道具や備品をできるだけ安く抑えたいと考える人も多いはず。そこで、なるべく費用をかけずに用意する方法があります。
1つはアウトレットや通販での購入。一般の店や業者などに比べて安めの傾向があり、思わぬ低価格での販売や掘り出し物の発見などにも期待できるかもしれません。
もう1つはリースを利用する方法です。ランニングコストはかかりますが、高額な初期投資が不要なため助かるでしょう。
フットサロン開業を成功させるポイントとは?
ここでは、フットサロン開業を成功させるポイントをチェックしていきましょう。
1. 集客の仕組みを作る
新規客だけでなくリピーターも増やせるような集客の仕組みを作ることは、サロン経営において非常に重要です。ターゲットやニーズに合った集客ツールをうまく利用して、初回利用や再来店を促しましょう。
キャッシュレス決済もおすすめ
お客様の利便性を考え、キャッシュレス決済を導入するのもおすすめです。コード決済やクレジット決済の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
2. 競合店との差別化を図る
エリアによっては競合が多いこともあります。近隣のフットケアサロンを研究し、自分ならではの強みを持ったり自店にしかないメニューを打ち出したりして、差別化することが大切です。
3. 経営に関する知識をつける
開業後に利益を出していくには、経営や経理についての知識が不可欠です。きちんと利益を残すため、技術のスキルを磨くだけでなく、経営や経理の勉強もしてしっかり知識をつけましょう。
税理士などプロにお願いするのもおすすめ
経理に関しては、会計ソフトを使うほか、税理士のようなプロに依頼するのもよい方法です。税金対策や確定申告などに詳しいので、うまくサポートしてもらえるでしょう。
フットケアサロンを開業するには資格は必要?
フットケアサロンを開業する上で、何らかの資格は必須ではありません。しかし、資格を持っておくと、正確な知識や技術が身につく・お客様の信頼が得られるなどのメリットがあります。資格の例を挙げるので、興味がある人は取得してみてください。
東京フットケア協会|フットケアマスター
おすすめ資格は、東京フットケア協会の「フットケアマスター」です。「角質ケアプロフェッショナル」「ネイルケアプロフェッショナル」「巻き爪ケアプロフェッショナル」という3つのコース課程を全て修了することで取得できます。
まさにフットケアのプロの資格といえるでしょう。
引用元
資格認定制度|一般社団法人東京フットケア協会
角質ケアの資格取得スクールの概要、料金のご案内|一般社団法人東京フットケア協会
ネイルケアの資格取得スクールの概要、料金のご案内|一般社団法人東京フットケア協会
巻き爪ケアの資格取得スクールの概要、料金のご案内|一般社団法人東京フットケア協会
集客に力を入れたいならリザービアがおすすめ
フットケアサロンの開業には、ネット予約の導入と集客を同時に行えるサロン向け予約管理システム「リザービア」がおすすめです。以下で集客に役立つ機能を紹介します。
Googleで予約|Google検索から予約へ誘導
「Googleで予約」は、Googleで店を検索した際に表示される「Googleビジネスプロフィール」から予約を入れられる機能。
店舗の詳しい情報や写真などを載せられ、口コミ投稿もしてもらえるので、自店のプロフィールを見て気になった見込み客にそのまま予約してもらえます。
関連ページ
LINE連携予約|自宅サロン開業におすすめ
LINEアプリから予約を受け付けられる、「LINE連携予約」というオプション機能もあります。幅広いLINE利用者層にリーチでき、予約までのハードルが低いことがメリット。住所をあまり明かしたくない、自宅サロンの開業者にもおすすめです。
関連ページ
メッセージ自動配信|リピート率UPに役立つ
前もって設定したメッセージを自動で送れる機能もあります。リマインドメールでドタキャンを防止できる・再来店促進メールでリピート率UPにつながるなどの点がメリットです。
関連ページ
【導入事例紹介】フットバランス
リザービアを導入しているフットケア店「フットバランス」様からは、リザービアを導入した結果、お客様の予約利便性が上がった・電話予約が減り施術に集中しやすくなった・リマインドや再来店促進がしやすくなったなどの点を喜んでいただいています。
スタッフの業務負担が減り、お客様も予約しやすくなって、一石二鳥のようです。
引用元
まずは資料をご覧ください
リザービアでフットケアサロンの経営をスムーズに
今回は、フットケアサロンを開業するときの流れや成功のポイントなどを解説しました。やるべきことは多いですが、自分の店を持つことはとても楽しみなもの。サロン経営では予約管理や集客も欠かせないポイントなので、開業時からのリザービアの導入がおすすめです。