美容室の運営で、インスタグラムやLINE公式アカウントを活用している方も多いのではないでしょうか。
SNSはそれぞれに特徴があり、アカウント同士を連携することで利便性を高めることができます。
今回の記事では、インスタグラムとLINE公式アカウントの連携について、連携方法やメリット、連携する際の注意点をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
インスタグラムとLINE公式アカウントを連携する機能はない
美容室の集客をアップさせるために、複数のSNSを利用している方も少なくないでしょう。SNSのなかには、お互いを連携して使うことで、より便利に集客に活用出来るものがあります。
たとえば、Facebookとインスタグラムを連携すると、2つのSNSで同時投稿やインスタ広告の出稿、インスタグラムのショッピング機能を使うことができます。
しかし、インスタグラムとLINEは直接連携することができません。現時点でインスタグラムと連携できるものは、FacebookやTwitterなどです。
インスタグラムとLINEアカウントを連携するにはどうすればいい?
美容室のアカウントを運用している方のなかには、インスタグラムからLINE、もしくはLINEからインスタグラムへユーザーを誘導したいと考えている方もいるかもしれません。直接連携はできませんが、シェア機能を利用する方法が4つあります。
順番にご紹介していきます。
1.インスタグラムのプロフィールにURLを挿入する
インスタグラムは、プロフィ―ルページにURLをひとつ挿入することができます。プロフィールページに美容室の公式ラインURLを挿入することで、そこからユーザーはLINE公式アカウントへ飛ぶことができます。
LINE公式アカウントのURLは、アプリまたはブラウザで公式LINEを開き、ホーム画面の「プロフィール」から確認しましょう。
URLが確認できれば、それをコピーしてインスタグラムアプリを開きます。アカウント画面の「プロフィールを編集」をタップして、リンク欄にURLを挿入します。ウェブのインスタグラムでは、リンクを挿入することができませんので注意してください。
また、インスタグラムにLINE公式アカウントのURLを挿入すると、一部のユーザーにおいて警告文が表示される場合があります。警告文が表示されると、それを見たユーザーは警戒してしまい、LINE公式アカウントを開かない可能性があります。
そのため、警告文が表示される場合は、次の方法を試してみてください。
2.lit.linkを使用する
インスタグラムのプロフィールページは、ひとつしかURLを挿入することができません。美容室では、LINE公式アカウントのほかにツイッターや美容室のホームぺージなど複数のURLを持っていることでしょう。
複数のURLをインスタグラムのプロフィールページに挿入したい場合は、lit.link[※1]がおすすめです。
lit.linkとは、複数のリンクをまとめてページを作成するサービスです。
lit.linkで作成したページURLをインスタグラムのプロフィールページに挿入することで、それを開いたユーザーは、その中に挿入されているリンクへ飛ぶことができます。lit.linkは無料で利用できるため、活用してみてください。
3. ストーリーズにLINE公式アカウントのURLを貼り付ける
インスタグラムには、スライドショー形式で画像や動画を投稿できるストーリーズ機能があります。このストーリーズ機能では、リンクを挿入することができるほか、プロフィールページにストーリーズを固定で表示(ハイライト)することが可能です。
ストーリーズに美容室のLINE公式アカウントのリンクを挿入する際は、ユーザーがリンクへ飛んでくれるように、限定情報やキャンペーンの告知など、ユーザーが美容室に興味をもつ内容を盛り込んでおくといいでしょう。
4.LPや自社サイトにURLを挿入する
これまでに紹介した方法は、インスタグラムからLINE公式アカウントへ直接誘導するためのやり方でした。
インスタグラムとLINE公式アカウントをつなげる別の方法として、インスタグラムから美容室のホームページへ飛んでもらい、そこからLINE公式アカウントへ誘導する手段があります。
インスタグラムは主に画像や動画を用いて美容室の魅力をユーザーへ伝えます。
興味を持ったユーザーがインスタグラムからLINE公式アカウントへ移動し、登録してもらえる可能性がある一方で、画像や動画だけでは美容室の詳しい情報がわからないなど、LINE公式アカウントを訪れないユーザーも少なからずいるかもしれません。
そのようなユーザーにLINE公式アカウントへ訪れてもらうために、まずはインスタグラムの画像や動画で興味を持ってもらい、ホームページへ誘導してから美容室の情報や魅力を伝えて、LINE公式アカウントへの登録を促すといいでしょう。
LINE公式アカウントからインスタグラムへ誘導するためには?
LINE公式アカウントは、追加したユーザーのみに美容室の情報を発信します。この公式LINEに追加しているユーザーは、リピート客やそうでない顧客などさまざまでしょう。
再度美容室を利用してもらう、もしくは追加はしているものの一度も美容室を利用していないユーザーに予約をしてもらうために、インスタグラムの投稿を通じて魅力を伝えたいと考えている方もいるかもしれません。
そこで、LINE公式アカウントにインスタグラムのURLを挿入する方法をご紹介します。
SNSプラグインで設定する
LINE公式アカウントのSNSプラグインを使用することでリンクを挿入することができます。設定方法の手順をご紹介します。
- ウェブまたはアプリでLINE公式アカウントを開く
- 管理画面上部の「プロフィール」をクリック
- 左下の「+追加」をクリック
- 「SNS」を選択してインスタグラムのアカウントURLを挿入
上記の手順に沿って行うことでLINE公式アカウントのホーム画面にインスタグラムのアイコンが表示され、そこからインスタグラムへ飛ぶことができます。
メッセージ機能を用いてURLを送る
LINE公式アカウントを用いてインスタグラムへ顧客を誘導するもうひとつの方法は、メッセージにインスタグラムのURLを送ることです。
すでにLINE公式アカウントのメッセージを使い、美容室のコラムやキャンペーン情報などを発信している方もいるかもしれません。メッセージ機能を用いてインスタグラムのURLを発信することで、リンク先へ飛んでもらえる可能性があります。
インスタグラムのアカウントがあることを認知してもらうために、URLを送信して投稿を見てもらうように促してみてはいかがでしょうか。
LINE公式アカウントとインスタグラムを併用するメリット
美容室の運営において、LINE公式アカウントとインスタグラムの2つの管理は手間がかかるでしょう。投稿内容を考えたり、投稿用の画像や動画の準備など所有しているSNSが多いほど、作業や管理に時間がかかります。
しかし、LINE公式アカウントとインスタグラムを使うことにはメリットがあります。得られるメリット2つとLINE公式アカウントとインスタグラムそれぞれの役割をご紹介します。
幅広いユーザーに訴求することができる
SNSはそれぞれ特徴が異なり、利用ユーザーの割合も異なります。
総務省が公表した「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を参考にすると、インスタグラムの利用率は、男性よりも女性の方が高く、年代別で見ると10代と20代の利用率が高いです。
また、LINEは国内で年代問わず幅広いユーザーを獲得しており、その数は9,400万人以上です。
そのため、インスタグラムのみの活用では若い世代のユーザーは獲得できるもののそれ以外のユーザー数は少なくなるかもしれません。
幅広いユーザーに訴求したいと考えている美容室にとってLINE公式アカウントとインスタグラムを併用することはメリットがあるといえるでしょう。
複数の方法で宣伝ができる
美容室がLINE公式アカウントとインスタグラムを併用するもうひとつのメリットは、複数の方法で宣伝することができる点でしょう。インスタグラムは、画像や動画を投稿することでインスタグラムを利用しているユーザーに対して視覚的に美容室を宣伝することができます。
一方で、LINE公式アカウントは、アカウントを追加した顧客へ向けた配信のほかに1対1でのメッセージを基本とします。LINE公式アカウントとインスタグラムそれぞれの特徴を活かすことで施策に応じた宣伝が可能になります。
LINE公式アカウントの役割
LINE公式アカウントは追加ユーザーへの一斉送信や1対1のやりとりで役割を果たします。そのほかにも、リッチメニューを用いることで、トーク画面上に美容室の予約・メニュー・所在地・Q&Aを表示させることができます。
LINEを利用しているユーザーは連絡手段として毎日利用している場合が多く、接触する頻度が高いため、美容室の予約を促すことで利用される可能性が高まるでしょう。
インスタグラムの役割
インスタグラムは、美容室の存在をユーザーに認知してもらうために役割を果たします。画像や動画をメインに投稿することができるSNSで、24時間限定で公開できるストーリーズや最長1時間の動画が投稿できるインスタグラム動画といった機能もあります。
特に美容室は、ヘアアレンジやカラーの魅力をユーザーに伝えることが大切であるため、文章ではなく、画像や動画をメインとするインスタグラムで訴求することが認知拡大、そして美容室の集客に役立つでしょう。
インスタグラムとLINE公式アカウントの連携やSNS誘導の際の注意点
インスタグラムとLINE公式アカウントは直接連携することができないため、リンク挿入などをしなければいけません。次に連携やSNSなどへ誘導する際の注意点をご紹介します。
インスタグラムの投稿のURLを挿入してもリンクにならない
インスタグラムの投稿を見てみると、投稿のテキスト部分にURLが記載されている場合があります。テキスト内にURLを記載することに問題はありませんが、それを見たユーザーがURLをタップしても、そのページへ飛ぶことができません。
美容室の集客を目的に予約ページやホームページ、LINE公式アカウントへ誘導したい場合は、記事の前半部分でご紹介したインスタグラムにリンクを挿入する方法を参考にしてください。
しつこく誘導をしないようにする
美容室の集客をアップするために、予約ページやLINE公式アカウント、SNSなどへ誘導を促すことは必要です。しかし、投稿やメッセージの度に誘導してしまうと、それをいつも見ているユーザーからの心象を損ねてしまうかもしれません。
過度に誘導をするのではなく、割引などのキャンペーンなどタイミングを図りながら行うようにしましょう。
集客アップをするなら予約連携システムを活用することがおすすめ
美容室がSNSやLINEを活用することで多くのユーザーへ向けて、サービスの良さや店舗の魅力を訴求することが可能です。
しかし、実際にSNSやLINEを使ってみると、それぞれの媒体からバラバラに入る予約管理などに時間がかかり、業務が増えてしまうことに悩んでいる方も多いかもしれません。
そういった方は、予約連携システムの導入を検討してみるといいでしょう。予約連携システムを活用することでSNSやウェブサイトからの予約を自動で管理できるため、業務が効率化され、集客アップも期待できます。
美容室の集客に必要な機能を備えている予約システム「リザービア」
「リザービア」では、美容サロンへ向けた予約連携システムを提供しています。「リザービア」の予約連携システムを活用することで、予約データの自動集計やメッセージ自動配信など、美容サロンに役立つ機能を多く備えています。
また、オプション契約により機能を追加することで、予約システムをインスタグラムやLINEと連携することができます。各種利用できる機能をご紹介しますので、ぜひご確認ください。
LINE連携予約オプション
LINE連携予約オプションは、ユーザーが新たにアプリをダウンロードする必要がなく、かんたんに設定することができます。さらに、予約を受けると通知されるほか、リマインダーやキャンセル通知にも対応することができます。
予約連携システム「リザービア」とインスタグラム連携予約、LINE連携予約などのオプション機能を安心して利用していただくために、導入前に研修や勉強会を行っています。予約連携システムが気になる方は、まずホームページをご確認ください。
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インスタグラムとLINE公式アカウントを上手く活用してユーザーへ訴求しよう
今回の記事では、インスタグラムとLINE公式アカウントの連携についてご紹介しました。インスタグラムとLINE公式アカウントは直接連携ができないものの、リンクを挿入することで、ユーザーを誘導することができるでしょう。
また、インスタグラムとLINE公式アカウントを併用して活用することで、複数の方法でユーザーへ訴求することができるメリットがあるのに対して、作業や管理などに手間がかかるというデメリットがあります。
予約連携システムを導入することで、予約に関する業務が自動化され、インスタグラムやLINE公式アカウントからの予約対応にかかる手間を減らすことができます。予約連携システムを導入して、インスタグラムとLINE公式アカウントを上手く活用しましょう。
※1:lit.link
引用元
総務省:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
LINE for Business:LINE公式アカウントの機能
LINEキャンパス:LINEのユーザーはどんな人?
Instagram for Business: Instagramを使ったマーケティング